エヴァで801するスレat EVAエヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト497:469 06/01/05 11:05:56 『母さんを返して』 シンジの言葉にゲンドウの身体がかっと熱くなる。 『返して、だと?』 『ユイが帰ってこなかったのは、誰の為だ?』 『未来。…お前のいる未来というモノの為に』 『お前の為に』 『お前の為にユイは帰ってこなかった』 『そのお前が言うのか。返してと』 『私から全てを奪った、お前が言うのか』 『私に全てを奪われた、などという言葉を----!』 口を開くよりも早く、ゲンドウの拳がシンジの頬を捉えた。 突然の出来事にシンジの身体はあっさりと床に打ち付けられ、 唇の端は切れて血がにじんでいた。 「父さん…」 血を拭いながらシンジはそう呟いた。驚きで目が見開かれている。 だがそれに構わずゲンドウは立ち上がると彼の胸倉を掴みあげた。 シンジの身体がびくり、と緊張するのが服の上からでもよく分かる。 その姿にゲンドウはようやく我に返った。 そのままシンジの両目を見据える。 498:469 06/01/05 11:06:45 ユイと同じ黒い瞳。 今にも泣き出しそうに、潤んでいる。 彼がネルフに来てからは、こんな目しか見ていない。 いいや、初めに見たのは彼の元を去った、あの時か。 あの時から、シンジはずっとこんな目をしていたのか。 ゲンドウは掴みあげた手を、そっと下ろした。不審そうに見上げる彼の肩に掌を置く。 「人は自分の力で、独りで歩くしかない。私はずっとそうしてきた」 全てを失ったとき、そう悟った。 満たされたと思ってもそれはすぐに消える。結局人は独りに戻る。 ならば、それに縋るのは辞めようと心に誓った。 「だが、お前は」 そんなふうに生きられぬ者もいる。しかしゲンドウは何かに縋るより独りの方がまだ楽だったから。 「お前は、誰かに縋る生き方を選ぶのか」 自分には選べぬ生き方を。 それを、彼女に似たこの息子は選ぶのか。 「ならば与えてやる。だが私はこれの他に方法を知らぬ」 「父さ……」 思わず出たシンジの言葉は、そのまま何かに遮られた----- 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch