もし、ガイナックスキャラの性別が逆だったら……at EVA
もし、ガイナックスキャラの性別が逆だったら…… - 暇つぶし2ch883:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:22:09
 初号機は使徒を発令所から離すべく、使徒の顔を掴み壁に押し倒す。
 その壁の向こうはケイジだった。衝撃で、足場やブリッジが破壊される。
 使徒を押さえ込み左手で殴りかかろうとする初号機。その刹那使徒の目から光線が発射され、初号機の左腕は吹き飛ばされる。
 壁に激突し、体液を吹き出す腕。その液は側で見ていた女を赤く染めたが、その女は動じもせずただ戦いを見届けていた。
「うわああああああああああッ!!!!」
 痛みを堪え、叫ぶレイ。
 初号機は再び使徒の顔を掴むと、そのまま射出口へ移動する。カタパルトに使徒を押し付けながら、振り返る。
「ミサトさんッ!」

 ハッとするミサト。焦って命令を出す。
「5番射出! 急げ!!」

 使徒を押さえたまましゃされる初号機。壁に押し付けられた使徒から火花を散らしながら上がっていく二体の巨人。
 ジオフロント内に射出されると、初号機は使徒を地面に押し倒す。
「うわあああぁぁぁぁッ!!!!」
 何度も、何度も使徒の顔を殴る初号機。顔を掴み、引き剥がそうとする。
「このぉぉぉッ…!!」
 さらに引っ張る初号機。しかし突然、動きを止める。
「!?」
 振り向くレイ。見ると、残時間を表示するカウンターは「0」で止まっていた。
「エネルギーが…切れた…!?」


 上昇しているエレベーターの中でマヤ。床にはノートパソコンが置かれている。
「初号機、活動限界です! 予備も動きません!!」
「レイちゃん…!」


 動きを止めた初号機の頭を掴む使徒。まるで糸の切れた人形の様に力の無い初号機。そのまま、軽々と投げられる。
「レイちゃん!」
 ミサト達が非常口から出てきた瞬間、本部に叩きつけられる初号機。
「レイちゃん!!」

884:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:27:35

「動け! 動け! 動け! 動け!! 動いてよ!! 今動かなきゃ、何にもならないの!!」
 暗くなっているプラグ内、激しくレバーをガチャガチャと動かすレイ。突如顔を歪める。
 初号機の胸部には使徒の腕が刺さっており、その腕を戻す使徒。
 少しの間の後、吹き出す赤い液体。
 一閃、初号機の胸が吹き飛ぶ。
「くっ!」
 爆風にあおられるミサト。風が収まるとハッと見る。
 装甲版が外れている初号機の胸部に、なんと使徒と同じ、光球が見える!
 眉をしかめるミサト。
「…あれは?」
 使徒は再び腕を伸ばすとその光球めがけて攻撃を繰り出す。
 初号機は、ただ黙ってその攻撃を受け続ける。
 レイは、必死にレバーを動かす。
「動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!!
 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動け!! 動いてよッ!!
 今動かなきゃ、今やらなきゃみんな死んじゃうの!! もうそんなの嫌なのよっ!! だから、動いてよッ!!!!」





  ドクン…





「!!」


  ドクン…

885:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:29:13




  ドクン…



  ドクン…


  ドクン…

  ドクン…!


  カッ!!

 消えていた初号機の眼が、再び光り出す。
 迫ってくる使徒の左腕を右手の指先で受け、まるでカンナくずの様に切り刻む。
 動きが止まったところで一気に握り潰し、グイッと引き寄せる初号機。使徒は被いかぶさる様に初号機に激突する。
 そのまま初号機は使徒を蹴り込む。瞬間ちぎれる、使徒の腕。使徒は吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられる。
 その光景に、恐怖を覚える一同。怖れながら、マヤ。
「エ…エヴァ、再起動」
 ゆっくりと立ち上がる初号機。ちぎった使徒の腕を、なくなった自分の左腕に添える。するとなんと初号機の腕と使徒の腕が融合し、左腕が再生された。それは、生身の人間の腕そのものだった。
「……すごい…」
 呆然とするミサト。
「まさか…信じられません!」
 ノートパソコンを見ながら、パニックになっているマヤ。
「初号機のシンクロ率が、400%を越えています!!」
 マヤの報告を聴き、呟くリツ。

886:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:32:46
「やはり目覚めたのか? …彼が…」
 天に向かい、吠える初号機。

  グォオオォォォォォ!!

 刹那、突然飛び出す使徒の腕! 初号機はゆっくりと手を上げると、一気にバッと降り下ろす。
 ただそれだけで使徒の腕は次々に切断されていく。立ち上がっていた使徒はA.T.フィールドを展開させるが、まるで紙のごとく易々とその身ごと引き裂かれ、再び倒れる。
 それを見ると初号機は獣のごとく四つん這いになり、そのまま這って使徒へと近付いていく。
 異様な光景に、一同は言葉も出ない。
 初号機が側に来ると、ヨロヨロになりながらも最期の抵抗を試みようと、使徒は目を光らせる。
 しかし、躊躇なくその顔を潰す初号機。初号機は辺りを見回すと、既に活動を停止している使徒にゆっくりと顔を近付ける。
 刹那、上下に大きく開く口!
 そしてなんと、初号機はそのまま使徒の残骸を食べ始めた。
「使徒を…食ってる?」
 声を絞り出すミサト。
「S2機関を自ら取り込んでいるというのか? エヴァ初号機が…」
 恐れの表情で、見上げるリツ。
 しばらく使徒を食べていた初号機だったがおもむろに立ち上がり、空を見上げる。

  バキンッ!

  バキンッ!

 初号機の両肩の装甲が吹き飛ぶ。
「拘束具が」
「拘束具?」
 マコが返すと、リツは厳しい顔になる。
「そうだ。あれは装甲版じゃないんだ。エヴァ本来の力を俺たちが押さえ込む為の拘束具なんだよ」
 見上げる一同。
「その呪縛が今、自らの力で解かれていく。俺たちにはもう、エヴァを止めることは出来ない」

887:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:33:47
 天に向かい咆哮する初号機。スイカ畑で、それを見上げている加持。
「初号機の覚醒と解放。ゼーレが黙っちゃいないわね。これもシナリオの内ですか? 碇司令」

 司令室にて、吠える初号機を見つめている冬月とゲンドウ。
「…始まったわね」
「…ええ。全てはこれからよ」





     つづく

888:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:36:22
普通に容量足りた件。
携帯からだからビクビクしてた。
これで一応の山場は終わったかな…。
あと八話か、頑張れ俺。
そして早く直れPC。

889:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/29 13:51:09
お疲れ
割り込みごめんね

890:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/30 00:34:35
おお!超GJ乙です!!
ずっと楽しみに待ってたよ

891:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/31 04:00:41
携帯からスゲェェェェ!!!!!
GJ!

892:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 09:07:04
(・∀・)GJっす
次のスレタイは
「エヴァのキャラの性別を逆にしたら・2」
かな?

893:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 11:42:14 uX/7isDY
ガイナキャラって幅広くする必要もないからな
俺はそれでいいと思う

しかしまさか次スレいくとは

894:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 12:17:05
職人が神だからさ

895:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 12:53:09
ごめんあげてた

896:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 14:12:27
じゃあスレタイが変わる前に書き途中だったガンバスターのSSでも落としとくかね

897:~宇宙怪獣殲滅作戦~
06/09/01 14:14:37
「わかった…ノリ、合体しよう!」
「よっしゃあ!兄貴!!」
 ガズの決意と共にバスターマシン1号と2号は合体態勢に入った。
 その中でカズは、決意と共に何かを思う。
(君の六ヶ月…この六ヶ月戦ってみせるよ、君のために。
それが、君と同じ時間を生きられる唯一の方法なんだね)
 パーツとパーツがドッキングし、徐々にその全貌を明らかにするガンバスター。
 コックピットが移動し、遂にガンバスターが姿を現した。
「ガンッッ!バスタァァァ!!」
 咆哮にも似たノリとカズの叫びが、宇宙怪獣の占める宇宙に木霊する。
「ノリ、エクセリヲンは健在。僕達の左下方にいるよ」
 状況の分析を終えたカズが言う。
 ノリはそれを聞き終わると、熱の激る瞳を宇宙怪獣に向けながら、口を開いた。
「兄貴、あれをやろう」
「あぁ、いつでもいいよ」
 ノリのその言葉を待っていたかのように、頼もしくカズが笑う。
「ウオオオオォォォッッ!!!!」
 ノリの雄叫びと共に、ガンバスターは一気に上昇した。
「スゥゥゥパァァァ!!」
「イナズマァッ!!」
「キィィィィィィッックゥ!!!!」
 宇宙怪獣を次々と倒していく強烈な一撃。

898:~宇宙怪獣殲滅作戦~
06/09/01 14:16:24
 そうこれが、スーパーイナズマキックだ!
「合体したガンバスターを、ただのマシンだと思わねぇことだ!」
 エクセリヲンの甲板に降り立ち、ノリは言う。
「コーチの!」
 自分達を育ててくれたコーチ。
「コーチの!!」
 体に負担をかけてまで、自分達に託してくれたガンバスター。
「コーチの心が詰まっているからなあああぁぁ!!!」
 ありったけの思いを、バスタービームにして放つ!
 宇宙怪獣を焼き!溶かし!銀河に延びていくバスタービーム!
「ノリ、敵機直上、急降下」
「くっ!」
 そのままガンバスターは上を向いた。
 バスタービームはそのまま直上にいた宇宙怪獣を分断し、
「下からも来るよ。約3000」
「ホーゥミング!!レェェェェザァァァァァ!!!」
 そのままホーミングレーザーを発射する! ホーミングレーザーを喰らった宇宙怪獣は、紅い閃光となって消えていった。
「みんなの未来、僕達の未来…ガンバスターで作ってみせる!!」
「その通りだぜ!だがらお前等、邪魔すんなァッ!!」

899:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 17:46:09
>1に他のガイナックスキャラもOKって書いておくといいんじゃないかと>>897-898を読んで思った。

900:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 17:50:37
900

901:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/02 05:23:44
>>897-898

熱いwwwwww
俺が一番好きな場面じゃんwww

トップ2はキモいだけだな

902:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/02 06:31:49
いっしょにドラム缶風呂に入って弟分に髪を洗わせる兄貴とか
肩を組んでプリクラとか駄目かい?

903:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/03 11:03:03
ラルク姫とチコちゃんはキモくないよ


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