10/05/29 02:13:58 2fj5Igf6
>>567
これ、ソースどこ? インタビューフォームを調べてみた。
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☆ミルナシプラン(トレドミン)のKi値 (値が低いほど阻害作用が強い)
セロトニン再取り込み部位 8.5±0.63
ノルアドレナリン再取り込み部位 31±1.1
ドーパミン再取り込み部位 記載なし(ほかの箇所を参照するとほとんどないと考えられる)
※旭化成のインタビューフォーム「2009 年7 月改訂(新様式第10 版)」の13ページ(PDFのページだと20ページ)による
元の論文は下記のもの(ちょっと古いか。)
11) 北村佳久他:神経精神薬理, 17(1), 25 (1995)
12) 望月大介他:社内資料:新規抗うつ薬ミルナシプランのモノアミン取り込み阻害作用(1995)
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☆デュロキセチン(サインバルタ)のKi値 (値が低いほど阻害作用が強い)
セロトニン再取り込み部位 1.45 ± 0.2
ノルアドレナリン再取り込み部位 18.2 ± 0.8
ドーパーミン再取り込み部位 247 ± 12
※塩野義製薬のインタビューフォーム「2010 年4月改訂(改訂第2版)」の42ページ(PDFのページだと46ページ)による
元の論文は下記のもの
17) 社内資料(未変化体及び代謝物のin vitro におけるモノアミン取り込み部位に対する結合阻害作用)
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>>574 さんも仰るとおりで、臨床上の効果と数値は一致しないことが多いみたいです。
さらに、数値もいろいろなものについて出ているので、断片だけ取り出しても意味があんまりないと私も思っています。
トレドミンの良いところは、データがそろっている、相互作用が少ない点でしょうか。
反対に悪いところは、効き目がいまいち、半減期が短い、セロトニン系なのかノルアドレナリン系なのかがいまいち分かりにくい点でしょうか。