09/06/25 15:46:20 発信元:118.15.32.234
歴史に残る名演説じゃないかと思う麻生さんの所信表明演説の冒頭部分を貼って置きますね。
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わたくし麻生太郎は、この度、国権の最高機関による指名、畏くも、御名御璽をいただき、第九十二代内閣総理大臣に就任をさせて頂きました。
わたくしの前に、五十八人の総理が列しておいでです。
百十八年になんなんとする、憲政の大河があります。新総理の任命を、憲法上の手続きに則って続けてきた統治の伝統があり、
日本人の苦難と幸福、哀しみと喜び、あたかもあざなえる縄の如き、連綿たる集積があるのであります。その末端に連なる今この時、わたしは、担わんとする責任の重さに、
うたた厳粛たらざるを得ません。
この言葉よ、届けと念じます。
ともすれば、元気を失いがちな、お年寄り、若者、いや全国民の皆さまのもとに申し上げます。
日本は、強くあらねばなりません。
強い日本とは、難局に臨んで動じず、むしろこれを好機として、一層の飛躍を成し遂げる国であります。
日本は、明るくなければなりません。
幕末、我が国を訪れた外国人が驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、私ども日本人とは、決して豊かでないにも
かかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っております。
この性質は、今に脈々と受け継げられているはずであります。蘇らせなくてはなりません。
日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。
人々の暮らしに、落ち着きと希望を。
そして子どもたちの未来に夢を。
私は、これらをもたらし、盤石のものとすることに本務があると深く肝に銘じ、内閣総理大臣の職務に一身をなげうって邁進する所存であります。
わたくしは悲観しません。
私は、日本と日本人の底力に一点の疑念も抱いたことがありません。
時代は、内外の政治と経済において、その変化に奔流の勢いを呈するが
如くであります。
しかし、私は、変化を乗り切って大きく脱皮する日本人の力をどこまでも
信じて疑いません。
そして私は、決して逃げません。