09/03/03 13:25:45 TIuYUgsW
■手帳の現状
障害者手帳には大きく分けて身体、知的、精神の3種類があります。
身体、知的の手帳はすでに40年以上の歴史がありますが、
精神の手帳は平成7年にできたばかりで、まだ浸透が不十分です。
この為、障害者割引を実施している施設などでも、精神の手帳の存在を
「知らずに」割引対象に加えていない場合が多いようです。
また導入当初は、身体、知的の手帳と違って「顔写真の貼付」が無かった為、「本人確認ができない」として、料金の減免をしない事業者もあります。具体的には、鉄道会社、高速道路会社、航空会社の「差別三悪党」です。
まあ、家族会が写真添付に反対したのが諸悪の根源ですが。。。
しかし2006年10月から、精神の手帳も顔写真貼付になりました。
いずれは手帳のデザインも統一し、身体、知的、精神のサービスを統一化する事が、厚生労働省の方針でほぼ決定しています。これを三障害統一といいます。「統一後には、高速道路半額、JRも飛行機も割引になるか?」というのが今の状況です。
三障害統一はまだ先ですが、現状でも障害者手帳が3種類ある事を知っている人はあまりいません。なので、各種窓口で手帳を提示すると、たいていは障害者割引が受けられてしまう、という状況も実はけっこうあったりします。
また、すでに三障害でデザインが統一された都道府県もいくつかあります。
佐賀県・神奈川県・茨城県・宮城県仙台市・滋賀県・愛知県など。