10/06/17 03:17:17 LtnVjpR0
>>612
ありがとうございます。申し訳ありません。
長くは引っ張りませんので、お許しいただければ幸いです。
大学時代、指導者には、
「メトロノームを使うと、メトロノームに合わせるのが目標になってしまう。」
という人もいました。しかし、私は、発展途上の人間は、メトロノームを使うべきだと思う。
音色やリズムをピッタリと揃えられれば、それがベストです。
そのためには、周囲をしっかりと観察することが不可欠でしょう。
しかし、発展途上にある奏者は、自分の演奏をすることで精いっぱいです。
周囲を観察する余裕には、どうしても欠けざるを得ない。
だから、意識してそろえるのはフレーズの最初の部分だけそろえばいい。
そこからは、大きくズレなければよし。
それよりも、自分ができるはずの事は、確実にこなした方がいいです。
その上で、やはり周囲からズレてしまうことは避けたい。
そのために、メトロノームを用いた練習をします。
そして、こればかりは、最初から最後までズレることなく演奏してほしい。
これは、周囲にそろえるためというばかりではなく、
自らのリズム感を磨くためでもあります。
そして、次のステップとして、合奏では、音程まで気を配る。
これは、普段のパート間や、パートを超えた練習でも忘れてはいけない。
明らかに音程が外れていれば、チューナーを使って徹底的に練習する。
そして、本番では、練習で乱れた音だけ音程に気を配ってほしい。
しかし・・・これは、リズムが揃った上で、その次のステップでしょう。
最初は、リズムが揃うことありきで、それ以上は求めません。
以上が、私の現在の率直な指導理論です。
批判があれば、遠慮なくおっしゃってください。
その上で、先程の人物を必要以上に批判しないでいただきたい。
周囲を見るということは、大変な事ですから。長文失礼致しました。