09/06/28 21:17:57 発信元:220.215.24.245
【依頼に関してのコメント】長文レスになりますが宜しくお願いしますorz
大体7レスくらいです……すみません
【スレ名】創作発表板
【スレ名】ロボット物SS総合スレ 3号機
【スレのURL】スレリンク(mitemite板)
【名前欄】tueun#3456yyu
【メール欄】sage
【本文】↓
規制中ではありますが、完成した作品をこのままにしておくはどうもムズムズするので投下します
かなり長いので前編と後編で分けて投下します。
デスク上の受話器を置き、シュワルツは椅子に腰を下ろした。両手を組み、思考に耽る。
正直驚いていた。ライトが死んだ事にではない。所詮雇った用心棒の命など取るに足らない物。
シュワルツが驚いているのは、黒騎士達が全滅したという事実にだ。村人達に、黒騎士に対して抗える手段は持っていない。
持っていない……筈だ。黒騎士の防御力は伊達ではない。粗悪な短機関銃程度では傷など付く訳が無い。
だがレフトの報告によると、黒騎士達は例の「自動人形」によって、原形を残さないほど破壊されたらしい。
そうだ……「自動人形」だ。レフトは興奮した口調でそう言った。黒騎士達が、「自動人形」によって完膚無きほどの叩きのめされたと。
正直信じられない。黒騎士を圧倒する程の実力のある「自動人形」がこの村に居るなんて。それもレフトによると軍の紋章も無かったようだ。
つまり、その「自動人形」は少なくとも、我々の味方では無いという事だ。そして、恐るべき敵であるという事。
当り前の事実だが、今のシュワルツには不愉快極まりない。
まさか村人達が「自動人形」を発掘したのだろうか。いや、それなら村を徘徊している黒騎士が事前に察知し、知らせてくるはずだ。
と、シュワルツの思考を断ち切る様にもう一度受話器が鳴った。シュワルツは舌を打って、受話器を取った。どうやら外部からの様だ。