10/05/27 22:28:53 RJSJEvno
P211 認知療法全技法ガイド
技法 タイムマシンに乗る
我々は、今の自分の悩みが永遠に続くだろうとしばしば思い込んでしまう。そのようなと
きは、「今、ここ」の問題に巻き込まれ、現在生じている感情や思考から逃げられなくなっ
ているのである。
そのような状態に陥ると、目の前のことだけにひたすら注目してしまうので、思考や気分の
変化や場所において、自分がどのように感じたり考えたりしうるのか想像すらできなくなって
しまうのである。
ということは、「今、ここ」から少々離れることができれば、自分の気分や体験が変化しうる
ことをモニターできるようになるかもしれない。タイムマシンの技法の目的は、「今、ここ」
にある問題に対して別の見方を構成することである。この技法を使えば、患者は過去や
未来を行き来できるようになる。セラピストは患者に対し、自分がタイムマシンに乗って
おり、過去に戻ったり未来に行ったりできるようになったど想像するように教示するとよいだ
ろう。
P248 ツール 4.15 タイムマシン
今の悩み事について将来、どのように感じてるのだろうか?
一週間後 一ヵ月後 六ヶ月後 一年後 五年後 についてそれぞれ書く。
そしてなぜ私は将来、今と同じように悩まなくなるのだろうか?も同様にそれぞれについて書く。