09/01/12 04:45:45 HjthkA6D
障害への理解 まだまだ足りぬ
主婦 窪田 友子 34
(千葉県八千代市)
小学5年生のおいっ子が憤慨していた。年末、知的障害を持つ私の小学1年生の息子らと、
さいたま市の鉄道博物館へ出かけた際、息子は座って見るべき鉄道のジオラマを近くで見ようと、
何度注意しても立ち上がっていた。隣で見ていた子連れの父親は「普通の子じゃないんだから
しょうがないんだよ」と子供に話していたという。
おいは「あんな言い方はひどいと思う」と怒っていた。確かに偏見のある言葉だと思った。
今の社会には、障害を持つ人への理解がまだまだ足りないと感じた。
それと同時に私はうれしく思った。小さい時から成長を見てきたおいが、障害のある私の
息子に優しい気持ちを持ってくれたことに感動したからだ。弱者のことを思いやれる若者が
増えていってくれることを願っている。
2009年(平成21年)1月10日(土曜日) 読売新聞 12版 投書 10