10/02/26 21:14:20 l5TZlkIg
>>196
こちらも勉強になる質問ですね。
セルシンとリーゼの一般的な特徴についてご説明します。
セルシンは飲み始めてから効果が出るまで早いです。
即効性を期待するときの頓用処方としてもよくお目にかかるお薬です。
また、「長時間作用型」に分類されるお薬で、一日3回飲むのが難しい方にも出されることが多いです。
効き目が出るまで早いのがひとつの特徴で、
効き目が出てからも効果が長続きします(長時間作用型といわれるのはこのせいです)。
リーゼは「短時間作用型」に分類されるお薬です。
効き目がでるまでの時間はセルシンほど早くありません。
ですが、効き目が出てから効果が切れるまでの時間は短いです(短時間作用型といわれるのは以下略)。
効果がすぐ切れるなんて、薬として意味なくね?・・・と思われるかもしれません。
ですがベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、
不安を抑えるという作用(有益作用)と
眠くなる作用(有害作用)が表裏一体で共存しています。
ですので、リーゼは抗不安薬の副作用である「日中の眠気」が最小限にできるという長所があります。
特に機械の操作や勉学をする方にはいい薬だと考えます。