09/09/11 11:44:48 +SZ8XngV
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したがって治療のポイントは3→8のサイクルを止めることにあるわけですが
2つの防衛機制がそれを邪魔している。
つまり、一方では「命に関わる問題はちゃんと理解しなければ」という防衛機制(A)が存在し、
もう一方では「苦痛な記憶は遮断しなければ」という防衛機制(B)が存在するわけですな。
これらがせめぎ合うことで記憶が繰り返されている。
したがって治療戦略も2種類あると言えましょう。
前者の「理解しなければ」には、認知療法やスキーマ療法による「本質的な理解」が役立つだろうし
後者の「遮断しなければ」には、マインドフルネスや村松氏のような「ありのままの受容」が役立つ。
どちらに熟達しても記憶のサイクルは止まる可能性があるかと思います。