エヴァで801するスレat EVAエヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト560:469 06/01/10 01:17:18 嬉しい気持ちが。 知りたいと言う気持ちが。 欲しいと思う気持ちが。 愛しいと思う、気持ちが---- その気持ちがある限り、いつか、きっと。 それはこんな形では決してないけれど。 それでも。 『人の心を取り戻せば、元の形に戻れる。また、他人の恐怖が始まる。 碇君は、それでもいいの?』 分からない。 でも、父と抱き合ったときのあの気持ちも、自分にとっては嘘ではなかったから。 だから、きっとやり直せる。 ゲンドウはそっとその目を閉じた。 『ああ、そうだ』 『自分にとって彼がいた時間は、決して嘘ではなかった』 『それは確かに、自分にとって』 『私はあの時確かに、嬉しかったのだ----』 世界が全ての色に染まる。黒い月が、壊される。 それは。 それは、始まりの瞬間。 全てのいのちの、再生の瞬間だった。 561:469 06/01/10 01:19:14 気がつくとシンジは波打ち際に打ち上げられていた。隣にはやはり同じく、アスカの姿。 シンジはその首に手をかける。 シンジの掌に脈打つもの。シンジの掌を通じて伝わる呼吸。それは、生きていることの証だった。 生きている。これが、生きるということ。この身体をもっている事そのものが、ヒトが生きるということ。 「…気持ち悪い」 アスカがぼそりとそう呟いた。 気持ち悪いと感じる身体も、気持ちいいと感じる体も。 それらは全て、同じ身体。 その身体をつくるものが。そのこころを形作るものが、ATフィールドと呼ばれたそれなのかもしれない。 「帰ろう。アスカ」 シンジはそっと彼女の手をとった。まだ呆然としている彼女は素直にそのまま彼に従い立ち上がる。 そう、僕達は帰らなくてはいけない。あの街へ。この、大地へ。 この海に還るのではなく。 ヒトは生まれたときからこの海に還りたかっている。それでも帰る所はこの大地にしか存在しないのだから。 だから、帰ってきて。 「父さん。僕、待ってるから。…ずっと待ってるから…」 振り返ってその海を見つめる。 帰ってくる。きっと。 この体験で得た想いを、長い経験の中で繰り返してきた存在が『大人』なのだとシンジはあの時知った。 だからきっと帰ってきてくれる。 そしてシンジは振り返る事無く歩き出した。 その海に背を、向けて----- 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch