エヴァで801するスレat EVAエヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト884:鬼畜ケンスケ 06/05/11 20:35:39 おそらく男はシンジがここの所、ずっと学校に行かずそのへんで時間を潰していたのを 知っているのだろう。 何故自分にそんなにまで拘るのだろうという疑問が、シンジの不快感に拍車をかけていた。 「離せったら!」 シンジはそう怒鳴ると勢いに任せて男の手を振り払う。それから立ち上がると、隣の車両に 向かってすたすたと歩き出した。これ以上この男と一緒に居るのはもう御免だったからだ。 だがその後ろを懲りずについてくる気配がして、シンジは深い溜息をつく。 「…何で僕に構うんだよ」 足を止め、振り返る。シンジの言葉に男は少しだけ嬉しそうににやりと笑うと、そのまま シンジの腕を取った。 「お前みたいに可愛いの、ほっとく手はないだろ」 その言葉にシンジは再び眉を寄せる。 結局この男もまた、自分の器にしか興味がないのだという事を思い知らされた気がして、 シンジは情けない思いがした。 『先生と同じだ、こいつも』 落胆が心を支配し、シンジは少しだけ自分の感情に驚いて、それから苦笑する。 自分の中にほんの少しだけ存在していた、期待のようなもの。この男がもしも、自分自身に 興味を持っていてくれたなら。 ひょっとしたら自分は、この男に着いて行ったのかも知れないと、その事に気づかされて。 シンジは未だ、寂しさの鎖から抜け出す事は、出来ていなかったから。 『でも僕はもう、抵抗さえ出来なかった幼い子供じゃない』 シンジは男に向き直ると、やんわりと男の手に自分の掌を重ねると、自分の腕から外させる。 それからタイミングを計るように窓の外に目をやると、男に向かってにっこりと微笑みかけた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch