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漠然とした不安
と言っても本当は現実的な不安材料を抱えてる場合がほとんどでしょ。
そもそも人間は生まれたときから死に向かって時間を消費しながら
いろんな不安材料を、これまた時間が解決してくれることに、時間には
いわゆる“相殺”という意味があるのを無意識的に学習していく。
それが問題の先送りによって結果を出さざるを得ない期限というのが
せまってくれば、漠然としたものも現実として直面しなければならないのは
避けられなくて、良くも悪くも解決が近いのは時間による効果です。
芥川が「ただぼんやりとした不安」と言っていたのは必ずしも病的な
ものではなくて、ねたばらしをすると今より将来に対する不安であって
将来のために頑張らなくてはいけない今が病気だということへの悩みと
それでもそこそこ今の自分を否定できない優しさが病気と絡み合って
成り立っているというジレンマなんですよ。