新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレat ASALOON
新聞雑誌でアニメ・オタク特集が載ったら集まるスレ - 暇つぶし2ch243:メロン名無しさん
06/03/32 20:13:01 0
読売新聞 2006年3月31日(金)東京夕刊12面 POPカルチャー
[OTAKUニッポン] さよなら座談会 「萌えるニッポン」の明日

◆本田・萌えは究極のナルシシズム 岡田・特別な存在でなくなった 堀田・自信喪失でおたくに注目 
2年3か月にわたり、おたく文化の最先端を報告してきた「POPカルチャー」も、ついに最終回。作家の本田透さん、
ノンフィクションライターの堀田純司さん、ニュースサイト記者の岡田有花さんによる座談会で締めくくります。
「萌えるニッポン」の明日はどっちだ! (司会は文化部・石田汗太、福田淳)
 
◆新たな消費集団 
 ―25回の連載を振り返っての感想を。
岡田 それなりにおたく文化には詳しい方だと思ってたんですが……。1回目から「ゴスロリ」(2004年1月)とは。
   一般読者はどこまでついてこれたんでしょうか(笑)。
本田 「着ぐるみコスプレ」(同10月)とか、全国紙なのに雑誌より紹介が早い。「ドール愛」(同3月)も早かった。
   種村季弘さんにコメントをもらったのにはびっくりしました。
堀田 僕も同時期に『萌え萌えジャパン』という「萌え」の最前線をリポートする連載をウェブでやって本にしましたが、
   このように「濃い」シリーズがよくも紙上で実現したものだと瞠目しておりました。
本田 僕なんか「妹ブーム」(04年9月)と「電波男」(05年4月)で、2回も記事に取り上げてもらった。
   『電波男』執筆の依頼が来たのが、「妹」の直後だったんです。
岡田 『電波男』を書くきっかけは『電車男』だったんですか。
本田 いえ、僕の個人サイト「しろはた」で書いてきた日記がもとになっています。10年近く前から人知れずコソコソ
   書いていたら、みんなが急に僕の話を聞いてくれるようになった(笑)。
堀田 『電波男』は「反・恋愛資本主義」の思想書ですね。これまでも、みうらじゅんさんらが掲げた「童貞」のような
   対抗思想はありましたが、本田さんの著書で「女性に対抗できる消費集団はおたくなんだ」と日本社会が気づいた。
◆自信喪失の時代 
本田 僕は堀田さんのウェブ記事で、おたく市場の大きさに驚いた。アキバの片隅だけの話だと思っていたので。
堀田 ここ数年、新たな消費文化としておたくが注目されたのは、やはり、日本社会がポストバブル期に一度自信を
   大きく喪失したことが背景にあると思う。
本田 何も自慢できるものがなくなった時に、「日本にはおたく文化がある」と気づいたんですね。
   宮崎駿監督も、押井守監督も、実は20年も前から同じことをやっているのに、80年代はさほど評価されていない。
堀田 マーケティング分野では、思春期の嗜好がその後を決めるという「思春期仮説」がありますが、
   近年の「ガンダム」や「萌え」ブームは、小学生の時にガンダムを見て、その後のラブコメブームを体験した人が、
   社会の中核に進出してきたのだと感じます。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch