08/08/26 13:35:40 UdOA4rKr
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「インターネット元年」といわれた1995年から10年あまり。
ネットはヒトの考える力にどんな 影響を及ぼしているのか。
私たちはネットをどう使いこなせばいいのか。
脳科学と子育て の関係に詳しい日立製作所フェローの小泉英明氏に聞いた。
◆インターネットは脳にどのようにかかわっているのか。
「脳は五感から得られる膨大な情報のほとんどを無意識のうちに処理し、記憶として残す。
一方、ネットは画面を通した視覚情報が中心で(聴覚や触覚などで得られるはずの)余計 な情報がそぎ落とされる。.
情報をたくさん手に入れたつもりでも、脳に残る情報量は限ら れており意識できていない。
これが自然空間における実体験と、ネットの中の仮想体験と の大きな違いだ」
◆実際の行動にはどんな影響が表れるのか。 「実体験を踏まえないまま、ネットの仮想体験を通じて脳が発達すると、ヒトが本来持つ べき人間性が欠落する可能性もある。
たとえば、顔色や声色、しぐさなどを見て相手の 気持ちを推し量ることができず、自己中心的になるという見方がある。
言葉も含めた暴力 の威力も分からなくなる。実体験が浅い子どものころは、特に影響を受けやすく注意が 必要だ」
◆ネットの普及が「物忘れ」につながる可能性も指摘されている。
「脳には情報を一時的にメモをするといった短期記憶をつかさどる『作業記憶領野(ワーキ ングメモリー)』と呼ぶ部分がある。
過去の記憶を引き出す時にはまず、この部分が働くことが最近の研究で明らかになって きた。パソコンを使えばいつでも情報を取り出せる。
いちいち記憶せずに済み便利だが、 歩かないと足の筋肉が衰えるように、ワーキングメモリーも使わないと能力が低下し健忘症 になる可能性がある」
(>>262です。上記は以前このサイトに載せてあったものをコピペしたものです。ノートパソコンに関連記事Bookmarkしていましたがパソが壊れてしまい、すみません。今日はこれだけになりました。)