10/03/01 07:51:44 YkVM8Bm9
>>287
どちらもチエノジアゼピン系のマイナートランキライザなんだけど、
リーゼはデパスより古い薬で、作用は多分トランキライザ内で最弱なのでは。
しかし、効果が弱めということは眠気や意識朦朧、倦怠感やハングオーバーといった
ものがなく、日常的に純粋な抗不安薬として使えて便利ということを意味する。
デパスは強力な抗不安作用の他に筋弛緩作用や導眠作用を持ち、
そのため、トランキライザとしてではなく筋弛緩剤や麻酔前薬や睡眠導入剤と
カテゴライズされる場合もある、精神領域以外の科でも大人気の薬。
また、軽い抗うつ作用も持ってる。
でもまあ、どっちも基本的な効き目はベンゾジアゼピン系とそう変わりません。
多分お医者さんは、両極端な性質を持つ2種類を出して、ケースバイケースで
使い分けられるようにしたんだと思う。
ちなみに余談だけど、リーゼは日本の法律ではベンゾジアゼピン系扱いなので、
向精神薬として厳しく扱いが管理される。(適応や処方量など)
でも、デパスの方は向精神薬に指定されていないので、扱いは緩くて、
医者も出しやすい薬となってる。