09/06/28 21:29:00 発信元:220.215.24.245
【依頼に関してのコメント】引き続き、宜しくお願いしますorz
【スレ名】創作発表板
【スレ名】ロボット物SS総合スレ 3号機
【スレのURL】スレリンク(mitemite板)
【名前欄】tueun#3456yyu
【メール欄】sage
【本文】↓
ギーシュの言葉にザワザワと、村人達が反応を示す。無論トニー達もだ。
「出ていけってそんな……まるで俺達が邪魔みたいじゃないか」
トニーの憮然とした言葉に、泣きすぎて呼吸が整わないクレフの背中を擦りながら、メルティが答える。
「邪魔みたいじゃなくて邪魔なんでしょ。すっごく悔しいけど……」
ギーシュがゴホンと咳払いをして、村人達を静かにさせる。再び話しを続ける。
「信じられないだろ? だがこれだけ非道な行為をされたんだ。奴らは冗談でも何でも無く、本気で俺達を追い出そうと考えていると、俺は確信している。
正直悔しいって感情じゃ収まらないぜ。突然この村を乗っ取られた揚句、俺達が出ていく事になるとはな。……ここから本題だ」
一方、黒騎士達の襲来により、修羅場と化したトニー宅。
黒騎士達はタウエルンにジリジリと近寄る。タウエルンはというと、背中を向けたまま動く気配が無い。
ショウイチがタウエルンに触れると、収納された半透明のタッチパネルが、ショウイチの前に出てきた。
パネルを見、ショウイチは素早い動作でタッチパネルを弾き、ENTERと刻まれたボタンを押す。
パネルが閉じ、タウエルンのデュアルアイが赤く発光する。背後で、黒騎士達が意を決し、一斉に飛びかかってきた。
次の瞬間、タウエルンの排気口から白い煙が放出される。
その煙は襲いかかってきた黒騎士達と、その後ろで待ち構える黒騎士を巻き込んで膨大に膨れ上がった。