エヴァで801するスレat EVAエヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト835:鬼畜ケンスケ 06/04/05 18:50:01 屑折れるように倒れこむシンジの身体を抱きとめながら、ケンスケは自嘲気味な笑みを漏らした。 シンジの言葉が己の心に突き刺さる。 自分は確かに、彼になりたいと思っていた。トウジが彼を見つめるその姿に、嫉妬していた。だから 腹が立った。そうではない自分自身に。 だが、それは。 「お前も同じだよ、シンジ」 荒い息の中で、シンジは彼の言葉に耳を澄ませる。 「俺だけを見てるなんて言っても、お前にとって俺はただの『初めての奴』にすぎないだろ。初めて 自分を欲しいと言った奴だから、だからお前は俺に堕ちたんだ」 その言葉にシンジの身体がびくりと震える。 「俺もパパは一緒に暮らしてるって言っても、毎日帰りは遅いし俺が何してても、関心ないってカンジ。 こうして家を何日も空けても怒られた事なんか一度だってない」 ケンスケの言葉にシンジは驚いたように起き上がって彼を見つめた。その表情にケンスケはふ、と 笑みを漏らす。 「見て欲しかったんだよなあ、誰かにさ。お前もそうだろ?」 こくりと頷くシンジの身体を、ケンスケは今までになく優しく抱きとめた。 「バカみたいだな。慰めあってるだけじゃん俺達」 「………うん」 好きだとかいう感情の前に、自分達には己を支える根すら持たなかった。だからもたれ合う様にして 互いを支えるしかなかったことに気付き、どちらともなく二人は涙を流す。 それが分かったからとて、二人にはそれをどうすることも出来なくて。互いに慰めあう以外の術も 知らなくて。 彼らはそれでもただひたすらに、抱き合い涙を流し続けるより他になかった。 大きく開いた彼らの空洞は、未だ、埋まらない。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch