06/08/18 18:26:57 sfcIKBiP
仁「うわ～、なによアレ！ 一番手なのにマジやるじゃん！ 私たちも負けてらんないよ」
優「うわあ、これは二番手としてやりにくいね……」
仁「まさか、霧生さんたちがあそこまで自分を捨てるなんて……マジ驚いたってカンジ！」
優「じ、じゃあ、私の腹芸やるよ。そうでもしないと、見劣りしちゃうもん」
仁「なに言ってんのよ！ 腹芸なんて、マジ女の子のすることじゃないって！ ネタも練習したじゃん！」
優「で、でも、『仁美の瞳に恋してる』なんて、絶対受けるとは思えないんだけど……タイトルからしてダジャレなんて……」
仁「マジひどい！ 私が一晩考えて作ったネタだよ？ 『ブスの瞳に恋してる』ともかけてるんだから！」
優「あれ？ 何気に今、ひどいこと言わなかった？」
仁「とにかく！ 負けたら悔しいし、全力尽くそうよ！」
優「う、うん、全力は尽くすけど、私ってあがり症だから……」
仁「そういう時は！ 腹に三回『人』って書いて飲み込めば、マジ大丈夫だって！」
優「て、手じゃなかった？ おなかだと飲み込めないし……」
仁「優子の胃袋の大きさは、マジ尋常じゃないから大丈夫！」
優「もしかして『ふところが大きい』って言いたかったの？」
仁「横向きにいこうよ、横向きに！ マジ体型よくわかるから！」
優「前向きにいこうよ！ なんで体型を見せつける必要あるのよ！」
仁「あ！ 霧生さんたちの挨拶が終わった！ 緊張するな～、マジ出番だから！」
優「だ、ダメだよ……私、やっぱりダメ……」
仁「優子……」
優「私なんて、霧生さんたちみたいに綺麗じゃないし、咲みたいに明るくもないし……きっと、なにをやってもダメなのよ！」
仁「優子……そんなの、わかってたことじゃない」
優「わかってたの！？」
仁「でも、私たちに必要なのは、一生懸命やることだよ……才能なんて必要ない。がんばってやることがマジ大事だよ」
優「仁美……」
仁「ね！ むしろ、あれだけの豚イのあとなら、開き直ってマジなんでもやれるって！ 私たちらしく、全力を尽くそうよ！」
優「仁美……舞台の文字が違うけど……うん、私やってみる！ 私らしく、全力尽くしてみるよ！」
咲「それじゃあ二番手いってみよー！」
優「二番、太田優子！ 得意の腹芸やりまーす！」
仁「優子……私の言ってること、マジわかってないじゃん……」