10/05/20 07:42:58 発信元:119.240.239.92
前スレの最後のほうに出ていた日本語の話、ちょっと補足。
口語としての日本語は、実は非常に簡単です。
語順が多少入れ替わっても意味が通じますから。
さらに日本人は「少ない情報から相手の気持ちを察すること」に慣れているので、
生活に必要ないくつかの単語を覚えたらそれだけで何とか日常会話が通じるようになってしまいます。
一方、読み書きのほうは、世界の言葉の中でも難しいほうとされています。
理由は、「文字の種類が多い」と「語彙が多い」の二つです。
英語なら基本的にアルファベット26文字で表記されますが、
日本語はひらがな50とカタカナ50、そして常用漢字が約2000。
今の日本で読み書きするならアルファベットも知っている必要がある。
ついでに、漢字は常用以外の漢字でも知っている必要のあるものは多く(埼玉の「埼」とか)、
実は2000では足りません。(漢字の総数は一説には6万とか)
語彙に関しては、例えば英語だとジュニアハイ卒業の15歳くらいで、
日常会話の語彙数は約3千。
これが日本の中学校卒業の15歳くらいだと、約3万。
およそ10倍の言葉を知らないと、15歳の子供の日常会話のレベルに達しない。
以上のように、日本語の読み書きにはやや高いハードルがありますので、
ドンゾイロさんの言われるように2chを読んで理解するのは雇った日本人に任せて、
各国の情報機関はそれを本国の言葉でレポート提出させているのでしょう。
(探せば日本には、たいていの国の言葉をマスターしている日本語ネイティブがいますから)