06/04/27 19:16:16 aOxaAGmX
俺は昔から作品に稀にいる「最強無敵キャラ」というものを
どうしても好きになれない性質だった。世界には存在し得ない法則「完全」。
全てが不完全だからこそ世界は成立する。故に「完全」は許されない。
いや、それが傍観者や隠者等のまだ大人しい位置にいるなら許せた。
悟りとは精神の極みだ。精神も「完全」ならそれは一つの自立したものだからだ。
故に自ら世界から遠ざかる。世界に干渉しなければそれでいい。
だが「完全」の力を持った存在が我々と同じ「不完全」な精神を持ちえたとき、
それは暴走する。無知に力を与えてはいけない。気違いに刃物とはよく言ったものだ。
力を確かめたくなる。力を知りたくなる。力を行使したくなる。それは「不完全」故の衝動だ。
知ればそこに「完全」が確立すると本能が予想し、到達しようとするからだ。
そして「不完全」な世界は「完全」の力に勝てるわけが無い。
因果律は既定外の存在にも全て平等に行使される。つまり世界が崩壊するのだ。
故に俺は彼女を許せない。論理的にも生理的にも。不完全な世界の一部として。
まあ所詮不完全な存在の作者が作った架空の「完全」だから、そんなのいるわけないがな。
つーかいてたまるかこんな最低最糞の自己厨電波女。