09/04/26 03:16:57 RKwJ226U
>>84
うん、何て言うかキリスト、となるまえのイエスはナザレの大工のしがない息子で、
日常生活の理不尽さ辛さを噛みしめて知っていたはずだから、
暴行された人間に、暴行した人間を許せ、とは言わないと思うよ。
どちらかというと、娼婦になることを強いられてきた女性に対して、（彼女は）許されるとかそういうのが多い。
自分の親兄弟よりも弟子のほうが大事で本当の家族だとまで言ってるしね。
どちらかというと何でもかんでも許せというのは福音書よりはのちのパウロの手紙のほうに多い。
おそらく、イエスというおっさんが今ここにいたなら、
性犯罪の被害に遭いもがき苦しみ、相手を憎む私たちに、「辛いだろう。その辛さを、分かち合いたい」と
言うように思う。
そう、「私は親を許せません。モーセの十戒には父母を敬えとあります。そんな私でも受洗していいですか？」と私が司祭に訪ねたとき、
「何事にも例外はあるんです。モーセの十戒にしても、例外はあるのです。
ましてイエスは、安息日に麦の穂を摘んでもよいと、それに反論さえした人です。
あなたが許せなくとも、その貴女をイエスは必ず許すでしょう」
これが、ターニングポイントでした。
別にキリスト教宣伝しているわけではなくて、
たとえクリスチャンでも許さないでいる人間もここにいると、知ってほしかった。
ましてやそうでないのなら、許さないでいいに決まっているんです。