フルートメーカーPart26at SUISOU
フルートメーカーPart26 - 暇つぶし2ch573:名無し行進曲
09/07/28 23:05:01 hlgom1L6
たとえばフェラーリのエンジン音に魅力を感じる人もいるわけです。
フルートだってそういうったメカニカルな側面からのアプローチもあるわけです。

例えばリパッティの弾くショパンとワイセンベルクの弾くラフマニノフのソナタ、
考えの違いがこれぐらいあると言えばいいでしょうか。
叙情的であるとか作曲者の内面を描き出すなどといったこととは無縁な有無を言わせぬ圧倒的なピアニズム。
あるいはパガニーニのバイオリンのための曲。
不幸にもフルートにはこういった曲はあまりないのです。強いて言えばベームのグランドポロネーズみたいなところかな。

「フルートってすげえなー」っていう曲って無いと思いません?
音楽を表現するための道具でしかないなんてちょっとさびしいことですよね。
どうしても弦楽器やピアノと比べて楽器として格下になるっていうのは否定できないでしょう。
それでもフルートは管楽器の中では地位の高い存在ですが。

だから音楽って一言でいっても人は楽音のみに快感を感じるわけじゃなくて冒頭でもいったように
フェラーリのエンジン音に快感を感じたりすることもあるわけです。
ある楽器のシャーリング音が非常に心地よい、シャーリング自体は音楽とはいえないかもしれないが
広い意味で音による快感であるということはある種音楽ともいえるわけです。

ラフマニノフもきっと圧倒的巨大な和音の壁を雨のように降らせピアノという楽器の
物理的魅力を表現したかった側面もあるんじゃないでしょうか。





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