Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 6at ANICHARA2
Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 6 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 01:34:55 7ALRPaf+
■スーパーリンク
URLリンク(www.tbs.co.jp)
↑ TBS公式
URLリンク(p-pit.ktplan.ne.jp)
↑ もものたね (原作PEACH-PITのHP)
URLリンク(www.gentosha-comics.net)
↑ コミックバーズ
URLリンク(kanaria.ddo.jp)
↑ アップローダー (画像関連)
URLリンク(i.cool.ne.jp)
↑ ローゼンメイデンAA保管庫
URLリンク(futaba-info.sakura.ne.jp)
↑ 虹裏キャラ辞典 (実装・赤提灯など)

3:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 01:45:46 xZ/NjZWk
>>1


4:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 01:58:09 DqD76Bg4
前スレの67氏によるアニキャラ個別板のまとめページURLリンク(rmaidenss.web.fc2.com)
薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 第7話
スレリンク(eroparo板)

5:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 02:08:23 obOZZ/Vo
総合スレってこの板に立てていいの?

6:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 02:20:51 26wSA0Vr
>>1乙です
>>5
SS総合になった時、誰かがここに立てたんだよな
最初は「蒼星石虐待スレ」と個人名があったから、ここになったんじゃね?

7:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 02:27:51 26wSA0Vr
>1に前スレの1を付け足したのを置いときますね


このスレは、タイトル通り
ローゼン関連のSSを取り扱っていきます。

※表現の自由  ※批判の自由  ※投稿の自由
これらの自由を念頭に置き、楽しく愉快に進めていきましょう。

作品の評価が欲しい職人は、そう明記しましょう。
但し、厳しい批評をもらっても挫けない、へこたれない。
批評を書く時は簡潔に解りやすくしましょう。ムダに長いマンセーレスは嫌われます。
批評に対する批評は避けましょう。批評するなら作品に対してだけに。ここは議論スレではありません。
基本的に批判は自由ですが、お手柔らかに。職人あってのSSスレです。
次スレは950を過ぎたら、またはスレ容量が500KBに近づいたら立てましょう。

■前スレ Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 5
スレリンク(anichara2板)

URLリンク(rozen.s151.xrea.com) (更新停止
↑ SS作品集・過去の作品
URLリンク(rozen-thread.org) (完全版
↑ SS総合・まとめ
URLリンク(rmaidenss.web.fc2.com) (作品別
↑ ローゼンメイデンSSまとめページ@アニキャラ個別

スレリンク(eroparo板)
↑ 薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 第7話 (エロパロ)

8:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 03:07:47 Dl3zXfz7
素早い誘導、スレ建て乙でした。

9:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 04:35:42 009qYgBr
今でこそSS総合を名乗っていますが、元々は蒼星石虐待スレだったという歴史がこのスレにはあります。

10:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 10:15:37 QjSoJm2R
880 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/03/22(水) 08:58:06 ID:BfJYPqBa
批評はどうでもいいが
自分と作風のカブる書き手や作品のレベルがウザい書き手が出てきた時
批評連発で潰しを入れられれるだけの「保険」が欲しい

批評希望と明記れてるSSのみ批評可じゃ意味が無い

11:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 10:18:13 QjSoJm2R
自由が持つ意味なんて所詮こんなもんか・・・ハア

12:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 11:44:33 VC69qGll
>>10

13:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 11:52:25 Dl3zXfz7
街を大音量で走る偽右翼カーのように、>>10は批評禁止派の釣りに思えてならない。

14:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 12:26:26 QjSoJm2R
天然だと思うぞ?
約一名職人叩きがいたじゃん。



15:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 12:43:10 oti+dUxY
>>1乙です
批評にしても、ここは、こういう方が良いよ見たいな
アドバイス感覚で雰囲気が良くなるレスを期待なんですが…。
と言う事でSS投下、おいらはとりあえず様子見。



16:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 13:22:51 26wSA0Vr
スレが立ったばかりですまないが、一つ提案していいか?
もういっそのこと、ここを批評・批判・虐待・エロ・なんでもありの本来の姿に戻して
アニキャラ総合板にでも、ノーマルオンリー・批判禁止のSSスレを立てないか?
こうまでスレ住人の間に温度差ができてしまっては、このままやってもスレ雰囲気の改善は難しいと思う。

職人がここに投下できないから、エロパロスレにエロとはいえないSSが溢れちゃってる現状もある。
エロパロに迷惑をかけない為にも、新たな職人の発掘の為にも、新スレはいい案だと思う。

言いだしっぺとして、新スレのテンプレを考えてみた。


スレタイ(仮
【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ【一般】

テンプレ

ここはローゼンメイデンの一般向けSS(小説)を投下するスレです。
SSを投下してくれる職人は神様です。文句があってもぐっとこらえ、笑顔でスルーしましょう。
18禁や虐待の要素のあるSSの投下は厳禁です。それらを投下したい場合は、エロパロ板なりの相応のスレに行きましょう。
次スレは>>950を踏んだ人が、またはスレ容量が500KBに近くなったら立てましょう。

関連スレ

Rozen Maiden ローゼンメイデン SS総合 6
スレリンク(anichara2板)

薔薇乙女(ローゼンメイデン)のエロ小説 第7話 (エロパロ)
スレリンク(eroparo板)


とりあえず立てて様子を見る手もあるのだが、どうだろうか。

17:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 14:45:48 DqD76Bg4
スレタイと>>7を繰り返し見直してこい、悪いけど新スレ立てたいだけの屁理屈にしか聞こえん。
嫌な事言うようだが厨はどこに行ってもいる。でも立てるのは自由だから好きにすれば良いと思うよ。

18:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 14:58:54 QjSoJm2R
総合ってSS書いてOKだっけ?
まぁ、板的に大丈夫なら立ててみれば?

19:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 17:49:35 26wSA0Vr
屁理屈にしか聞こえないのも尤もだと思います。
前々スレから続くこの現状を、どうにか打開できないかと考えた苦肉の策です。

立ててはダメという訳ではないみたいなので、ここをどうこうする話は無かった事にして、新スレ立ててみます。
うまくいったらめっけもんってな気持ちでいってきます。

>>18
SSスレの板ってエロパロ以外はこれといって決まってないんだよね。
アニキャラ総合はネタスレが多いみたいなので問題ないと思う。

20:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 18:13:21 26wSA0Vr
立てました

【ノーマル】ローゼンメイデンのSSスレ【一般】
スレリンク(anichara板)

どうなるかは分かりませんが、事態が好転するのを祈ります。

21:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 19:12:49 EZIhXP8Z
もう少しスレ住人や、何より職人さんの意見聞いたほうが良かった気がするが。

22:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 19:39:12 s9lnBFGg
批評のやり方の違いでスレ分けかよ。
まあ厨が沸いてくる時期だし仕方ないか。

23:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 21:16:20 LLea+iGG
というかこれは虐殺(エロ)ありとなしの違いでスレ分け
したものだと思っているのだけど・・・

24:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 21:26:10 5G43+U8b
>>23
>>14

25:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/22 22:04:24 vo0CdPj2
分けてくれるのは読み手としては安心できるのだが、どうせ虐待の方も一度は目を通さないといけないから自分的には意味ナス('A`)

26:もっさり ◆x3BPXU4g5U
06/03/22 23:08:05 4KpbhlC6
この頃スレの変わり目にばっかり投稿してるような気がする。

前スレ>>871
2083年2月開催のまきまき666で発刊予定です。

前スレ>>879
スーパーテラゴメス。本編だけに限らず、関東圏と関西圏を除いて
トロイメント地上波未到達な地域もあるんだよな・・・留意するお。
ちなみに割れも断然コミック派。

27:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 03:34:54 kJjBT2d6
おれも虐待は苦手だからなぁ。
なんかそう言う作品が多くて読むのに困ってる。

虐待禁止のスレがあると正直楽なんだがわざわざ分ける必要あるのかなって気もするんだよね

28:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 03:53:43 eMj3a8wP
古株の俺から一言言わせてくれ
これまで批評や批判関連でこんなに問題になったことってなかった
職人も批評されたことで文句言ったりすること無かったし
改善されることもあったがそのままスルーってのもあった
そもそも理由の無い誹謗中傷はスルーすればいいし、まともな意見なら
それを聞くことも大事だと思うんだ
それに元々は虐待スレから派生していったもんだし今更スレをわける必要も無いと思う
虐待系が嫌なら読まなければいいし、職人もその旨を明記するようにすれば問題ないと思うんだが


29:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 06:59:11 nxl2eBQD
正論だけどさ、
でも、
虐待好きは書くほうも読むほうも、
特殊な性癖であることも自覚して欲しいな。

30:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 08:09:28 euABKd4w
>>29
禿同。虐待物を読んでて楽しいと思うのは快楽殺人を犯すのと同じ心理状態なんだろうね。しかしその心理が暴走し、現実でもやってしまう人もいそうで怖い

31:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 08:24:24 nxl2eBQD
それは極論

とりあえずさ、2chのルールが許す範囲でスレ分割で住み分けが出来るのなら、
その方が好きも嫌いもお互い幸せじゃないか?

32:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 08:40:17 5FMenz5D
ちょっと待ってちょうだい。
この真紅がSSを書いてあげるのだわ。

あの日はそう、とても良い天気だったのだわ。
眩しいしお肌に悪いから、ジュンにカーテンを閉めさせたの。
ジュンは何かブツブツ言ってたけど一番太陽が似合わないくせに
生意気ね。

そうこうしていると雛苺がやってきたの。
せっかくのジュンと二人きりの静かな時間がだいなしだわ。
だから「うにゅうが台所のどこかにあったはずよ」と言ったら
台所にすっとんで行ったわ。
翠星石も物陰に潜んで聞いていたのかしら。
二人の激しいバトルが始まったようだわ。
最後の「うにゅう」はこの真紅が食べたからあるはずもないのに。

でもこれでランチまではゆっくりできるのだと思うと幸せな気分ね。
スレが荒んだらまた、この真紅がSSを投下するのだわ。

33:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 09:26:06 W47fW1IX
>>29
まったくその通りだね。
少数派なのに声だけは大きいのも困ったもんだ。

34:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 13:26:42 QMyLuuph
>>14
数名の間違いだろ、お前の考えだけで決め付けるのはやめとけ
元々が虐待スレなんだから職人に対しても何人かが虐待してても可笑しくないんだからよ

35:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 17:08:56 gSqtlv6R
つまり虐待スレにSS総合なんて名前を付けたバカがいけないということだな。

36:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 19:02:31 s0qM/YXM
エロ、残虐虐待、ノーマル、スカトロ。
もし分けるとしたらこの4つだよな、取り合えず必要なのは。
エロは分かれてるからいいとして、ノーマルが虐待やスカトロとくっついてるのは
どうかと思うが、どうなのよお前さん方的には?
例の職人?のSSが叩き対象になってから、殆どのSSスルーしてる漏れが
どうこういう事じゃないんだけどね。

37:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 19:42:46 9NJyMRpx
スカトロってw
過疎必至

38:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 19:49:38 Iy3OQUZK
>>32
続き待ってる。

39:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 19:55:33 5FMenz5D
たいてい虐待やスカトロはエロなんじゃないか?
残虐はエロがなかったら熱血武闘派としてノーマルだと思うが。

40:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/23 21:35:38 MN864q57
>>36
スカトロと残虐虐待は一緒でいいだろ

41:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 02:18:01 AGILrdC1
>>29
なるほどね。その通りかも知れん
俺は虐待OK派だから気にならなかったが確かに世間一般から見ると少数なんだろう
でもスレ分けるほどのことかとも思う
虐待系SS職人少ないし

42:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 02:41:41 4ZQ/pUrE
逆に見たくないほど嫌いって人はかなり多い系統だと思うけど
個人ではスルーしてたけど軽く目に入ってくるだけでも気分よくはなかったしな
今みたいに荒らしレベルで増えられたらスレわけてもらわないとここにくる気なくなってきてるし

43:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 03:14:08 5WwC3+31
少なくともデュードは虐待以外にバトルも書いてるから荒らしではないと思うが

44:デュード ◆Postal2.YE
06/03/24 03:18:44 BhHgwgKr
俺はかなり前からこのスレ見てたけどよ
こういうくだらねえことで延々と話してるのは初めて見たぜ
仕切り屋志望者多いのかい?

45:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 03:18:50 fTKpYeYK
同意だがスレ容量が切迫しているのに投下を続けたのはちょっとな。

46:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 05:38:50 XtyK+paB
いっそ虐待物を禁止してはどうだろうか
少数派でもあるし、発展には多少の犠牲はつき物だ


47:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 05:44:31 YOLCF0lY
虐待に嫌悪感抱く人はノーマルスレに移動すればいいんでないの?
せっかく立ったスレなんだし。
んで虐待おkの人はこのスレにとどまればいいじゃん。
それじゃ駄目なのか?

なんかもう議論はたくさんだよ。
早く職人のssが読みたい…。

48:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 05:47:49 XtyK+paB
虐待物を見たくなければ来なければいい、それは確かにそうだけど
ならばノーマルな物を見たいユーザーはどうすればいいのよ
ほったらかし?

んまぁ、スレ分けて勢力分散させる事は
小説の投稿もオックウになるのは、確かだけど

49:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 08:04:09 mp6cw23O
まぁ、虐待ネタはここしばらく急に増えたんだし、
春が終われば消えるだろ。
しばらくスレ別けて様子を見る、でいいんじゃね?

個人的には虐待の方を永久に隔離して欲しいけどさ。


50:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 08:30:03 swEYWQ0/
>>889
どこがどうつまらないのかわからないけど、つまらんという感想だってある
つまらんのただ一言でも感想は感想
多分に考察を交えた感想はただの批評になっちゃう
身内でしか公開しないような作品ではないのだし、読者が多々いるってわかっているはず
単純な感想は受け止められないっていうのは、最後まで読んでくれた人に失礼じゃないかな?
批評は受け付けますよ、とか私には何だか傲慢な印象を受けたよ
読者としては自分の作品に言い訳して欲しくないし、
妥協した点があったとしてもそれを大っぴらに言っちゃうのも
マイナスイメージにしかならないよ
文章の作品を公開していくのであれば普段の発言や、
ちょっとした言葉に気をつけた方が得する
真摯な職人にはそれだけ真摯に読み手も応えてくれる

追い詰められて終わるのであればそれまで
でも多くの神職人だってそんな叩きや挫折なんか経験してるはずだよ
思ったような感想もらうだけより、
暴言罵倒でも何でも貪欲に吸収したほうが書き手の力に繋がるんじゃないかな

51:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 09:02:28 W5e9tm+j
プロを目指して文章能力や様々な知識を蓄え、それを作品に活かし
尚且つ読者の意見や批判感想を真摯に受け止めてつつも、決して作者自身は
自分自身の意見や考えを言ってはいけないと言うのかな?
そういうのは全て言い訳にしか聞こえないよ(プゲラッチョww
って感じなのかいな?
プロを目指すなら叩きや煽りで終わる人間なんざ消えた方が(・∀・)イイ!!

見たいに感じて仕方ないねぇ。
って言うか>>50の考えも書き手に対する一種の煽りでしょ?

889 :ケットシー:2006/03/23(木) 17:57:09 ID:6Fp6SkpW
書いた物を公の場に出す以上、批判は受け付けますよ。
ただ、暴言に近い批判は勘弁してくほしいなと言ったのです。
「つまらん」の一言だけとか吐き捨てられると、けっこうきついです。
どこがどう「つまらん」のか言ってくれたら、暴言には聞こえませんし、私の勉強にもなりますので嬉しいです。
ですが、ここは匿名性の高い掲示板です。
軽い気持ちで職人が傷付く言葉を書き込む人は後を絶えません。
真意の見えない書き込みは、けっこう職人を追い詰めるんですよ。
だから、あんな都合のいい話になったんです。
以上、言い訳終わり。


これに対するレスだとしても、全員の書き手がプロ志願やタフネスマインドな香具師ではねえんだしね。

52:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 09:52:28 e2KsSeKh
新スレになってからまだ1度もSS投下されてないな。
やっぱこんな雰囲気じゃ職人も投下しにくいか・・・

53:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 09:59:12 4ZQ/pUrE
投下しにくいっていうかあれだけ作者いじめてさらに荒らしで雰囲気わるくすれば
だれものこらないのはあきらかだろうに、上でもあるがまともな批判なんか1,2レスくらいしかみたことないしな
それ以外は全部何の意味もないただの職人いじめの荒らしレスだったし

54:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 11:22:11 5WwC3+31
討論の内容があまりに幼稚でくだらすぎる

55:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 11:31:04 zffvmMkr
春の荒らし未だ吹き止まず。

56: ◆SUIGIN/VqU
06/03/24 12:05:22 KERkJNnc
銀様愛してる

57:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 13:56:06 s7oM6nfz
作品への理解度が高く原作以上の冒険(ミーディアムの死など)を
しているケットシー氏の現行のSSが漏れは大好きでwktkしてる。
ただ蒼い子とカナと水銀燈がお父様でもエンジュでもないラプラスの魔の虚言を
信じるシーン>>413だけは違和感があった。
(それを言えばアニメでエンジュをお父様と誤解しているところから違和感は
始まってるが…)
陣営を分ける上で苦心した事だろうと思う。

しかし違和感はそこだけでやはり全体的に引き込まれる。
描写も細かいので好き。
この話の結末を楽しみにしてる。

そしてこの話では儚く終わったドール6人の幸せな団らんをいつか書いて欲しい。


批評なんてつもりはないけども作者を萎えさせる批判が多いと思ったので
長めに感想を書いてみた。

色々な人のSSを読んでいると自分も書きたくなるが力が無さ過ぎて困る

58:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 13:57:37 s7oM6nfz
>>413は前スレの>>413だなスマソorz

59:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 18:59:41 EjR18bT5
ジュンってのりのことなんて呼んでたっけ?
あと、水銀燈が力を使いすぎてめぐが水銀燈の格好になったら
病院の人はどんな反応するんだろ。

60:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 19:38:47 4d+93cnu
ジュン→のり。ねぇちゃんかな。
めぐ→水銀燈の格好。ICU直行。

61:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 19:47:57 dP1fWF3h
作品の投下がまだ無いのは別に気にしなくてもいいと思う
始動や流れの早いスレや遅いスレ、それは様々だし、来るべき所には良作が来る
虐待とかイイの書く人材には事欠かない、地道にスレ保守してればいつかは、ね

俺もSSは書けないが批評批判はするべく努力するので、是非投下して欲しい
出来るだけ気を使った口調で、SSの細かいところまで批評するように心がける
関連の他スレでは出る幕は無いが、批評認可のここならスへの貢献が出来る

投下待ってま~す

62:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 19:52:58 rEShXMS2
>>61
別に批判や反論をするつもりで
お訊ねするんじゃないんですけど

イイ虐待物ってどんなのですか?

63:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/24 23:19:53 w0sJZ7eM
それを説明されたところで虐待物が好きな人にしか分からないんじゃね?
変なとこに突っ込むなって。

64:デュード ◆Postal2.YE
06/03/24 23:25:15 BhHgwgKr
相変わらず熱いねえ
冷ますにゃ誰か氷持ってこねえとな

65:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 00:48:37 Fxkl41yC
ここは何をするスレですか?

66:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 00:54:25 bov8rv45
>>65の言うとおりだ
新スレになってから一つも作品投下されてないじゃないか
もう議論はいいよ
虐待は書く人の自由だから好きなようにすればいいじゃん

67:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 00:56:43 bov8rv45
この辺りで空気を読まずに虐待物を投下してくれる職人がいれば議論は無意味になるだろ
結局投稿を規制することはできないわけだし
寧ろこの流れに反発して虐待全盛期時代を再来してくれても良い

68:ローゼンラーメン
06/03/25 01:00:21 YuPRsx2a
仕方ないわね。名無しだと淋しいからコテハンにしたわ。

氷といえばカキ氷ね。
この真紅にふさわしいのは真っ赤なストロベリーシロップなのだわ。
雛苺と被るのがちょっと不満かしら。
誰かこの真紅専用のシロップを調合してちょうだい。

ちなみに翠星石は宇治金時ね。イメージカラーの緑にお腹の中の黒。
蒼星石はラムネかしら。金糸雀はレモンね。
水銀燈にはそのまま水銀でいいわ。
お腹をこわすこともないし。

69:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 01:12:24 Ei+usprY
水銀燈にはそのまま水を掛けただけのみぞれでいいよ。


70:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 03:08:35 Fxkl41yC
>>69
ヒドスw

71:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 12:05:02 5qTuy4Oc
宇治金時
アズキは投機の世界で「赤いダイヤ」と呼ばれる、ヘテロアイズの翠星石に相応しい
綺麗な緑色のヨモギのお酒にかき氷を盛った「アブサン・フラッペ」も似合うかな

蒼星石はブルーハワイ、雛苺はいちご、金糸雀はレモン、薔薇水晶は練乳
まぁこの辺はあまり興味ないしどうでもいい

水銀燈は「すい」、氷の玄人が選ぶ砂糖水だけのかき氷
真紅は・・・赤より紅いカシス・シロップ、大人の味、背伸びして大人に憧れる乙女の味


72:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 12:40:26 NnUCDQ7o
>>68が面白い
他のはウザい

73:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 16:41:37 gv6VxPQL
我が命、身体、志
全て翠星石と共にあらん。



74:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 18:59:44 vD4BIBJS
きめぇ事言うな

75:ローゼンラーメン
06/03/25 19:01:02 YuPRsx2a
>>71
OTL
しまった。最近おしゃれなフラッペとか食ってないから…
アザラシ・フラッペはともかくブルーハワイは名前が
思いだせんかたよ。

76:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:43:38 Ei+usprY
おーし、イッキに流れを変えるよ~!
みんな投下を控えてるみたいだけど
おいらがひとつ吶喊します。

77:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:44:40 Ei+usprY
それは不幸な時代だった。
気まぐれに立寄った小さな修道院で、水銀燈はとある神父に興味を惹かれた。
その街は、隣国によって占領された灰色の街だった。
彼は崩壊寸前の修道院で、戦災を逃れた人々と慎ましくも、それでいて荒廃した人の心に希望を灯すために、小さな冊子を書いていた。
このような時代に、彼の冊子など読まれよう筈も無かったが、それでも彼は毎日小冊子を作り続けては、道行く人に配り続けた。
ほんの些細な事であったのだが、それが彼女の心を捉えて離さない。
そしてある夜、水銀燈は彼に声をかけて見る事にした。
「そんな無駄な事をして、一体何が楽しいのよぉ」
鏡の中から現れ出た彼女に、神父は少し驚きの表情を見せたが、やがてその小さな訪問者に向かい静かに語りかけた。
「もし、言葉によって救われる魂があるのなら、私にとってそれ以上の喜びはないですから…」
「ふぅーん、おかしな人間…」


78:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:45:40 Ei+usprY
その日から、水銀燈は夜の祈りの時間に現れ、神父の話を聞くことを日課とした。
「Te decet hymnus,Deus,in Sion,et tibi reddetur votum in Jerusalem…」
耳に心地好く響く彼の声を聞きながら、彼の務めが終るのを静かに待ち、
ささやかな食事と、彼の言葉に批判じみた意見を交えながら、嫌いではない彼の話に耳を傾けた。
神父も同様に彼女が生み出された後、果てしなく続く時間の中で戦われたアリスゲームの物語に耳を傾けた。
「あなたは奇跡の様な存在なのでしょう。あなたの成す事が、未来へ続く灯火であって欲しいと思いますよ」

そんなある日、水銀燈は神父に礼拝を勧められた。
「よしてよ、そんなの私の趣味じゃないわ」
そう嫌がる水銀燈に、神父は微笑みながら一つの提案を促した。
「いつか私が、あなたのために祝福の祈りを捧げましょう」
「…ほんと、ばっかじゃないのぉ」
「あなたの心にも、いつの日か平安が訪れる事を祈ってますよ」
「ふん、勝手にすればいいわ」
水銀燈は、彼の生き方を否定しながらも、その揺るぎない信念の持ち主に徐々に心を開いていった。
それは、彼女が初めて感じた魂の安らぎだったのだろう。

79:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:46:39 Ei+usprY
やがて季節が変わる頃、彼は占領軍によって逮捕された。政治活動をしていた訳ではなかったが、当局は彼を危険人物とみなし、逮捕に踏み切ったのだった。
「心配しなくても私は必ず戻りますよ。またいつかお会いしましょう」
去り際にそう言い残し、皆に別れを告げた後、神父は収容所へと送られていった。
その一部始終を見ながら、水銀燈は呆然と屋根の上から神父を見送っていた。
『また会うべき運命にあるならば、その時にあなたにも神の祝福を…』
水銀燈は必ず戻るという彼の言葉を信じて帰りを待った。
「そう言えば、名前…聞かなかったわ…」
そんな名目で待つ事を決めた彼女だったが、正直、会ったからと言って何をする訳でもない。
しかし、何故かもう一度あの神父に会いという思いを棄てる事が出来なかった。
やがて春が過ぎ、季節は夏を迎えた。それでも彼女はそこに居た。彼女を引き留めたもの、それは何だったのだろうか。


80:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:47:35 Ei+usprY
「やれやれ…らしくも無い事を…」
いつの間にかラプラスの魔が、屋根の上で神父の帰りを待つ水銀燈の後ろに立っていた。
その言葉に耳を貸さず、目を静かに閉じた水銀燈は、神父の去った方向に膝を抱えて座っている。
「いくら待っても無駄ですよ。あの男は死にましたから」
その言葉に水銀燈の肩がビクッと震える。
「連行された収容所での過酷な労働の中で、見せしめの為の餓死刑になったそうです」
「餓死刑?」
「なんでも、脱走した囚人の連帯責任で刑死する男のために、進んで身代わりを申し出たそうです。
いやはや、人と言う生き物の行動は、私たちの理解の域を越えますな」
彼は、多くの人が狂い死ぬ一滴の水さえ与えられない餓死監房のなかで、他の囚人達の慰めとなり、
仲間の臨終を見送りながら苦しみを供にし、最期まで死に往く人たちの友人であり続けたという。
ラプラスの言葉を聴き終わった水銀燈は、閉じていた目をゆっくり開いた。
こみ上げるやるせない気持を吐き出すように、怒りと悲しみに震えた声が水銀燈の口から自然に迸った。
「あんな馬鹿な人間!……ばかな人間は初めてみたわよ。こんな目に合うなんて当たり前じゃない、だから私は…」
そう言いかけた彼女の唇は、何かを堪えるように固く結ばれていた。
それから彼女は思い出を語るかのように、静かに言葉を紡ぎ出した。
「あの神父は人の為に良かれと思って行動した…馬鹿よ、利用されるだけだって事知ってるくせに。
人なんかの良心を信じるなんて…本当に馬鹿よ、裏切られるのは当然じゃないの。
……そして自分の命を放棄して他人に自分の運命を委ねるなんて…それが最も大馬鹿よ…」
水銀燈はすっと立ち上がり、教会の屋根の上から行き交う人々を眺めた。
人々は神父の生死など関係なく、変わらない生活を送り続けている。
その街は相変わらず灰色で、戦争は未だ終る兆しさえも見せなかった。
「あなたは彼に何を見ていたのです?まさかローゼンの姿を重ねていた訳でもないのでしょう」
その言葉に一瞬、水銀燈は激しい憎悪をラプラスに向けた。
そしてゆっくりと空に舞い上がると、誰にも聞こえない様な小さな声で呟いた。
「さようなら…おばかさぁん」
彼女は、二度とその街をふり返ろうとはしなかった。


81:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 21:48:40 Ei+usprY
やがて長い歳月が流れ、水銀燈は小さな教会でメグと契約を交わす事となる。
『あなたの未来に祝福があらん事を…』
暗い教会の中でひっそりと行われた儀式の最期に、ふっと安らぎに満ちた声が自分を呼んだ様な気がして水銀燈はふり返る。
彼女はその懐かしい面影に気付く事は無かったが、
その教会の片隅では、一つの彫像が小さな友人に祝福を授けながら、彼女達の契約を静かに見守っていた。
それは、教会から聖人として列せられたあの時の神父の彫像だった。
彼は時を経て、彼女と再会の約束を果たすためにずっとこの場所で待っていた。


『あなたの心に、いつの日か平安が訪れる事を祈っています…』
台座に刻まれたその神父の名を、聖マキシミリアノ・コルベという。


おわり

82:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/25 23:59:28 5qTuy4Oc
乙です
感想は特にありません

83:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 00:06:29 Vgo9Km73
へぇ、大戦ものねぇ
ここにデュード出現させたら面白いだろなぁ
実は俺、WWⅡものには興味があってホッホゼ・フロッテファンだったりするからさ

84:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 00:20:56 hmqEo/+m
面白かったです。
しかし、もうちょっと「時間経過」の描写が欲しかったですね。


85:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 01:19:48 Gc137jiE
デュードは、喋ってないで早く俺の尻を犯しやがれってんだ こんちくしょう

86:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 11:43:55 O/zBDjzo
久々に除いたが何勝手にSS総合スレ名乗ってんのw?
ここってグロ・欝・虐待厨隔離スレでしょww?

87:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 14:36:35 VrmWXtHG

名無しさん@ピンキー:2005/12/22(木) 19:06:13 ID:BfhOAa2w
よそならいざ知らず、ここじゃ煽り→反論→揚げ足取りは「裏のネトマナ」だって知らないのか?
それが2ちゃんの空気だ、空気読め、イヤなら出てけ糞職人
オマエのSSは自演GJしか貰えない糞だってのが俺がID変えてまで作ってやったスレの総意なんだよ!
せっかく俺以外のSSを崇める馬鹿スレの空気変えようと粘着批評カキコしてやったのに
あんな慇懃無礼を絵に描いたようなレスで、丁寧に礼儀正しく無視してんじゃねーよ
これじゃ「職人は出しゃばるな」「自分語りウザー」と、捨て台詞の定番文句しか言えねジャネーカ

あと、前書きと後書きウザい、せっかく見つけた叩き所を職人が自ら指摘して先手を打たれると
こっちとしては頭押さえられた気になって凄く腹立つんだわ


88:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 15:32:51 Vgo9Km73
ここはやっぱり俺が投下して雰囲気変えるしかねえみたいだな

89:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 15:47:50 PqtSViEe
お前は消えろ

90:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 16:49:42 1k2AgKoa
いや、雰囲気が変わるなら何だってOKかと。
次の話に、ビニールプールで水着ショーみたいなの考えてたけど
もうオイラには無理だから誰かタノム。

91:ローゼンラーメン
06/03/26 18:41:50 Z7ChkNL+
デュードさんには面白いオーラが漂っている。
元ネタなに?とか思ってるけどアウトローなデュードさん自信の
キャラが眩しい。

92:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 19:05:57 nh7pNbog
ここはもう終わりだな

93:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 19:20:44 Vgo9Km73
春厨が暴れてるからよ
仕切り屋気質は勘弁だぜ

94:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 19:21:56 Dj8dwScg
昔が懐かしいよ。

とりあえず自意識過剰の誰かさんは消えてくれ

95:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 19:27:55 VT8FkteU
どうであれ書けば神

96:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 19:30:57 Vgo9Km73
おいおい、荒れ初めたのは最近だぜ
俺が初投下した頃はまた穏やかだったしよ

97:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 19:37:41 cY0DF7kf
厨はスルーで。
つ>87

98:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 20:12:37 Vgo9Km73
さてと、久々に投下するぜ

「いいか?クソチビ。この新品のM1891/30で頭をブチ抜かれることを幸運に思え」
デュードは翠星石の脳天にモシン・ナガンM1891/30の照準を向けた。
「ひいい!やめるです!人間!」
「うっせえコラ!殺すと決めたら殺すんだよ!」
足元目掛けて発砲すると、翠星石は悲鳴を上げて逃げていった。
だがこれもデュードの策略のうちである。
「そうだ、遠くまで逃げな。このスナイパーライフルで狙撃してやるからよ」
-一方、翠星石はそんなことは知らず、必死で逃げていた。
「はぁはぁ、ここまでこればあいつも追って来れないですぅ」
そこで一息つこうと、座り込む翠星石。
すると銃声が聞こえたと思うと、目の前に弾が降ってきた。
「ひぃ!どこかです?」
翠星石は焦って周りを見渡すが、狙撃者の姿は見当たらない。
身が危ないと感じると翠星石は再び逃げ出した。
「逃げても無駄だぜえ。俺を見つけることすら不可能だ」
デュードはモシン・ナガンのボルトを引き、弾を排出、装填-コッキングをする。
そしてステルス迷彩装置のスイッチを入れると、再び森林に溶け込んだ。
-翠星石はまだ走っている。息が切れそうになるが立ち止まることはできない。
止まれば殺される。そんな恐怖感をこの森は醸し出している。
「はあ、はあ、はあ、もう、走れないですぅ」
翠星石は機の木陰に腰を降ろした。止まってはいけないことは分かっているが、これ以上は体が持たない。
それでもこれだけ走ったのに森はまだまだ続いている。出口なんてあるのだろうかと思うほどだ。
『まだ全然逃げ切れてないぜ翠星石』
またどこからともなく聞こえてくるデュードの声。
「デュード!どこにいるですか?出てきやがれです!」
翠星石は立ち上がり、大声を出した。
「もうたくさんです!これ以上翠星石を苦しめるなです!」
と、言った瞬間、銃声が鳴り響いた。
「あ、あ、足が」
翠星石の左足には鉛弾が貫通した後が残っていた。そしてその場に倒れこみ涙を流す。
「どうして、どうして翠星石だけこんな酷い目に」
「勘違いするなよ。俺は皆平等に痛みを与えてる。だがクズには平等なんて言葉必要ねえ。やりたいようにやるんだよ」
姿を隠していたデュードは、迷彩を解き、翠星石の目の前に現れる。
「さっさと死ねよクズが!生きながら苦しむか、死ぬまで苦しめられるかどっちだ!答えろ!おい!」
翠星石の腹を蹴りまくるデュード。その表情は実に愉快で快楽に満ちていた。
「いやあ、これほどつまらねえことはねえぜ!実につまらねえ!」
さらに髪の毛を無理矢理毟り取る。
「痛いですぅ!や、やめるですぅ!」
「黙れっつってんだろうが!」
腹にショットガンを当てると、ゼロ距離発射する。
翠星石の体は跳ね上がり、胴体は割れてしまった。
「うう、酷いですぅ」
「さて仕上げだ。」
モシン・ナガンを翠星石の額に押し付ける。そしてトリガーを引く。
弾は発射され、絶望に満ちた表情の翠星石の死体が出来上がった。
「アハハハハヒッヒェッヘヘヘハア!こいつはマジでつまらねえぜ!ウグエエエエゲエエッハッハッハ!」
森の中にはデュードの笑い声が鳴り響くのであった。

The End

99:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 21:00:57 KaEFDNdN

               ,,.ェ=ミミミミミヽ-、
              /ミミミミミミミミミミミミミミミミヾ、
             /ミミミミミ``          ヽ
             /ミミミミ              ヽ
             lミミミミミミ            __i_
             〉ミミミミミ   <;;;;===っ  彡=-、、
            (;;--.ミミミ===---i'ニニ、)-i"-‐〈=.P
            i|i⌒>`ミ     ̄|!    ノ~`!、  !ヲ
            (:!:!ヒ,〈      ヽ--,ェ'_, ,_)、ー'i
             !;!、__ノ       ,/ _ェ_II,,_ )  |
             `ーi         <ー';';';';';'>  !
              ハ !          `'''''''"  ノ-、__
            ノ  !|、       ヽ、   ,ノ イ `i  ̄`ー-、、_
        ,, -''/ |  ! `-、       `'''''"/ |  i        ̄`ヽ、
     ,,- ''"  /  l|  ヽ、_ `ー--=====ニニ/  〉  !       i  |.ヽ、
  ,,-‐'"     |  | !   ヽ`ー------‐''ヲ   /|  |        | |   \
/         |  | i,    \     /     / |  |       | |    ヽ、
士根嵐 [しねあらし]
(1867~1918 第二十三代横綱)


100:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/26 21:44:59 UJbGMhpo
安西先生かと思ったけど、よく見たら違うなw

101:デュード ◆Postal2.YE
06/03/26 22:08:06 Vgo9Km73
さあ、後はなんとか立ち直れよ

102:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/27 01:51:22 TC1vsWsX
というかここ本当にどうするんだ?

103:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/27 03:17:08 InixhWSF
まず、お前等は、第一期のドラマCDのラストの銀様の「ぽっ」を聞け こんちくしょう

104:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/27 06:55:13 RFAI0m/z
>>102
虐待厨が個別スレ立てれば解決

105:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/27 07:26:24 TC1vsWsX
スレリンク(anichara2板)
こっちで仕切り直し

106:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 00:26:24 Gh06t2lc
>ビニールプールで水着ショー
もらっちゃたー、もらっちゃったーネタもらっちゃったー!
4月になったら投稿させてもらうよ。

107:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 12:36:47 /VBTP5Ix
どうぞ。期待して待ってます。

因みにおいらの概要は
ジュン覗き禁止で部屋に隔離されたままもんもん状態で水着ショー。
翠が満を持して水着を披露するけど、他のドールズはロリだったりキワドかったり
スク水だったりマニアックだったり。
そのセンスに気圧され気味な所に薔薇水晶乱入。エンジュの趣味がホタテ貝ビキニだったり。
キレた翠が「反則ですぅ~」とか言いながら薔薇水晶のビキニを引っ張ったり
「イヤ…貝を弄らないで…」とか泣きながら抵抗する薔薇水晶とか
「おとうさまももうちょっとグラマーに造って欲しかったのだわ」とか言う声に
「真紅の胸ーーー!!貝って何だーーー!!?」とか悶えるジュンを
麦茶を運びながら見てるのりが「むふ」とか笑ったり。
そんな感じの構想デスタ。でもいいやおいらは書かないから>>106氏に期待。
そうそうポロリもあるよ。

108:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 13:31:51 ZHTekv1H
>>107( ^ω^)テラキモスww

109:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 14:46:51 bA3E+U6m
うはwwwww

しかし>>107のおかげで懐かしくこのスレで和んだ

110:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 14:52:20 /X2q8L3q
そういえばSSスレで久しくコミカルなものは見てなかったな

111:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 17:18:24 8AVQA2FF
>>96
言い換えれば、投下したから荒れた。

112:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 17:46:13 glyg2lzt
コルベ神父って…また随分マニアックな
書いたの長崎の人?

113:僕犯人知ってます。
06/03/28 18:23:15 MYHRu1Ik
あー、なんか久しぶりに来た感じ。
荒れようがやばいですね。
まぁ、自分も逃げてたんですけどね。
この前までの作品は今から続きをやる気も無いし・・・・。
っていうよりもあの作品を書き続ける自信が無い、
そんな感じで超ショートストーリーを一つ投下します。

114:僕犯人知ってます。
06/03/28 18:24:47 MYHRu1Ik
深夜、翠星石はふと目を覚ました。
この時間帯に起きているものは誰も居ない。
「ん・・・・?ジュ・・・ン?」
まだハッキリとしない頭を必死に起こそうと頭を振った。
鞄を開けた翠星石の目の前にパソコンの電源を入れたまま眠っているジュンが目に映った。
翠星石は立ち上がり毛布を出してきてジュンにソッと掛けた。
「さてと・・・・・」
翠星石は少しニヤついた表情で鞄を台にして机に手を置き顔をあげた。
「チビ人間はどんな物を見ているのですかぁ?」
などと馬鹿にした様にジュンの方を向いて言った。
「・・・・・・・」
寝ているジュンは当然無言なのだが、翠星石は少し不満げな表情をしながらパソコンの画面を覗き込んだ。
翠星石はパソコンの扱いなど殆どできないので画面だけを見入る形となっている。
「また車ですか。一体こんなものの何がいいんでしょう?」
スヤスヤと眠るジュンに視線を向け少し溜息をついた。
ジュンの顔を見ていると何だか翠星石は恥しくなってきた。
顔を少し赤らめ鞄から降りて眠りにつこうとした時ジュンが何かを言った。
「性・・・・・悪・・に・・・・・・」
その言葉を聞こえてきた時に翠星石はバッとジュンの方を向く。
「何か用ですか?」
「・・・・・・・・・・」
翠星石の問いに答えるものは無かった。
寝息を立てるジュンの唇を翠星石は見つめた。
(今なら・・・・誰も見ていないし、大丈夫ですよね?)
翠星石は目を瞑り無抵抗なジュンの唇と自分の唇を重ね合わせた。
この口付けはとても軽いもので翠星石の行為はこれだけに終わった。
その後、翠星石は自分の胸がドキドキして中々寝付けなかった。
次の日の朝ジュンですら起きていたのに翠星石は中々目を覚まさずにいた。
「性悪人形、今日はどうしたんだ?」
「さぁ」
ジュンの問いに素気なく真紅は答え、ジュンはいつもの事とはいえバツの悪そうな顔をした。
そんなことを言っている内に翠星石が二階から降りてきた。
「おはよーですぅ」
まだ少し眠そうな目をこすりながら翠星石は部屋に入ってきた。
「今日は遅かったな。どうしたんだ?」
「っえ・・・・・・」
翠星石はジュンの顔を見たとたん目が覚め昨晩の行為を思い出す。
顔が段々赤くなりその事をジュンに悟られないように背を向けた。
「なんでもないです。翠星石は顔を洗ってくるですよ」
そう言って部屋を出て行く翠星石の顔は何処か幸せそうなものがあった。

115:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 18:48:24 P5ttDcf7
積極的な翠も・・・
それはそれで、また・・・。

面白かったですー

116:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 21:24:48 gRM/0wlG
もっと書いてほしい。



117:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 21:30:31 Cdz5kn2I
>>114
実は俺、君のSSファンなんだ…

118:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/28 22:12:18 /VBTP5Ix
これだよ~この流れを待ってたんだよ~

>>112
おいらは関東の人です。栗栖ちゃんでもありません。
コルベ神父を解る人が居たというだけで、救われましたよ。
と言う訳で、時代は1941年初春で国がポーランドワルシャワ効外で
収容所がアウシュビッツなのでした。

119:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 00:49:45 zkYuls/0
あの頃の時代は信仰だの自分を貫くのも命がけだったからな…

120:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 00:54:10 lEkhDIFs
イギリスは植民地の現地豚をゴミのように扱っていました。

121:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 08:34:36 AUoItdiL
銀様「ふふふ、私の靴を舐めなさぁい」
俺「ブ、ブヒヒヒヒィィィィ」
銀様「うふふふ」
俺「ブヒブヒブヒ」

~5時間後~

銀様「もういいわよぉ。」
俺「まだ舐めたりません><」
銀様「ふふ、おばかさぁん」


こんな人生送りたい

122:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 15:36:01 yupOKN3c
最高だな

123:僕犯人知ってます。
06/03/29 20:47:13 IKwWeqXI
>>115>>118
アリ(^д^)
何か投下しようと思うんっすけど、まだ何も書き始めてないし。
まぁ、完成したら直ぐ投下します。
ショートですけど。

124:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 21:13:26 2MC21cuB
>>121
ドMの極地だね

125:ローゼンラーメン
06/03/29 21:23:40 gpErBbFo
間を持たせておきますね。ショートネタで。

○草野球のアリスをめざせ!ローゼンメイデンズ●

ジュンちょっと聞いてちょうだい。
「なんだよ?」
突然だけど野球チームをつくることにしたわ。
(…ほんと突然だな)

ポジションだけど、当然この真紅がピッチャーなのだわ。
外野は空を飛べるから水銀燈ひとりでいいわ。
それでよろしくて? 水銀燈。
すると紅茶のカップの中からニュルニュルと水銀燈が出てきた。
ランプの精かお前は。
「いいわよぅ、でもお礼はいただくわよぅ。真紅のロー、アタッ」
真紅がいつも読んでる分厚い本で殴り、水銀燈がカップに
戻った瞬間、一気に紅茶を飲み干した。
ふぅ、外野は決定したわね。

ヒナとカナは適当に遊ばせるわ。
ファーストは翠星石に心の樹でグローブをつくらせれば大丈夫ね。
ジュンはキャッチャーをお願い。
「僕がキャッチャー?」
怪訝そうに聞き返すと
「一番殴られなれているのだわ」
…殺そうかと思った。
あと感じんなのはショートね。
ここは見た目がスポーツ万能そうな蒼星石に任せるわ。

それでジュン、もう一つお願いがあるの。
大至急、野球のルールを教えてちょうだい。
「知らんで言うとったんかーーーーーーー!」

126:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 22:23:26 AUoItdiL
銀様「ねぇ、おばかさん ヤクルトが無くなったわよぉ」
俺「え?なら買ってきます!!」

銀様「ちょっと、待ちなさぁい」
俺「はい?」
銀様「うふふ、裸で行きなさい」
俺「そ、そんな・・・・」
銀様「私の命令よぉ?聞けないのぉ?」
俺「ブヒヒヒヒィィィィ 脱ぎます脱ぎます」
銀様「うふふ、みっともなぁい」
俺「テラウフフwww」
銀様「行ってらぁっしゃい」
俺「行ってきます!!」

~二分後~

俺「ダメだ!!女性店員に通報された!!もうダメだ」


そんな生活(ry

127:僕犯人知ってます。
06/03/29 22:41:06 IKwWeqXI
「あなたは私達を幸せにしてくれた。あなたは人として私達は人形として生きただけ」
真紅は寂しげな表情をしジュンの顔に手を添えながら言った。
その言葉にジュンは何も言わずベッドで安らかに眠っていた。
真紅の後ろには閉ざされた鞄がいくつかあった。
本人も気付かぬ程に静かに涙が真紅の頬を伝った。
「ジュン・・・・・」
ジュンが眠るベッドに真紅は座りジュンの顔に真紅は自分の顔を近づけていった。
真紅はジュンに口付けを交わした。
しかし、ジュンからは温もりが感じられなかった。
「さようなら・・・・・・ジュン」
閉ざされた鞄の中の一つを開き中に真紅が入る。
その瞳からはもう涙は流れていなかった。
鞄を閉じ長い長い眠りにつく真紅。
真紅はこれから次に螺子を巻かれるまでは目覚める事は無い。
目覚めるまでの間真紅は今までの記憶を無限と巡り続ける。
永遠に・・・・・・。


感動系を書いてみようとしたが自分には無理だな。
まぁ、また何か書きますんでよろしくお願いします。

128:僕犯人知ってます。
06/03/29 22:44:55 IKwWeqXI
そして、スゴイ短いな。
これだけ時間費やしてこの量ってorz
いつもの方がかなり長い(といっても、まだ短いが)
明日、マジがんばりますんで、はい。

129:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/29 23:58:14 JA9ajZbJ
デュードは消えればいいと思うよ^^

130:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 00:12:13 9wMdYhgh
>>128
がんがれ!


131:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 02:44:24 jBDi0h7U
>>129
作品も書けないくせに

132:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 03:11:08 Vn5ewFgg
デュードは基地外だったが、作品書けるだけマシか

133:ローゼンラーメン
06/03/30 04:17:21 VNesPRtc
デュードはローゼンのSSだと思うから賛否がわかれるんだよね。
デュードのSSはデュードが主人公だと思えばカッコイイ。

134:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 05:19:30 jBDi0h7U
>>133
カッコいいか?

135:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 13:19:03 mfQtas4D
>>128
真紅の落ちには
本当に笑いましたw

感動系もうまく書けてましたよー
けど、あいにく翠派なので泣きは出来ませんでしたが・・・
真紅派なら泣いてる人もいるかもしれませんw
感動系の腕を磨きたいと言うのならば、がんばって下さいー
けど、あなたはコメディーだけでも十分面白いですよ

136:ローゼンラーメン
06/03/30 13:45:50 VNesPRtc
>>134
なんていうか、生き様ってヤツ?

137:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 14:21:48 7IfpucPX
俺の生き様は・・・・・・銀様に殴れて蹴られて刺されて熱湯掛けられて落とされて力奪われて罵られる事だ

138:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 15:24:38 Vn5ewFgg
なんか総合スレの方が活気があるな

139:僕犯人知ってます。
06/03/30 18:29:10 MkuVhRpm
あー、自分も翠派なんで、やっぱし翠中心の奴が多くなると思います。
できるだけバランスよく書いていこうと思うのですが、中々難しいですねw
まぁー、雛苺は苦手かな。

140:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 18:52:54 bm8uyPbv
翠のを書いて欲しい

141:ローゼンラーメン
06/03/30 19:13:28 VNesPRtc
じゃ、おれ苺担当で。

142:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 19:54:35 7IfpucPX
じゃ、HS銀は俺で


名前は・・・・・>>145様に任せた

143:僕犯人知ってます。
06/03/30 21:43:27 MkuVhRpm
「・・・・・・・・・・・・・」
「チビ人間見てないでさっさと助けるです」
自室に入った瞬間ジュンの目には翠星石の姿か飛び込んできた。
その翠星石の姿に呆気にとられ立ち尽くしていたジュンに翠星石が助けを求める。
翠星石は両手足を縛られ顔にはクレヨンで落書きをされていた。
「チビ苺め。この翠星石をこんな目に会わせてただで済むと思うなです」
「・・・・・・・・・・・・・」
ジュンは取り合えず翠星石を縛られていた紐から開放した。
落書きをまだ落とさぬ顔で怒りをあらわにする翠星石を見てまだジュンは言葉を失っている。
「さぁ、チビ人間チビ苺を倒しに行くですよ!」
「取り合えず落ち着け。何があったんだ?どうせお前がまた下らないことしたんだろ?」
ジュンの冷ややかな視線と言葉に少しッムとしたが、翠星石は直ぐに反論した。
「そんなわけ無いです。今回は何もしてないですよ!!」
翠星石の必死に訴えかける顔も落書きにより今ひとつジュンの心に訴えかけてこない。
少し溜息混じりにジュンは翠星石に一言だけ言った。
「顔洗って来いよ」
ジュンは翠星石の顔を指差した。
翠星石は自分の顔に落書きがされている事に気付き顔を隠すように手で覆いながらジュンの前から走り去っていった。
洗面所で顔の落書きを落とす翠星石は怒りを顔に滲ませていたが、目には少し涙が浮かんでいた。
「チビ苺めぇ~。この乙女心を傷つけた代償は大きいですよ!」
翠星石はジュンには頼らず自分一人の力で雛苺に復讐する事を心に誓った。


144:僕犯人知ってます。
06/03/30 21:45:36 MkuVhRpm
取り合えず、書いては見たものの。
続くような形式になってしまった。
本当は今日で終わらすつもりだったんだけど、あまり思いつかなかった。
そんなわけで、今日はこれで終わりです。
明日には終わらす予定で居ます。
できるだけハッピーエンドにしようかと・・・。

145:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 22:49:49 JlJ4KTUc
wktk

146:ローゼンラーメン
06/03/30 22:51:09 VNesPRtc
142の名前はwktkになった模様。

147:wktk
06/03/30 23:41:51 7IfpucPX
・・・・保守の代わりとして頑張ります・・・

148:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/30 23:42:58 JlJ4KTUc
ごめんね、投下以外読んでなくてごめんね
読んでも流れがわからなくてごめんね

149:wktk
06/03/31 00:46:54 hWnhs/cJ
>>148 こういう仕打ち大好き

じゃあ、感動巨編を書きます。

あと質問なんですが、主人公はJUMじゃなくてもいいんですかね?

150:ローゼンラーメン
06/03/31 02:32:57 rDpxVPYo
たぶんJUMが主人公のほうがレアです。

151:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/31 04:33:46 hHR+qXhL
格好いいけどな、wktkさん。
ワクワクさんみたいじゃないか。

152:wktk
06/03/31 07:39:47 hWnhs/cJ
じゃあJUMを主人公にします



このスレが、また活気を取り戻せたらいいな

153:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/31 12:49:40 ON5WiH25
分裂したから難しい

154:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 00:38:56 gbQyUSBu
>>153
でもこの調子なら大丈夫だと思いますよ

155:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 02:07:11 Ua2oM7xj
というか分かりづらい

156:僕犯人知ってます。
06/03/32 18:17:19 pcIGVRwJ
さてと、昨日は具合が悪くて書けませんでした。
すいません。
でも、今日はかけるんで書きます。
はい、はい。

157:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 19:10:27 W1ke+j+e
誰も急かさないから体大事にしてくれ。
そして正座して待ってる。

158:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 19:13:01 rGa58jl6
気長に待っとるべ
ローゼン三期は気長には待てんが

159:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 19:47:16 Ua2oM7xj
はじけた作品きぼん

160:僕犯人知ってます。
06/03/32 22:10:09 HdkBcvC9
>>143の続き
「さて・・・・・どうすればチビ苺に復讐できるですか?」
翠星石は雛苺に仕返しをするために首をひねっていた。
しかし、これといった案は出てこなく段々考え方が変わってきた。
「でも、チビ苺は何故私にあんな事をしたんでしょう?私は何もしていないのに・・・・・」
雛苺に実際何もしていない翠星石は更に考え込んだ。
その結果翠星石は雛苺本人に聞く事にした。
「チビ苺ッ!!私が一体何をしたというのですか!?」
とても穏やかとはいえない形相で雛苺に言い迫る翠星石。
言い寄る翠星石に一瞬ひるんだが雛苺は負けじと翠星石に言い寄る。
「雛は悪くないの!!翠星石がまた雛のケーキを食べちゃったの!!」
「わ、私は今回食べてないのです!きっと他の誰かです!!」
翠星石と雛苺が言い合っているとジュンが二階から降りてきた。
ジュンの顔を見るとさっき落書きされた自分の顔見られた事を思い出し顔が自然と赤くなった。
「どうしたんだ?」
泣きそうな顔をした雛苺を見て不安げな顔をして翠星石に尋ねた。
「す、翠星石は悪くないです!!私は何もしていないのに雛苺が・・・・・・・」
翠星石まで泣きそうになって、ジュンはどうしたらいいか分からなくなってきていた。
「ちょ、ちょっと落ち着けよ。まず、何があったか話してみ。な?」
なだめる様に翠星石と雛苺にジュンは言った。
翠星石がジュンの目の前まで顔を近づけて言った。
「雛苺が・・・雛苺が翠星石に言掛りをつけてくるです。私は何もしていないのに」
ジュンの顔に翠星石の息がかかる位まで近寄られてジュンは顔が赤くなり何もいえなくなってしまった。
取り合えずジュンは翠星石を自分の眼前から離した。
「ふぅ・・・・・で、雛苺は何をされたんだ?」
翠星石が離れた事で一息ついてジュンが雛苺に問い掛けた。
「雛はケーキを・・・・・オヤツのケーキを食べられたの!!」
雛苺は泣きそうな顔をして翠星石の方を見ながら言った。
「私は食べていないと言ってるです。濡れ衣です」
必死に言っている翠星石はとても嘘をついているとはジュンの目から見てもそう思えなかった。
「翠星石じゃないなら一体誰だ?」
「そんな事しるかです!!」
翠星石がソッポを向いて言い放った。
ジュンは様々な事を考えたがどれもありえない事だった。
「雛苺。翠星石じゃないみたいだしお前も翠星石に謝ろ。な?」
「うゆ・・・・・ごめんなさいなの」
雛苺が俯き加減に翠星石に言った。
翠星石は少し納得のいかないような顔をした。
「一応許してやるです。この怒りは真犯人にぶつけてやるですから・・・・・」
ジュンは翠星石の頭を撫でた。
「な、何するですかチビ人間!!」
顔を翠星石は真っ赤にした。
「お前、偉くなったな」
ジュンは笑いながら言った。
ちなみにこの後も真犯人は見つからなかったという・・・・・・・

161:僕犯人知ってます。
06/03/32 22:13:03 HdkBcvC9
やっと終わったぁ。
っつても少し無理矢理終わらしたような感じになったなw
お疲れ様で~す。


162:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 22:13:08 NWxsdANM
犯人はジュンだ

163:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 22:55:16 W1ke+j+e
俺も思ったw

164:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 22:56:32 MzOrcj/T
俺は翠星石を信じる

165:名無しさん@お腹いっぱい。
06/03/32 22:59:24 NwOyQQ2M
「まあ、給食費盗んだのは俺なんだけどね。」のコピペを思い出した

166:wktkさん
06/03/32 23:40:45 L3Toyd/U
よし、アラゴルンに勇気を貰った!!
突撃



銀「JUM、お腹すいたぁ」
J「は、はいぃぃぃ!!!な、何か食べますか?」
銀「ん~、ヤクルト茶碗蒸し」
J「はい!今 用意します!!」
真「・・・・・・」

167:wktk
06/03/32 23:42:34 L3Toyd/U

真「ねぇ?水銀燈」
銀「何?」
真「なんで貴方がJUMに命令しているの?JUMは私だけの下僕なの。貴方が命令する権利なんて無いわ」
翠「そうですぅ!!無理矢理JUMに契約させたクセに、でしゃばるなですぅ」
雛「目クソうめぇwww」

銀「なにぃ?妬いてるの?ふふ、おばかさぁん」
真「な・・・・や、妬いてなんかいないのだわ!!!私は自分の下僕が取られるのが嫌なだけなの!!」
翠「・・・・/////」

銀「まぁJUMも私の下僕のが嬉しいみたいよ?ほら、台所で茶碗蒸しを蒸してる彼を見なさぁい(台所の方を指さしながら」
翠・真「な・・・・」



168:wktk
06/03/32 23:44:58 L3Toyd/U

銀「うふふ、JUMのあの嬉しそうな顔を見なさぁい、真紅の紅茶を嫌々淹れてる時とは大違いだわぁ」
真「何を言っているの!?JUMは私の紅茶を淹れてる時の方が嬉しそうな顔をしているのだわ!」

銀「いつも白目で涎垂らしてプルプル震えながら紅茶淹れてるわよぉ?」
真「・・・・・」
銀「m9(^Д^)プギャー」

真「あ゛ーーーー!!!もう我慢出来ないわ!!水銀燈!!!殺す!!!堀江!!」
翠・雛「アッー!!」

銀「売られた喧嘩は
JUM「銀様ー出来ましたよー!!」

銀「あらぁ、ヤクルト茶碗蒸しが出来たみたいねぇ。じゃあまたねぇ」


真「畜生!畜生!!畜生!!!」
翠「真紅ー キャラがー キャラがー」

169:wktk
06/03/32 23:50:32 L3Toyd/U
アッー!!アンカー忘れてた!!
次回からはアンカー付けます…orz

あと、このSSは会話だけでがんばろうと思う。だから状況が、よく分からない所が多数あると思いますが、それは皆さんの妄想力で補ってください。

続きは、また明日投下する予定。
また、このスレが活気を取り戻したら俺はROMに戻る予定。

170:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 00:42:24 Vch6CFjz
>>このスレが活気を取り戻したら
真紅が、ジュンが目の前にいるのに
自分で紅茶を入れるぐらいの可能性?

171:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 10:34:28 PeUF2iZg
薔薇水晶の登場によって幕を開けたアリスゲームは
薔薇水晶の自壊によって幕を閉じた。

一度はローザミスティカを奪われた真紅たちだが
僕の嘆きが届いたのかローゼンが戻してくれたようだ。蒼星石も、雛苺も。

真紅を抱きかかえてnのフィールドの屋敷を出る。
青く光る出口の向こうに、みんなが揃っているリビングが見える。
「行きましょう。くんくん探偵が始まってしまうわ」
「うん」

「あーっ、ジュンなのーおかえりなのー」
駆け寄ってくる銀髪の黒ドレス。
「おかえりのジュンのぼりなのー」
なっ????
「なーんで、よりによってチビ苺なんですか?納得いかねーですぅ」金髪のチビ人形。
はぁ????
「やあ、おかえり。見てのとおりだよ」緑の服にオッドアイ。
「入れ替わってしまったのかしらー??」帽子とズボン。
「この格好、屈辱物よぉ」もう1体のちっこいの。
……ヤロウ、ボケて間違いやがったな。
「そう。お父様は時を超えて存在する……不老不死を手に入れていたの。
でも、人間の精神は数百年の記憶に耐えるようには出来ていなかったのだわ」
「どーすんだよこれ……」


トロイメントの最終話見て思いついたので書いてみました。
ジュン登りする銀様を見たかっただけなので続きません。以上。

172:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 16:43:20 ErBDAZwD
GJ
俺の翠星石が・・・おばちゃんツインテールに、

173:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 18:52:33 0/eHc3hU
オラ、翠星石虐待SSを書きたくなってきたぞ

174:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 19:24:52 jWh5EcAS
>>1がここなんでもあり宣言したから書いてもいいんじゃないかい

175:僕犯人知ってます。
06/04/02 20:04:19 tQgjvfDW
>>171
GJ!!
「ヤロウ、ボケて~」が特に笑ったw


176:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/02 22:57:57 FU3vCUZS
>>173
ここは蒼星石虐待スレだぞ。

177:もっさり ◆x3BPXU4g5U
06/04/03 00:50:06 i3MhUsJn
>>107
お待たせ申した。気分を変えて、連載にしてみます。
べ、べつにネタがないわけじゃないんだからね!
=========================


(・・・・だめよ、ううん、でも・・・)
のりのこころの中でいろいろなものが混ざり合って戦いを
繰り広げていました。
でも、もうこれしかないのです。そうこれしか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『のり苦渋の決断(ポロリもあるよ)』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
蝉も熱中症で死ぬほどの、酷暑。
この桜田家もその爆撃を受けていないはずがありません。
クーラーは節約の為にずいぶん前から止めています、
じつは桜田家って家計が火の車なのです。
「ジュン、アイスティーを入れて頂戴」
「かきごおりの白熊が食べたいのーー!」
この暑さのせいなのか、真紅と雛苺の好みも変わりました。
みんなが熱さで、少しづつ壊れていっているのです。
そこに目をつけたのは、のりです。
何か考えついたように、めがねをクイッと持ち上げると、
大声で言います。
「はいはーい、みんな、お外でプールするから、
 水着に着替えてねぇ」
その言葉に真っ先に反応したのは、翠星石と、金糸雀でした!
あんまり知られていないことですが、この二人ってば、
ローゼンメイデンで1位と2位を争うぐらいの暑さ嫌いなんです!
それは、あつあつのおでんに氷を入れて食べるほどの暑さ嫌いなんです。
「はい、じゃあこっちの部屋で着替えてね。ゆっくりでいいからね」
のりはにっこりと笑顔を見せて、一人一人に水着を渡します。
「さくらだ のり」と名前が書いてあるところから、きっと
のりが小さい頃に使っていた、水着でしょう。

更衣室となったダイニングに黄色い声が響きます。
「真紅の水着かわいいのっ!」
実際、ドール達に水着はよく似合いました。
真紅は赤いリボンタイプのまきまき水着、金糸雀は胸のところに
向日葵の形をしたビキニタイプ。雛苺は、ピンク色のワンピースタイプに、
おしゃれな薄桃色のパレオをつけています。
そんな中、翠星石はスクール水着、蒼星石は競泳水着を
きることになりました。
彼女達に雛苺や金糸雀が着ているような幼い女の子がきる水着は
入らないのです。
「ハァハァハァ」
水銀燈さんはいませんから、計5体のドールが、あーでもないのだわ、
こうかしらー、とキャッキャ、ウフフしているのです。
まさに、乙女の園のパラダイス。
2階にいるジュン君は生殺しもいいところ。悶々がつもりにつもって
今にも爆発しそうです。でも、それはまた別のお話し、
じつはこの更衣室にはのりしか知らない。
よこしまな秘密が隠されているのです。

(続く)

178:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/03 01:14:20 VnwmrjM2
>>171
>でも、人間の精神は数百年の記憶に(ry
ローゼン既に廃人なのかwww

>>177
続き期待してます

179:ちょっとふざけてみただけだからッ
06/04/03 09:09:17 uTpCtX5n
吾輩は人形である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でおとうさまーおとうさまー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。
しかもあとで聞くとそれは引き篭もりという人間中で一番どうしようもないな種族であったそうだ。
この引き篭もりというのは時々我々を捕えて着せ替えて辱めるという話である。
しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかベタベタした感じがあったばかりである。
掌の上で少し落ちついて引き篭もりの顔を見たのがいわゆる人間というものの見始であろう。
この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。

180:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/03 16:29:33 iTO4Bp7/
「我輩は真紅である」www

181:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/03 16:49:19 Fo9gdVWD
うはwww
これはいいSSですねGJ

182:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/03 22:02:37 NtQ2pYdg
>>177

オーーー待ってました。
やはりポロリか、ポロリが外せないのが女だらけの水着大会か!
これは重要ポイントですな。
これからの展開に大期待ですね。

183:もっさり ◆x3BPXU4g5U
06/04/05 01:31:09 36CRDl4+
>>178,182
ピッコロもいるよ。

========

#2

「お水なの!海なの!川なの!プールなの!」
おきがえが済んで、更衣室兼ダイニングを最初に飛び出して言ったのは雛苺でした。
空中で2回転半ひねりを加えて頭からビニールプールに飛び込んでいきます。
プールの深さがないので、ごつんと頭をぶつけてしまったのは皆には秘密です。
でも、水の冷たさは本物、雛苺はおおよろこびです!

皆が外で夢中になって楽しんでいるのを確認すると、のりは更衣室だった部屋をあっちでごそごそ
こっちでごそごそ、そしてテーブルの上に3台ものビデオカメラを置きました。
録画ボタンを止め、巻き戻し、再生をします。
そこに移っているのは、先ほどのキャッキャウフフのお着替えシーン・・・。
 そう盗撮です、盗撮以外の何物でもないのです。
世の中には稀有な人がいて、こんなちっちゃな女の子の盗撮ビデオをおどろくような
値段で買ってくれる人がいるのです。
のりの心がずきんずきんと痛みます、でも背に腹はかえられません。
こうでもしなければ皆にご飯を食べさせてあげることもできないのです。
「ごめんね・・・しんくちゃん、ひなちゃん、みんな・・・」
ちなみに、あと庭に3台同様に盗撮カメラをセットしてあります。
しかし、ただプールに入っているところを取るのでは、まったく売り上げには通じません。
もちろんサプライズなハプニングは用意してあるのです。


「翠星石の水着・・・ちょっと変じゃない」
蒼星石が翠星石の水着を軽くなでます。たしかにちょっとぶよぶよとしてきて、何かが変なのです。
「気にしすぎですぅ、水着なんて水をすえばこんなにふうになるですよ?」
そう言うと翠星石は頭までぼっちゃんと水につかり、そしてぷはっと水から顔を出します。
「翠星石の水着穴だらけなの!」
雛苺の声が響きます。
翠星石は頭の上にエクスクラメーションマークを出現させ、自分の姿を見ます。
たったあれだけの一連の動作で、まさか水着が破れるはずが・・・。
ですが、本当に破れているのです。
いえ、破れたというにはあまりにもあっけありません、どちらかかというと溶けたという
言葉の方がしっくりくる穴のあきかたです。
溶ける水着・・・何故そんなものを翠星石は着ているのでしょうか。
「きっと、あのチビ人間の仕業ですぅ!通販でこんな怪しいものを買ってきて、きっとどこからか盗撮してるです!
 まったくあのハレンチエロチビ!」

みんなの疑惑の矛先はジュンに向かいました。だけどのりにとってはあまり嬉しくありません。皆が警戒し始めたのです。
一人一人とプールからあがり初めてしまったのです。

(そんな・・・こんな映像だけじゃ商売になんかならないわ・・・)
でももうどうにもなりません。もうプールは終わりなのです。
(神様・・・)
そんなのりの願いがどこかに届いたのか、軌跡がおこったのです。
だれもいなくなったビニールプールが光り、そこから何かが現れたのです。

「さ、あ、アリス、ゲームを、はじめ、ましょう・・・」
のりは初対面ですけど、皆は知っています。
彼女は薔薇水晶!
何故かホタテをつけたちっちゃいビキニを着ています!
(ああ、なんだかしらないけどビデオの質が格段にあがったわ!)

(つづく)

184:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 06:20:22 yBvl3M/n
テラワロスwwwwwwwwww
ジュン哀れw

185:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 14:22:19 5GP0xmqQ
生活難のドールズは見たくない
俺がこのローゼンメイデンに願う最低限の事だったのだが
貴方はついに、禁断の扉を開けてしまったようだねw

まぁ、結果的に面白いのでwktk

186:僕犯人知ってます。
06/04/05 14:48:55 zFkszkw2
笑った。
桜田家の家計が火の車だという事がわかったよ。
自分もそろそろ書きはじめなければ・・・・・・・。
今日中には投稿しようと思います。

187:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 19:56:05 fffBdsgv
ばらすぃー何してんだww

188:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 22:26:26 XdNADqyg
のりは近所のスーパーに夕食の食材を買いに来ていた
「今日ははなまるハンバーグにしようかな♪」
ふと目についたのはパン売り場に立っている一人の男
パンを手に取るでもなくただパンを睨み続けている…
が次の瞬間男はパンに異物を混入させようとする
のりはとっさに男に掴みかかり大声で叫んだ
「誰か!誰か警察呼んでください!」
「離せ!パンをこのローザミスティカで完璧なパンにするんだ!」「何言ってるんですか!」
のりは男から輝く石を取りあげる
「それを返せ!パンゲームを始める為に!」


そうこうしてる内に駆け付けた警官達に石は証拠として提出され
金髪男は連行されて行った

189:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 22:29:40 Gw0Qpme4
nのフィールドの奥深く。
無数に存在する扉の中に、一つだけ鋼鉄の扉がある。
真紅は導かれるようにそれを開いた。
その瞬間扉からは彼女を飲み込むほどの閃光が走った。
なんか久々に投下

やがてその光も収まり、目を開くとそこにはまるでローマのコロシアムを思わせるような巨大な闘技場のが広がっていた。
「これは?」
真紅は不安げに辺りを見回す。すると壁のレリーフに黒い影が一瞬映った。
「誰!?」
すると目の前には一体のドールが立っていた。
「あらぁ?真紅ぅ、遅いじゃなぁい」
それは真紅の永遠のライバル水銀燈であった。
「水銀燈!あなたが私をここへ導いたのね?」
「私が?何を言っているのよ。ここは死の闘技場。別名『アリス・アリーナ』。ローゼンメイデンなら必然的に導かれるところよ」
「アリスアリーナ?」
「アリスゲームを早く終わらせるためにお父様が用意した最高の場所よ。ほら、あそこを見なさぁい」
水銀燈が指差した先には木でできた十字架が何本も立てられていた。
「あれは・・・ああ、なんてひどい!」
真紅も驚愕するその十字架には彼女達の姉妹、金糸雀、翠星石、蒼星石、雛苺が魂の抜けたような顔をして吊り下げられていた。
「ウフフ、あの子達ったら、あっさりやられちゃうんですもの。本当に弱いことこの上ないわねぇ」
俯いて言葉も出ない真紅を尻目に水銀燈は不気味に笑った。
水銀燈の態度、仲の良かった姉妹たちの無残な姿。この二つに対する怒りが頂点に達した真紅はは顔を上げ、鋭い目つきで水銀燈を睨みつけた。
「あながたやったのね?水銀燈」
「だったらなんだっていうのよ」
水銀燈も真紅を威嚇するように睨み付ける。
「そう。なら手加減はしないわ。この子達の痛みを思い知りなさい!」
「望むところよ真紅!」
真紅は大量の花弁を浮遊させ、水銀燈は翼を広げる。
二人は既に攻撃的になっており、すぐにでも飛びかからんという姿勢である。

190:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 22:30:37 Gw0Qpme4
>なんか久々に投下

すまん、これ本編と関係ないからw

191:僕犯人知ってます。
06/04/05 22:38:08 cCvkJssn
いつもの様に皆がリビングでテレビを見ていた。
見ている番組はくんくん探偵だが、今回のくんくん探偵は少しだけ恐怖の要素が含まれていた。
恐怖の要素と言ってもそれ程は怖くなかった。
だが、真紅と翠星石だけは別の様でテレビが終わった後も翠星石は蒼星石、真紅はジュンとずっと一緒だった。
「翠星石、やっぱり怖かったの?」
「あ、あんなのなんか全然怖かね―です」
蒼星石の何もかも見通した様な言い方に翠星石は必死になっていた。
その時、翠星石と蒼星石の視界に真紅がジュンにベッタリとくっついているのが入った。
蒼星石が少しにやけた表情で翠星石に言った。
「翠星石も僕なんかより愛しの人の所に行ったら?」
「な、な、何言ってるですか!!私はチビ人間の事などぉ・・・・・」
顔を赤くするのと共に声も段々と小さくなっていった。
そして、立ち上がりジュンの方へと歩いていった。
「愛しの人か・・・・・・・僕の愛しの人って誰だろ?」
翠星石が行ってしまい一人だけソファーに座り込んで考え始めた。
「僕はおじいさんもおばあさんも好きだけど、それは多分愛とは違うよね?翠星石だって皆だって好きだけど・・・・・」
「ジュン君だってノリさんだって好きだけど違う・・・・・・」
段々と深く考え込む様に蒼星石はなっていった。
小一時間程蒼星石は考えた末に蒼星石は考えるのを止めた。

192:僕犯人知ってます。
06/04/05 22:39:07 cCvkJssn
考えるのを止めたのは自分かぁーーーーーーー!!
途中で本気で何も考えられなくなったよ。

193:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 22:57:15 b4nSgaVJ
そして蒼星石は生物と鉱物の中間の生命体となって・・・・最初からそうか

194:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 23:26:02 E9iy+JA4
>>188
バロスww

195:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/05 23:56:26 Gw0Qpme4
>>189

「真紅ぅ!」
水銀燈の体が赤く光ると、目にも止まらぬ速さで真紅に飛びかかった。
真紅は防御している暇もなく、水銀燈のパンチを腹部にクリーンヒットされた。
「くっ!(なんて威力なの!)」
普段の水銀燈とは思えないほどのパワーで、真紅は吹っ飛び、壁に叩きつけられた。
「効いたでしょぉ?このフィールドに設置されたダブルダメージを取れば破壊力は倍よ」
吹っ飛んだ衝動で動けない真紅に水銀燈は歩み寄った。
「力だけがすべてじゃないわ」
「なに!?しまった!」
いつの間にか水銀燈は真紅が張り巡らしていた花弁に囲まれていた。
「ローズネイル。あの子を引き裂きなさい」
真紅が命ずると、花弁は鋭い爪のように水銀燈を襲う。
水銀燈はかろうじて避けているが、大量の花弁で、視界が遮られているため逃げようがない。
「っち!真紅ぅ!そこか!」
花弁の舞う中に微かに見えた真紅の影。それに向かって水銀燈はもう突進した。
「これで終わりよ!」
羽から剣を創作させ、真紅のらしきものを一刀両断した。
「アハハハハ!やっぱりこの水銀燈のほうが強かったわねぇ!弱い真紅ぅ!」
「どこを見ているの?」
後ろから倒したはずの真紅の声が聞こえた。
「え?」
よく見ると、水銀燈が切ったのか、花弁が収束して真紅の姿に似せたものだった。
「フェイク!?」
そして振り返ると、そこには本物の真紅の姿があった。
「愚かね水銀燈」
真紅はステッキで水銀燈を殴った。
「ああ!」
水銀燈は一直線に地面に落下する。真紅もそれを追うようにゆったりと地面に着地する。
「真紅ぅ!まだ終わってない!」
闘志を剥き出しにする水銀燈の顔に真紅はステッキを突きつける。
「今のあなたでは私には勝つのは無理よ。諦めなさい」
「ふざけないで!私はローゼンメイデン最強のドールよ!あなたなんかに負けない!」
「そう。なら仕方ないわね。ローズレイル。水銀燈を突き抜けなさい」
宙を待っていた花弁が一本の針のようになり、水銀燈の顔面に向けて猛突進する。
「最後に教えてあげるわ。強いものが勝つのではない。勝った者が強いのよ」
その瞬間水銀燈の顔は花弁の収束体によって突き抜かれ、木っ端微塵になった。
水銀燈の体からは、先程倒された四体の姉妹のローザミスティカが現れる。
「さ、あなた達、体に戻りなさい。生き返るかどうかはわからないけど」
そう言うとローザミスティカは各ドールに戻っていった。
真紅がそれを見守っていると、真っ先に蒼星石が目を覚ました。
「蒼星石!大丈夫?」
「う・・・僕は一体?」
「無理はしないほうがいいわ。あなたの体は水銀燈に傷つけられたのだから」
「そう。ありがとう」
蒼星石は微笑みながら、真紅の腹部に鋏を突き刺した。
「え?そ、蒼星石・・・何を!」
蒼星石は十字架から飛び降り、冷たい視線を送りつける。
「あれ?真紅は知らなかったの?ここは狂気のフィールド『アリス・アリーナ』だよ。最後の一人になるまで殺しあう。それがルールなんだ」
それを聞いて真紅は驚愕した。
「そんな!それじゃ私がやったことは・・・イヤーーー!」
真紅は倒された姉妹のローザミスティカを戻すことによって、ゲームを振り出しに戻してしまったのだ。
蒼星石は鋏を抜き取り、真紅に突きつける。
「さあ、続きを始めようか。立つんだ真紅!」
ここは狂気のフィールド、アリス・アリーナ。最後の一人になるまで出ることは許されない・・・



196:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 00:09:02 bIA/IJXY
ローズテイルでしょ?

197:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 00:10:50 iL0UWQmR
俺が発案した技だよ。
Quake4に出てくるネイルガンイメージした。

198:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 00:44:06 wRXYGcEV
書いた事自体は褒める
だがもうちょっと勉強してから出直せ
未熟

199:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 01:30:31 ITQBN3yV
誰か虐待書けよ

200:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 01:59:18 dJ9oqHRV
真紅か雛の虐待キボン

201:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:00:51 B7m1aU9R
金糸雀虐待希望

202:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:01:47 B7m1aU9R
いや、雛は虐待しちゃだめだ
大事にしてあげたい

203:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:03:40 ITQBN3yV
ここはあのお方に降臨を

204:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:05:34 EtEJh+XU
金も雛も虐待は駄目だ、ょぅι゛ょ虐待は心が痛む

そんなに虐待望むなら
俺が蒼星石に虐待されるSS書けばいいじゃない

205:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:13:05 B7m1aU9R
楽してズルして頂きかしら~なんて考えてる卑怯な子は虐待してもいいんだよ
そういう悪い子はたっぷりお仕置きしてあげないと

206:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 02:16:50 Whv3+QpB
>>203
このスレで、この流れで、「あのお方」と称される人間を俺は一人しか知らないが、
恐らく古参と新参で思い浮かぶコテは多分違うんだろーなー。
ローゼン虐待のパイオニアにして虐待物の金字塔と言えばあの方しかいらっしゃらないだろうに。

207:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 03:05:44 yBoyMVa0
結局また異常者どもが暴れてんのか
このスレもいよいよ終わりだな

208:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 03:20:48 ITQBN3yV
ここはなんでもありだし元虐待スレなのにそんなこと言うんだ。

209:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 03:22:44 PUjiK0o8
全話見終わった勢いで翠星石虐待SS書こうと思うんだけど、
このスレってエロはどれくらい許されるの?
セックルさえ書かなかったら、いろいろやっちゃってもいいのかな?

あと下がってるみたいだから上げとくぞ

210:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 03:46:38 t4gJlcd1
>>209
なんでもありだと思うよ。

211:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 04:48:17 B7m1aU9R
雛苺に性的ないたずらしちゃうSSキボン

212:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 07:29:35 wRXYGcEV
性的なものはエロパロでお願いしますよ

213:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 11:01:41 Whv3+QpB
>>212はノーマル一般スレの方行けばいいんじゃね?

214:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 11:07:01 fTy77QPi
じゃあここは何…

215:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 11:11:45 JpCAhyHR
>>204
いや、蒼星石より水銀燈にいじめられたい人の方が多いと思う。
・・・いや、蒼星石ってのもなかなかオツな気も・・・

216:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 11:18:32 pUBDTMHv
>>213
お前は板のローカルルールを1000万回音読して来い

217:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 12:26:50 7wqjGQeL
>>213
音読したらうp

218:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 17:54:03 XTd3aBtY
ss投下マダー?

219:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 18:31:28 wOe22DW2
何だコリャw
誰かがノーマルと分けたんだから、やっぱここは何でもアリと思うが?


220:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 18:52:56 pUBDTMHv
>>219
いいからこの板のローカルルールを1億回音読して来い

221:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 18:57:23 jOM9t1Z2
もういいいや。

222:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 19:16:38 ITQBN3yV
落ち着けよ自治と新規の馬鹿ども

223:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 21:21:20 XsbijdOm
ID:B7m1aU9R

224:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 21:24:14 7wqjGQeL
正直エロパロスレには投下したく無い。

225:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/06 23:30:51 XTd3aBtY
ssが読みたひ

226:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/07 01:15:03 sE7CIpA1
エロパロスレやガ版で賛否両論のワッフルってこのスレ的にはどーなん?

227:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/07 01:30:44 SK8qefCi
あっちはあっちの空気がある
こっちでとやかく言う必要はない、はい終り。

もうループな雑談はいいから
ssキボン

228:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/07 03:51:35 xDUsi/Gy
武装SSマダー

229:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/07 14:33:44 EHrtukfr
弱小ドイツの兵隊に期待ですか

230:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 01:23:24 2jMWUcz4
ブァカ者がァアアアアア

我がナチスの科学力は世界一チィィイイイ!!!

231:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:10:31 UB5GGWFr
あれから2年経った今でも、時々思い出すことがある。
いや、思い出すんじゃない。・・・忘れられないんだ。
この退屈な世界に突然現れた彼女。
彼女、と言うと間違いなのかもしれない。だが、俺にとってのそれは彼女だった。
なぁ、お前は今どうしてるんだ・・・もう一度会って・・・・そして話したいよ・・・


この世界は退屈だ。それは今も昔も、そしてきっと未来も変わらないのだろう。
目標もなく、ただ生きているだけの存在。俺には自分自身がなにか、物のような気が
してならなかった。
ただ、単調に繰り返す日々、規則的に繰り返される会話、意味の無い授業。
学校はつまらないものだ、そう思うようになったのは何時ごろからか。
それは俺だけじゃないらしく、周りの奴らも先公の話など聞かずに喋っている。
授業している奴も奴だ。淡々と教科書の内容を復唱しているだけで、生徒に対して注意
をしようともしない。
その中で俺はただただ何も考えずに座っているだけだった。

232:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:12:05 UB5GGWFr
放課後、学校終わると同時に元気になる奴は沢山いる。
友達を誘い遊びに行ったり、家に帰って勉強したりするんだろう。
俺はそんな事には全く興味が無かった。興味が持てなかった。

校門のところに見覚えのある顔。俺の幼馴染だ。
俺の姿を認識するとすぐにこちらの方に歩いてくる。
「ねぇ、暇なんでしょ?良かったら一緒に帰らない?」
これだ、俺のことなど放っておけばいいのに何かと俺にまとわりつく。
特に俺に害も無いので大抵一緒に帰っているんだが・・・何故か今日は・・・
「ごめん、俺は寄る所があるから」
考えるよりも先に口が出た。
断られるのを考えてなかったのか、思いのほか驚いているようだ。
「そ、そうなんだ。寄るって何処に行くの、私も付いて行っちゃ駄目かなぁ」
こいつは・・・人のプライベートというものを考えないのか。
「いや、俺一人で行きたいから。すまんな」
とりあえず一人になりたい。話をそこで切ると家とは逆の商店街のほうへと向かった。
幼馴染が何か言いたそうに俺の方を見ていたが、俺はそれを見てない振りをした。

233:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:13:31 UB5GGWFr
ふと、気づく。
「あ、れ」
商店街に向かっていたはずなのにいつの間にか林の中にいた。
「おかしいな、この辺に林なんてあったか。そもそもなんで俺はここにいるんだ」
状況を把握出来ない、確かに俺は商店街への道を歩いていた。
怖くなり俺は走り出す。
「どこだ、ここは、なんで、ここにいるんだ」
胸が苦しい、自分がどこに居るか分からず、どこに向かって走っているのかも分からず。
とにかく走った。
走って、そして絶望した。
「なんだよ!ここはどこなんだよ!なんで俺がここにいるんだよ!」
怯えた声で独り叫ぶ。
それは林というにはあまりにも大き過ぎた。森、とも言えないだろう。
まるで出口の無い世界に迷い込んだようだ。
嫌な考えが頭に浮かぶ、ひょっとすると俺はここから2度と出られないんじゃないのか。
生に執着しているわけではない。退屈な世の中で生きていくならいっその事と思ったこともある。
だが、誰にも知られずここで朽ち果てていく、それは嫌だ。
自己を無くす気がして、自分が忘れられてくような気がして・・・

234:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:15:26 UB5GGWFr
目を閉じてみる。

落ち着きを取り戻す。

自分は確かにここに存在している。

もう大丈夫。

目を開けてみる。


そこにはさっきまで無かったはずの、鞄があった。
「なんだ、これ」
何の変哲も無い普通の鞄、色も茶色を基調とした一般的な鞄だ。
しかし、その鞄からは明らかに他のとは違う雰囲気がある感じがした。


235:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:16:13 UB5GGWFr
「どうしていきなりこんなものが」
周りの景色に変化はない。ただ、目の前に鞄が現れただけだった。
「・・・開けてみるか」
完全な興味だった。例えそれが危険なものだとしても今の状況ではどうすることも出来ない。
結局、鞄は元々開けられる運命にあるように感じた。

恐る恐る鞄を開ける。

突如、中から大量の光が漏れ出す
「っ!」
眩しくて目が開けられない。何が起こっているのか分からない。
やはり開けるべきではなかったのか。
同時に3つの考えが頭をよぎる。
少しして、光が分散しさっきまでの景色が戻ってくる。

「ど、どうなってるんだ」
鞄の中を見る。何も入っていない。いや、一つオルゴールのねじ巻きみたいな物が入っていた。
「これは・・・」
それを手に取ろうとした、そのとき
「あなたがワタシを目覚めさせたのね」
真上で声がした。
「なっ!」
上を見る。そこには一人の人間がいた。
いや、人間というには小さすぎる。それに服を着ている背中からは黒い羽のようなものが生えていた。

236:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:17:02 UB5GGWFr
俺は瞬間的に判断する。
あぁ、死神か。本当に実在していたんだな。
だが、俺は恐怖よりもその死神の美しさに見とれていた。
整った顔、綺麗な淡紫がかった銀色の髪、それに見合う黒い羽。
どれを取っても欠点など見当たらなかった。

「ねぇ、ちょっとアナタ聞いてるの」
「えっ」
突然話しかけられ驚く。
「アナタがワタシを目覚めさせたのか。あの鞄を開けたのはアナタかって聞いてるのよ」
未だに何が起こったのかよく分からずにきょとんとしている俺。
それを見て軽く笑うような、そんな仕草をして
「そうね、愚問だったわね。ここはnのフィールド。
何故アナタのような人間風情がここに入って来れたのか知らないけれど、
あの鞄を開ける者が他に居るはずもないわね。・・・しかし、何故ここに人間が」
目の前に突如現れた小柄な少女。


237:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:17:48 UB5GGWFr
彼女は自問自答を繰り返しながら俺のことを見つめている。
「nのフィールド?」
聞き慣れない、むしろ初めて聞いた言葉に疑問を感じ無意識に口にする。
それを聞いた少女が口を止める。
「アナタ、本当に何も知らないのねぇ。」

「いいわ、特別に教えてあげる。まず場所からね。
さっきも言ったとおり、ここはnのフィールド」

「ちょっと待てよ、nのフィールドって何だよ!そんなの聞いたことないぞ!」
いきなり分からない単語を言われて、思わず声を出す。
「本当にお馬鹿さんねぇ」
嘲笑
「アナタみたいなお馬鹿さんにも分かるように説明してあげるわぁ。感謝しなさい。
nのフィールドは簡単に言うと夢の世界ね。」
「夢の・・・世界・・・?」
「そう、生きているものには心がある。心があるものは夢がある。
ここはそんな所。そうね、ここはアナタの世界のようね。」
「俺の世界・・・」
周りを見渡してみる。
見えるのは木と地面。それ以外は何も無い。
どこまで見渡しても景色に変化は無かった。
「つまらない世界だわ。アナタ、よっぽど退屈なのねぇ」
「これが・・・俺の世界」

238:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:18:48 UB5GGWFr
「まぁいいわ。続けるわよ。」
考える暇もくれずに少女はしゃべり続ける
「とにかくアナタはワタシを起こしたのよ。それが何を意味するか分かる?」
「・・・分からない」
「アナタはワタシのミーディアムとなるのよ。正確にはなる資格を得たというべきかしら」
「ミーディアム、媒介の事か?」
「あら、それくらいは知ってるのね。私たちの糧となる者。私たちはミーディアムを通して生命力を得るの。
まぁ、ワタシには関係ないのだけどね。」
生命力を?
あぁ、なんだやっぱり
「死神か」
声が漏れる。
「まさか、本当にいたなんてな。未だに信じられないよ。」
「何を言ってるの?」
少女は不機嫌そうに聞き返してきた
「要するに君は死神なんだろ。俺の命をもらいに来たって言うんだろ」
ふっきれたのか、俺はさっきよりもずっと落ち着いて軽く言った。
だが少女はさらに不機嫌になる。

239:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:20:50 UB5GGWFr
「死神なんかと一緒にしないでくれないかしら。
ワタシは水銀燈。誇り高きローゼンメイデンの第一ドール。」

「すいぎんとう・・・」
少女は水銀燈という名前のようだ
ドールって、人形のことか
「それじゃあ君は死神じゃないのか」「そう言ってるでしょう」
聞くと同時に否定の言葉が返ってきた。


「・・・ははは、なんだよこれ。いきなり変なところにいて、鞄を空けたら生きてる人形か。
本当、信じられないことが続くよ」
馬鹿らしい。
ホント普通じゃない。


普通じゃない。

240:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:22:31 UB5GGWFr
「・・・普通じゃないよな。」
俺はあることに気づく。
そして、目の前にいる少女に話しかけた。
「水銀燈とかいったよな。ここは。いや、これは現実に起こっていることなのか?」
「あら、急に強気ね。夢じゃなくて全部まぎれも無く現実で起こっていることよ。」
本当に現実なのか。
本当に・・・
「は、ははは、はははははは」
大声で笑う。
さっきまでの臆病な自分がまるで嘘のように笑いが止まらない。
だってそうだろう。つまらないと思った日常。やることの無い世界。
それが今は考えたことも無いような、現実離れしたことが目の前に起こっているのだから。

「いきなり笑いだすなんて、気持ち悪い人間だわ」
少女が言葉を発する。
「そうだよな、こんなに可愛いのに死神なわけないんだよな」
「可愛いのは当たり前よ。ワタシは完全な存在になるのだから」
心無しか、完全という部分だけが強調されて聞こえた。


241:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:24:16 UB5GGWFr
「なぁ、さっき言ってただろ。ミーディアムがどうのって」
「ええ、アナタはワタシのミーディアムなることが出来るわ。でもそれはアナタの命をワ・・「なるよ。」
少女の言葉が終わらないうちに俺は答えた。
「なるよ、ミーディアムに。よく意味は分からないが、とにかく今のような生活からは抜け出せるんだろ。
それだけでなる価値はある」

「勝手に決めないでくれるかしら。選ぶ権利があるのはワタシよ。
それにワタシはミーディアムは特に必要としていないわ」
あっさりと断られた。

ここで引いたら元の日常に戻される。
いや、ここから出る方法も全く分からない。
「そこを頼むよ。友達でもいい。とにかく君と繋がりを持っておきたいんだよ」
よくよく考えてみると物凄い恥ずかしい事を口にしているのだろう。
だが、面白いことになっているのにこのまま終わるのは絶対避けたかった。
何でもいいからこの少女と関わりを保ちたかった。
しかし彼女は無表情だ。そして口を開いた。

「友達・・・友達なんて必要ないわ。ワタシは今まで一人だった。そしてこれからも一人。
ずっと一人でやっていくのよ。お父様に会うために・・・」
最後のほうは何を言っているか聞こえなかった。だけど否定されたことには変わりはない。
だが少女の言葉はどこか胸にひっかかるような言い方だった。


242:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:25:30 UB5GGWFr
今まで一人、これからも一人・・・か。

「つまらなくない?」

さっきまで会った気持ちがふっと消えた。
少女はきょとんとしている。
「さっき君は、俺のこの世界をつまらないと言ったよね。
確かに君の言うとおりさ。今まで生きてきて本当に楽しかったと思ったことなんて数えるほどしかない。
死のうと思ったこともあった。それでも今まで生きている。なんでだと思う?」
言葉と言うのは不思議だ。たった一言。
それだけで状況が全く逆になる。
さっきまで彼女が話の主導権を握っていたのに、いつのまにか俺がその権利を奪っている。
「そんなの・・・・・」
彼女は言葉が出てこないようだった。出そうとしているのに出せないようにも見えた。
「友達がいるからだよ。」
俺は言った。続けて
「後、家族もだな。生きることに未練は無い。だけど死ねないでいる。それはあいつらのせい、おかげだ。」
俺は家族の顔を思い浮かべる。
「もしも君みたいに、ずっと一人で生きていくなんてことになったら俺は間違いなく死を選ぶだろうさ。
一人で生きることは難しいからな。逆に今みたいに家族や友達がいるとする。そこで俺が死んでみろ。
数の大小はあれど誰かが悲しんでくれるだろ。」
幼馴染の顔が思い浮かぶ
「自分以外に自分を認識してくれるものがいない。それって本当に自分が存在してることになるのか?
誰も自分を知らない。それって本当に生きてるって言えるのか?俺にはそうは思えない。
だから死なない。死ねない。生きてることがつまらなくても、
他人に全く関心が無くても、一人で生きていくことなんて出来ないんだよ」


243:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:26:51 UB5GGWFr
少女は黙っている。
いつの間にか下を向いて。

そして・・・
「分からないわ。全然分からないわ。アナタ馬鹿じゃないの。姉妹なんていたって結局邪魔なだけよ。
結局、最後は一人になるのよ・・・」
「そんなことないさ。どんな奴でも最後まで一人になることは無い。俺はそう思う」
「・・・」




「そこまで言うならアナタはワタシに証明してくれるの?
一人では生きていけないんでしょう。それを見せてみなさい。」
そう言って、少女は右手を俺のほうへ差し出す。

「ここに口付けをしなさい」
命令口調で言う少女の指にはいつの間にはめたのか、綺麗な指輪があった。
「・・・あぁ、見せてやるよ」
俺は少し戸惑いながらもその指輪に顔を近づける

244:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 02:29:01 UB5GGWFr
「その前に」
少女の言葉は俺の動きを止めた。
「ワタシが名乗ったのにアナタが名乗らないのは可笑しいわね。アナタの名前は?」
言われてみれば確かにそうだ。混乱していたとはいえ名乗るのを忘れていた。
仕方ない気もするが・・・
「そうだな、確かに不公平だな。水銀燈」
少女の名前を呼ぶ
「俺の名前は―






その日、俺は水銀燈のミーディアムとなった。

245:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 03:33:30 6JTf7WZQ
金糸雀「イェア!ファッキンエイリアンをぶちのめすぜ!」
翠星石「フゥーハッハ!弾はいくらでもあるぜ!」

246:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 04:58:42 erQge1Y8
>>244
不思議な雰囲気が素敵

247:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 14:47:38 MCHSYLUd
>>245が読後感ぶちこわしw

248:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 15:33:38 kZ4yaJ0v
>>245
何で俺はこんなネタで爆笑してしまったんだ

249:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 16:27:35 KOza/M7y
>>245
ぶち壊し感が素敵www

250:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 16:37:18 POutE8Ie
>>245の続きがなんとなく気になった

251:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 19:44:31 MD1p8RsE
>>245の人気に嫉妬

252:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 20:21:00 9lOxuztB
>>245から文を続けて書ける人は神

253:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 20:48:25 6JTf7WZQ
途中で投げ出したから普通に書けるでしょ

254:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/08 23:20:38 1JJk1nDA
食われちゃったね>>244

255:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 00:00:43 bKxjhzI5
こうして書き手がまた一人去って行く。

256:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 01:44:57 dLTalhN2
しかしそれは新たなる波乱の予兆でもあった

257:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 01:50:17 VDoclA99
前々スレ>>224のジュンとカナの話の続きを投下。


258:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 01:51:22 VDoclA99
ジュンの部屋を沈黙が支配していた。
聞こえるのはパソコンのキーボードを打つ音だけだ。やがてその音もなくなり、遠くの喧騒が聞こえそうなほどの静寂が続いた。
「暇なのかしら……」
 ベッドに退屈そうに寝転んでいた金糸雀がポツリと呟いた。そんな彼女を横目で一見だけして、ジュンはパソコンの画面に目を戻す。
そして先程と変わらない時間が流れ始める。唯一変わったことといえば、金糸雀の頬が不満そうに膨らんだことぐらいだ。
恨めしそうな視線がジュンの背中に注がれる。
何秒間その状態が続いただろうか。やがて居心地の悪そうにジュンが身を捩らし始めた。
「はぁ……」
 ジュンは大きく息を吐くと、うんざりした様子で金糸雀に振り向いた。
「お前は僕に一体どうしろって言うんだ?」
 ひどく不機嫌そうに見えるが、それは金糸雀の気のせいではないだろう。しかし、そんなことで怯む金糸雀ではない。それどころか凛とした翠の瞳でジュンを見返し、拳を強く握り締めて立ち上がった。
「ちゃっちゃとローザミスティカを奪いに行くのかしら、ジュン! このままじゃ退屈すぎてどうにかしちゃいそうかしら!」
 金糸雀の言い分最もであった。契約してから二日も経とうというのに、いまだに他のドールとは戦闘はおろか遭遇さえしていない。全ては重い腰をあげないジュンの所為である。
金糸雀「イェア!ファッキンエイリアンをぶちのめすぜ!」
翠星石「フゥーハッハ!弾はいくらでもあるぜ!」

           

         完

259:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 02:04:49 tLC6JzFe
金糸雀「オゥーイェイ!ハァーハァ!」
薔薇推奨「グオォォォェェェェゲエェェァァガアアア!」
翠星石「金糸雀!そっちは危険だぜ!」
金糸雀「もう我慢できねえ!突っ込むぜ!イェーア!ッハッハ!」
薔薇推奨「ゴゥトゥヘル!」
ッグシャ!
金糸雀「ノーッ!」
翠星石「サノバビッチ!ダーイ!ダーイ!」
薔薇水晶「ウゴォォォォ・・・」
真紅「金糸雀、あいつは勇敢な戦士であり、最高の兵士だった」

260:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 02:44:46 a8pN9Qxb
>>255-256の流れワロタ

261:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 03:20:26 75HfPiCj
ここがなんで過疎なのか理由が分かった気がした。

262:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 04:30:37 a8+9DoN8
>>255-256

デュードを越えた

263:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 06:56:52 a8pN9Qxb
>>262
一瞬君がスーパーハッカーにみえたよ
え、何で俺のIDで書き込めてんのコイツ?
俺こんな書き込みしたっけ?
ってマジ驚いた

264:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 14:49:52 4OcIbou2
>>245が最高だわ

265:名無しさん@お腹いっぱい。
06/04/09 17:11:33 oucJGUk5
>>258
俺はお前の帰りを待ちわびていた。
わぁ、やっと続きが読めるぞぉ、わくわくてかてか~って、本当に、期待していたのに……。
……だが笑ってしまったからにはこれでこの作品の完結することを良しとしなければならないのだろう。






……で、もうこの話の続きは書かないのん?(´・ω・`)
ちゃんと答えてくれ。続きのない作品をいつまでも待ち続ける苦しみは、遠距離恋愛のそれに等しい。
もう会うことができぬのなら、いっそすっぱり別れてしまいたいんだ。

266:翠星石虐待だもんぬ(前編)
06/04/10 01:20:50 khUfejCq
「お願いかしらー!」
そう金糸雀が週末の桜田家を訪れたのは昼のこと。
その日の昼はよく晴れていて、開いた庭の窓から入る風も涼しく、とてもいい天気だった。
ジュンとノリ、そして真紅と翠星石は食後のお茶を飲みながら、ゆったりとした時間を楽しんでいた。
何度言っても玄関からやってこない、困った訪問者にももう慣れたのか、
椅子から腰をあげることなく、四人は開かれた庭の窓の先へと視線を送る。
「またアンタですか、金糸雀……今日はなんの用なんですぅ?」
また面倒ごとが起こるのだろうと予想している翠星石の表情は、早くも迷惑そうな色を浮かべている。
こほん、と小さく咳払いする金糸雀。
そして右腕を高々と上げた後、真紅に視線を向けてびしっと指を差す。
「今日は真紅にお願いがあってきたのかしらー!」
差し向けられた金糸雀の右指に、真紅は口まで運んでいたティーカップをソーサーの上に置く。
そして今日は私なのね、といわんばかりに溜息を零したのだった。

金糸雀の話はこうだった。
彼女のミーディアムで無類のドールマニアであるみっちゃん。
そのみっちゃんが週末の休日を利用して、
明日開かれるドールイベントに参加するのだという。
自分の作品として写真を展示する予定なのだが、
イベントはかなり大規模なもので、撮影する写真も力を入れたものにしたいらしい。
そこで真紅をモデルに写真を撮りたがっているのだという。

「今日はカナの家に来て、みっちゃんを手伝ってあげて欲しいのかしら!」
一晩、我が家にきて写真の撮影を手伝って欲しい。
ねだる金糸雀に、嫌よとお茶を飲みながら真紅は目もくれなかったのだが……。
放っておけば、金糸雀もしばらくすれば諦めるだろうと真紅は思っていた。
だが、今日の彼女はいつも以上に根気があって手強い。
その理由にはミーディアムであるみっちゃんを思う、金糸雀の気持ちの強さにあった。
彼女は先日の夜、明日のイベントにみっちゃんが持っていくつもりだったドールの衣装を、
ちょっとしたことからがゴミ箱送りにしてしまっていた。
彼女はそのお詫びをしたかったのだった。

267:翠星石虐待だもんぬ(前編)
06/04/10 01:22:31 khUfejCq
「カナー、衣装のことは気にしないでね。それよりも貴方に怪我がなくてよかったわ」
そう言って申し訳なさそうにする自分を慰めてくれる、みっちゃんを金糸雀は思い出す。
大切なドールの衣装を台無しにしてしまった金糸雀を、
みっちゃんは責めるようなことはしなかった。
それに彼女自身は真紅の写真を撮りたがってはいたものの、
わざわざ我が家に来てまで、写真撮影の協力をして貰いたいとは思っていなかった。
それでも金糸雀は桜田家へとやってきた。
自分が彼女へできることをするために。
金糸雀はみっちゃんが大好きなのだ。
だからこそ、今日の金糸雀は簡単には引き下がらなかった。

大事なドレスに縋りつかれて、最後には泣きだされそうになりながら、
そんな話を金糸雀から聞かされる真紅。
だが、ミーディアムを思うその気持ちは真紅も同じだった。
だからほんの少しだけ……。
少しだけ真紅は金糸雀を放ってはおけない気持ちになったのだった。

「はぁ……仕方ないわね。……一晩だけよ」
「ほ、本当かしら!?」
「聞いてもいない貴方の身の上話をされても困るのだけど……それを放っておくほど、姉妹に無関心でいたくはないわ」
「あ、ありがとうなのかしらー!!これでみっちゃんも喜んでくれるかしらー!!」
涙で目を潤ませ、両手を上げて金糸雀が喜ぶ。
その姿を見て少しだけ、真紅が微笑んだ。
金糸雀のミーディアムへの純粋な思いが伝わってきたからだ。
事の成り行きを黙って見守っていたジュンに、真紅は視線を送る。
ジュンも真紅の視線に気づくと、言葉に迷いながら言う。
「……真紅の好きすればいいだろ」
ぶっきらぼうで素っ気のない言葉だったが、
それが否定的な意味を持っていない言葉であることは、真紅にはすぐわかった。


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