エヴァで801するスレat EVA
エヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch629:612
06/01/19 20:24:42
 「はあ…これがワシのエヴァか…ごっついのぉ」
 トウジは三号機を見上げながら誰に聞かせるともなくそう呟いた。
 起動実験に呼ばれた彼は、あのままこの事実を誰に話すこともなくリツコに呼ばれるまま、
この松代向かっていたのだ。
 勿論、それはシンジにも。
 隠したことに特に深い意味はなかった。ただ彼のことだから、自分がエヴァのパイロットに
なったことを告げればこの実験のこともひどく心配してしまいそうだったから、だから全て終わって
自分がちゃんとエヴァに乗れるということ、シンジの頼りになる仲間として戦力になれるのだと
いうことをきちんと証明してから告げようと。
 そう、思ったからに過ぎなかった。
 「鈴原君、緊張してる?大丈夫よ今日は単なる起動実験だから」
 そんなトウジに声をかけたのは、彼の緊張を解そうとなるべくにこやかに微笑んだミサトだった。
 「大丈夫ですわ。ああそうや、ミサトはん…センセの親父さんて、どんなお人や?
 司令官なんやろ?」
 突然そう訊ねる彼に目を丸くしながら、ミサトは苦笑いしながら答える。
 「碇指令ねえ…顔は全然似てないわ。怖くて、冷徹な人。何考えてるか良く分からないのよね。
 でもシンジ君ともちょっと似てるかも。彼の素直でなくて、ひねくれてて。ちょっち人付き合いが
 苦手みたいなところは指令に似たのね多分」
 その言葉にちょっと意外な気になりながらも、出会ったばかりの頃のシンジの姿を思い出し
合点がいったようにトウジは頷いた。
 「そっか…14年間親戚の元に預けたまんま会いにも来なかった言うてたもんな…」
 「そうね。こっちに呼んだ時も一緒に暮らしてあげればいいのに、一人暮らしさせようとするんだもの。
 あきれてモノも言えないわ。進路の事だって私に任せっぱなし。あれでよく父親面できるわよね。
 …あ、それさえしてあげてない、か。親は選べないけど、シンジ君もとんでもない人の所に
 生まれちゃったわよね。同情するわ」

 ミサトの言葉にトウジの心がずきりと痛む。

630:612
06/01/19 20:26:36
 『初めてなんだよ…父さんが、僕のこと見てくれたのは』

 シンジのあの言葉が、本当に彼の心からの本音であったことを知り、トウジは彼にすまない
気持ちでいっぱいになった。それから改めてゲンドウへの怒りがむらむらと湧き上がる。

 『センセにあんな顔させて、都合のええときだけ弄んで…ワシはそんなヤツ絶対認めへん。
 待っときやセンセ、これからはワシがずっと傍に居たる。このエヴァでいつだってセンセを
 守ってやる。これが終わったらあんな親父はんの事なんか、思い出さなくなるまで抱きしめて
 やるんや。センセがもう寂しくないように』

 きりと再びエヴァを見上げ、トウジはミサトに向き直る。
 「さ、ちゃっちゃと実験済ませてしまおうかいのお!この、鈴原トウジがオトコ見せたるわ!」
 あくまでも明るい彼の姿に、ミサトは微笑む。

 『良い友達持ったわね、シンジ君。彼が傍にいてくれたら、きっと変わるわ。何かが。
 …そんな気がする』

 だが、ミサトのそんな予感は見事に打ち砕かれる事となることを、その時予想できるものは誰も居なかった。

631:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/20 04:30:50
トウジ切ないよトウジ

632:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/20 08:06:18
誰かさんへ
LOSスレに来ないでね

633:612
06/01/20 17:59:49
やっぱりベースになってる話が話なだけに、ほのぼのにも友情にも
できかんかったよ。ごめんよ。でもそっちの方が自分も好きだよ。
ともかくどんなに暗くても最後だけは幸せにするから、どうか
温かい目で見てやってくれると嬉すい。

 「な…なんやこれ!!!何かがワシの中に入ってくる…これ、ええのか?!なんや分からん
  …何が起きたんや!」
 起動実験の最中、突然トウジはエントリープラグ内の異変に気付いて声を上げた。モニターに
焦ったようなリツコの顔が浮かび上がる。
 「緊急事態よ!実験は中止、パイロットはすぐに脱出して!」
 その声に緊急用のエントリープラグ排出ボタンを押す。だが、それは参号機を絡め取る『何か』に
邪魔され上手くいかない。
 「あかん…駄目や…」
 モニターがぶつりと途切れる。その瞬間トウジの意識が、何者かに喰われた、気がした。

 気がつくと自分は初号機…シンジと戦っていた。はっきりしない意識のまま、トウジは叫びだす。
 『アカン…なんでセンセ、抵抗せんのや…!…このままやったら…!くそっ止めろや、
 止めろ言うてるやろ!』
 そんな彼の意識とは裏腹に自分の掌が初号機の、シンジの喉を掴んで持ち上げる。
 『センセ、頼むから逃げてくれや!…くそったれ、何でワシの言うこと聞かへんねやこのクソ腕が!』
 トウジの叫びも空しく、己の掌の中でシンジの呼吸が小さくなってくる。その瞬間、泣き出したくなるような
 恐怖が彼を襲った。
 『嫌や…センセが…ワシの手でセンセが死んでまう!…お願いやから抵抗してくれや!なあセンセ!!
 ワシに一番大事な人を殺させんでくれ!頼む…頼むから…!!!!』
 トウジがそう叫んだその瞬間、回路が閉じてしまった筈のモニターから、小さく声が聞こえた。
 「初号機のシンクロを全てカット」
 と、同時に初号機が突然反撃を始める。安堵するトウジの耳に、聞きなれた彼の悲痛な叫びが聞こえてきた。
 「やめて!父さんやめてよっっっこんなの嫌だよ!!!」
 「役立たずはただ座っておればよい」
 その言葉にトウジは苦笑いする。
 『…ったく、酷いヤツやなぁ。噂どおりの冷酷非情や。でも、こればっかりは感謝するで…』

634:612
06/01/20 18:03:04
 初号機に掴みかかられ、めちゃくちゃに殴られ腕をもぎ取られる。今まで体験したこともない痛みに、
トウジは思わず叫び声をあげた。
 と、初号機の掌に全身が握られる感触がする。参号機からエントリープラグを引き抜かれたのだ。
 『ワシ…死ぬんかな…でもええわ。センセの手で殺されるなら、本望や…センセ、構わんから
 一気にいってや…』

 トウジがそう願った瞬間、初号機の掌のそれはぐしゃりと握りつぶされる。薄れていく意識の端に、
シンジの悲痛な叫び声だけが、トウジの耳に聞こえてきた。

 気がつくと病院にいた。傍らには悲しそうな目をしたヒカリの姿。
 「なんや…センセが隣におった気がしたんやけどな…」
 今までのことは夢だったのかと一瞬安堵する。だがあれは事実だったのだと告げるかのように、
ヒカリの口からこんな言葉が漏れた。
 「碇君なら3日前に退院したわ…」
 その言葉に彼の頭にがつんと衝撃が走る。はあ、と溜息をついてトウジはそっとその目を閉じた。
 『最低や…ワシは、自分が絶対したくなかった事、センセにさせてしもうたんか…。センセはあんなに
 嫌がってたのに。どう謝ってええか分からん…堪忍やでほんま…!』
 トウジは後悔に苛まれながらそっと眠りに落ちていった。
 『守りたかったんや…この手で、抱きしめたかったんや…!それなのにセンセ、ワシは…ワシは……!』

 そんなトウジの心の叫びを聞けるものは、だれもこの部屋に存在してはいなかった。

635:612
06/01/20 18:06:05
 一体どれぐらいの日にちが経ったのか。トウジはあ、と溜息をついた。退院にはまだまだかかりそうで、
正直うんざりする。
 シンジがこの病室を訪れる事は、トウジが入院してから一度もなかった。彼の性格からして、この事で
きっと彼は自分を責めて深く後悔しているのであろう事は容易に想像できて、トウジは再び深く溜息をつく。

 『センセが悪いんやない…ワシの力が足りんかったからや。謝らなアカンのは、ワシの方や。…センセに
 あんな辛い事させて。…ああ、会いたいなあ。こんな姿見せたら、また哀しい想いさせてまうやろけど、
 ワシ、センセに会いたいわ…』

 トウジがそう願った瞬間、病室の扉が開き、その奥からおずおずとシンジの姿が現れた。
 そして扉を閉めるとかちりと鍵を閉める。だが思ってもなかった彼の来訪に喜ぶトウジは、その事には
全く気付いていない。
 「トウジ……」
 すまなそうな顔をして目を伏せるシンジに、トウジは嬉しさを隠さぬ声でシンジに微笑んでこう言った。
 「センセ、気にするなや!こうなったんはワシが抜けてたからや。それにあの時センセがワシを
 傷つけとうない言うてたの、聞こえてたで。せやからセンセは何も悪くないんや!な、もう忘れてくれや!」
 シンジはその言葉に虚ろな目で首を振る。その表情にトウジは何か奇妙な感覚を覚え、身体を震わせた。
 「トウジは優しいんだね。…分かってたけど。だから、僕はきっとここに来たんだ。誰かに優しくして
 欲しかったから…。でも、駄目だよ。トウジ、僕に優しくしちゃ駄目…」
 焦点の合わない目でふ、とシンジが微笑む。それからトウジの失われた足を擦りながら、呟いた。
 「僕の声が聞こえてたなら、尚更だよ。僕はあの時逃げたんだ…人を傷つけるのが怖くて。僕はあの時、
 トウジとちゃんと戦わなきゃいけなかった。戦って、トウジを参号機から救出してあげなきゃいけなかったんだ。
 それなのに、逃げた。逃げて…トウジに僕を殺してもらおうとしたんだ。ごめんね…使途に汚染されただけでも
 辛かったトウジに、僕はそんな事までさせようとした…!」

636:612
06/01/20 18:10:27
 「そんな…ワシは気にしてへん。殺してもらおて、逃げたのはワシかて同じや。あん時ワシは
 諦めたらアカンかった。けど諦めてもうたんや…諦めて、センセに辛いこと全部押し付けてしもた…」
 トウジの言葉にシンジはふ、と微笑をもらした。
 「それだけじゃないよ。…僕は、トウジを裏切った。トウジの気持ちを知ってたのに…委員長を
 応援するようなフリをした。トウジが委員長と巧くいってくれたら、僕がトウジの気持ちを傷つけたこと、
 嘘にしてしまえるから。トウジを傷つけたことが辛いんじゃなくて、僕は自分が傷つくのが嫌だったから…
 トウジの気持ちを嘘だと思おうとしたんだ」
 「そんなん…ワシが勝手にセンセの事好きになっただけやんけ!何でセンセがその気持ちに
 応えなならん義理があるんや。ワシが傷ついたのは、ワシの所為でしかないがな!」
 焦ったような彼の言葉に、シンジはふるふると首を振る。
 「違うよ。…裏切ったのは、その後。僕ね…好きな人が出来たんだ、父さん以外に…。 トウジの
 気持ちには応えなかったくせに…トウジの気持ちを知ってたくせに。それを嘘だと思い込んで、
 勝手に寂しくなって…勝手に辛くなって。そんな時に優しくしてもらって、嬉しくなって心を全部、
 その人にあげた」
 「…………!!!」
 その言葉に、トウジの身体が震えた。そしてそのまま目を見開いてシンジの顔を見つめる。
 「そして、裏切られた。使途…だったんだよ、その人。だからこの手で…大好きな、一番大切な人を
 この手で、殺した…!」

637:612
06/01/20 18:12:41
 くすくすと可笑しそうにシンジが笑う。その目はもう誰の姿も映してはいない事に気がついて、
トウジは目を見開き、ただ彼の言葉を聞いていることしか出来なかった。
 「辛かったよ。大切な人殺すの、すごく辛かった。…今でも、すごく痛いんだ…心が。
 そんな事があってようやく気付いたんだよ僕は。自分はトウジに同じ事をさせようとしてた、ってね。
 酷いよね…トウジに会わせる顔なんか、ある訳ない。それなのに僕はトウジに甘えたくて、 優しく
 して欲しくてここに来た。吐き気がするよ自分に。どこまで僕は、自分勝手なんだろうって、ね。
 …だから、トウジは僕に優しくしちゃ、駄目なんだよ…!」

 「センセ……そんな…嘘やろ…?」
 トウジの言葉ににっこりと微笑む。そしてシンジはきっぱりそれを否定し、虚ろな目で自分の着ている
 ものを一枚ずつゆっくりと脱ぎ始めた。そしてすべて脱ぎ終わり完全に裸になると、トウジの目の前に
 その身体を曝け出す。
 「嘘じゃないよ。…ね、トウジ。僕が憎いよね?僕のこと、もう嫌いになったよね…?だからさ…
 こんな酷い僕に、罰を与えて…」

 信じられないその言葉にトウジは目を見開き、彼の姿を呆然と見つめる事しかできなかった。

638:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/20 20:57:05
(*´Д`){シンジー!トウジー!

639:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/21 03:20:48
まさかトウシンが読めるとは…
良スレだ

640:612
06/01/22 02:48:38
ええと、二人ともえらい事になってます。でもこれ壊れてるだけなんで…。
こんなの違う!とお思いの方、その認識が正しいです。ええもう。



 「なんでもいいよ。僕のこと、トウジの好きなようにして。どんな事でもするから…全部、トウジの言う通りに
 するから。どんな酷いことでもいい…トウジの気が済むまで、僕を、虐めて…!」
 振り絞るようなその声に、トウジはとぶんぶんと首を振った。
 「アカン…アカンて。そんな事したらアカン…!何でそんな自分ばっかり責めてまうんや。ワシは構わん。
 センセにならどんなに裏切られても、報われんでもええ。…憎いことなんかある訳ないやろ!ワシは
 自分の意思でセンセに惚れた。せやから、どんな事があってもそれはワシの責任や。センセが気にする
 ことやないんや…!」
 トウジのその言葉に潤んだ目で首を振ると、シンジは震える声でトウジに向かって呟いた。
 「僕はトウジにそこまで想って貰えるような人間じゃない。そんな資格なんてないんだ。…知ってるよね、
 僕が…もうとっくに慣れきってること」
 そう言うとシンジはベッドの横にある椅子に手を掛けると、トウジの前に自分の腰を突き出した。そして
脚を広げ最奥を彼に見せ付けるように自分の指で押し広げてみせる。

641:612
06/01/22 02:51:33
 「ここに、何回男を咥えたか分かる…?何度も何度も、トウジの気持ち知った後も。僕はトウジ以外の
 男に犯されて歓んだんだよ?トウジに告白されたあの日だって…あんな事があった夜にだって、僕は
 父さんに抱かれた。それだけじゃない。父さんの目の前でトウジに犯される所想像して、興奮さえ
 したんだ。父さんに恥ずかしい姿見られて、他の男で歓んでる僕に嫉妬してる姿想像して、何回もイった。
 …最低だろ?軽蔑するよね?!こんな身体で、トウジのこと拒否できる資格なんかなかった。あの時
 素直に抱かれてれば良かった。父さんに操を立てるふりして、綺麗なふりしてトウジを拒否なんかしなきゃ
 よかったんだ…!どうせ、父さんにだって…僕の身体だけが求められてたんだから…誰にでも好きに
 させておけば良かったんだよ!こんな僕がトウジに想ってもらう資格なんかない。トウジはこんな
 汚れた僕を、好きになんかなっちゃいけない。もっと綺麗で、優しい人と幸せにならなきゃいけない人
 なんだよトウジは…!」
 「止めてくれセンセ!もうええ…もうええから…!!!」
 堰を切ったように流れ出すシンジの言葉に、トウジは思わず耳を塞いでいた。その瞳からはぼろぼろと
 涙が流れている。はあはあと息を荒くする彼の姿を、シンジは悲しそうな目でただ見つめていた。
 「分かった…虐めたる。センセのその身体、ワシがめちゃくちゃにしたる。せやからもう、何も言わんでくれ…!」
 トウジの振り絞るようなその声にシンジは泣き出しそうな顔で頷くと、鞄の中から何かを取り出した。
 その手に握られていたのは男性器を模った電動式の玩具。
 「父さんに渡されたんだよ、これ。自分が居ないときに使え、だって。…笑っちゃうよね、こんなの貰っちゃう
 くらい淫乱に見えてたんだよ、父さんにも僕が」
 自嘲気味な呟きにも、もうトウジは何も答えない。ただシンジが握るそれを、冷たい瞳で眺めているだけだった。
 それから少しだけ鼻で笑うと、シンジに冷徹な声で命令する。

642:612
06/01/22 02:54:31
 「…そんなモンまで咥えてたんか。ええで、ワシの前でそれ使ってしてみぃや。自分で入れるんや
 …出来るやろ?」
 トウジの言葉にびくんとシンジの体が震える。恥ずかしくて死にたくなる程のその要求に、シンジの頬が
みるみる染まった。
 彼に自慰をしろと命令するトウジの瞳の奥は、冷たい炎が燃えているようにゆらゆらと揺れている。
 「早うせえ…!虐めろ言うたんはセンセやろ。お望みどおり思う存分虐めたるがな…今更嫌やなんて
 言わせへんで」
 トウジの剣幕にシンジの身体が再び、びくりと震えた。それから目を伏せて恥ずかしそうにこくりと頷くと、
それを自分の奥へと導き躊躇う事無く差し込んだ。そしてスイッチを入れる。
 途端、静かな病室にシンジの甘い喘ぎと低いモーター音だけが鳴り響いた。
 「ん…ふぁ…んんっ」
 「声、殺すなや。いつもはもっとやらしい声あげてんねやろ」
 容赦のない責めにシンジの頬が益々真っ赤に染まってゆく。それを見つめながらトウジは促すように
顎を動かした。
 「あ…あぁ…っ!トウジ…恥ずかしいよ…見ないで…!」
 「そんな事言うて、ホンマは見られて歓んでるんやろ。センセのソコ、嬉しそうに咥えてるやんけ。ちゃんと
 見てたるからワシの見とる前で、ワシの視線でイクところ見せてみろや…」
 煽るようなその言葉に突然シンジの身体が激しく震えた。びくんびくんと腰を捩り、あられもないよがり声を上げる。

643:612
06/01/22 02:57:17
 明らかに言葉で責められて歓んでいるその姿に、トウジはむらむらと卑猥な欲望が自分の中に
湧き上がるのを感じていた。
 「せやけどその格好じゃアカンな。そやセンセ、そこの椅子座って股広げろてみろや。センセの
 ビンビンになってるモンも、恥ずかしい顔も、そのやらしい下の口も。全部見せてみぃ」
 トウジの責めに、シンジは頬を染めこくりと頷いてみせる。潤んだ目で椅子に座り膝を立て、脚を
広げてその全てを曝け出すシンジの姿にトウジは満足そうに頷いた。
 「ええ格好やな…。どや、センセも気持ちええやろ?ワシに目で犯されて興奮してんやろ?なあ…
 触ってもへんのにもうセンセのソコ、イってまいそうやな…?」
 「あ…あぁ…!僕、おかしいよ…トウジに見られてるだけで…感じてる…どうにかなっちゃいそうだよ……!」
 その言葉にぴくぴくと身体を震わせ、シンジは胸の突起と自分を貫くそれを同時に自分の指で刺激する。
自分の一番恥ずかしい姿を見られているという羞恥は、いつの間にかシンジの心と身体を麻薬のように
狂わせる。頭の中が掻き乱されるような感覚に、シンジはもう理性も何もかもかなぐり捨てて叫ぶように
トウジに呼びかけていた。
 「トウジの視線が…入ってる…あぁ…もっと入れて…僕の中、もっとトウジで掻きまわして…」
 激しい指の動きでぐちゅぐちゅと音が漏れる。モーター音と相まって、それは酷く扇情的に彼を刺激した。 
 「あ…っ!あぁぁ…っっイク…トウジ、気持ちいい…出ちゃう…!見て…僕のイクところ見てぇぇぇ…」
 瞬間、シンジの身体が反り返り勃ちあがったそれから、白い液体が迸った。噴出したそれがシンジの細く
しなやかな身体を汚し、ひくひくと震えることでトウジをより深い欲望へと誘っていた。
 「…もうイってもうたんか…やらしいのうセンセは。弄ってもおらんのに後ろだけで感じたんやな」
 容赦ない責め言葉にシンジは恥ずかしそうに身体を捩る。その姿にトウジは満足げに頷くと、彼に手招きをした。

644:612
06/01/22 02:59:53
 「こっち来いや。今度はワシの目の前でよがってみい。…出来るやろ?ワシを興奮させてみろや。
 そしたらご褒美やるわ…センセの大好きなご褒美や。欲しいんやろ…ワシのモンが。のう?」
 「あ…欲しい…トウジのが欲しいよ…!」
 恥ずかしそうに口に出す。トウジの促すような目線に、シンジはふらふらと彼の寝ているベッドに近づくと
彼の身体に跨った。
 「間近で見るとますますやらしいわ、センセのここ」
 にやにやと笑いながらシンジを貫いたままの玩具を、指で動かしてみせる。それだけでシンジ自身は
再び勃ちあがりひくひくと震えた。
 「そういや親父さんの前でワシにヤられて歓んだんやってな。ワシにも見せてくれるか?親父さんの
 モン咥えて歓んでるセンセのやらしい姿…さぞかし乱れてくれるんやろなあ…?」
 「……ぁ…そんな…あぁ…」
 ふるふると首を振るシンジを赦す事無く更に言葉が追い詰めていく。
 「どんな風にされてたんや?親父さんのモン、センセ大好きやったんやろ?ん?ええから咥えて
 よがってみろや?興奮するんやろそれが。見せたいんやろホンマは…自分がヒイヒイいうてる姿を…!」
 「やだ…ぁ…駄目…………父さん駄目ぇ…!」
 シンジの身体がびくりと跳ねた。ゲンドウの幻影に絡め取られ、乱れてゆくその姿をトウジは冷たい目で
ただ見つめている。
 「…父さん…駄目……そんなにしたら…ん…ぁぁ…!」
 拒絶の言葉を吐きながらも、目の前のシンジの腰は激しくそれをくねらせ、淫らな音を立てていた。
トウジは戯れにそれを乱暴に掻き乱すと冷たい声で命令する。
 「ようワシの前でそんなに歓べるなあ。こんなに腰ふって…そんなに美味しいんか親父さんのモンが。
 ワシにもちょっとは愉しませろや。親父さんとワシ、二人がかりでセンセ抱いたる。嬉しいやろ?…
 しゃぶれや。両方から咥えてみせろや…!」
 「あぁ…っそんな…ぁ…っ駄目…!そんなの駄目ぇ…」
 くねくねと腰を震わせながらシンジが哀願する。だがトウジはそれを決して赦さない。快感に震える身体を
反転させ、無理やり自分の股間へ押し付けた。 

645:612
06/01/22 03:02:09
「ワシの言うこと何でも聞くんやろ?命令や…親父さんのモン咥えたまんま奉仕しろや。出来るんやろ…
 ホンマはそうしたいんやろ?のう変態シンジセンセよお」
 「あぁ…トウジ…!」
 激しい言葉責めにシンジは甘い声でトウジの名を呼ぶ。そして観念したように彼の衣服をずらすと、
勃ちあがった野生を口に咥えた。
 「…ん…ふう…んむ…」
 ぺちょぺちょと音を立てて夢中でしゃぶる。トウジはそれに満足したように片頬を歪ませると、目の前で
ひくひくと蠢く玩具をちゅくちゅくと掻き回した。
 「どうや…上の口と下の口、両方から可愛がられる気分は。ええやろ?輪姦(まわ)されて嬉しいんやろ…!」
 その言葉に反応するかのようにシンジの腰が激しく動き、己を愛撫する勢いが加速する。より深くまで
味わおうとするその身体にトウジは堪え様もなく興奮していた。
 「…最高や…流石センセ、すごいな…上手に咥えるわ…どんだけしゃぶったらそんな巧くなんねん…
 もう出てしまうわ…!」
 トウジの言葉にシンジの舌使いは更に勢いを増す。トウジのそれはもう彼の巧み過ぎる責めに、
耐えられそうもなかった。
 「イクで…今からセンセの中にワシを注ぎこんだるからな。ちゃんと飲むんやで……っ!」
 そのまま低く呻くと、トウジはシンジの頭を両手で抱え、口内へ性を吐き出した。そしてそのまま最後の
一滴まで注ぎ込む。
 「んんん…っんむぅ…ふぅ…ん…!」
 その瞬間シンジもトウジの目の前で絶頂に達していた。ごくりとシンジの喉が彼のそれを飲み下す音が響く。
 そして唇を離しはあはあと荒い息遣いを漏らすシンジの身体を、今度は自分の方へと向けトウジは耳元で
囁きかけた。

646:612
06/01/22 03:04:16
 「どや、気持ちよかったやろ…今度はワシの番や。センセのココで愉しませてみい。自分で動かして
 ワシをイかせてみろや。…センセならお手のモンやろ?」
 「あっ…ぁぁ…!」
 そう言ってぐりぐりとシンジを貫くモノを乱暴に捏ね回すと、トウジはいきなりそれを引き抜いた。
 「あっ!嫌…!」
 「なんや、まだ欲しかったんか。なら本物の方がもっとええよな。大丈夫や…一本抜いたからてダメんなる
 ようなヤワなモン持ってないからなぁワシは」
 そう囁くとシンジの内腿に再び猛ぶった己のそれを押し当てる。硬く膨張した感触にシンジの口からああ、と
甘い溜息が漏れた。
 その顎を掴み睨みつけると、シンジは虚ろな目でゆっくりと腰を沈めていく。やがて根元までトウジを
受け入れると、シンジはそのまま彼を締め上げた。
 「…く…っ」
 呻き声を漏らすトウジに構わず、そのまま腰をくねらせる。はあはあと息を吐き、腰を上下に蠢かしながら
シンジは堪らず喘ぎ声を上げた。
 「あ…トウジ…気持ちいい…?僕の中、感じる…?」
 艶がかった瞳でうわ言の様にシンジは問いかけてくる。それに冷たい笑みで答えると、トウジはシンジの
腰を掴み激しく揺さぶりかけた。
 「あっ!あぁぁ…っ駄目…!トウジがイクまで駄目…っ!」
 その瞬間そう叫ぶとシンジは夢中で頭を振った。トウジを受け入れる内部の締め付けがより強くなり、
まるで吸い付くように彼を刺激する。トウジはくう、と呻き声を漏らすと夢中でシンジの腰をぐいぐいと揺さぶった。
その瞬間、己のモノが弾けそうに膨らむのを感じる。

647:612
06/01/22 03:06:13
 「出すで…!」
 その呟きにシンジの瞳に歓喜の色が宿った。
 「あ…っ!トウジ…トウジ…っっっ!!!」
 その名を呼びながらシンジの背筋が反り返る。その身体にトウジは激しく腰を打ちつけ、激情のまま彼の
中に己を注ぎ込んだ。
 「あっ!…んあぁぁ…っいい…トウジ、ぃぃ…!」
 同じくしてシンジも己の性を吐き出す。トウジの身体を再びシンジのそれが白く汚し、その瞬間彼の身体が
がくりとトウジに雪崩かかった。そのまま互いにはあはあと息をする。
 上気したシンジの横顔に、トウジは涙が出そうなほどの愛おしさを感じ、その身体をゆっくりと抱きしめた。
 そのまま、唇を重ねる。深く、初めて重ねたときより熱く、それは何度も繰り返し互いを求めていく。
 「もう離さへん…センセはもう誰にも渡さへん…!全部ワシのもんや。嫌や言うても、絶対にもう
 逃がさへんからな…!」
 シンジを抱きしめながら、トウジは啼くようにそう呟いた。
 決意のような、命令のような。そんなトウジの言葉にシンジは何も答えない。ただ黙って彼の背中に腕を回し、
彼の鼓動を感じている。
 「ワシの傍にいるんやセンセは。これは、命令や。…分かったな」

 トウジの振絞るような言葉に、答えは決して返ってはこなかった。

648:612
06/01/22 03:07:51
 互いの身体を清め終わると、シンジは部屋の隅に転がった自分の衣服を身につけた。そしてすっかり
身支度を整え終わると、鞄を持ちそのまま入ってきたときと同じように、無言で扉に手を掛ける。
 その後姿に、トウジは焦ったように声を掛けた。
 「センセ、明日も来るよな…?…明日も来るんや。分かったんか、なあ?!」
 その言葉に振り向くとシンジはにこりと微笑んだ。それは、今にも消えてしまいそうに儚げで、トウジの心に
言いようのない不安が広がる。それを打ち消すかのように彼はもう一度叫ぶように問いかけた。
 「返事しろや!明日も来い言うてるやろ…!センセは、ワシの命令何でも聞く言うたやろ!何でなんも
 言わへんのや!」
 その言葉に再びにっこりと微笑むと、シンジは哀しそうにその目を伏せる。
 「駄目…その命令だけは聞けないよ、トウジ…」
 「何でや!何でなんや…!許さへん…ワシはセンセを離さへんからな…!センセが言うたんやろ、
 罰を与えろて。まさか一回で済むとでも思うてるんか?!」
 叫ぶような言葉にシンジは首を振る。そして尚も追及の手を止めようとしないトウジに向き直ると、ゆっくりと
その口を開いた。
 「トウジは優しすぎるよ…。どうしてそんなに僕の望みを叶えてくれるの?僕は、トウジに罰して貰いたかった。
 罰してもらって、酷いこといっぱいしてもらって。それで赦されようとしたんだ…。許されるはずないのに、なのに
 トウジはそれをしてくれる…。一番縋っちゃいけない相手なのに、僕はトウジに縋ろうとしてしまう。許して
 くれるから…僕の事、甘えさせてくれるから…。だから、僕はもうトウジに、会っちゃ駄目なんだよ…!」

649:612
06/01/22 03:14:24
 シンジの言葉にトウジは首を振る。だが、溢れてくる涙で思うように言葉が口から出てこない。
 「ありがとう、優しくしてくれて。僕…トウジのこと好きだった。父さんとも、カヲル君とも違う…。どんな相手とも
 全然意味が違うけど、でも僕はトウジが好きだったよ…」
 トウジの身体に衝撃が走る。一番聴きたかった言葉は、一番聞きたくない状況で、誰より大切な彼の口から
トウジに突きつけられた。
 「あかん、行くな…行かんでくれセンセ…!頼むから…」
 トウジの泣き出しそうな声音に、扉の鍵を開け部屋から出て行こうとしたシンジが振り返る。そして再び微笑むと、
ゆっくりとその口が開き、言葉を紡ぐ。

 「……………」

 それはトウジの耳には、聞こえてこなかった。
 たったそれだけの言葉を残して、そのままシンジはトウジの前から姿を消していく。トウジはまるで狂ったように
その後姿に叫び続けることしか出来なかった。
 「嫌や、行ったらアカン…!ワシの傍からもう離れたらアカン!頼むから…頼むから離れんでくれセンセ…!
 ワシは…ワシは…!!!」
 叫び声は届かない。それでもトウジはただ呼びかけることしか出来なかった。
 最も大切なその存在に向かって。決して戻っては来ないだろう、シンジに向かって。

 シンジの残した言葉が何だったのか、それを知るものは誰も、いない。

650:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/22 04:05:56
す ご す ぎ る
正に神!!!!!!!!

651:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/22 14:38:31
神降臨。
崇め奉らねば。

652:612
06/01/23 01:49:37
ごめん書けたけど推敲がまだ出来てない。
今日は遅いのでまた後日…近日中に投下します。
難産だったよ…

653:612
06/01/23 19:06:37
ようやく終わりました。結局リライトというより全面改稿だったけど
とても楽しく書くことが出来ました。


 トウジはたった一人で暗い病室にいた。
 あれから幾日経ったのか、それとも数時間しか経っていないのか。それすらももう彼には分からない。
 ただひとつ分かる事は、トウジは遂に一番大切な存在を失ってしまったのだということだった。おそらくは永久に。
 「センセ………」
 彼の名を呟く。もう何回呼んだのだろう、その名前を。トウジの目尻に涙が浮かぶ。
 『どうしてや。なんでワシじゃ、あかんかった…。優しゅうして何がアカン。許して何が悪いんや。好いたヤツの
 全てを受け入れて赦して、何がアカン言うねや…!』

 ---甘やかしてくれるから、だからもう会っちゃ駄目なんだ…。

 シンジの言葉を心の中で繰り返す。トウジにはその意味などとても分かるはずがなかった。理解など、
出来る筈もなかった。
 『甘やかすのの何が悪い。センセがそうして欲しかったんなら、いくらでもそうしたる。なんでそれを自分から
断ち切ってしまうんや。欲しいなら、遠慮のうくれるヤツに縋ったらええやん。何も返す必要なんかないやん。
ワシは何も求めへん。センセが傍におってくれたら、それだけで良かったんや…』

 ----もっと綺麗で優しい人と、幸せになるべき人なんだよ!

 『幸せって何や!センセのおらん毎日の、何が幸せや。ワシはセンセがおったらそれだけでええ…。それ以外
 何もいらん。何もいらんかったんや…!!!せやのに何でそれが分からんのや!』

 ぼろぼろと涙が零れる。伝えたい言葉を聞いてくれる彼は、もう自分の隣には決して現れることはない。それが
トウジの心を今も深く苛み続けてる。トウジは幾度漏らしたのか分からぬほど繰り返した溜息を、再びついた。
 と、突然部屋の空気ががらりと変わる。

654:612
06/01/23 19:09:13
 「………?」
 不審そうに部屋を見回すトウジの目の前が白く光り、いきなり彼の目の前に誰かの姿が現れた。
 「……センセ…」
 信じられない思いでトウジは彼の名を呼ぶ。
 「これは夢か…いや、夢でもええ。センセ…!」
 トウジの呟きににこりと微笑む彼は、まごうことなき彼の一番大好きなシンジの笑顔だった。
 『ごめんねトウジ。寂しかったんだね。僕も寂しかったよ…。だから僕と…ひとつになろう…』
 そう言って両手を広げてくる。トウジにそれを拒否する理由など一つもなかった。
 「センセ………」
 歓喜の笑みを浮かべ、トウジが彼の身体を抱きしめたその瞬間。
 彼の身体はぱしゃり、と音を立てLCLに、溶けた----

 自分が溶けていく。その奇妙な感覚に、トウジは身体を震わせた。
 と、自分の中に誰かの心が溶けて混じってゆくのを感じる。それは、頬を染め微笑むシンジの姿。
 『カヲルくん、…しないの?』
 『ううん…僕も、この方が、いい…』
 見知らぬ男の腕の中で幸せそうに微笑むシンジ。それはトウジの心に深い悲しみを与えた。だが、それ以上に
感じるのは、彼の心の流れ。彼の生きてきた時間と、その中で感じた彼の想い。
 シンジの心の全てが、トウジの中に流れ込んでくる。
 
 ゲンドウに捨てられ、涙を流す幼いシンジ。
 親戚の元で大切に育てられはしたけれど、決して『家族』として受け入れては貰えなかったシンジ。
 ネルフで父と再会し、その冷たい態度に心を閉ざしていくシンジ。
 父が自分を愛してくれたと歓び、そして再び奈落に落ちていくシンジ。
 自分の下から仲間達が消えていく恐怖に震える、シンジ。

 寂しさに怖れ、恐怖に苛まれ。戸惑い傷つくシンジの心の全てが、トウジの中に流れ込んできた。そのあまりの
過酷さに、トウジは知らず涙を流す。

655:612
06/01/23 19:11:52
 「辛かったんやな。ずっと一人でさみしかったんやな。…でもやっと受け入れてもらえたんやな。…センセは
 ホンマにコイツのこと、好きやったんやな…」
 …自分ではなく。
 それはトウジにとって身を切られるように辛い感情だった。しかしそれ以上に彼が幸せになれた事を喜ぶ自分も、
彼の中には確かに存在していた。彼が嬉しいなら、それでいいと。
 だが、そんなささやかな幸せさえシンジは掴むことが出来なかった。自分の手で、それを消してしまったのだ。
大切な人の命と共に。
 涙を流すことさえ出来なくなったシンジの哀しみ。後悔。心を吹き抜ける冷たい風のような、冷たく凍った彼の感情。
 『もう誰からも、僕は愛されちゃいけない。カヲル君の命を…未来を奪った僕は…もう幸せになんか
 なっちゃいけない…』
 トウジはその感情に、がつんと頭を殴られたような衝撃を感じる。
 激しい後悔と、そして彼の贖罪。一生を孤独に苛まれることで、彼はその罪を贖おうとしていた。
 その重さに、ようやくトウジは何かに気づいたようにああ、と溜息を漏らす。

 『もうええ!もう何も言わんでくれ!!!』

 己の発した言葉の冷たさに、トウジは今になってようやく気がついた。
 「ワシは…センセの事、なんにも知らなんだんや…。センセの事好きや言う気持ちで一杯になって、センセが
 どんな想いで居たかちゅうこと、何も気付かんかった。気持ちを押し付けるばっかりで、ワシはセンセの気持ちを、
 何にも知ろうとせんかったんやな…。堪忍や…センセ、ホンマに堪忍やで…!」

 トウジの後悔の念が辺りに満ちていく。と、ふいにその隙間から一筋の光のような情景が彼の前に差し漏れた。

656:612
06/01/23 19:14:03
 それは、ひとつの風景。
 アスカと、レイと。そしてケンスケやヒカリ達に囲まれ微笑むシンジの姿。そして一際大きく輝く、自分の…
トウジの笑顔。
 きらきらとそれは、シンジの心の中で眩しい光を放っている。
 ゲンドウやカヲルへの想いとは違う、しかしなにより明るい光となってそれは彼の心の中で輝いていた。
 その風景に、トウジは我知らず涙を流す。
 「センセ……!」
 トウジの心に、シンジの言葉が蘇る。
 『父さんとも、カヲル君とも全然違うけど…でも僕はトウジのことが好きだったよ…』
 「ホンマやったんや…。センセはワシの事もちゃんと、想うてくれてた…。ワシがただ、それに気付かんかった
 だけなんや…センセ…センセえ……!」

 心に、歓喜が満ちていく。
 大切な人は常に彼の元にあったのだと、トウジはようやくそのことに気がついた。
 一つになる心。大事なその存在と、同化する歓び。
 それがトウジの心に満ちていく。
 補完は、確かにトウジの元にも訪れていた。

 おめでとう。
 おめでとう。
 おめでとう。おめでとう。おめでとう。
 トウジの心が…そして彼の…シンジの心が、喜びに満ち溢れていく。トウジはその感覚に思わず微笑んだ。
 『よかったなあ、センセ…。やっと満たされたんやな。分かるで…センセが今、親父さんと全部分かり合えたこと』
 シンジの心がようやく救われたことが、トウジには我が事のように嬉しく感じる。

 しかし。

657:612
06/01/23 19:15:56
 「けどな、センセ。これは違う…分かってるんやろホンマは」
 辺りに不安が満ちる。シンジの心が戸惑っているのを感じて、トウジはふと、笑みを漏らした。
 目の前の仲間と笑いあう風景がぐらりと歪んだ。それは、シンジの戸惑い。彼の不安。怖れ。自分自身への…不信。
 『僕は…僕が好きじゃない…こんな僕なんて、誰もいらない…』
 「冗談ぬかすな!ワシはセンセが好きや!センセはワシのこと、好いてくれてるんやろ?!ならワシの
 好きや言う気持ちを…ワシの心を否定するなや!自分で自分を否定するなや!!!今は嫌いでも、いつかは
 好きになれる日が来る!絶対に来る!センセが自分を許せる日が、いつかきっと来るんや!」
 揺れる心。トウジの言葉にシンジの心がぐらりと揺れる音が聞こえる。
 『ここにいていいの?僕は本当に、ここにいていいの…?』
 愛されなかった不安。
 大切なものが消えてしまうことへの恐怖。
 離したくないという、欲求---
 トウジは堪らず叫んでいた。
 「当たり前や!センセはここに居てええ!いや、居てくれにゃアカン!ワシがそう決めた!せやから信じろや…
 ワシを…センセ自身を…!センセが今、どうしたいのかを…!それが答えや!!!」
 『ぼくは……』
 シンジの心が震える。戸惑いに、怖れに。
 『僕は…僕はここにいたい…』
 その言葉にトウジはにっこり微笑んだ。
 「なら、そうしたらええやん。それでええんや。…な?センセ」
 トウジの言葉にシンジの心が涙を流す。
 『僕は…僕はここにいていいんだ…!』
 「そうや、ここにおってええ。ワシがセンセの居場所になったる。絶対に消えへん幸せな場所を作ったる。
 …せやから…もう一度…ワシに会いに来てくれや…!ワシは…ワシは…」
 震える心。それは、一体どちらのものだったのだろう。そして一つの言葉が心の中で形を作る。

 『もう一度、会いたい----!』

 その時二人の…トウジとシンジの心が重なった、気がした。

658:612
06/01/23 19:17:39
 気がつくとトウジの身体は砂浜に打寄せられていた。何故だか事故で失われたはずの両足も、きれいに
元通りの姿になって。
 彼が戸惑いながら辺りを見回すと、遠くに誰かの姿が目に入る。
 「…センセ…!」
 歓喜に満ちた笑みが浮かぶ。再び出会えた。その喜びはトウジを彼の元へと夢中で走らせていた。
 「トウジ…!!!」
 シンジが彼の姿に気付いたとき、彼はもうその直ぐ隣まで駆け寄っていた。一瞬、シンジの顔に喜びと
戸惑いの混じったような表情が浮かぶ。トウジはそれに構わず彼に言葉を掛けた。
 「センセ、歯ぁ食いしばれや…!」
 シンジが返事をする暇もなく、トウジの右手が彼の頬を捉え、そのまま彼の頬に拳を打ち込んでいた。
 「悪いな…ワシはセンセを殴らなアカンのや」
 その言葉にシンジの表情が暗く沈む。
 「そうだよね…僕、トウジに酷い事したもんね…。当たり前だよ」
 シンジの言葉にトウジは笑ってぽかりと彼の頭に拳骨を入れる。
 「ちゃうわボケぇ!そうやない。センセがあんまりアホやからや」
 「………え?」
 驚いたように目を見開くシンジに、トウジは再びにっこり笑って彼の目を見つめる。
 「あのな。センセが好きになったヤツは、ホンマにセンセが不幸になること、望んだんか?よう思い出せや」
 「…………!」
 トウジのその言葉に、シンジの肩が震えた。
 『生と死は等価値なんだよ、僕にとっては。…そして君は、死ぬべきじゃない』
 蘇ってくるカヲルの言葉。それは、多分。
 「な、分かったやろ。センセは幸せになってええ。そんな事にも気付かんアホゥは殴らな直らんわ」
 笑顔でそう言い放つトウジに、シンジの瞳から涙が零れ落ちた。

 それは、カヲルを失ってから初めて流す、彼の心の涙だった。

659:612
06/01/23 19:20:28
 と、そんなシンジにトウジが再び声をかける。
 「ほな次はセンセの番や。思いっきりいってくれや」
 そう言って自分の頬を指差す。ぽかんとするシンジに、トウジはにか、と笑い彼の耳元で囁いた。
 「ワシもセンセにどえらい事してもうたからなぁ。…まあ、センセがしてくれ言うたからやけどな?」
 その言葉にシンジの頬が真っ赤に染まる。そして小さくバカ、と呟くと、そのまま彼の拳はトウジの頬に
吸い込まれるように打ち込まれた。
 「…っくぅ~。やっぱセンセの拳は効くのう…!」
 頬を押さえ、トウジがにっこりと微笑む。その姿にようやくシンジの顔にも笑みが浮かんだ。
 そのまま、見つめあう。ようやく開放された彼の心を、二人はただ相手の姿を…その目を見つめることで確認していた。
 と、その後ろから不意に声があがる。
 「…はっくしょん!!!!」
 その声に思わず振り返る。そこにはがちがちと歯を鳴らすアスカの姿があった。そして不機嫌そうに
二人に向かって叫びだす。
 「…あのねえ。仲が良いのは結構だけど!何でアンタ達、可憐な美少女が素っ裸で隣に居るのを無視して
 殴り合いとか出来ちゃうわけぇ?!信じらんない!さっさと何か着る物持ってらっしゃいよ!バカ!」
 その言葉に二人の顔に再び笑みが浮かんだ。…帰ってきた。その実感がようやく湧き上がり、トウジは何か
身にまとうものを探しに行こうとシンジを促す。と、そんな彼らの後ろから追い討ちのように言葉がかかる。
 「あんた達自分の服も忘れないでよ?!そんなモノぶらぶらさせたまんま戻ってきたら、タダじゃおかないから!
 この変態!」
 その言葉にようやく自分達のいでたちに気がつき、二人は同時に真っ赤になる。仕方ないだろ!と思わず叫び
彼女に向き直るシンジに、きゃあ、こっち向かないでよ痴漢!変態!露出狂!等と叫びながら、アスカは
その辺りのものを手当たり次第に彼らに投げ始めたので、二人は慌ててその場を離れ駆け出した。
 そしてそのまま、お互いを見つめる。

 帰ってきた。
 もう一度、会えた----

 喜びを噛み締めながら、二人はどちらともなく笑いあう。
 赤い海から反射する光はまるで、大きな深い誰かの愛情のように。
 その姿を優しく、いつまでもいつまでも、包みこんでいた---

660:612
06/01/23 19:22:32
 『ピンポーン』
 呼び鈴を鳴らすと、慌てたようにシンジが扉の奥からその顔を覗かせた。トウジはにっこり微笑んで彼を促す。
 「センセ、早よぉせな遅刻やで!」
 「今行くよ!父さん、行ってきます」
 言葉と共にシンジが飛び出してくる。その扉の奥からああ、という無愛想な返事が聞こえてきて、トウジは思わず
笑みを漏らした。
 「相変わらずやなあ、あのオッサンは。行ってこいとか気ぃつけろとか、ちっとは言えへんのかいな」
 「…まあね……」
 トウジの言葉に苦笑いしながらそう返事をするシンジに、ふと悪戯心が芽生え、トウジは彼の耳元でひそ、と
囁きかける。
 「…けど、ラブラブなんやろ?!」
 「……!!!」
 途端に真っ赤になる頬に、トウジはけらけらと笑った。それを上目遣いで睨みつけると、シンジはふと思いついた
ように真面目な声で彼に向かってぽそりと呟く。
 「…確かに、今も僕と父さんはそういうコトしてるけどさ。でも、前とはちょっと違うんだよ、トウジ」
 その言葉に、途端にトウジも真面目な顔つきになる。
 「僕も父さんも口下手で…どうしていいか分からないんだ。これしか、知らない。…分かり合う方法…」
 ぽそぽそと呟く声に、トウジは黙って彼の言葉に耳を傾けた。
 「けど…多分いつか…そんな事しなくても、良いようになると思うから…だから…」
 それだけ言うと、シンジは真っ赤に頬を染め俯いてしまった。トウジはそんな彼ににっこり微笑むと、その頭を
ぽんぽんと叩く。
 「…ワシは待つのは慣れてるからな。気が済むまで、センセの好きにしたらええ。ワシはずっと
 ここにおるから。…な?」
 その言葉に潤んだ目で頷くと、シンジはふいにトウジの耳元に唇を近づけ、囁いた。と、見る間にトウジの頬が
真っ赤に染まる。

661:612
06/01/23 19:24:25
 『僕も、ずっとトウジの傍にいたいよ…』

 それは、あの時聞こえなかった、彼の言葉。
 まごう事なき彼の本当の想い。
 思わず固まってしまったトウジに微笑みかけると、シンジは遅れるよ、と彼に声をかけ恥ずかしそうに走り出した。
 その後姿を見つめながら、トウジは少しだけ複雑そうに笑みを漏らし、彼の人の存在に思いを馳せる。
 それは、シンジの心を彗星のように奪って消えた、もう一人の男の存在。シンジは決して彼を忘れは
しないだろう。いつまでもいつまでも、それは彼の心を深く苛み、後悔の渦に陥れていくのだろう。

 しかし。

 トウジはきりと空を眺めた。青い空は彼の心を映し出すかのようにただ広く、澄み渡っている。
 『ワシはそれでもセンセが好きや。せやから、ずっと傍におる。どんだけセンセがアイツの事好きでも、
 一緒におることを止めたヤツにワシは負けられへん。…いいや、ヤツの事好きなセンセを、そのまんまワシは
 受け止める。センセの全部、丸ごと好きなんやからな…ワシは…』
 ふ、と笑みを漏らすトウジに、シンジが振り返って再び声をかけてきた。
 「なにやってんの、早く!もう、トウジ?!」

 自分を呼ぶ声に笑顔で答えると、トウジもまた彼を追いかけ、駆け出した。
 大切な仲間達の待つ、彼の通う学校の方角へ------
 

662:612
06/01/23 19:35:00
というわけでようやく終了しました。相変わらずクソ長い話ですいません。
かなり大変でしたが、しかしようやく469の話もこれで本当に終われたという
思いがしています。一度はお蔵入りにした話でしたが、今は本当に
書いてよかったと思います。当時リク下さった方にはとても感謝します。
そして読んでくださった方にも。

加持シンの時も少し思いましたが、この話は「読んでみたい」という人がいたから書けた話でした。
いつもは自分の萌えの赴くまま、誰に止められようと書かずにはいられぬ自分でしたが
このような形で書き始めた事で、また違った何かを掴むことが出来た気がします。
上記で「神」と表現してくださった方がいらっしゃいましたが、自分はただ何かに
突き動かされるようにこの話を世に送り出しただけです。そして読んでくださるみなさんが
いなければきっと、この話は形になることが出来ませんでした。
だからおそらくきっと「神」と呼ばれるそれは、みなさん自身なのだと思います。

本当にありがとうございました。
そして神であるみなさんと、トウシン萌えという新たな扉を開いてしまった自分に、乾杯w

663:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/23 23:27:01
ヨカ(・∀・)ター

664:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/24 00:41:38
GJGJ!!
いいもの読ませてくれてありがとう!!

665:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/24 21:48:38
ところで絵描きさんのための801用うぷろだとか絵掲示板とか
あったら良いと思うんだがどうかな
エヴァ板のは申し訳なくて使えないしなあ

666:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/26 23:54:48
いつの間にこんなに良スレ化していたんだ
読みふけってしまった

667:612
06/01/27 16:24:54
>665
元々絵描きなんであるといいなあとは思ったけど人稲杉w
需要ないかも。
しかも自分の持ってる使ってない絵板提供しても良いな、と思って
久しぶりに覗いたら当然だけど消えてやんのね。
なので思わず借り直してしまった。意味わかんね自分。
他にも誰か必要ならURL晒すよ。

とりあえず久しぶりにお絵かきしてみたのでデータだけ晒してみる。

URLリンク(www4.oekakibbs.com)

668:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/27 19:54:14
>>667 小説も絵も神的に描けるなんてテラウラヤマシス

669:665
06/01/28 01:33:49
>667
うわ、既に用意されてた!ありがとうございます!!
ていうかもともと絵描きデスカ?!すごい…
でも本当に絵版需要なさそうですね…。
同意レスがいっこでもあったらこっちで用意しようかと思ってたけど
その必要もなさそうだし、661さんの絵が見れただけで良しとしときます。

670:665
06/01/28 01:42:53
661さんて何…
612さん、でした!すいません!

671:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/28 02:04:04
需要ある
少なくとも自分にとってはw

672:612 ◆8j5ndKku.M
06/01/29 02:19:21
うお、風邪全快記念にエヴァパチ打ちに行ってまったりしてたら
需要ありレスが。やた!自分以外の絵でも小説でもとにかく見たくて
仕方がなかったんだよ。すげえ嬉しいよ。URL晒すね。
絵のほうも褒めてもらって嬉しい。でも自分はいわゆる器用貧乏というやつなんで
どっちか一方だけを熱く追及できる人が羨ましいよ。

あ、一応絵板管理者用トリップつけました。文章投下はこれまで通り名無しでするけどね。
絵の投下に関しては一応わいせつ画像に関しては板削除対象らしいので
それだけは禁止の方向で。
その他のローカルルールに関しては皆で決めてください。よろしくー。

URLリンク(www4.oekakibbs.com)



673:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/30 02:35:59
おお、ありがとうございます

674:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 03:38:11
神のおかげでもうこんな時間だ。
良スレ!!カヲ×シン小説スレの二の舞にならないように祈りsage

675:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 08:23:21
あそこは厨のすくつだからねえ
好きなんだけどな>カヲシン

676:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 12:48:56
つかこの神引き出し広いな~
今某スレで書いてねえか?
文体っていうか変換癖とか表現とかで確信したよ
過疎スレ再生職人だなww
ところで絵板、カヲルの扱いどうするよ?カヲル可にしたら荒れるのかな?

677:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 13:23:34
過去ログに飛んじまうぞ~。
保守

678:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 14:21:01
sageても書き込みあれば大丈夫なんじゃないのか

679:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 15:07:38
>>672
感謝。
記念にシンジ投下しました。
至って健全だと言い張る。

680:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/01/31 16:51:02
カヲルは不可がいいなあ
荒れそうだ

681:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/01 15:16:01
>679
おつ!

682:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/02 21:49:46
>680
不可の方が無難だよなあ。好きな人には同情するし
個人的に何か思うところはないけど、荒れるのは怖い
まあカヲル絵はネットで検索すればいくらでも出てくるし
ここでは我慢してもらうしかないかな

683:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/02 22:26:17
カヲルがそんなにも荒れの原因になるという現実に愕然(´・ω・`)
まぁ一番好きなキャラがシンジな私はまだ救われた方か。
まぁとりあえず不可にしといて、後々様子見ていったらいいかもね。

684:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/04 22:05:47
なあ、何で最近801系単独スレが乱立してるんだ??
そろそろ801嫌いの人の目に余る感じになってないかー。
このスレとは関係ない話だけど、ちょっと不安だよ。
801出ていけみたいな流れにならないかなあ。
今だってお情けで置いてもらってるみたいなモンなのにさあ。

685:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:43:10
とりあえず流れを読まずに投下してみたり。
スレリンク(eva板)l50
【や、やめろ、シンジ。私達は親子だぞ……うぉッ!! 】
スレの>8-11の続きなどを。
いやあまりに801臭漂うFFを一般スレに投下する勇気は流石になかったよ。

あ、ちゃんと(?)シンジ受けにはなってるので御安心を。



686:685
06/02/05 02:44:45
 「父さんがいけないんだ…やっと会えたと思ったのに、こんなに近くにいるのに、僕を無視するから…」
 シンジの声が震えていた。狂気を帯びた瞳は今にも泣き出しそうに潤んでいる。
 「だから、見てくれないなら…それなら僕の方からこうして父さんの目を、無理やりにでも向けさせるしか
 ないじゃないか…!」
 引きちぎられそうなほどの声音は、私の心をひどく動揺させた。
 シンジがこれほどまでに何かに飢えていたことに、私は気付かなかった。
 いいや、気付かぬふりをしていた。そんな余裕は私には残されていなかったからだ。目的のためには
全てを捨てると、私はあの日心に誓った。だからシンジを見捨てた。泣き出して自分を追いかけようとする
幼いシンジを。
 『己の蒔いた種、ということか』
 私は諦めにも似た感情を覚える。だが、それでも彼の好きにさせるわけにはいかなかった。
 「止めろ…お前は…自分が何をしているのか、分かっているのか…!」
 私の呟きに、シンジはくす、と笑った。
 「当たり前だよ。僕は父さんを手に入れる。僕の事、もう絶対に忘れられないくらいに、ね?」
 そうしてふふ、と漏らした笑みは忘れえぬあの妻と同じ、どこまでも美しい顔をしていて、私は思わず
息を呑んだ。

687:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:46:45
 シンジの掌が後ろから私のそれをやんわりと包み込む。思いがけない感触に私は思わず呻き声を
上げていた。
 シンジは楽しくてたまらない、という笑みを浮かべ私の耳に囁きかける。
 「気持ちイイ?いいんだよ父さん。気持ち良くなってよ…ちゃんと全部撮っててあげる」
 その言葉にビデオカメラの存在を思い出し、私はく、と呻き身体を捩った。
 「無駄だよ。それにほら、もう父さんのこれ…気持ちよさそう。このまま全部見せてよ僕に…ねえ?」
 そう囁くと愛撫を再開する。上下に扱きあげながら、空いた手でシンジは袋を揉みこんだ。
ぐう、と堪えきれず声が上がる。
 耳元を舌で弄りながら、シンジは己の身体を私の腰に押し付けてきた。勃ちあがったシンジの感触に、
私の身体に衝撃が走る。
 「父さん…もっと気持ちよくなってよ…そんな父さん見てると、僕もすごく気持ちイイ。ね?分かるでしょ?」
 ぐいぐいと押し付けてくる。耳元に感じる吐息が荒くなってくるのを私は呆然と受け入れるしかなかった。
 「あぁ…父さん…!」
 甘い声が上がる。聞いたこともないシンジの艶じみた吐息に、私の体は再度震え、己のモノが
硬く膨れるのを感じた。
 『息子の痴態に興奮したとでも言うのか…この私が』
 嫌悪感と罪悪感が交じり合ったかのような感情が私を支配する。だがシンジはそんな私に構わず
更に勢いを加速していった。

688:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:50:17
 「父さん…もうイっちゃいそうなんだ?いいんだよ?ね、ほら…」
 囁きながら手の動きを強くする。限界寸前まで膨れたそれは、シンジの責めに耐えられるはずもなく
あっさりと弾けていた。
 「あ…!父さん…!」
 同時に私の腰に押し付けられたシンジのそれも爆発した。
 甘い吐息を漏らしながら、シンジはそのまま私の身体に体重をかけるようにして屑折れた。
 はあはあと荒い息を整える。ひと心地ついたようにシンジは溜息を漏らすと立ち上がりおもむろに
 ビデオカメラのスイッチを切った。それから振り返り私に微笑みかける。

 「いい格好。これでもう、父さん僕に逆らえないよ?こんなの世間に流れたら大変だもんね?」
 くすくすと笑う。私は思わずかっとなりシンジを睨みつけた。
 「怖い顔しないでよ、気持ちよくしてあげただけじゃない。それにココからが本番なのに、そんな顔
 してちゃ楽しめないよ?」
 シンジの言葉に唖然とする。屈辱を与えるためだけならば、ここまででもう充分だったはずだ。
 私は信じられない思いでシンジの顔を見つめた。
 「なんて顔してるの?言ったじゃない、僕の事忘れられないほど気持ちよくしてあげるって」
 そう言うとシンジは私の下半身に顔を埋め、先程性を吐いたばかりのそれを口に含んだ。

689:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:52:07
 「ん…ん…っ!」
 シンジの甘い声が上がる。舌と口内で刺激され絡みつく感触に、私のものは再び熱を持ち始めていた。
それを確認するとシンジは顔を上げ満足そうに微笑みかけてくる。
 「凄いね父さん。まだまだ元気みたいだ」
 そう言うと私の身体に跨り、手早くローションを塗りつけるとシンジは自分の両腿の付け根を私に
押し付けてきた。
 意外な行動に思わず目が丸くなる。

 「ん…っ父さん…!」
 甘い吐息が漏れた。入り口を掠めるようにシンジの腰が私のモノを刺激している。その感覚に
思わず私は呻き声をあげた。
 「くぅ…!うぅぅ…!」
 すっかり硬さを取り戻した私自身をシンジは自分の中へと導こうとしている。だがその先へは
どうしても進めない。
 シンジの身体がぶるぶると震え、潤んだ瞳からはぽろぽろと涙が溢れていた。
 「痛ぅ……っ!」
 喉の奥から溢れるようなその声に私ははっと気付いたようにシンジの顔を見つめる。だがそれから
目をそらすと、強引に私を中へと埋め込もうと、シンジは腰を深く沈めた。

690:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:54:17
 「やめろ!無理をするな…!」
 私は思わずそれを押しとどめる。だがそんな私をシンジはきっ、と睨みつけてきた。
 「煩い!邪魔しないで!!父さんだって嬉しいでしょ?!母さんにそっくりなんでしょ僕は!
 だったら母さんだと思って僕の中に挿れたらいいじゃないか!満足させてあげるよ、他の誰よりもね?!」
 ぼろぼろと涙を流しながら叫ぶようにそう言うシンジの顔を、私はただ呆然と見つめることしか
出来なかった。
 「…あぅ…っ!」
 やがて短く叫ぶと、シンジは私を根元まで咥え込んだ。ひくひくとその身体が震えている。激しい
締め付けに一瞬私のそれが固さを増した。
 「あぁぁっ!!!」
 背が反り返る。痛みに耐えるようにシンジはただ身体を震わせ、首を左右に振った。

 「気持ちいいでしょ…?父さん僕の中、気持ちいいよね?…気持ちいいって言ってよ…!!!」
 泣きながら、叫ぶ。私はその姿に頷いてみせた。
 「ああ、最高だ…シンジ…」
 私の言葉に満足げに笑うと、シンジは腰を蠢かせ始めた。その表情が苦痛にゆがむ。だが私には
もうそれを止める事は出来なかった。ぎこちない動きが、やがて激しいそれへと変わってゆく。
 シンジは私のもので己の内部を深く掻き回しはじめた。

691:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:56:50
 「く…ん…ふぅ…ぅぁ!」
 びくびくと身体が跳ねる。だがシンジはそれでも自分への責めを止めようとはしなかった。と、
一瞬その身体がびくりと反応する。
 「ひぁ?!あ…っあぁぁ!」
 甘く叫ぶと、シンジは憑かれたように腰を上下し始めた。その表情が苦痛から次第に歓喜の
それへと変わっていく。
 私はシンジが感じ始めていることに気がついた。
 「あっ…父さん…あぁ…!」
 吸い付くように自分を締め上げてくる。私は腹筋を使いシンジの腰の動きにあわせ、更に深くまで
貫きあげた。
 「嫌だ…!父さん…!あっ…あぁ…!」
 哀願のような言葉が漏れる。潤んだその表情に私は夢中でシンジを突き上げていた。
 「シンジ…!」
 私の呟きに、シンジがびくりと反応する。感じているのだ。この息子は私に貫かれ、今まさに
興奮と情欲の淵で限界寸前なのだ。
 その事が私を深く欲情させた。激しく求めるシンジを、思うまま狂わせたいという欲求に私の理性は
既に絡め取られていた。
 「シンジ…シンジ…!」
 夢中でその名を呼ぶ。その声にシンジもまた甘い叫びを漏らしていた。互いに深く求め合う。より
深くへ、より激しく。
 「父さん…父さん…!あぁ!ん、ぁぁぁ…!!!」
 そうして、シンジの身体が再びびくりと跳ねたその瞬間、私達は同時に達していた。
 白い飛沫が私達の身体を汚した。それはまるで罪悪の徴のように、私の心をひどく責め立てていた。

692:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 02:57:52
 やがて息が落ち着くと、シンジは無言で私の戒めを解いた。
 だがもう、私は何をする気にもなれなかった。その手からビデオカメラを取り返そうとも。
 シンジは薄く笑うと、そのまま私の唇を塞ぐ。絡み付いてくる感覚に私もまた応えるように、
求めるようにそれを返すだけだった。やがて唇が離され、そのままシンジは私の耳元で囁きかける。

 「もう、僕のものだよ父さん。忘れないで…僕はここにいる。父さんの傍で、ずっとずっと
 父さんを縛る鎖になる。…いいよね、父さん?」

 喉の奥から絞るようなその声音に、私は頷くことでしか答えることは出来なかった。

 堕ちた魂は、再び天に還ることは出来ない。
 私はシンジの身体を抱きしめると、その罪の重さをただ受け止めることしか出来なかった。

693:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 03:36:12
救いのない感じで終了。

シンジ受けにしたのは一応理由がありまして。
結局シンジは親父に抱きしめて欲しいのだろうから、たとえ攻めたとしても
最終的に「受け入れる」方を選んでしまうんだろうなと思ったから。
まあ親父の受ける姿をとても書けんという根本的な理由もあったけどねw

ところでトウジスレにかなり期待している自分ガイル。
あれが噂の。楽しみだあー。


694:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 05:14:29
うはwwww神wwwwwwwGJGJ!!!
トウジスレの神の再来には軽く感動を覚えた

695:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 16:46:09
どうしようケンスケ×シンジの鬼畜書いてみてえ。しかもトウジと三角関係。
つーか有り体に言えば3P。シンジ受けでな。多分一番かわいそうなのはトウジ。
正直幸せにする自信ねぇよw

ケンスケってあんまり他人に興味なさそうだったから無理かと思ってたんだが
よく考えたらこれほど鬼畜にむいてるキャラもなかったわ。
興味ない関心ない執着もない。それゆえに相手に何でもできるよなあ。と。

違う意見の人いたらごめんよ。
いやむしろその意見で教育しなおしてくれ。自分ヤバイ。宇宙ヤバイ。

696:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 17:39:37
おい、同意見だ。書くんだ、書いてくれ!
トウジも絡むなんて最高ですよ
昔ケンスケ×シンジの同人を読んだことがあるけど鬼畜で最高だった。
ネットじゃなかなか見ないよな

697:鬼畜ケンスケ
06/02/05 19:42:10
>696
おい誰が煽ってくれといったwこれじゃ誘ってるみたいじゃねえかw
ああもう、いいよ投下するよ畜生。その代わり後悔するなよ。
いつもみたいに最後は幸せになるとか言う期待は一切するな。
最初から最後まで最悪だ。一番後悔するのは書いてる自分だという
自信がありまくりだ。

透明あぼーんしやすいように、この名前欄で投下するから、頼むから
そういうの嫌いなヤツやトウジやシンジに幸せになって欲しいやつは
これを読むな。頼んだぞ本当に。専ブラじゃないやつは脳内あぼーん推奨だ。
忠告したからな。

あ、あと傾向としては最終的には ケンスケ→シンジ←トウジという感じのシンジくるくるだ。
分かったら今のうちにあぼーん設定してくれ。頼んだぞ。

698:鬼畜ケンスケ
06/02/05 20:55:51
 おそらく最初に意識したのは、あの時自分のテントに彼が訪れたとき。
 何かに失望したような暗い瞳と、それでも知り合いである自分を見つけて安心したような顔。
 そして黒服の男達に見つかり、自分の前から連れ去られそうになったとき一瞬見せた、
助けを求める顔。その後慌ててその表情を振り払い大人しくなった彼。
 男達に手をひねり上げられ痛い、と短く叫んだその声。
 その全てが今でもケンスケの心に深く焼きついていた。それは彼が…シンジが再びこの街で
暮らすことに決めた今も、ケンスケの脳裏から消えない思い出となっていた。

 「そういえば今日ミサトさん、徹夜で仕事とかいってたなあ。晩御飯どうしよう」
 シンジが何気なく呟いた独り言に、ケンスケは内心喜びを隠し切れなかった。あの時から彼の
頭の中には密かに、一つの計画が練られていたからだ。ケンスケは少し間をおいてシンジにひそ、と
耳打ちをした。
 「シンジ、俺さ…相談したいことがあるんだ。今日家にいっていいか?悪いけど、誰にも内緒で」
 ケンスケのいつになく真面目な表情にシンジは少し驚きつつも、うん、いいよ。と即答する。
 「じゃ、晩御飯一緒に食べよう。カレーでも作るよ」
 シンジのその返事に悪いな。と謝りながらケンスケはにこりと笑ってみせた。その笑顔につられる
ようにシンジも、いいよ独りじゃ僕も味気ないし。と笑顔で答える。

 だがその笑顔を何とも形容しがたい表情で見つめるケンスケの視線に、シンジは気付くよしもなかった。

699:鬼畜ケンスケ
06/02/05 20:58:33
 『ピンポーン』
 玄関のチャイムが鳴る。シンジはぱたぱたと小走りになりながら玄関に向かい、訪問者を受け入れた。
 「いらっしゃいケンスケ。…なにその大荷物」
 「ああ、明日あたりまたちょっとサバゲー行こうかと思ってさ。野宿用の荷物ついでに持ってきた。
 悪いね、夜には帰るからさ、ちょっと置かせて」
 呆れたような声を上げるシンジにケンスケは拝むような仕草をした。その姿に納得したように
微笑むと彼を家に招き入れる。
 「いいよ別にそれくらい。ていうか、今日から野宿する気?だったら家に泊っていきなよ。
 明日なんでしょ、そのサバゲー?だっけ」
 ケンスケにダイニングの椅子を勧めつつシンジは夕飯の用意をしながらそう問いかける。
シンジの言葉にケンスケの顔がぱっと明るくなった。
 「え、いいのか?悪いな気を使わせたみたいで」
 その言葉にいいよいいよ、と微笑みながらシンジは彼の前に夕飯を並べていく。
 エプロンをつけてまめまめしく立ち動く彼の姿を、ケンスケはただじっと見つめていた。


 それから時間はあっという間に過ぎていった。夕飯を終え、風呂も済ませ寛ぐケンスケに、シンジは
おずおずと話しかける。
 「ね、相談って…何?あんまり僕そういうの慣れてないから役に立たないかもしれないけどさ。
 何でも言って。…あ、まだ言いたくなかったらいいよ?話したくなってからで」
 労わるようなシンジの言葉にケンスケはにっこり笑った。
 「サンキュ、シンジ。いいヤツだなお前」
 「…そんなことないよ」
 ケンスケの言葉にシンジは照れくさそうに頬を染める。その姿をまたしても彼の舐める様な視線が
捕らえていた。

700:鬼畜ケンスケ
06/02/05 20:59:58
 「実はさ、俺写真が趣味だろ?結構頼まれるんだよ。何組の誰々ちゃんの写真撮ってくれ、
 とかさ」
 「へえー。そうなんだ」
 意外そうに呟くシンジにケンスケは更に続ける。
 「でさ、最近お前の…シンジの写真くれってヤツが多いんだよ。それもさ、相手は何故だか
 上級生の男ばっか」
 「へー、そうなんだ。…って、ええ?!僕?!」
 こくりと頷くケンスケにシンジはぶんぶんと首を振った。
 「駄目駄目駄目!やだよ僕、知らない人に自分の写真持たれてるなんて気持ち悪いよ!」
 シンジの猛烈な勢いにケンスケは慌ててそれを否定した。
 「違う違う。いくら俺でも友達売ったりしないって。そうじゃなくてさ」
 「あ、ごめん。そうだよね。ていうか、…じゃなくて、何なの?」
 シンジの言葉にケンスケは自分の荷物の中から一本のビデオテープを取り出した。
 「何で男ばっかりなんだろうって気になったからさ、俺調べてみたんだ。そしたらどうも、
 これのせいらしい」

 その手に握られていたのは、アダルトビデオ。それも同性愛用のそのパッケージの表紙には、
シンジに良く似た少年の姿がくっきりと映っていた。
 「…なにこれ…」
 呆然とシンジが呟く。その姿にケンスケは慌てたように首を振った。
 「いや、お前じゃないのは俺が一番良く知ってるって!でもどうも誤解されてるみたいなんだ」
 そんな言葉もシンジの耳には入っているかどうか分からない。ふるふるとシンジはただ震えていた。
 「僕知らないよ…何でこんなの…!」
 真っ赤になって肩を震わせるシンジの姿に、ケンスケはわかってる、と呟きながら背中を黙って
擦ってやる。それからぼそりと呟いた。

701:鬼畜ケンスケ
06/02/05 21:02:20
 「あの、さ。辛いかもしれないけどさ。…見てみない?見なきゃ反論も出来ないしさ。ホントは俺、
 シンジにはこの事言いたくなかったんだけど…傷つくの分かってたし。でもちょっと最近、
 空気やばいんだよ。だからお前の口から違うって言わなきゃ、収まらないかなと思って。
 ほんとゴメンな!」
 ケンスケの言葉にシンジはようやく笑みを浮かべた。
 「…ごめん、取り乱しちゃって。ありがとうケンスケ。そうだよね。ちゃんと僕じゃないって証明すれば
 いいんだよね」
 「そうそう」
 にっこりと笑うと、ケンスケは自分の荷物を手に持つと、TVの置いてある方へとシンジを誘った。
 素直にシンジもそれに付き従う。それから二人で緊張気味にビデオをセットした。

 『あぁっ!!やっ!あっ!あっ!』
 あられもない嬌声が部屋中に響き渡る。慌ててボリュームを落とすとシンジはじっとその画面を
見つめた。 そこに映し出されている映像は、シンジの想像を遥かに越えたものだった。
 複数の男達に押さえつけられ、無理やりにそれを咥え込まされている。体中に縄を掛けられ
四方から伸びた手が一人の少年を嬲っている。抵抗の言葉を口にする少年に、男達の容赦のない
卑猥な責め言葉が降り注いでいた。
 涙を流しながら、男達の行為をただ受け入れるしかない様子のその姿は、確かに自分とよく似た
背格好の少年だ。まあ、顔も確かに結構似ている。でも当たり前だが自分じゃない。
 だが自分とよく似た少年が画面の中で複数の男に弄られ、喘ぐ姿は見ていて気持ちのいいものでは
なかった。

702:鬼畜ケンスケ
06/02/05 21:04:28
 「…やっぱり違うよ。ね、もういいよね。止めよう」
 そう言ってビデオを取り出そうとするシンジの手をケンスケは押しとどめた。
 「駄目だって。ちゃんと最後まで見なきゃ」
 強引なその行動にシンジは眉根を寄せた。
 「…ぼくはもういい。ケンスケ見たければ見てていいよ。僕自分の部屋にいるから」
 そう言って立ち上がろうとするシンジを、ケンスケは再び押しとどめる。それからなに?!と声を荒げ
振り払おうとするシンジの腕を乱暴に引き寄せると、ケンスケは後ろからシンジの身体をがっちりと
押さえつけ座らせた。
 「ちょっとケンスケ!離してよ!…怒るよ?!」
 明らかに気分を害しているシンジの耳元で、ケンスケがねっとりとした声で囁いた。
 「なんだよシンジ…こんなので興奮したのか?」
 「……!!!」
 シンジの頭にかあっと血が上る。ふざけないでよ!と叫び彼の腕を引き剥がそうとしたが、後ろから
しっかり抱え込まれていて、逃げ出すことは叶わなかった。
 「やめて!離してよ!」
 身体を捩るシンジの姿に、ケンスケはにやにやとただ笑みを浮かべている。
 「お前分かってんのかよ?これお前だと思われてんだぜ?俺に写真を要求した男どもは、
 こんな風にお前のこと犯したいって、思ってんだよ?ちゃんと見ろって。自分が男の頭の中で
 どんな風に犯されてるのかをさあ?」
 びくり、とシンジは身体を震わせた。信じられない思いでケンスケを見上げる。こんな彼の意地悪な
声をシンジは聞いたことがなかったからだ。

703:鬼畜ケンスケ
06/02/05 21:25:14
とりあえずはここまででやんす。

704:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/05 22:08:00
キタ━━(゜∀゜)━━ッ!!
これは…イイ!!続きが激しく楽しみだ。

705:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/06 00:50:29
>>703
今最悪は最高になった

706:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/06 02:43:24
キタキタ!!!!

707:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/06 12:00:43
期待

708:鬼畜ケンスケ
06/02/07 00:00:57
 その表情にケンスケは楽しそうに彼を見下ろした。それから動きを止めたシンジの下半身に
自分の手を忍び込ませる。
 「…ひゃっ!」
 びくっと震えるシンジの股間をケンスケはわざと煽るように掌で撫で回し、耳元で意地悪く囁きかけた。
 「勃ってんじゃん、シンジ。僕関係ないです、みたいな顔して、実はとっくに経験してんじゃないの?」
 「ち…違う!ケンスケ、どうしたんだよ?!おかしいよ…!」
 ふるふると首を振るシンジの頭を押さえつけて画面に向きなおさせるとケンスケは耳元に唇を這わせ
ながら、ねとりと再び囁きかける。
 「ほらちゃんと見てみろよ。あれお前だよ、シンジ。お前あんな大勢で輪姦されて感じてるんだよ」
 耳元にかかる吐息がシンジの身体を震わせた。その間もケンスケの手はシンジを撫で回し、
扱き上げている。そして空いたほうの手でシャツをたくし上げ胸の辺りを撫で回した。
 初めて他人から受ける感触と、ビデオの中で喘ぐ自分に似た少年の姿がシンジの頭の中で混ざり
合っていく。まるで自分があんな行為を受けているかのような錯覚にとらわれ、シンジの唇からは
哀願の言葉と甘い吐息が漏れ始めていた。
 「やらしい声あげちゃって。シンジ、もう抵抗しないんだ?何だよ男に弄られてこんなにメロメロに
 なるんじゃ、ビデオと別人だなんて言い訳できないよ」
 ケンスケの容赦のない言葉攻めに、シンジはふるふると首を振ることでしかもう抵抗できなかった。
 逃げ出したくて仕方がないのに、ケンスケの掌の動きはシンジの理性を少しずつ奪っていて、今では
自分の意思で手を上げることさえ出来ぬほどに蕩けてしまっていた。

709:鬼畜ケンスケ
06/02/07 00:04:28
 ケンスケはそんなシンジの姿を確認すると、自分の荷物を引き寄せ中から何かを取り出した。
 「シンジ、いいものやるよ」
 何事かとそれを見上げたシンジの表情が凍りつく。それは手錠と、首輪。それから妙な形をした
電動式の玩具だった。
 逃げ出そうとする彼をケンスケは軽く押さえつけると、半分脱げかかっている上着を引き剥がし後ろ手で
シンジを拘束した。それからにやりと微笑むと、ゆっくりと下着ごとズボンを引き下ろしてゆく。
 「やだ…やだよお…!ケンスケ…やめてよ…!」
 シンジの哀願は彼には届かなかった。いや、それはむしろ彼を余計に煽る結果にしかなっていない。
 「そんなこと言ってる割には…。シンジってやらしいな」
 じろじろと露になった股間を眺めながらケンスケはにやりとシンジに微笑みかける。ほら、自分で
 見てみろよ、と脚を広げさせるとケンスケはシンジの頭を掴むと彼の下半身へと向けさせた。そこには
勃ちあがったシンジの性がぴくぴくと震えている。
 「嫌だ…!」
 思わず顔を背けるシンジの頬を強引に掴み、尚も耳元で責めたてる。
 「シンジが男に無理やり弄られて服脱がされて、挙句押し倒されても勃っちゃう身体だなんて先輩達が
 知ったら、お前明日から学校一人じゃ歩けないよ?あっという間にあのビデオよりやらしいことされちゃう
 かもなあ?」
 ケンスケの言葉にシンジはびくりと震えた。
 「やだ…!ケンスケ嫌だ…!お願いだから…」
 その言葉にケンスケは満足そうににやりと笑いかける。
 「黙っててやるよ。俺達、友達だもんな?」
 びくんと震える。シンジは潤んだ目で彼の顔を見上げた。友達はこんな事したりしない、と叫びたかった。
しかしそれを言ってしまえばケンスケが本当に自分のこの恥ずかしい姿を、皆に言いふらしてしまうのでは
と思うと、どうしても言葉が出なかった。

 「だからお礼くらい貰っても罰は当たらないよな?な、シンジ?」

710:鬼畜ケンスケ
06/02/07 01:39:04
ごめん眠いわ。もう寝る。

711:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 02:22:51
鬼畜ケンスケwww
イイヨイイヨー!!!

712:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 02:51:41
!!!!!!!
GJ!GJ!!
続き楽しみにしてまつww

713:鬼畜ケンスケ
06/02/07 18:53:08
 くす、と笑いながらそう言い放つ彼の姿を、シンジは恐ろしいものでも見るかのような眼で、
ただ見つめることしか出来なかった。何かとてつもないことを要求されるのでは、という恐怖に
身体がすくむ。そんなシンジの姿を楽しそうに眺めると、ケンスケは自分のズボンに手を掛け
下半身を露にした。
 「………!」
 勃ちあがったケンスケがシンジの目の前に突き出される。呆然とそれを見つめる彼の姿に
ケンスケはまるで口説き言葉のような、甘い声音でシンジの耳元に囁いた。
 「舐めてくれよ。…いいだろ?俺さ、ずっと前からお前のこと…シンジの事が……」
 甘い囁きにシンジの頬が赤く染まった。要求自体もそうだったが、それ以上にシンジの心を
弾ませたのは、彼の甘い告白の方だった。
 シンジはおずおずと彼の姿を見上げる。その真面目な表情に、シンジは恥ずかしそうにこくりと頷いた。
 「一回だけ…それだけでもうこんな事、しないって約束してくれるなら。ちゃんと本当に
 友達に戻るって、約束してくれるなら…それなら僕…」
 伺うようにそう口にするシンジに、ケンスケの返事は返っては来なかった。ただ辛そうに
シンジの姿を見下ろしてくるその姿に、ずきりと彼の胸が痛む。
 シンジは覚悟を決めると、ゆっくりと自分からそれを口に含んだ。それから舌先でゆるゆると
刺激を与えていく。
 「…う…っ」
 ケンスケの呻き声が聞こえる。シンジはそのまま彼を慈しむように舐めまわすと、唇と舌で全体を愛撫した。

714:鬼畜ケンスケ
06/02/07 18:55:39
 「シンジ…」
 ケンスケは短く呻くと、突然シンジの頭を掴み激しく揺さぶった。喉の奥まで突き上げられる
感覚に一瞬咽そうになる。
 だがシンジはそれを堪え、ケンスケの為すがままに口内を彼のそれで蹂躙させるに任せていた。
 と、ケンスケが傍に落ちていたままの玩具を手に取る。それはコードの先に玉のようなものが、
いくつも順列に繋がっているローターだった。
 シンジはびくりと身体を震わせるが、片手で頭を押さえつけられたままの姿では、逃げ出すことは
叶わなかった。
 ケンスケはそのまま身体をずらしシンジの下半身に手を伸ばす。両腿を割らせ熱く震えるシンジの
それには目もくれず、その最奥へと指を走らせた。
 「んん…っ!!」
 シンジが堪らず首を振り抵抗する。だがそれは所詮ケンスケへの刺激を加える結果にしかならない。
 ローションを指に取りケンスケはそのまま躊躇う事無く指を差し入れる。そのまま何度も
出し入れを繰り返し、たっぷりと内部に粘液を含ませると小さな玉をゆっくり、ひとつまたひとつと
シンジの中へと潜り込ませていった。
 「うう…ふぅ…」
 シンジは激しい違和感に、目尻から涙をこぼし首を振る。だがケンスケはそれでも最後のひとつを
飲み込ませるまで、シンジを許そうとはしなかった。
 やがて全てを入れ終えると、ケンスケはシンジの姿を見下ろして囁きかける。
 「シンジ…一緒にイこうぜ…」
 その言葉と共に、スイッチを入れる。瞬間シンジの身体がびくりと跳ねた。内部で方々に蠢く感覚に、
シンジの腰が無意識のうちくねり始め、目尻からは既に幾筋もの涙が溢れ出している。
低いモーター音と、液で濡れそぼった中を掻き回すその猥雑な音に、シンジの頭の中が白く弾けた。

715:鬼畜ケンスケ
06/02/07 18:57:38
 ケンスケは彼のそんな姿に目を細めると、両手で彼の頬を押さえつけ乱暴に自身を突き上げ、
かき回した。
 「うう!くぅぅ…うんん…!」
 両方からかき回され、シンジの身体が熱く震える。シンジの変化に追い討ちをかけるように、
ケンスケはスイッチの目盛を最大まで上げた。その瞬間、シンジの身体が反り返る。
 「んっ!んんんっっ!!!んーーー!」
 その声に突き動かされ、ケンスケは激しくシンジの口内を突き上げる。
 「う…っ!」
 そして、短く叫びケンスケのそれが弾けたと同時に、シンジのそれも絶頂を迎えていた。
 「んく…んん…うんっ」
 最後の一滴まで出し尽くすと、ケンスケはシンジの頬を掴み囁きかける。
 「シンジ…ちゃんと飲めよ…」
 その言葉と未だ咥えさせられたままの状態に観念したように、シンジはそれをごくりと飲み下す。
喉の動きとその音に満足するとケンスケはようやくシンジの口内から己のモノを引き抜いた。
 「かは…っ…ぅぅ!」
 咽ながらシンジは吐き気を堪える。青臭い匂いは飲み下した後もシンジの口内をべたべたと
汚したままで、口の端からは唾液と混ざり合った白いモノがどろりと流れ出していた。
 潤んだ目ではあはあと息をするシンジの姿に、ケンスケは楽しそうに初めはくすくすと。
そして段々堪えきれず激しい笑い声を上げた。
 いきなりのその姿に、シンジの目が驚いたように彼を見上げる。それをけらけらと笑いながら
見下ろすと、ケンスケは意地の悪い声でシンジに向かって声をかけた。
 「お前どこまでお人よしなんだよ?普通好きな相手を手錠で拘束してレイプなんかしないだろ?
 それなのにあっさり信用してフェラまでしてくれるなんてさ。シンジ、お前本当にバカだよなあ?」
 その言葉にシンジの目が見開かれる。

716:鬼畜ケンスケ
06/02/07 19:00:45
 「……嘘…」
 思わず出たシンジのその言葉に、ケンスケは再びけらけらと可笑しそうに笑った。
 「いいモノ見せて貰ったよシンジ。ほんとお前エロいんだな?初めて入れられたのに後ろで
 イっちゃうなんてさあ?」
 見下したようなその声音に、シンジは頭にかっと血が昇るのを感じていた。ふるふると体が震える。
自分の精一杯の想いを踏みにじられたような気がして、シンジはきり、とケンスケを睨みつけた。
 「……出て行って…」
 小さな声に、ん?とケンスケが笑いながら問い返す。それにシンジは叫ぶように怒鳴り散らした。
 「この家から今すぐ出て行って!顔も見たくない!ケンスケなんてもう友達でもなんでもないよ!
 早く出てけ!」
 ぼろぼろと涙を流しながらそう叫ぶシンジに、ケンスケはふうん、と鼻を鳴らした。
 「いいの?このまま出て行ったらミサトさんに、こんな変態姿見られちゃうよ?」
 嘲るような声にシンジはぎりぎりとその顔を睨みつける。
 「構わないよ!ケンスケとこれ以上一緒にいるくらいなら、ミサトさんにどう思われたって平気だ!」
 「へえ、じゃあ学校の先輩にも言っちゃっていい?シンジが後ろで感じるような変態でレイプ好きだって?」
 煽るような言葉にも、シンジはもう怯むことはなかった。それ以上に彼は信じた友に裏切られた
思いで、胸が張り裂けそうだったから。
 「好きにしたらいいよ!僕は恥ずかしくなんかない。恥ずかしいのは友達に無理やりこんな事する
 ケンスケのほうだろ?!僕の所為じゃないんだから、どう思われたって平気だ!」
 シンジの言葉にケンスケの顔が暗く歪む。それに彼が気付くまもなく、ケンスケの足がシンジを
思いっきり蹴り上げていた。ぐっ!と呻くシンジの頬を掴むと、ケンスケは怒りをあらわにした声で
彼に向かって呟いた。
 「お前のそういうとこ、本当ムカつくよシンジ。いつだってお前そうやって全部周りの所為にして
 自分は被害者面だよな?今さっきだって、ろくすっぽ抵抗もしないでビデオ見ながら俺の手でアンアン
 言ってたのはお前の方だろ?!無理に犯されてますって言い訳だけして、こんなやらしい玩具で
 イっておいて、何が恥ずかしくない、だよ?!あんま俺を笑わせるなよな、この変態!」

717:鬼畜ケンスケ
06/02/07 19:04:12
 ケンスケのその剣幕に、今まで怒りに我を忘れていたシンジも思わず怯む。それに構わず
ケンスケは自分の荷物の中から愛用のカメラを取り出した。それからシンジを仰向けにさせ彼の

性で汚れた身体を眺めると再びローターのスイッチを最大まで一気に上げた。
 「ああああっ!!!」
 びくびくと身体を再び震わせるシンジの足を掴み強引に広げさせると、ケンスケはそのまま
咥え込んだ場所を中心にカシャカシャとその姿をカメラに収め始める。
 喘ぐ表情、再び立ち上がる彼自身。一度放った後の白い液体に汚れた体。奥で蠢く玩具を
咥え込むその入り口。その全てを写真に収めると、冷たくシンジにこう言い放つ。
 「お前がそういうつもりなら、俺も遠慮なくそうさせてもらうよ。この写真全校生徒の端末に送りつけて、
 皆に見てもらおうぜ?シンジの変態姿。いいだろ恥ずかしくないんだから」
 びくりと震えるシンジの体を、ケンスケは冷たい目で見下ろした。
 「そうだよなあ?お前は特別だもんな。こんなの屁でもないよな?お前の親父はネルフの最高司令官。
 おまえ自身もエヴァのパイロット。こんな写真のひとつくらい、いくらでももみ消せるよその気になれば。
 しがない研究所勤めの俺の親父も、俺の生活もその瞬間一気にパーさ。お前にはその力があるもんな。
 なあシンジ?」
 その言葉にシンジの顔が暗く沈んだ。それからふるふると首を振る。
 「僕、そんなことしない…ねえケンスケ。お願いだからもうこんな事止めて…。この事忘れて
 いつものケンスケに戻ってよ。そしたら僕も…忘れるから…!」
 シンジのその言葉にケンスケの顔が更に歪む。怒りをあらわにした表情で彼はシンジの頬をいきなり
殴りつけた。
 「同情かよ?!いいご身分だなシンジは!俺はそんな言葉いらないんだよ!」
 そう叫ぶと放置されたままの首輪を掴みシンジの目の前に突きつける。
 「選べよシンジ。全校生徒どころか世界中にお前の変態写真ばら撒かれて恥ずかしい思いしてまで
 俺を破滅させるのか。…それともおれに服従するか。何でも俺の言うこと聞く奴隷になるのか、
 お前が決めろ」

718:鬼畜ケンスケ
06/02/07 19:06:40
 「な……っ!」
 目を見開くシンジに追い詰めるように彼の言葉は続く。
 「言い訳なんてもうさせない。俺は別にどっちでもいい。おまえ自身の意思で決めるんだよ。
 誰もお前に強制なんかしていない」
 逃げ道のない選択にシンジの顔が辛そうに歪んだ。だがケンスケはそれをただじっと見つめて
いるだけだ。そこには揺らぐ気配もない彼の意思が感じられ、シンジは思わず目を伏せた。
 しばらく無言のときが続く。シンジは無言で選択を迫る彼の表情に、ついに諦めたように言葉を発した。
 「…ケンスケの言う通りにする…。僕…ケンスケのものになるよ。…だから、お願いだから…
 酷いことしないで…」
 シンジの振絞るような言葉にケンスケはにこりと笑みを浮かべた。それはいつもの、彼の友人である
ときのケンスケの屈託のない笑顔で、シンジはほっと安心したように胸を撫で下ろす。
 「酷いことなんかしないよシンジ。お前が俺の言うことよくきいて、いい子でいれば優しくしてやるよ」
 その言葉にこくりとシンジが頷く。それに再び微笑みかけると、ケンスケはシンジの首に手にもって
いた首輪を優しくはめてやった。
 「これでシンジは俺のモンだ。嬉しいだろシンジ、ご主人様が出来て?」
 その言葉にびくんとシンジの体が震える。それを微笑みながら押しとどめると、ケンスケはシンジに
優しく囁いた。
 「お前、本当は寂しかったんだろ?知ってるんだからな俺は。だから寂しくないように俺がお前を
 縛ってやるよ。いい子にしてたら優しく愛してやる。な、シンジ?」
 そう言うとそのまま彼に唇を重ねた。労わるようなその感覚に、シンジはうっとりと身体を預けてくる。
 「俺の命令には絶対服従だ。そうすればシンジ、もうお前は独りにならなくて済むんだ。…いいな、
 お前がそれを望んだこと、絶対に忘れるなよ」
 ケンスケの言葉にシンジはうっとりとした表情で頷く。その姿に彼の陥落を知ったケンスケは、
彼に見えないように口の端を歪ませ、淫らな視線で嘗め回すように彼の幼くしなやかな細い肢体を
じっと見つめていた。

719:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 19:24:55
どうしようマジで神がいる。
イイ!!(・∀・)イイ!!

720:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 19:32:35
さぞかし名のある職人氏と見受けた。

721:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 21:27:53
ケ ン ス ケ す ご す ぎ

722:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 21:36:12
カヲルスレで書いてた人かな

723:鬼畜ケンスケ
06/02/07 21:57:09
>722
そこだけは否定させてもらう。違うぞー。
間違えられた人が可哀想だろこんなんと一緒にしたらw
自分は今も昔もこのスレ以外で801は書いてねえっすよ。
カヲルは嫌いじゃないが自分が書かなくても書くやついっぱいいるので
自分は書かないだろうなあ。

724:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 22:32:40
貴重な神、超GJ

725:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/07 22:46:40
>>723
ごめんねごめんね
気を悪くしたらごめんね

726:鬼畜ケンスケ
06/02/07 23:04:27
>725
気にしてないよう。ごめんよこっちこそ。
単に間違えられた相手に悪いと思ったんだよ。
気にしないでー。

しかしこのケンスケは自分で書いておきながら
どう見てもDVです本当に(ry だよなあ本当w

727:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/08 00:22:09
ごめんなDVのDって家庭内って意味なんだよごめんな
そんなお茶目なあんたが好きです

728:鬼畜ケンスケ
06/02/08 00:54:06
突っ込んでくれて有難う
イヤ!恥ずかしいっ!バカバカ!www

729:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/08 02:01:56
鬼畜ケンスケが言ってるみたいで笑えるなw

730:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/08 11:42:56
ようやく今このスレざっと読めたんだがここ最近の
大量の小説はひょっとしなくても同じ人が書いてるのか?
どんだけ幅広いんだよこの職人

731:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/09 00:08:00
>>727-729
ワロチュwwwwwww

732:鬼畜ケンスケ
06/02/09 17:04:56
>729
それはケンスケ受みたいってことかー?!
禿ワロタwwwwあんた最高や。
誰か書いてくれねえかケンスケ受け。
あ、ケンスケスレにはあったなそういえば。

733:鬼畜ケンスケ
06/02/09 17:48:30
 ケンスケがにっこりと僕に向かって微笑む。
 僕はその笑顔に、少しだけ安心した。彼の笑顔はいつでも僕に安心をくれたから。
 それは『好きなのか』と問われれば、そうではないと答えるしかない感情だったけど。
 ケンスケの笑顔はいつも、僕を見ているようで見ていなかった。受け入れてくれているわけ
ではなく、その場限りの。肯定でもなければ否定でもない、でもそんな笑顔に僕は安心していた。
それはきっと、僕が自分に向けられる「人の気持ち」がとても怖いと思っていたから。
 ここに来て僕は急に注目された。今まで空気のように扱われていた僕が、エヴァのパイロットだと
いうだけで皆に見られ始めた。僕にとってそれは、嬉しかったと同時にすこしだけ恐怖を与えた。
 誰も本当の僕を知らないのに、それなのに回りは僕という存在を気に掛ける。
 それが怖くて仕方がなかった。
 でもケンスケは僕の事「特別」には見ていなかった。いいや、「特別である僕の立場」と「僕」を
分けて見つめていた。
 その目が僕をとても安心させてくれていたのだと思う。
 でもそれはきっと、『好き』ではなかった。
 何故なら僕は『好きな笑顔』をもう知っていたから。

 それは力強い光のような、まぶしい笑顔。
 迷ってばかりの僕を照らし、暗い闇の中から連れ出してくれそうな、そんな明るい笑顔。
 僕はその笑顔が大好きだった。 僕の中にいつの間にか棲んでいた、暗く湿った感情を明るく
吹き飛ばしてくれそうな。
 それは、そんな笑顔だった。

734:鬼畜ケンスケ
06/02/09 17:50:41
 でももう、僕はその笑顔を好きでいてはいけない。
 僕は少しだけ溜息をついた。後悔ではなく、決別のそれは僕の心をひとつの色に
塗り変えていく。
 僕はもう『誰かのもの』になっていた。それは『された』のではなく、自分がそれを望んだから。
 僕はずっと誰かの腕を待っていた。強引に僕を何処かに連れて行く、その、腕を。
 そして僕の前にそれは現れた。そしてその腕に絡め取られた。絡みついた腕は、僕の全てを
支配した。それを僕も望んだ。
 もう僕は暗い闇で独りでいるのは嫌だったから。その腕は、僕を決して離さないのだろうと、
そう思ったから。
 だから僕はケンスケのものになった。

 僕はずっと誰かのものになりたかった。だからそうした。
 僕の好きな笑顔は、そんな僕をきっと否定するのだろう。そうして、僕を光の中に連れて行こうと
するのだろう。
 だから僕はもう、あの笑顔を好きでいてはいけない。

 僕は『誰かのものになる』ということは、僕の中の全てを塗り替えられる事だと知った。
 心を切り離されることだと知った。
 そして僕を『支配』するものは、その心を決して僕に分け与えることもせず、僕の全てを
呑み込むのだと知った。

 僕はその感覚に、いつしか酔ってしまっていた。 

735:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/10 20:19:45
シンジ…

736:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/10 23:49:34
イイ(・∀・)ヨー

737:鬼畜ケンスケ
06/02/11 01:32:26
 「ね…これ、外して?僕もう逃げないから」
 シンジはおずおずと彼に向かって己を拘束するそれを差し出した。その言葉にケンスケがふん、と
鼻で笑ってみせる。
 「お前、口の利き方知らないな。…まあいいや。今日だけはタメ口許してやるよ。でも明日から
 二人だけのときは、ちゃんと奴隷らしい言葉遣いをしろよ?」
 そう言いながらケンスケはシンジの手錠を外してやる。
 「今日はお前が素直になった記念日だからな。…優しくしてやるよ。本当はもっと乱暴に奪ってやる
 つもりだったんだけど。感謝しろよな」
 そう言ってくつくつと笑うケンスケに、シンジは静かにこくんと頷いた。それから、空いた両手で
そのまま彼の身体を抱きしめてキスをする。
 「………!」
 瞬間、ケンスケの瞳が驚きに見開かれた。シンジはそれに構わず舌を差し入れようとして。
 「…あぅ!!!」
 思い切りその頬を彼に殴られていた。
 「しつけの悪いペットだな。誰がお前から俺に触れていいと言ったよ?!お前は俺の命令に従え。
 それ以外は許さない」
 その言葉にシンジは身体を震わせると、素直にこくりと頷いた。潤んだ目はそれでも何かを誘うように
彼の瞳をじっと見つめている。
 「そんなやらしい目をして…シンジ、お前って素質あるんだな?まだお前、俺のものちゃんと咥えた
 こともないのに、もう完全にトロトロじゃないか」
 そう言うとゆっくりとシンジを抱きしめる。その瞬間、彼の表情が歓喜に彩られた。

738:鬼畜ケンスケ
06/02/11 01:34:06
 「ぁぁ……!」
 甘い声を上げる。それはまるで、身体よりも先に、シンジの心が絶頂を迎えた証のように
彼の身体を震わせた。
 そのまま、胸に唇を這わせていく。ぴくり、と震える体にケンスケがにやりと微笑んだ。
 「おまえばっかり気持ちよさそうだな。シンジ、ちょっとは俺のことも愉しませてみろよ」
 そう呟くとシンジの手を彼の熱く昂ったそれに重ねる。瞬間シンジの頬が赤く染まった。
 「いつもやってるだろ?見せろよ。お前が自分でしてるところ、俺に見せてみろよ…」
 ねっとりとした声音に、シンジの体が震える。それからおずおずと頷くとシンジは少しずつ
その掌を動かし始めた。
 「あ、あ…っ!」
 甘い声が上がる。それに追い立てられるかのようにシンジの動きが早まった。と、それを
突然ケンスケは留めると彼の手に落ちていたローターのスイッチを握らせた。
 「こっちも自分で動かせよ。お前の好きな強さでかき回して感じてるところ、見せてみろ。
 自分で後ろも慰めるようになるんだからな、お前はこれから先」
 ケンスケの意地悪い言葉に、シンジはひくひくと身体を震わせる。そしてそのまま手元のスイッチを
入れ、目盛を最大にあわせる。
 「ああああああっっ!!!」
 びくびくとシンジの身体が跳ね、何かに縋るように床を掻き毟る。その手をとるとケンスケはシンジの
片腿を自分で開かせてその痴態をじっくりと眺め始めた。
 「……ぅ…や…だ…!」
 頬を真っ赤に染めながら、そう呟くシンジにケンスケは低く囁きかける。
 「自分でこんな強くしておいて、嫌だ、はないだろ?意味判んないよお前」
 楽しそうなその表情は、シンジの心を熱く震わせた。シンジはもう、限界だった。
 「……お願い…」
 聞き取れるか否か、というくらい小さく呟く。それを無言で聞き返すと、シンジは諦めたように
少しだけ大きな声で呟いた。

739:鬼畜ケンスケ
06/02/11 01:40:00
 「…お願いだから…早くケンスケのものにして…!」
 その言葉に満足そうに微笑む。だがそれとは裏腹に、ケンスケの言葉はシンジを更に追い詰める
ものだった。
 「そんなんじゃ分かんないだろ。お前俺にどうして欲しいんだよ?」
 責めたてる言葉はシンジの羞恥を加速させる。涙を浮かべふるふると首を振る彼の姿を顎で促すと、
ようやくシンジは観念したようにぼそりと呟いた。
 「…入れて…ケンスケのもの、僕の中に入れて…!」
 「モノと中とか、よく分かんないな。それに人に物を頼むときにはお願いします、だろ」
 精一杯の言葉を否定され、シンジの表情が羞恥に歪む。それでも彼は必死で彼に応えた。
 「入れてください…ケンスケの…を…僕の…中に…入れてください…。お願い、します…」
 肝心なところは聞き取れないほどに小さいその声に、ケンスケはそれでも満足したように微笑みかけた。
 「まあ、初めだしそれくらいで勘弁してやるよ」
 その言葉に一瞬シンジの顔が明るさを取り戻し。しかし次の瞬間、一気に奈落に叩き落された。
 「ちゃんと俺の前でイケたら、してやるよ」
 優しげなその声に、シンジはふるふると首を振った。何故なら彼の身体はもう限界寸前だったからだ。
それは、『欲しい』という意味合いのそれではなく、単純にシンジの限界だった。
 「駄目…もうこれ以上は…!」
 「…ああ、そういやお前もう、2回もイってるんだっけ?それでまだこんなに勃つんだから、元気だよ
 なあ?ああ、それとも単なる淫乱か?」
 シンジのか細い声をからかうように、そう続ける。シンジは涙を浮かべてケンスケに哀願していた。
 もう一回でもイかされてしまったら、シンジはそれ以上は限界だった。自分にはケンスケを受け入れる
余裕がなくなってしまう。だがそれを彼は決して許さないだろう。だから必死で恥ずかしさも忘れて
シンジは彼に懇願していた。
 だが、ケンスケはそれを決して許さなかった。冷たい声が部屋の中に響き渡る。
 「やれって言ってるだろ?…それとも俺の命令が聞けないって言うのか?!お前もう自分の立場
 忘れたのかよ?!」
 怒気を含んだその声に、シンジはようやく諦めたように、やります、とだけ呟くと自身に再び手を這わせ
はじめた。

740:鬼畜ケンスケ
06/02/11 01:42:41
 「…うぅ……っ!」
 低く呻くと、ぴくぴくと身体が震える。シンジが彼に懇願している最中も自分を責めたてていた
玩具は、相変わらず強い力でシンジを掻きまわしつづけていて、シンジのそれはもうほんの
小さな刺激でも爆発寸前なほどに膨れ上がっていた。
 「あう…っ!!!」
 短く叫ぶと、シンジはあっさりとその性を解き放つ。
 びりびりと掠れた様な快感が彼を襲い、シンジはそのまま意識を失いかけた。だが、それを強引に
呼び戻される。
 「寝てんじゃねえよエロシンジ」
 がつりと蹴られた衝撃でシンジの意識はようやく繋ぎとめられた。それを嘲るようにケンスケは
シンジの内部を掻きまわすそれを引き抜くと、耳元で囁く。
 「じゃ、俺の番だな。シンジ嬉しいだろ?欲しがってたモノ、やるよ。ずいぶんお前大胆に欲しがって
 たよなあ?」
 その言葉にシンジはびくっと震える。怯える様な目で首を振り、シンジは彼に赦しを乞うた。
 「駄目…もう僕駄目…!できないよ…!お願い、口でするから…だからもう今日は許して…」
 シンジの泣き出しそうなその声にも、ケンスケは容赦することはなかった。何も言わずそのまま
一気に彼の身体を開かせると、彼のものを打ち込んで掻きまわす。
 「あぁぁ!嫌…やだ…!お願い許して…許してよぉ…!」
 ぼろぼろとシンジの目から涙が溢れ出す。それをにやにやと見下ろしながらケンスケは更に激しく
彼を追い詰めた。
 腰を掴み、がくがくと揺さぶる。それから内部を抉るように己のものでかき回すと、シンジの一番
感じるところを探り当てるように小刻みに突付き上げた。
 「やだ…やだ…!もう嫌だぁ…!」
 もう理性さえ失っているのかもしれない。虚空を見つめながらシンジはただそう呟きながら、
ケンスケの責めをただ耐えるしか術はなかった。
 と、そのある一点を突いたとき、シンジの表情が怯えたそれに変わる。ケンスケはそれを見逃す
事無く、重点的にその部分を責めたて始めた。

741:鬼畜ケンスケ
06/02/11 01:44:38
 「やっ!嫌だぁぁぁ!!!ケンスケ止めて、許して…許してよぉぉぉ!!!!」
 叫ぶような声を上げて、ただ首を振る。しかしそんな事では与えられる感覚が消えるはずもなく、
シンジは次第に己のものが再び熱を持ち始めるのを感じて身体を震わせた。
 それは既に、快感ではなく自分を追い詰め、苦しめるだけの感覚。彼の身体によってもたらされる、
紛れもない苦痛でしかなかった。
 「やだ…もうイきたくない…無理だよ…!やめて、やめて…もうやだ…っ!」
 夢中でそう叫ぶ。しかしそんなシンジに降りかかるのは、ケンスケの意地の悪い微笑みと、冷たい声。
 「やっぱりお前、そういう顔が一番いいよ。シンジ、もっと泣き喚けよ…!」
 その言葉に漸くシンジは、わざと彼がシンジを限界まで追い詰めたのだと知った。しかしそれを
知ったからとて彼にはどうしようもない。
 シンジはただ涙を流しながら、ケンスケのするがままそれを受け入れ、苦痛に耐え、収束を待つこと
しか出来なかった。
 「くう…!」
 そしてようやく、ケンスケは短く叫びシンジの中に己を解き放った。同時にシンジもまた自分自身が
限界を越えた性を吐き出したのを感じる。
 いいや、本当にそれは吐き出されたのかさえ、彼には分からない。ひりひりと痛むその渇いた感覚に、
シンジは自分が何処か暗いところへ堕ちていくのを感じていた。
 
 意識を失ったシンジを、ケンスケは面白そうにただ見つめる。自分の掌の中で乱れ、泣き、哀願する
シンジの姿は彼に大きな歓びを与えていた。
 「お前は全部持ってるんだよな…俺の欲しいもの、全部。だから俺はお前を赦さない。どこまでも
 追い詰めるよ俺は、お前の全てを…な」
 目を閉じて尚、苦痛に顔を歪ませるシンジの目尻には、涙の乾いた跡が幾筋も残っている。
 ケンスケはそれを舐めとってやりながら、すこしだけ力を込めてシンジの身体を抱きしめた。
 「逃がさない…離さない。お前もそれを望んでる。俺にはそれがわかるんだよ、シンジ」
 
 呟きは闇に、吸い込まれていった。

742:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 02:18:59
ちょ、、、、これは…
マ ジ で 最 高 だ
今、本物の神を目の当たりにした

743:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 04:50:02
鬼畜ケンスケ最高だ(;´Д`)ハフハフ

744:鬼畜ケンスケ
06/02/11 17:22:25
>743
お前はここでもおでん食ってんのかw

745:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 17:24:21
口腔をおでん種にねぶられる快感!!

746:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:37:04
ネ甲

747:鬼畜ケンスケ
06/02/12 20:21:53
好きだなあケンスケスレ。あそこの空気は実に落ち着くよ。
向こうで言えといわれそうだなw
職人がまたいい。自分的神。力をくれるよ。
やはり人の萌えは大きな力になる。とても嬉しいよ。


748:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 21:31:38
あそこは腐女子禁止だぞ

749:鬼畜ケンスケ
06/02/12 21:52:15
覗くくらいは許してくれまいか。あの空気を壊すのは自分の本意ではないし。
エールを送りたかっただけだった。すまんかった。
スレ違いだなそういえば。ごめんよ。

750:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 22:05:58
個人的には鬼畜ケンスケの話が一番楽しみなわけですよ
自分ほどこのスレをチェックしてる人間もいまい

751:鬼畜ケンスケ
06/02/13 18:23:07
ありがとよ。涙出るくらい嬉しいこと言ってくれちゃって
こやつめ、はははw 

ま、いい機会だしもうちょっとだけ充電することにするよ。
頭の切り替えが上手くいかねえわココ最近。


752:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 00:39:14
まあアフリカではよくあること

いやいやマジレスすると本気で書けないときは無理に書こうとするな
その無理が目に見てとれるから休む時は休めばいいと思うよ

753:鬼畜ケンスケ
06/02/18 22:06:40
>752
ありがとさん。お言葉に甘えて休みすぎ自分w
風邪で失われた体力を回復するのに、案外時間かかった。
流石一ヶ月引き続けた風邪だ。頑固すぎ。医者にも結核かもね~とか言われて
素でびびったし。いや、大丈夫だったけど。風邪こえぇ。

754:鬼畜ケンスケ
06/02/18 22:09:38
 シンジが目を覚ましたとき、辺りは既に明るくなっていた。慌てて周りを見渡すと、いつの間にか
シンジは自分の部屋に運ばれていたらしく、隣には暢気な顔でぐっすりと眠るケンスケの姿。
その無邪気そうな寝顔に、シンジは昨夜の出来事がまるで夢だったのではないのかという想いに囚われる。
 だがそれが夢ではなかった証拠に、体中は骨が砕けてしまったのではないかと思うほどにがくがくで、
首には昨日掛けられた首輪がきちんと付けられていた。
 シンジは少しだけ迷って、ケンスケを起こす。

「…朝だよ。僕、学校行かなきゃ」
 揺さぶられてケンスケも薄目を開ける。シンジは彼が目覚めたのを確認すると、おずおずと自分の
首に付けられたそれに手を当ててケンスケに伺うように声をかけた。
「これ…外していい?二人のときはちゃんと付けるから、外では許して…」
 シンジの言葉にケンスケは薄目を開けたままこくりと頷く。思いがけずあっさりと認められた要求に、
シンジはやや驚きながらも嬉しそうに微笑んでケンスケに礼を言う。
「朝ごはん作るね。出来たら起こすから、もう少し寝てて」
 シンジはそれだけ言うと、少しだけ勢いを付けて布団から身を起こす。そうしなければとても身体を
起こすことなど出来そうもなかったからだ。
 ずきん、と腰の辺りが少しだけ痛んで、シンジの顔が苦痛にゆがんだ。それを押し隠しながら、再び
にっこり微笑むとシンジは台所へと姿を消した。
 ケンスケはその後姿を見送りながら、少しだけ苦笑する。
『無理しちゃって。…そういう顔されると、また虐めたくなっちゃうじゃないか』

 くつくつと押し殺した笑いは、シンジの元までは聞こえはしなかった。

755:鬼畜ケンスケ
06/02/18 22:12:08
 「シンちゃんたらいま~~~ああもう、お腹ぺこぺこ。夜食も食べれなかったわよぉ!」
 二人で朝食をとっていると、ミサトがバタバタと玄関から帰宅する。目の下にはクマ、髪の毛は
ぼさぼさで疲れきった様相だ。と、それがダイニングにいる来客の存在に気付くと突然きりっとした
顔に変わる。
 シンジがその変貌振りに呆れながらも、何か食べますか?と訊ねるとミサトは、うー。お風呂先に
入るわ。などと言ってバスルームへと姿を消した。
 「くぅ~、羨ましいヤツだねシンジは!あんなお姉さまに毎日シンちゃん、なんて呼んでもらいたいよ俺も!」
 拳を握り締めながら天を仰ぐケンスケからは、昨日までのあの姿は微塵も感じられない。
 シンジは何となくほっとしたように笑みを浮かべた。
 それから支度を整え、二人はミサトに見送られながら揃って家を出る。その時ケンスケが学校とは
反対方向に歩を進めようとして、ふと思いついたように振り返った。
 「お前も来るか?シンジ」
 その言葉に一瞬シンジの顔に躊躇の色がみえた。それに気付いているのかいないのか、ケンスケは
そのままにっこり笑うと、冗談だよ。と続ける。
 シンジはその姿にちょっと驚いた顔をしながらも、少しだけ何かを考えるように顎に手を当てると、
ケンスケに向かっておずおずと声をかけた。
 「行こうかな…」
 シンジの言葉に今度はケンスケの目が驚いたように丸くなる。それからちょっとだけ嬉しそうな顔で、
彼はシンジに笑いかけた。

756:鬼畜ケンスケ
06/02/18 22:13:49
 「バカ、いいよ別に気を使わなくて。お前ただでさえ出席少ないんだから無理すんなって」
 なんだか妙に優しい言葉に、シンジの胸が締め付けられる。
 「それとも俺がいなくて寂しいのかよ?」
 そんなシンジの胸のうちを知ってかしらずか、ケンスケがちょっとからかう様にそう問いかけた瞬間、
シンジの頬が真っ赤に染まった。
 「………」
 その表情に思わすケンスケの動きが止まる。

 『これで無意識なんだから、コイツって本当罪作りなヤツだよなぁ』
 暢気にケンスケがそんなことを考えている間も、シンジはもじもじと頬を染めて俯いたままだ。
そんな彼の姿にケンスケは少しだけ意地の悪い微笑を作って見せた。
 「別に寂しくないだろ?…それとも感覚がないのか?」
 そう言ってシンジの腰の辺りに手を回す。シンジはその瞬間不自然なほどびくりと身体を震わせると、
慌てて首をふるふると振った。

 「直ぐ戻るよ。それまでいい子にしてな」
 それだけ言うとあっさりとシンジに背を向けて行ってしまう彼の姿に、シンジは少しだけほっとしたような
寂しいような感覚を覚え、もう一度首を振ってみせると学校の方角へと歩き始めた。

757:鬼畜ケンスケ
06/02/18 22:15:44
 「よ、センセ。そんなちんたら歩いとったら遅刻すんで!」
 後ろからトウジが追い越しざまにシンジの肩をたたく。シンジはそれに笑顔で答えつつも、彼を
追いかけようとはしなかった。
 「なんや?ホンマに遅刻してまうで?」
 振り返りそう声をかけてくる彼に、シンジは首を振ってそれに答える。
 「ん、僕ちょっと今走れないんだ。いいから先に行ってて」
 シンジの言葉に少しだけ妙な表情をしながらも、トウジはそのままほな、後でな!と言って彼を
おいて学校へと向かう。シンジはその後姿を見つめながら、ふう、と溜息をついた。

 彼の明るい笑顔は今のシンジには眩しすぎた。自分が望んだこととはいえ、シンジは少しだけ
後悔の溜息をつく。
 どうにもならない、という訳ではない。しかしシンジにはどちらを取っても後悔しか残らないような
気がして、気分が塞いでゆくのを止められずにいた。

 ケンスケがいないから、こんな事を思ってしまうのだ。

 シンジは自分の肩を自分で抱く仕草をする。自分を強引に引き寄せるあの腕が今はいない。だから
自分はこんなにも迷ってしまう。

 シンジは彼に思いを馳せながら、とぼとぼと学校へと向かっていった。

758:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 22:37:11
キタキタ!!待ってたよ!!
いよいよトウジ登場か

759:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 00:44:13
いやーんなフラグきたあああ

760:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/20 03:48:59
復活キタコレ(;´Д`)ハフハフ

761:鬼畜ケンスケ
06/02/21 00:21:47
 バイブレーションがシンジのポケットから伝わってくる。授業も半ばを過ぎた頃の、いきなりの
呼び出しだ。シンジは慌ててそれを取り出し、液晶画面を見つめる。
 非常召集かと思ったそれは、ケンスケからのメールだった。ほっと息をつきながらシンジは
内容を確認し始める。その中身に目を走らせた彼の身体がびくりと震えた。
 授業は続いていく。それに耳を傾けながらも、シンジにはその内容など全く頭に入っては
こなかった。ただ携帯の画面を呆然と見詰めている。
 ややあって授業は何事もなく終了し、シンジはそのまま教室を後にした。トウジがその後姿を
何の気なしに見つめ、見送る。
 シンジはその視線に気付くよしもなく『彼』の要求を叶えるべくある場所へと向かっていった。

 シンジは体育用具室にいた。薄暗く、人気のないその場所に彼は呼び出されていた。
 何をさせるつもりなのかは分からない。シンジはただ彼の要求するまま、そこに足を踏み入れた。
 「ケンスケ…」
 いるはずのない存在に呼びかける。返事は当然返ってこない。だがシンジの姿が見えているかの
ように彼のポケットから再び彼を呼ぶ振動が伝わってきた。
 びくりと身体を震わせ、それを取り出す。液晶画面には彼からの要求を伝えるメール着信画面が、
シンジを追い詰めるように表示されていた。
 迷う事無くそれを開く。その瞬間、シンジはぴくりと肩を震わせると無意識に首を振った。


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