05/06/15 22:00:08 発信元:59.128.89.91
このスレで百話めが語られたとき何が興るのかwwwwwww
まず俺が第一話めを・・・・・・
最近、某中堅金融会社を辞めた知人から聞いた話です。
金融業界の中でもサラ金は業績好調ですが、これも高い利息のおかげ。当然、取りたては厳しくて壮絶の一言。
「訪問」や「電話」「保険の加入強制(後で闇に葬る)」とあらゆる手段を使います。
自殺、一家心中は今も跡を絶たないそうです。でも、ノルマを達成するためにも、あとで化けて出てこようが手加減はできません・・
そんな訳で社員も必死。ところが、貸し出し、取りたての担当者はもちろん、店長や事務の女の子までがときどき「おかしくなる」そうで、ときには営業所がまるごと「おかしく」なるのだそうです。
店の中を自殺した顧客が歩き回ったり、一家心中した家族があいさつにきたり・・みんながそれに応対してしまったりで完全に「こわれて」しまうのです。
こんなとき、本部では社員たちに「臨時研修」という口実で3、4日間、遠いところにある「お寺」(大体山奥)に送り込みます。
座禅を組ませたり写経をさせたりして「精神の安定を図る」訳ですが、法話を聞かせていると、泣き叫んで懺悔したり「今までの罪を償います!死にます」と絶叫する社員が続出してくるそうです。
そんなかで表情も変えなかった知人を見つけたのか、付き添ってきていた本部の社員が「特別回収」をやらないかと持ち掛けてきたそうです。これはもう「精神的に相手を殺す」仕事なので退職を決意したそうです
研修から帰ると、営業所には「香」のかおり・・どうやら祈とう師氏まで呼んでの大騒ぎだったのです。
そして、臨時研修とやらは社外では絶対に話すなとの厳命。しかし、何人かは帰ってこないそうです。自宅にも。
どうやら、契約している「精神病院」へいったらしい。
サラ金の社員て日本一、たたられ、怨まれる仕事のようです。お守りは必需品だとか。
しかし、サラ金の経営者は早死にや難病で死ぬ傾向が強いようです。怨まれているからでしょう。
やっぱり霊となって呪うのですね。サラ金をね。
3:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/15 22:17:19 発信元:219.167.170.208
事務の女の子まで無差別に呪われるんですか
((( ;゚Д゚)))ガクガク
4:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/15 22:25:22 発信元:59.128.89.91
>3さん
このスレを覗いた香具師はどこからか怖い話を貼らなければ…
呪われてしまうのです。
在る作家がこの掟を無視したため・・・・
駄目だ怖くて書き込めない・・・・・・・・
5:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/15 22:32:57 発信元:59.128.89.91
すまん、怖く成ってきたんで残業中断して帰る。
>3も生きてたら明日報告してね。
どんな恐怖に逢ったか・・・・・・
6:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/16 00:55:48 発信元:59.128.88.163
今帰って来ました、何か電車の中でへんなの見ちゃったよ・・・
とりあえず貼っとくか。
あまり怖いとは思いませんが、私の友人Bが夏に山登りへ行き、
険しい獣道を登っており足を踏み外し下へ転落しました。
その何分後かに通りかかった人に救助され
頭を強く打っており、
意識不明の状態で病院に運ばれたそうです。
その後手術をし、一日ほど目を覚まさない
状態となり、
Bは夢を見たそうです。
それは誰もいない地下鉄駅のホームでB一人が立っていました。
そして電車が来てBは電車に乗りました。
なぜかBの見渡す限り乗客は一人もいなかったそうです。
Bは長い時間電車に乗り、どこの駅にも止まることなく、
その電車はただ走るだけです。
そして"次は終点、終点です"と
アナウンスコールが・・
そしてその瞬間、走っている最中、ドアがプシューと開きました。
Bはなぜか終点で降りたらダメだと感じ、そのドアから飛び降りたそうです。
その瞬間Bはパッを目を覚ましたそうです。
このことを知った何日か後、お見舞いに来た私に、
医師から"生死をさまよったらしくなんとか助かりました"と。
入院中にBは顔を青ざめて動揺しながらも私に夢の内容を
話してくれました。なぜ動揺していたかというと、
夢で終点まで行ってたらどうなったか、わからなかったからです。
7:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/16 02:29:52 発信元:219.167.170.208
>>4
うぇぇぇ、怖い話を夜書く事自体が怖いわけで (´・ω・`)
俺自身は体験なんて無いんで、学生の頃聞いた話を一つ
まあ良くある話なんですが、とある学生アパート。
入り江の畔に立ってて景色は抜群なんですがなにかが「出る」
出ると言っても姿を現す訳では無く、なにやらこそこそ悪戯をするらしい
・ 夜、決まった時間に外をバタバタ走る
・ 誰も居ないはずなのに、電話をかけると出る。だが何を言ってるか解らない
・ 外に出ると、すぐに内側からドアの鍵をしめる
そんなこんなで毎年、新入生が入っては出るの繰り返しだったらしい
あんま怖い話じゃなくてゴメス
8:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/16 02:48:54 発信元:219.107.240.155
たった今、気付いたのですが…。
いつの間にかsageの色が青に変わっている!!
何か、強い霊気を感じます…。
9:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/16 17:48:19 発信元:59.128.89.239
昨日覗いてスルーしてたら金縛りに合ったよテラコワスー。
私が小4の頃の話。
兵庫県姫路市にある書写山で林間学校に行った時の事。
昼は見学やスタンプラリーの様なイベントで時間は進んでいきました。
やがて夜になって、
お決まりの肝試し大会になり、スタート地点で2.3人の先生が恐い話をしてムードを盛り上げ、いよいよスタートとなりました。
スタート地点のロープウェー乗り場から泊まっている寺まで、という短い距離を、5人で組を作り横一線に並び、順
番にスタートして行きます。
前後15,6m位の間隔でスタートして行くのですが、私は人一倍恐がりな為、組の人に無理を行って真ん中にして貰
いました。
そして私達の組の順になり、私は先生方の今思えばつまらないお化けや仕掛けにビクビクしながら進みました。
やがて半分を過ぎ、私も恐くなくなってきた頃、前方の道の端の方に人がうずくまっているのが見えました。
私は、誰か先生が驚かそうとしているんだと思い、通り過ぎようとしました。
しかし、その人は動く気配を見せません。
私は、動かないなと思いつつ、私達はその場を通り過ぎました。
別にどうでもよかったのでその時は同じ組の人に話しませんでしたが、ゴールに着いてからふとその事を思いだし
友達に話したのですが誰も知らないと言っていました。
列の端にいた子も、そんな物は居なかったと言っていました。
端にいた友人に見えずに真ん中にいた私に見えた人は一体...
10:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/16 20:01:10 発信元:210.136.161.129
お邪魔します、私の唯一の体験談です
仕事でK都の旅館に泊まった時の出来事です
部屋に入った時の第一印象が、なんか薄暗い部屋だなって思いました
明かりも点いてるのに、部屋全体が何だか暗いんです
夕食まで時間もあるし疲れていたのもあって、仮眠を取ろうと思い押入れの戸を開けたんです
・・・・でもそこには布団なんて入ってなくて・・・・あるはずの空間がないんです
板が隙間無く貼られてあって、その上にお札が一枚貼ってありました
それを見た瞬間鳥肌が立ちました、ビックリして直ぐ戸を閉め直して・・・・先程から感じてた嫌な空気(薄暗い)の原因はこれだったんだって思いました
そして一人でこの部屋に居るのは危ないと思い同室の人を呼びに行ったんです(その時は四人部屋でした)
この話しを聞いて驚くかなって思ったんですけど・・・・そんな様子もなく平然としてるんですね
>つづく
11:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/16 20:15:34 発信元:210.136.161.43
「何で驚かないの」って聞きました、すると「そんな事で驚いてたら仕事にならない」って言うんです
仕事の性質上(ガイド添乗員です)全国を飛び回るので「よくある事」って言うんですよ
ホテルとか旅館って業者(安く泊まる人達)には、普通貸さないような部屋を貸すんだそうです
なんか納得できなかったんですけど、部屋を替えて貰えるはずもないし仕方がないので我慢する事にしました(一人じゃないので)
ミーティングが終わったのが深夜1時頃でした・・・・案外賑やかにやってましたので、その頃にはあまり怖くはなくなってました
で、お風呂に入って(イイお風呂でしたw)みんなで布団に入ったのが深夜2時過ぎでした
「おやすみ」を言って部屋の電気を消してから10分位たった時です
みんなはもう寝息をたててたんですけど(私は枕が変わると寝れないほうなので)私だけがその異変に気付きました
>つづく
12:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/16 20:25:25 発信元:210.136.161.135
最初のうちは何か聞こえるなって、その程度だったんです
そのうちにハッキリとした音が聞こえてくるようになりました・・・・天井裏を誰かが歩いてるんです
私達の寝ている上の辺りをグルグルと回り歩いてるんです
しかも一人の足音じゃないんですね、少しズレてもう一人歩いてるんですよ・・・・何かを喋りながら
何を喋っているのかまでは聞きとれなかったのですが、男女が揉めてるような感じでした
怖いしみんなを起こそうと思い、部屋の電気を点けたんです
照明の明かりが点くと同時に音は止みました・・・・足音も・・・・話し声も
隣の子を起こして、今あった出来事を話しました
すごく驚くと思ったんですよね、でも反応は違いました
・・・・最初からいわゆる出る部屋だって知ってたんですよ
>つづく
13:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/16 20:38:15 発信元:210.136.161.35
「なんで教えてくれなかったの」って聞いたら「・・・・知ったら怖くて眠れなくなるでしょ」って言うんです
教えないことが親切だったんですね・・・・聞くと、この旅館もこの部屋も初めてじゃないそうです
そして毎回「出る」みたいです、人によっては音だけだったり・・・・見えたりもするらしいです
それから朝まで布団を被って過ごしました・・・・殆ど眠れませんでした
後日聞いた話しなんですけど、その部屋の押入れで悲しい事件があったそうです
長文失礼しました。。。
おわり
14:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/16 23:07:21 発信元:59.128.90.66
いらっしゃい、じきにん ◆Wi1cQZVE0k さん。
貴方の為に
ある山登りが趣味な男性2人がいました。(あえて、A君とB君にしておきましょう。)
2人はいつものようにある山を登っていました。
するといままで晴れていた空が曇りになり、
しまいには大雨&雷が降ってしまいました。(山は天気が変わりやすいそうです。)
雨宿りできるところはないかと探していると、
1軒古い小屋を見つけさっそく行ってみました。
小屋の中には誰もいなく真っ暗で、雷の光が「ピカッ!」
と光るたんびに部屋が少し見えるぐらいでした。
このまま立っててもしょうがないので2人は、
自分で持って来たおにぎりを食べていました。
(よく暗い所で食べれますよね。)
部屋の真ん中には鍋が置いてあり、その鍋を挟んで食べていました。
部屋は本当に暗く、雷の光で相手の顔が見えるくらいでした。
B「お前のおにぎり、赤飯か?」
A「え?ちがうよ。普通のおにぎり。」
B君は雷が光るたんびにA君のおにぎりを見ていましたが、
やっぱり赤いのです。
おかしいなぁ。と思いながらA君を見ていると、
A君の顔の前になにかが見えました。
15:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/16 23:07:57 発信元:59.128.90.66
「あれっ!?」
B君はそのまま上を見ると、、、なんと顔が青白くなったおばあさんが、
A君とB君のいる間で首を吊っていたのでした。
そのおばあさんの口からは血がでていて、A君のおにぎりの上に
「ポタリ、ポタリ」と落ちていました。
「うわわあああぁぁぁぁ!!!」
A君とB君はいそいで小屋からでました。
そのあとA君とB君は警察に通報しました。
・・・おばあさんの口からでた血がたまたまA君のおにぎりに
落ちてしまって・・・
でもA君はきずかないで、おいしそうに食べていたそうです。
16:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/17 02:36:37 発信元:210.136.161.33
(*´∀`*)猫大作さん、はじめまして
スプラッターなお話ですね、目に浮かぶような
サラ金と電車のお話も大変面白かった(怖かった)です
猫大作さんは霊感とかあるほうですか?
あと、怪談とは関係ありませんけど・・・・猫好きな方でしょうか?
17:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 12:14:15 発信元:59.128.89.247
じきにん さん、お返事ありがとう。
霊感は有る様な、無い様な、最近はあまり見ません。
猫は大好きです。
霊感ニャンコ①
初めて投稿させていただきます。
よく動物や子供には普通に霊が見えると言われますが、
約1年前に亡くなったクロ(仮名・♀)もそうでした。
目で追っているのにこちらが気付くと、どういうわけか、
見えない振りをする変わった子でした。
もう一匹、今でも元気なグレ(仮名・♂)は、
未だに『こんな猫もいるのか…』という程、霊的なものには鈍感です。
グレがまだ子猫だった頃、そのとき私は妙な人に付きまとわれていました。
もちろん生きている人ではありません。
良いことも悪いことも、特にはないのですが、
とにかく私の背後にピッタリくっついて離れてくれません。
振り向いても顔が見えるわけではないし、うっかり忘れてしまうほど、
存在感は希薄なのですが、たまにズボンを穿いているのに、
足にスカートが纏わりつく感じがしたり、俯いた視界に、
私の物ではない髪が落ちてきたりして、『ああ…まだ居るんだ…』という感じで。
良い気はしませんが、害もないのでそのまま放置していました。
クロも気付いていた様子でしたが、嫌がる素振りではなかったので、
安心していたのです。
……が、
18:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 12:17:19 発信元:59.128.89.247
霊感ニャンコ②
実家の母と電話で話しているとき、突然、電話にすごい雑音が入り、
後ろの人の気配が急に膨れ上がったように感じました。
私のひざの上で寛いでいたクロも、驚いたように、
『フーッ!!』と声を出して毛を逆立てています。
とりあえず、雑音に驚いていた母の電話を切り、
私は恐怖で身動き一つできず、その場に固まってしまいました。
背後の気配は、悪意を感じるほど強烈さを増しています。
どうして良いのか分からず、震えながら必死で神様にお祈りをしたりしていました。(クリスチャンなので…)
クロは私の背後を見据えたまま、低く唸り続けています。
と、そこへ、
トントントン…と、小さな足音が。2階で寝ていたグレが、
目を覚まして降りてきたのです。ヤバいと思いました。
一瞬、恐怖も忘れ、私は階段に向って叫びました。
「ダメよ! 降りてこないで!」
グレを実の子のように愛していたクロも、こっちへ来るなと言わんばかりに、
すぐさま私のひざを飛び下りてグレに駆け寄りました。
しかし、遅かったのです。
突然大声を上げた私を、グレは不思議そうに見つめ、そして私の背後に気付くと、
『にゃ~~~んV』
物凄く嬉しそうな声を上げました。
………は?
19:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 12:20:30 発信元:59.128.89.247
霊感ニャンコ③
グレはいそいそと私の側へ駆け寄り、背後に向って、
甘ったれた声で鳴き続けています。するとどうでしょう。
あれだけ強かった気配が、スッと遠のくのを感じたのです。
振り向くと、一瞬だけ、黒い靄のようなものが、
部屋の角に移動するのが見えました。
グレはそれを追い掛けるように移動しながら、ずっと鳴いています。
………え?
どういうこと?
さっぱり分からず、クロの方を見ると、クロも吃驚したように、
目を真ん丸にしてその光景を見つめています。
私には見えなくなってしまいましたが、彼女(多分、女性)は、
暫く部屋の角に居たらしく、グレはそこに向って鳴き続けていました。
つまり…
20:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 12:21:57 発信元:59.128.89.247
霊感ニャンコ④
余りにも気配が強かったせいか、そのときたまたまグレにも幽霊が見えた。
↓
グレにはそれが幽霊だと分からず、人間だと思った。
↓
人間大好きなグレは、珍しい人に遊んでもらおうと追っかけた。
と、いうことなのだと気付いたのは後日のことでした。
我が家では暫くこの奇妙な追っ掛けっこが続くこととなったのです。
それ以来、彼女の気配が急に強くなるようなことはありませんでしたが、
一度波長が合ってしまったせいか、グレはたびたび、
私の背後に気付くようになりました。その度に追っかけ回し、
部屋の角に追い詰めてしまいます。
最初は、遊んでくれないことを不思議に思っているようでしたが、
そのうち追い掛けること自体が面白くなってしまったらしく、
嬉々として追っ掛けっこを楽しんでおりました。
余りにもあからさまで、見えない旦那はひたすら怖がっていましたが。
私も最初のうちは止めていたのですが、余りにも頻繁なので、
面倒になって放っておきました。クロも静観していましたし。
21:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 12:22:30 発信元:59.128.89.247
霊感ニャンコ⑤
私の背後に居た彼女は、おそらく猫が嫌いなのでしょう。
毎日のように猫に追い掛け回され、きっと嫌な思いをしていたはずです。
可哀想に……それでも頑なに私の側からは離れようとはしなかった。
その理由については、まあ後から分かることになったのですが、
長くなるのでここでは省かせて頂きます。
グレが幽霊らしきものに気付いたのは、そのときだけでした。
見えないくせに好かれやすい旦那が、物凄く嫌なものを、
憑けて帰ってきても、全く気付きません。
ちなみに、クロが亡くなってから新しく迎えたキジ(仮名・♀)も、
全く霊感らしきものがないようです。
……こうなると、クロみたいに見える猫の方が珍しいのかな…
とか思ってしまうのですが、他所の子はどうなんでしょう?
恐くはありませんが、珍しい経験でした。
22:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/17 12:42:21 発信元:219.167.126.8
神社仏閣オカルトあたりで書くと素性がばれる話を一つw
私が通っているのは日本有数の社格を持つ神社がある市です。
市には、その神社に付随するように関係のある大学があります。
その大学では神主の育成コースがあるので、霊感の強い人も多いわけですが………
さて、問題はその大学の学生寮なのです。
その学生寮は、市にある神社の調度鬼門に当たる場所に立てられています。
聖なる場所であればあるほど鬼門にあたる場所から噴出すものは激しいのですが、そこに学生寮を配置するなんてとんちの効いたことです。
その学生寮では日常的に「赤ん坊の泣き声」「突然何処からか湧き出る湿気」「落ち武者」「あるはずの無い部屋」「存在するはずの無い階段」「女のすすり泣き」
等の現象が多発します。
学生たちは自衛のために塩を盛ったりお祓いをしたりして生活しているわけですが……
あるとき、私が壁にかかっている絵を何の気無しに何かあるかもしれないと思って裏を捲ってみましたところ、裏には何十年も経ったようなお札が…
よく見ようとお札に顔に近づけた時……背後で何か、とてつもなく嫌な気配が大きくなってあまりの恐ろしさに振り返らず、お札をから顔を離し元あった場所に戻しました。
その後、部屋を出て気付いたのですが、部屋の近くにあった盛り塩が弾けたように飛び散っていました。
怖い話を怖く書くのが苦手なので、ちょっとコミカルになってしまいましたが…
ここ数年の実体験や聞いた話で珍しい話が幾つかありますので、もしも聞きたいという方がおりましたがまた書きます。
23:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/17 22:13:56 発信元:210.136.161.136
>猫大作さん
私も猫大好きなんです、可愛いですよね~
【霊感ニャンコ】読ませていただきました
確かに猫は可愛くもあり不思議な生き物です、と思います
ウチで以前飼ってた猫も、時々何かが見えるらしくて(私は霊感とかありませんけど)
その視線を追ってみても何もない(誰もいない)って事がありました
特に初対面の人の背後を、じーっと眺める癖がありましたね
見える人ってどんな感じで見えるんですかね
・・・・見たいような・・・・見たくないような
24:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/17 22:23:22 発信元:210.136.161.137
>>22さん
もし、振り向いていたら・・・・どうなったんでしょう
もちろん見えるのも怖いですけど、背後から感じる視線とか・・・・気配とか・・・・
ホントに怖いですね
>22さんのお話し、聞いてみたいです
25:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 22:39:02 発信元:59.128.89.247
>22さん
社格の高い神社ですか、京都・奈良・伊勢辺りかな。
私は少年時代を大田区の穴守神社の隣で過ごしたので神職の方には尊敬の念を持っています。
お話ぜひ聞かせて下さい。
>じきにん さんも猫好きですか。
見える時は別にたいしたものでもないんですよ、世の中に本当の悪人がそんなに居ない様に本当に悪い霊もそんなには居ません。
困ってる人を見捨てる様ですが、見えない振りをして近付かない事が一番。
では>アゴの恐怖・・・
私達の学校には、怪談がありました。
それは、昔生徒のイジメで自殺してしまったーーー先生の話です・・・。
その先生はアゴが割れていて生徒からいろいろといじめられていたそうです。
私と友人4人で、放課後教室に残って、その怪談をしていました・・・。
友人の一人のRが急に黒板に向かって何かを書き始めました。
R「こんな感じじゃない?そのーーー先生って!」
私「何か変な予感がする・・・やめなよ・・・」
昔から人並み以上に霊感があった私は、何か悪寒がしたので言いました。
M「平気じゃん?」
Y「うちらも描こう!」
M´「うんうん。」
私「ん~わたしはやめとく」
と、私は4人の行動を見ていました。
私「!!!!」
急に異変を感じたのは私でした。
26:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/17 22:40:17 発信元:59.128.89.247
アゴの恐怖・・・②
ここには5人しかいないはずなのに・・・何かいる!!
私は友達に知らせました。
私「YRMM´にげて!!!」
4人「は?・・・・・・・・・うわっ!!!いやぁ~~~~~~」
と言い残して4人は逃げました。
私は恐る恐る後ろを振り返ると・・・・・
そのうわさどうりの先生が立ってました!!
私は一瞬何が起こったか分かりませんでしたが、
急にその先生は消えてしまいました。
怖かったので私も4人のあとを追って、学校を出ました。
校門で4人は待ってました。
4人「!!!!生きてたんだぁ。」
私「あぁ!うんうん(笑)」
そして私達は何事もなかったように帰りました。
では一度落ちます、後ほど1時頃に。
27:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/18 01:44:25 発信元:59.128.90.125
戻ってまいりました。
では一つ。
あるいつもの通勤時間。
1人の男がホームに来た電車に飛び込み自殺をした。
男の体はぐちゃぐちゃになり、顔も・・。
その日の夜中。駅員が血だらけになった電車を掃除していたら、
後でみられている気配がした。
勇気を出して後を見てみると誰もいない。「なんだ。」
と思いまた掃除を始めようと電車を見ると・・・
自殺した男の目玉が電車に張り付いていたのだった。
・・・跳ねられた衝撃で目玉が飛んだのだろう。
28:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/18 12:09:47 発信元:210.136.161.140
いろんなお話しを知ってるんですね~、では私も
高校に通ってた時の話しです
同じクラスのM君はカブトムシが大好きで、夏休みになると毎日のように近くの山に捕まえに行ってました
いつも夜明け前に家を出て、太陽が登る頃に帰ってくるんですけど
・・・・その日は特別霧が濃かったそうです、一匹も捕まらない日でした
いつもの帰り道を自転車を漕いで走ってました
山道ですから上ったり下ったりしてるんですが、自転車が進まない時って立って漕ぎますよね
・・・・まさにその時でした、お尻に激痛を感じたのは
振り向くのも怖くて必死で請いだそうです、とにかく明るい場所まで山道さえ抜ければって
カーブミラーが見えました、そこを曲がればもう大丈夫って油断したんですね
29:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/18 12:16:47 発信元:210.136.161.135
横目でちらっと見てしまいました・・・・カーブミラーを
ほんの一瞬だったのでハッキリとは見えなかったのですが
ボールのような丸くて黒い物が、お尻にくっついてたそうです
次の瞬間フッと痛みが和らいで、お尻にかかっていた重さみたいなものが消えました
家に帰ってから鏡で見たら、お尻に歯形がついていたそうです
クラスの男子も見たって騒いでたので嘘じゃないと思います(私は見てませんけど)
それからM君は、その山でカブトムシを捕るのを止めたそうです
30:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/19 11:42:42 発信元:59.128.89.213
これは、私の父が終戦直後に本当に遭遇した呪いの話です。
私の父は終戦直後電気関係の学校を出た関係で山の中に鉄塔
(電線をつなぐ鉄でできた四本足の大きなやつ)を建設する現場監督をしていました。
(確か場所は盛岡だったとおもいます。)終戦直後は人出もいなく特に父のように専門知識を有する人間が少なかったため、
またかなり危険な作業である為当時まだ若かった父が得る収入はかなりのものだったそうです。
父は29人の作業員の頭として働いていたのですが、
スケジュ-ル的にかなりの強行軍であったにもかかわらず大きな事故も無く作業は当初順調に進行し鉄塔は次々にできていきました。
ところがその何本目かの鉄塔を作る際、4本足の内の1本が設計上どうしても貝塚の上にあたってしまう事が分かったそうです。
皆さんご存知の通り貝塚とは大昔の人の墓です。
父は村の人たちや作業員に貝塚の上に鉄塔を作ることを猛烈に反対され
、又、父自身もさすがにまずいと思い工事の親元に建設計画の変更をお願いしたそうです。しかし「元々押せ押せで行ってきた工事計画を今更変更したら完成が大幅に遅れ、
さらに膨大な費用がかかってしまう。そんな迷信気にせずに早く作業に取り掛かれ」と取り合ってくれなかったそうです。
仕方無しに父達は貝塚の上に鉄塔を建てはじめたそうです。
しかし着工するとすぐに今まで事故を起さずに工事を行ってきた父たちに次々と不幸が襲う様になっていったそうです。
31:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/19 11:43:33 発信元:59.128.89.213
ある者は作業中考えられないようなところから誰かに押されるように転落したり、
ある者は落ちるはずの無い鉄柱が落ちて来て直撃したり、
又ある者は原因不明の病で倒れたり。
なんと29人の作業員のうち半数以上の18人が死亡したというのです。
さすがに事の重大さに驚いた親会社から父は呼び出され「もう頼むから辞めてくれ。このままだとあんたも危ない」と言われ、
当時にしては法外な額の退職金をもらい退職したそうです。
父はその後犠牲者1人1人の遺族を訪れ謝罪したそうです。
父の退職後その鉄塔建設計画が変更されたのかどうか父には分からないそうですが、
父は「あの事件は終戦直後の混沌とした時代に起こったことだからか、それとも会社が事実をもみ消したからか分からないが世間では大騒ぎにならなかったが、
現代にあんなことが起きたら大騒ぎになるだろうな。犠牲になった人たちとその遺族には本当に申し訳ないと思っている。
俺が強引にでも工事計画を止めてればよかった。おまえも気を付けろよ。」と悲しそうに話してくれたのでした。
32:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/19 12:05:14 発信元:210.136.161.132
貝塚=お墓だってこと知りませんでした、勉強になりますね~
高速道路がお墓の上(跡地)を走っているのは知ってましたけど
私の地元にもあります・・・・絶対に切ってはイケない木とか、動かせない石とか
33:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/20 07:32:42 発信元:202.239.148.14
櫻の根本には死体があるといわれます。だから、あんな色の花が咲くのだと。
子供の頃に聞いた怖いお話でした。でも、櫻はなぜ散り急ぐのでしょう。
春なのに。
高校3年の時です。
私は工業高校だったので、大学受験には無縁ののんびりとした高校生活を送っていました。
通学途中に櫻の古木がありました。樹齢はわかりませんが、かなり大きな樹でした。
じじくさいと思うでしょうが、私は樹木は好きです。その下を通るのが通学コースでした。
櫻の花が終わる頃、櫻の木に激突した車がありました。
運転手の生死は車の
損傷からして想像できました。なぜか、樹の方はほとんど損傷はありませんでした。
ただ、べったりとついた血の跡以外は。
それから数日後、櫻が咲いたのです。葉櫻だったのに、満開になりました。
いつもより濃いピンク色でした。血の跡は消えていました。
そして、すごい悪寒がしたことを覚えています。
今年も春がきました。その櫻も満開でしょう。
私には見えます。櫻の根本には人の顔が浮いていることを。
風邪で土日寝込んでました、今日は早出して会社からです。
34:じきにん ◆Wi1cQZVE0k
05/06/20 23:31:11 発信元:210.136.161.129
桜って綺麗なのは一瞬なんですよね、ホントに綺麗なのは
咲いて満開になったなぁ~って思ったら、すぐ散ってしまいますし
散るから綺麗なんでしょうけど・・・・
風邪ひいて熱とかでると辛いですよね
健康には気をつけてください
35:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 01:28:31 発信元:59.128.88.91
いつもalpha-webさんからコピペしてるので、今回はオカ板のまとめから。
外国のお話。
ある男が2人、車で海岸沿いの道を走っていた。
初夏の肌寒い日だったので海に入っている人こそ少なかったものの、
それでも家族連れやアベックなど老若男女で浜辺はそれなりの賑わいを見せていた。
どうといったことのない平凡な風景。しかし運転席の男はその光景にかすかな違和感を覚えてもいた。
やがて海岸が見えなくなった頃、助手席の男が口を開いた。
「気付いたか?」
先ほどまでの陽気な口調とは異なり、その面もちはいくぶんこわばっている。
「海岸にいた連中、みんな海の方を見ていなかった。立っている者も座っている者も、全員海に背を向けていたんだ…」
36:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/22 02:04:35 発信元:60.36.144.141
((( ;゚Д゚)))ガクガク 地味に怖え~
37:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:16:30 発信元:59.128.89.159
おじゃま道草 ①
7年前の6月、夜10時ごろ、自宅の電話がなりました。いつになく、
どきっとする音だったのを覚えています。ミュージシャンの馬場君からで
した。
-- どうもオカシイ、口では説明できない。夜分申し訳ないが、来てみ
てほしい
とのこと。
馬場君はバンドの合宿所として、川越に近い、ある一軒家に引っ越した
ばかりでした。いつにない彼の深妙な声に、いやーな緊迫感を感じました
が、長い付き合いの彼の頼みなので、行ってみることにしました。
そして、出かけようと玄関にでた瞬間、目の前のドアを誰かがいきなり
ノック。
開けてみると、友人の茅野君が一升瓶をかかえて立っていました。
馬場君に呼ばれて出かける旨を話すと、
-- 馬場君とは面識も有るし、単独で行くべきではないと思うので同行
する
と言い出しました。
とりあえず車を出し、その車中で話し合いました。その日はたまたま暇
で、急に私の顔を見たくなったのだそうです。茅野君はもともと感の鋭い
人で、私の顔を見た瞬間、
「何かあったな」
とピンときたといいます。
馬場君はいくつかの因縁を抱えた人で、以前から問題を起こしやすいタ
イプの人でした。茅野君は、私を通して、馬場君の波乱万丈ぶりを知って
いましたが、今回は今までとは違うように感じる、という点で、意見が私
と一致しました。
38:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:17:03 発信元:59.128.89.159
車で30分ほど走ったとき、茅野君が突然、
-- うわぁーーっ
と声をあげました。
話を聞くと、
-- 一瞬道路の前方に、身長50mはあろうかという真っ赤な仁王さん
が、「来るな!」のポーズで立ちはだかった
というのです。
彼はその当時、仏像の知識をほとんど持ち合せておらず、「仁王」と表
現しましたが、後日写真集を見せて確認したところ、明王部の中でも不動
明王の立像に一番似ていたそうです。
初めての訪問だったので、馬場君に最寄りの駅前まで迎えに出てもらい
ました。
馬場君を駅で拾い、車中で「何事か」と問うと
-- 格安で二階家、いい物件だと思ったが、どうもオカシイ、とにかく
来て、見てから、意見を聞かしてくれ。
といいます。
到着すると、そこは目の前を高速道路が走り、雑木林に三方を囲まれた
10戸ほどの分譲住宅の中にある一軒でした。囲まれていない開いた方の、
道路に面した角にたっており、築10年位でした。
車を降りると、まず、私はその家に向けてカメラのシャッターをきりま
した。
梅雨の中休みといった気候で、蒸し暑い夜でした。
39:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:19:31 発信元:59.128.89.159
「はまったな」、、、その場に立った時の素直な感想でした。
その家の外見で気になった点を挙げてみましょう。
・全ての敷地内の雑草が外側へ向かって伸びている。
・敷地内の南西の角に3本の木(高さは2階の軒とほぼ同じ)がある。
・3本の内、南よりの1本は立ち枯れになっている。
・分譲住宅なので、周囲の家屋と同時期の築のはずだが、それだけが傷
みが大きい。
隣の住人が網戸ごしにこちらを覗いているのを気にかけながら、中へ。
-- むさ苦しいところだが、まあはいってくれ。
馬場君のさそいに、玄関へ一歩。
「く、くさい、何だ?」、、、というのが内部を見た第一印象でした。
茅野君は開口一番、
-- 猫、飼ってるのかな?
私もそれに相槌をうつと、馬場君は、
-- うちには居ないが、周りには何匹かいるよ。匂う? やっぱりなあ。
いくら掃除しても、抜けないんだよね。
玄関から上がってすぐ左が階段。玄関(西)から正面(東)へ真っ直ぐ
に廊下があり、突き当たり右(南東)がダイニングキッチンで、左(北東)
が浴室。
私たちは、上がって右手(南西)のバンドの練習室に通されました。
-- す、涼しい、、いや、寒い、、エアコンは?、、な、ない!、。
窓は?、、閉じてる。
窓の外に妙に目立つものが、、、。よく見ると枯れ木でした。
40:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:20:11 発信元:59.128.89.159
-- この部屋が1階では一番まともなんだ。
マネージャーの女の子が茶を入れている時、やっと馬場君が話を始めま
した。
馬場君の話の概要は、
・1階で寝るとうなされることがある。
・2階に全員が居る時、1階から話し声が聞こえる。
・1階から上がってくる足音がしたのに誰も来ない。
・引っ越してきた時、押入の中にケース入りのゴルフクラブ一式が残さ
れていた。
・台所に行くのをみな嫌がる。
といった現象なのですが、猫について次の様な体験を話してくれました。
-- 昨日、2階に居たら1階で物音がしたんで、
「買物に行ってたヤツが戻ってきたかな?」と思って下へ降りてきた
んだ。
そしたら、玄関のドアは開いてたんだけど、誰も居ない、、。
よく見ると、近所の猫が入り込んでたんだな。
ところがそいつがなかなかつかまらない。ちょっと掴むと、必死で
引っ掻いて抵抗する。この引っ掻き傷、見てみなよ。
そこで、窓を開けてやったんだな。
ところが追い回したけど、猫は窓を無視するんだね。
そして、そのうち、猫が玄関へ走ったんだ。
「やった、出てくぞ、、、」
そう思ったら、猫が変な行動をとったんだ。玄関に降りるやいなや、
ビタッと立ち止まって急に向きをかえたんだね。
そして俺の足下をぬけて階段上がって、2階の窓から屋根越しに逃
げたんだ。
で、さぁ、、、。
41:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:21:24 発信元:59.128.89.159
その、玄関での行動なんだけど、本当に変なんだよね。何か、目の
前に恐ろしいものでもいて、あわてて引き返した、、、という感じな
んだ。俺に追いかけられるよりは、よほど怖そうだったよ。
この話を聞いた茅野君は、 -- その猫、何かに操られてたんじゃないかなぁ。 と、コメント。
私は、その話の間も、廊下を猫が行ったり来たりしている様な感じがし
ていました。
-- その猫はたまたまそうなっただけで、
普段は生きていない猫がうろうろしているみたいだね。
私がそういうと、すかさず茅野君は、
-- うん、今も廊下をふっと影が通った様な気がしたよ。
と、意見が一致。
しかし、大切なのは、さっきの茅野君のコメントです。私は、茅野君の
勘(感)を生かすつもりで、彼にたずねました。
-- でも、本体は猫じゃないな。台所へ行ってみる?
-- いいや、今はよすよ。明後日は休みだから、明るいうちに来よう。
この後、馬場君からもう少し話を聞き、新曲のデモを聞かせてもらい、
台所には足を踏み入れず、午前2時ごろ帰途につきました。
42:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:22:02 発信元:59.128.89.159
茅野君を送った後、私は自宅へ戻りました。
-- ん? 誰も居ないはずの弟の部屋でひとの気配がする、、、、。
電気をつけて、覗くと、、、やはりいない、、、、。
-- 来たな、、、。
私は、
「くるな!」
と強く念じ、気配が消えたのを確認してから床に入りました。
明けて、すぐ、私はフィルムを現像に出しました。その日の夕方には仕
上がりますから、、。職場へ行くと、弟(大輔)からの伝言がありました。
「今晩、帰る。友人を呼ぶ。酒、買っておいてくれ」
弟は、職場が遠いので、その近くに下宿しており、およそ月に1度、衣
替えに戻っていました。
私は仕事の帰りに、上がったプリントを引き取りました。
持ち帰ると、まず、ネガで現像ムラや光線洩れ、傷などをチェックし、
それからじっくりプリントを調べました。
枯れ木がとても目立ち、何枚かのカットに気持ちの悪い印象を与えてい
ました。
と、、よく見ると、そのうちの1枚に、、、
南西の角のブロック塀に小さい赤い光点(豆電球でも点いているかよう
に見える)が写っているものを見つけました。
同アングルの他のカットにはなく、そのカットにだけ写っていました。
ネガにもきちんと写っており、物理的な処理の過程で出来たミスとは考え
られません。
赤、、、一般に負のエネルギーです。
小さな光点、、、強い霊体です。
色の感じからも判断して、、、
結論、、、祟りじゃーーっ!
43:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:22:39 発信元:59.128.89.159
ちょうど写真を見終わった頃、大輔が友人の榎本君を連れて現れました。
そして、私がテーブルの上の写真を片付けようとすると、、、
-- 何写したの?
-- お化け、、じゃ。
-- へぇーー、どれ? 見せて、、、、家?、、お化け屋敷?
そのうち、私と大輔とのやりとりを見ていた榎本君が身を乗り出してき
ました。
-- 見せてもらっていいですか?
彼が写真を捲っている間に大輔が彼について教えててくれました。
学生の頃の剣道部の仲間だそうですが、、、何と、、彼は霊感が強く、そ
れを見込まれ、密教系の寺院でアルバイトをしている、、という変り種だ
そうです。
彼によると、、
-- こういう赤いのって、神仏の罰てぇことがあるんです。
強いなあ、、、。
うかつなことは言えないので、これ、2・3日預っていいですか?
師匠に相談して見てもらいます。僕だったら、ただですから、、、
ネガがあるので茅野君には焼き増して見せればよい、ということで、
私は例のカットの他、数枚を榎本君に預けました。
44:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:25:20 発信元:59.128.89.159
榎本君は遅くまで飲み、その日は一泊して帰りましたが、大輔は馬場君
の家に興味を示し、翌朝、、
-- 今日、茅野さんと行くんだろ? 俺、明日も休みだからつきあう
よ。
と言いだしました。
-- あぶねぇぞ、、、憑かれるぞぉ~。
-- 武道やってるからかも知れないけど、おれ、そんなの平気だよ。
約束の正午に茅野君が現れ、私たちは3人でB宅へ向かいました。
私は、例の猫が気になっていたので、途中、鰹節のパックを買っていき
ました。
馬場君宅へ着くと、ちょうどバンドの練習中でした。すぐに終わると言
うので、待つ間に建物の周囲を調べることにしました。
林が切り開かれ、宅地として分譲された場所のようでは在りましたが、、
近くには古そうな農家が点在しています。
-- わざわざ、木を切らなくても農地があるのになぁ
私はだんだん土地の成り立ちが気になり出しました。
そして、しばらく歩き回るうち、
-- ん? 水の気配がする、、、
池か井戸か、、溜まった水のようです。場所は限定できませんが、どこ
かにあったと思われます。
そのうち、馬場君宅が静かになり、女の子(船井さん)が呼びに出てき
ました。
45:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:25:58 発信元:59.128.89.159
中へ入ると、まず、使わない皿を2つ貸してもらい、1つには水を入れ、
もう1つには鰹節をのせました。
猫の気配がもっとも多い階段の下に、それらを置きました。
そして、しゃがんで手を合せると、
-- ここにとどまるな、去りなさい、、、、
と念じました。
それから5分位後でしょうか、、、練習室でお茶を飲んでいると、廊下
の方から、「ニャン」という鳴き声がしました。
-- また、猫がはいってきたか? 鰹節狙ってるんだろう。
馬場君が立ち上がって、廊下を覗きました。
-- ありゃ、いない。今、ないたよなぁ、、
馬場君が首をかしげながらもどり、また元の雑談になりました。そして
その後、猫の気配はぱったりと途絶えました。
ところが、この猫供養が、本体をつついたようです、、、。
46:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:26:29 発信元:59.128.89.159
さて、3人でキッチンへ、、、。
6畳の広さがあるダイニングキッチンでしたが、だれもそこで食事を取
らないため、テーブルなどの家具もなく、広々としていました。
まずは写真撮影、、、
-- ん?、なんだぁ、あれは、、。
柱の上部に、貼っていた紙を剥がしたあとがある、、。
きちんとはがさず、びりびりになって、中央部が残った状態です。黄ば
んでいて、古そう。しかも、そこだけでなく、部屋の四方に同じものがあ
る、、、。
御札で何かを封じた、、、しかし破れた、、、。
最も剥がれていないものに近寄って、見てみると、真ん中が妙に黒い、、、
絵?、、、黒犬。御嶽山か、、?
-- 足がちくちくする、、、いるな、、。
私は、茅野君へ向かって、
-- 何か感じない?
-- 何か、足がひりひりするよ。
-- そう、、俺と同じだね。どの辺がひどい?
-- この流しの前のあたりかな。
-- そうだろう、、、。
またしても意見が一致。
それまで黙していた弟の大輔が口を開きました。
-- すごい、、、殺気がある。
目を閉じると、今にも誰かが斬りかかって来そうな気配があるよ。
それに、昔痛めた腰が痛くなった。弱いところをつついて来るみた
い。
この感じ、、、修学旅行で関ケ原へ行った時以来だな。
普通は、俺、こういうの平気なんだけど、、ここは別だよ。
何がいるんだぃ?
-- ここで、「見る」と危ないな。帰ってからな。
47:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:28:04 発信元:59.128.89.159
私は、
-- これは、猫のようなわけには行かないな。無理だな。
と思い、馬場君に転居を勧めることにしました。そして、私がもう2、
3枚写真を撮ろうとすると、茅野君が、
-- 何か気持ちが悪くなりそうだから、向こうで御茶飲んでるね。
と言って台所をでました。
-- 俺もそうするよ。
大輔も同じことを言いだしたので、私も出ることにしました。
練習室へ戻ると、馬場君が横になって寝ていました。
-- 明け方までかかってバンドスコアを書いたって言ってたからね。
でも、何か安眠してるようではないみたいね。
船井さんがタオルケットを馬場君にかけながらつぶやきました。
しばらくすると、うつ伏せの馬場君がうなされ始めました。なにやら、
寝言で、うん、うんといっています。
-- あれ?
よーーく、馬場君の方を見ると、、、何か、気配があります。彼の上
に、影の様なモノがのっているようです。
私は茅野君に、
-- どう思う?
と意見を求めました。
-- これ、金縛りじゃぁないの?
押さえ付けられてんのかな?
茅野君の直感は、当てになります。私は、確信しました。
-- 馬場君は、意思が強く、行動力もあり、覚醒時は強い、、
したがって、疲れてうとうとしている様な弱い時につけこんで憑依
してくるんだ。
48:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:28:34 発信元:59.128.89.159
船井さんが、
-- 起こそうか、、、
と、馬場君の肩をゆすりました。
でも、起きません。相変わらずです。
-- あっ、ちょっと待って、もし、意識が飛んでいたらマズイ。
帰還に失敗するかも、、無理に起こさないで。
私は、強く揺すろうとした船井さんを制しました。
その時、茅野君が、、、
-- あれぇ、、、何か動いたよ。馬場君の背中の上、、、
と言い出しました。
そして馬場君の背中の上、30cmほどのところに、手をもって行こう
として、、、
-- おーーーっ。
彼は、あわてて手を引っ込めました。
-- ああ、ぞっとした、、、ちょっと、やってみなよ。
私にも促します。
なんと茅野君にも見えたのです。
-- やばいな。俺たちも影響をうけてるな、、。
私は、そう思いながらも、彼に倣いました。
49:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:29:04 発信元:59.128.89.159
そおーっと手を出す。
動いている影の輪郭を抜け、突っ込む、、、、。
ひんやりとしています。冷蔵庫に手を入れたときのようです。
それでもヤツは動こうとしません。
そおーっと手をひっこめる。
冷たさは消えます。ヤツはうごきません。
-- ねっ、冷たいだろ?
と茅野君が同意を求めてきました。
-- 隙間風なんか通ってないよね、、
やっぱり居るんだね。
彼は、いつになく真顔です。私は、乗っているヤツが、いまだ退こうと
しないので、除霊九字を切りました。
そしてそれが効いたのか、ヤツの気配は消えました。いや、一時的に退
いただけですが、、、、。
切った後、馬場君を揺すると、彼はすぐに目を覚ましました。
起きるなり、彼は、
-- ああーーっ、疲れた。おれ、うなされてなかった?
揺すったでしょ。分ったんだけど、夢がさめないんだ。
これで4回目かな。同じ夢見たのは、、、
2階じゃ見たことなくって、いつもここで寝た時にだけ見るんだ。
おれ、何か寝言を言ってた?
と、目をこすりながら、一気に話しました。
-- うん、うん、、っていってたよ。
船井さんが答えると、、、、
-- そうか? おれ、うんう、、って、、、
自分では首を振ってたつもりなんだけどなぁ、、。
聞いてもらえる?
そう言って、馬場君は夢について語り始めました。
50:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:43:56 発信元:59.128.89.159
馬場君が見た夢の要旨は次のとおりでした。
「気がつくと、座敷に座っている。
広い座敷で、30畳ほどはある。
電燈もなく、造りも古い。
時代劇のセットのようである。
しばらくすると、少女が現れる。
5・6才で、可愛らしい。
赤っぽい振り袖を着ている。
七五三参りに行く姿のよう。
髪もキチンと結ってある。
時代劇でなら、武家の娘という役がら。
少女が、
『おにいちゃん、あそんで。』
とせがむ。
遊んであげたいが、
<自分はここを動いてはならない。
動くと帰れなくなるかも知れない>
という不安感がある。
そこで、少女に、
『外で遊んできなさい』
と勧める。
51:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:45:07 発信元:59.128.89.159
しかし、聞き分けない。
『あそんで。あそんで。』
と、繰り返しせがむ。
しかたがないので、
<少しだけ、この場所で、、>
と思うと、それを察したのか、
少女はニコッとして、
持っていたお手玉を差し出す。
<さて、どうしようかな。>
そう考えながら、受け取ろうとする。
と、その時、座敷の奥の方から、
『遊んでいてはイケマセン』
という、母親らしき声が響く。
その途端、少女の笑顔は消える。
蒼白となり、自分(馬場君)の
陰に隠れようとする。
『呼んでるよ。
行かないと叱られるよ』
と言うと、少女は、おびえ始め、
今にも泣き出しそうである。
そしてついに、
母親が座敷のはずれから姿を現す。
和服を着込み、すらっとしている。
初めは、遠くではっきりしないが、
近付くにつれ、
綺麗な顔だちであることがわかる。
52:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:45:38 発信元:59.128.89.159
<優しそうな母親じゃないか>
そう思って、後を振り向くと、
少女は消えている。
<あれ?>
不思議に思いながら、
母親の方を向く、、、、
先ほどの顔だちはかき消え、
なんと般若になっている。
恐怖に捕らわれ、
<にげなきゃ、、>
そう思った時、夢からさめる」
馬場君が話を終えた時、バンドのメンバーが2階から降りてきました。
ライブの打ち合せに皆で出かけるそうです。
腰をあげて、私たちも帰る支度をはじめると、、天井から、、いや、2
階から、タッタッタ・・・と誰かが走り回る様な足音がしました。
全員聞こえたようで、一瞬、皆動きを止め、顔を見合せました。
-- 聞こえた? これで2度目だな?
今、2階には誰もいないよなぁ。
馬場君が言うと、メンバー全員がうなずきました。茅野君がすかさず、
-- 大人だと、ドスッドスッという足音になるから、
あれは、子供だな。
実際、2階で子供が走り回ると、あんな足音になるよ。
とコメント。
しばらく、皆沈黙し、次の音を待ちましたが、もう、足音は聞こえませ
んでした。
皆が出かけ、私たちも帰路につきました。
53:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:46:09 発信元:59.128.89.159
自宅へ戻ると、写真などをもとに、背後関係を見てみました。
1階を歩き回っている「本体」(何であるかは伏せておきます。土地へ
縛られてはいますが、出張して動くこともあるのでうかつに波長があうと
危険ですから)は、千数百年前の怨霊です。
本来は、この土地のものではなく、因縁を背負った不幸な一族に執り憑
いた状態でやってきた悪霊のようです。
一族を惨死に追込みながら、強烈な結界を形成し、自らを土地に呪縛し
てしまった形となりました。負の結界はその吸引力により、捕まえられる
ものは何でも取り込んでしまいます。写真の中には犠牲となった浮遊霊な
どが多数みられました。
そしてその中に、決定的な取り込みがあります。ある時、気がおかしく
なった住人がいて、とんでもない大変なことをしでかしてしまいました。
屋敷を増改築する際に、道祖神が邪魔になり、なんと、石仏を井戸に投
げ込んでしまったようです。現代ならまだしも、普通の昔の人がそんなこ
とをするはずはありませんから、余程、狂った状態だったのでしょう。
オマケに、その井戸は、その後、そのままの状態で埋められてしまいま
した。榎本君が、神仏の罰かも知れないと言っていましたが、正にその可
能性は大です。
「本体」を核とする結界内で、井戸の石仏が新たな強い核と化し、いわば、
二重ブラックホールを形成していることになります。
例の少女は、これらの吸引にひっかかってしまった、もっと新しい一族
のひとりです。今から百数十年前のものだと思われます。母親が怨霊にや
られたため、苦しい目にあったようです。病気になり、他の場所で亡くな
りましたが、念だけはここに残りました。例の猫は、その娘が可愛がって
いた猫です。
54:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:46:36 発信元:59.128.89.159
いずれにしても、浄化できるような代物ではありません。1日も早く、
転居すべきです。私は、電話で馬場君にその旨を伝えました。
しかし彼等は、転居の際に持ち金を使い果たしたらしく、すぐには越せ
ない、とのこと。
彼等も、重なる不穏な現象に嫌気がさしていたが、お祓いなどでおさま
るのならば、、、、と思って私に相談をもちかけたもようです。
私が、、、
-- だめだ、、。
と告げると、
-- そうか、やっぱりね、、、。
と納得し、出来るだけ頑張ってバイトをして金を貯め、急いで転居する
ことを約束してくれました。
その後、2ヵ月ほどで、彼等は転居に至りますが、その間に随分と失う
ものがありました。霊障が原因の、人間関係のもつれです。
さて、私たちの方ですが、やはり霊障を免れることは出来ませんでした。
55:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:52:28 発信元:59.128.89.159
翌日の晩、榎本君から連絡がありました。次の様な内容です。
あの後、バイト先へ行くと、、、、師匠が彼の顔を見るなり、、
-- どこ行ってきたの!
ときつい口調で言った。そして、彼を本堂へ連れて行くと、、
-- 祓うから、そこへ座って。
自分の背後は見えにくいものだからなぁ。
といって、除霊をしてくれた。
浮遊霊がついてくることはよくあるが、普通は寺に居るうちに自然
に落ちてしまう。
わざわざ祓ってくれるのは、めずらしいことである。
その後、、、
-- かなり危ないことに関わってるね。
やめなさい、、。
と言うので、預っていた写真をみせ、知っていることを話した。
師匠の鑑定の結果は、、、
56:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:53:24 発信元:59.128.89.159
「お地蔵さまが、抜魂をしないまま捨てられ、埋っている。
その下には水脈があり、お地蔵さまは泥にまみれている。
その結果、この土地には仏罰がくだっており、
その後、性質が逆転して怨霊の住み家と化した。
また、惨殺された者がおり、その殺傷因縁が凄じい。
意識を飛ばしただけで、その怨霊が斬りかかってくる。
ある部屋にお札が貼ってあるが、まったく効果なし。
命懸けで対峙すれば、怨霊はなんとかなるかもしれないが、
仏罰の方は手の施しようがない。
ここに関わるのは命を捨てる様なものである。
自分なら、頼まれても絶対に拒否する。
出てきたもの、憑いてきたものを祓ったり、
追い返したりすること、即ち、除霊は可能だが、浄霊は難しい。
ましてや土地の浄化などとんでもないことである。
そっとしておくしかない。障らぬ神に祟りなし。
一日も早く手を引かないと、命にかかわる。
日本で有数の祈祷師であっても、現状では無理だろう。
そこ一帯を穿くり返して、整地する覚悟があれば、
可能性が見えなくもないが、、、それにしても、
わざわざ命をかけて浄化するメリットが見当たらない。
57:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:54:26 発信元:59.128.89.159
それに、この土地がそのようになってしまったそもそもの原因は、
日本史以前にまで遡る。もちろんそれを調べる必要性はない。
この様なスポットは所々に存在するので、気をつけよ。
しかしながら、この様な土地に引き摺り込まれたのには、
やはり、何等かの因縁がある。
部外者にとっては、考えようによってはいい経験だが、
当事者つまり住人にとっては、死への誘いである。
因縁を自覚しないと、またどこかで引き寄せられるであろう。
引っ越しの際には、すべての家具に荒塩をふり、
出来るだけ早期に、除霊の祈祷を受けなさい。」
というものである。
死人がでない内に、手を切ったほうがよい。
榎本君は、この他にも、自分の考えなどを教えてくれました。
この内容は茅野君にも伝えました。そして、もう行くのはよそう、、、
という話になったのですが、、、実際には、問題が持ち上がり、1週間後、
もう一度だけ足を運ぶことになります。
それはさておき、、、しばらくは、悪影響が続きました。
私の自宅で最も頻繁だったのは、弟の部屋です。
誰も居ないはずなのに、人の気配がする。ぼそぼそと話し声が聞こえた
こともあります。何等かの関連がある浮遊霊のようでした。
電灯をつけたり、「帰れ」と念じたりするとすぐに消えました。週に1、
2度そんなことがありました。
58:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:55:20 発信元:59.128.89.159
また、私が行(読経)をしていると、背後に気配がする、、、。しかも
鳥肌が立つような気配がする、、ということが数回ありました。
これは「本体」(親玉)でなく、付属霊(手下)のようです。気合いを
入れて行を続けるとその内に消えました。
お帰り願っただけで、決して浄化しようとしたわけではありません。こ
の様な付属霊だけなら、なんとかなるのですが、
手を出すと芋蔓式に出てきますから、いずれ「本体」と接触しかねませ
ん。浄化などとんでもないことです。
悪影響は茅野君にも及びました。
彼が仕事から帰って、うとうとしていると、自分が畳の上に座っている
感じがしたそうです。いやーーな感じだと思った時、周りの様子が見えて
きました。
どうも馬場君が語った夢の中に出てくる、あの座敷のようです。
茅野君は、少女が現れ、やがて恐ろしい母親が出てくることを予想しま
した。
ところが、、、、その気配はありません。これは夢だから覚めなくては、、
しばらく、そう考えているうち、、、。
ついに、、、座敷の奥の方から、近付いてくる足音が聞こえてきました。
般若面の母親か、、、。彼は筆舌し難い恐怖感を覚えたそうです。
しかし、、、。
現れたのは母親ではありませんでした。
「・・・・!」
この時点で、茅野君は「それ」が「本体」であることを知りませんでし
た。でも彼は見てしまったのです。「それ」を、、、。
それは「それ」はだんだん近付いてきました。
彼は恐ろしさのあまり、
「神よ仏よ、、、、、
、、、、、、、、、お爺ちゃん!」
59:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:55:59 発信元:59.128.89.159
と助けを請いました。
「うわっ・・・・!」
危機一髪、祈りは通じたようです。彼はなんとか夢から覚めることがで
きました。
茅野君はすぐに私に連絡をくれました。
聞いてみると、、。
彼が話す、特に「本体」の描写は、私が想像していたものよりリアルで
した。
(その描写については、記述を控えます。ご容赦ください>ALL)
私が、、、
-- 「それ」が「本体」だよ。
と伝えると、彼は、、
-- げ! 例の斬りかかってくるヤツ? マジかよ~。
と、しばらく絶句してしまいました。
でも有難いことに、彼がこの夢を見たのはこれっきりです。
私の見解と茅野君の描写を合せると、、、、。
オソロシイ、、、今でも、思いだしたくないくらいです。
(実は、、私自身が書くのを嫌がっているのです、、、m(_ _;)m )
60:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 18:57:06 発信元:59.128.89.159
悪影響は、身体にも現れました。
私自身では、妙に肩が重い、指先が痺れる、などの症状がでました。も
ちろん、透き通った「お客さん」がその原因です。
普段なら、弾き飛ばすし、乗ってきても振り落してしまうのですが、仕
事帰りに電車で居眠をしていたり、疲れてうとうとしている時を狙ってく
るので、つい背負ってしまいました。
このタイプは浮遊霊ばかりなので、落とすのは簡単、、、とは言っても、
落とすまでは、吐き気を伴った肩こりに悩まされます。
この肩こりがもとで、体調を崩してしまうと、ヤツらの思う壷ですから、
健康管理には妙に神経質になってしまいました。
また、めったに遭わない金縛りにも、その当時だけは続けて2、3度見
舞われました。
弟の大輔には、昔痛めた腰の傷みが復活しました。10年以上前の症状
の再発です。
彼には元々ある因縁があり、その影響で腰痛を患ったのですが、ヤツら
はそこにつけこんできました。
弱点をつつき回すのは、ヤツらの常套手段です。
腰が痛いと言う大輔をうつ伏せに寝かせ、腰を診ると、そこだけが吸熱
されていました。
「お客さん」を祓い落とし、気の通りを促すと、傷みが消える。数日する
とまた痛みだすので、自宅へ戻って、私に気の流通を修復させる。
つまり、しばらくは痛んだり直ったりの繰り返しでした。
これは、皆があの土地と縁を切るまで続きました。
しかしながら彼は、そのことをきっかけにして、自分の弱点と因縁をはっ
きり認識したようです。
それ以来、彼はたいへん謙虚なものの考え方をするようになりました。
61:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:01:08 発信元:59.128.89.159
さて、茅野君ですが、、、。
怖い思いをしたわりには、影響が最も軽かったようです。軽い肩こりと
鼻づまりで済みました。
彼には強い守護の力が働いているためです。
で、、最後のお呼出、、、。
馬場君宅へ2回目に行った1週間後のことです。私の自宅へ茅野君が寄っ
ている時に、大輔が榎本君を連れて帰宅しました。
当然、榎本君を囲んだ、「お化け屋敷からの撤退」という臨時作戦会議
になりました。
結論は、
「影響下から離脱したら、綺麗さっぱり縁を祓い落とす」ということです。
そして、もう関わらないぞ、、、と決心した時、、、電話が、、、鳴り
ました、、。
馬場君からの連絡でした。
-- 状況が悪化したのですぐに来てくれないか。
家の中の様子も不穏だし、バンドが分裂の危機にあるんだ。
とのこと。
もちろん、断るつもりでしたが、、、馬場君の頼みは強く、、つまり、
断り切れず、、、茅野君と私の二人で出かけることになりました。
大輔と榎本君は「何かの時」に備えて待機です。
62:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:01:58 発信元:59.128.89.159
出発に際し、榎本君が警告をしてくれました。
-- あるものが見えてて、それはとても危険なものです。
しかし、見間違い、勘違いをしやすいものなので、何であるかを言
う訳にはいきません。言うとかえって危険です。
知らないで行けば、おそらく見た瞬間にそれだと気付きます。
それは、動かない物体です。気をつけてください。
そうだ、よく効くお守りがあるから、貸してあげましょう。
彼がいう物体が何であるかは、私にはわかりませんでした。
借りたお守りは茅野君が身につけ、私は水でシャワーを浴びて気を引き
締め、夜9時ごろ、車で出発しました。
-- こりゃぁ、あの土地に呼び寄せられてるな。おいで~~、おいで~
~って、手で招いてるみたいだな。
たぶん馬場君も魅いられていて、俺たちを引き摺り込む手先になっ
てるんだよ。
何が危ないかって、、、そりゃぁ最も用心が必要なのは、行き帰り
の車の運転だな。簡単に体を切り刻むとしたら、交通事故がいちばん
手っ取り早い、、、、。
そう話しながら、私は安全運転に集中しました。
助手席の茅野君も真顔です。ときどき助言をしたりして、彼自身もハン
ドルを握っているつもりで注意を払ってくれました。
63:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:02:35 発信元:59.128.89.159
馬場君宅に近付くにつれ、緊張感が高まりました。茅野君も同感のよう
です。彼の言葉を借りると、
-- 敵陣深く乗込んで行く、、てぇのは、映画だとわくわくするんだが、、。
違うんだよなぁ。
背筋がぞくぞくするのは同じなんだが、緊張感がすごいね。 神経
がバリバリに張りつめてる。
ずっと、鳥肌が立ちっぱなしだよ。
といった感じでした。
そして、もう2・3分で到着、、、というところで、、、、通行止。工
事中につき迂回せよ、、とのこと。
-- ありゃぁ。よりにもよって、こういう時に工事しなくても、、、。
茅野君は不平をいいましたが、こういう時にこそ、こういった障害が出
てくるものなのです。
-- コの字型の迂回路が書いてあるよ。注意して行こう。
私は矢印のとおり、ハンドルを右に切りました。
順路に従って進むと、前方に交差点。迂回路を示した地図にあったとお
り、左折。
その先をもう一度左折すれば、いずれ、もとの道と交差するはずです。
300mほど進むと、舗装が跡切れ、砂利道になりました。
-- あれぇーー。やばいかな。
私は警戒しました。
しかし、少し行くと、また舗装路に戻りました。
で、、、ほっとして前方を見ると、、、、、路肩に白い車が止っていま
す。
64:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:03:06 発信元:59.128.89.159
嫌な感じがしたので、私はスピードを落とし徐行しました。
嫌な感じはさらに増しました。
-- 何か違うな、戻ろうか、、、。
私がそう言うと、茅野君も同意しました。
道幅が狭いので、Uターン出来る場所を探すと、、、、。前方のその白
い車の先は、少し広くなっているようです。
私はそのまま車をすすめ、白い車に4・5mの所まで近付きました。そ
して、ライトを上向きにして、、、車を照しだしました。廃車のようです。
フロントグラスが割れ、車体には蔦が絡んでいます。
そのとき、、、、背筋をぞーーっと冷たいものが走りました。
--これは!
近付かない方が良いようです。私がブレーキを踏もうと思った瞬間、茅
野君が、
-- うわっ、ダメ! 止って! 戻ろっ!
と叫びました。
茅野君も同じものを感じたようです。
-- バックで戻るぞ!
そっちの路肩、見てて!
私は、車を後退させ、そのまま砂利道を抜けました。
そして舗装路にもどると道幅も少し広がり、なんとかUターンすること
が出来ました。
来た道を逆に戻ると、途中で別の迂回路を見つけました。未舗装なので、
路地と勘違いし、さきほどは見逃していたようです。
道を確かめていると、通行止の方から、地元のものと思われる軽トラッ
クがやってきました。そして、その道へ入って行きました。
-- それ、ついて行くぞ。
1分ほど、ついて走ると、元の道へぶつかり、まもなく馬場君宅が見え
ました。
65:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:04:08 発信元:59.128.89.159
着くと、まず、先ほどの道について、馬場君に尋ねました。図を書いて、
例の廃車の位置を示すと、、
-- あれ? その道、高速道路にブチ当たって行き止まり、のはずだよ。
高速の壁とか、見えなかった? おれは、行ったことないけど、、、
でもさぁ、その辺の道って、両脇が畑だったりするからな。路肩が
崩れたりすると、、ハマルかもなぁ、、
馬場君にはわからないようです。
するとバンドのメンバーの後藤君が口をはさみました。
-- その廃車の先、、道、、ありました?俺、バイクでそこの道に入り
込んだことがあるけど、、、廃車で行き止まり、、その先は薮になっ
てたはずですよ。昼間だったから辺りもよく見えたし、、、、。
でも、へんだなぁ、その廃車のところのおよそ10mだけが舗装、、
いや、アスファルトでなくコンクリート敷きだったな、、、
あ、そうそう、、、近くに廃屋がありませんでした?
見るからに、お化け屋敷ってやつ、、、そうか、夜だと判らないか、、。
でも、確かに、嫌な感じの場所ですね。墓でもあるのかなぁ?
私は、榎本君の言葉を思い出し、電話を借りました。
-- あ、大輔? 榎本君と代って、、、
あ、榎本君? もしかして、例の物体って、車?
-- ええ、ありました?
僕に見えたは、白い車が止ってる所です。物凄い霊気があるから、
近付くと捕まるかも、、、
でも、すぐわかったでしょ。
え? そんなに近くまで行ったのですか?
わぁ、、、危なかったですね。
そっちにいると、見る力が弱まるか曇るかするんで、気をつけて下
さい。
あえて言わなかったのはね。白い車って、どこにでもあるから、全
部に気を取られると、見落す可能性があって、かえって危険だと思っ
たからなんですよ。
66:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:04:41 発信元:59.128.89.159
バンドの他のメンバーが夜食の買出しに出た後、馬場君が話し始めまし
た。
彼が訴えた、この1週間の間に起った現象は次のとおりでした。
1: 3日前の雨の時、近くに落雷があり、その影響で、シンセサイザー
とシーケンサーのデータがとんでしまった。
特にシンセは完全に駄目になり、買い換えねばならない。とりあえ
ずはレンタルでしのぐが、余計な出費であり、引っ越し費の積み立て
が滞る。場合によっては、来月のライブを諦めねばならない。
2: ギタリスト兼アレンジャーの葉山君が、ある人妻(郁恵さん)と
デキているが、その影響で、音楽への熱意が別の方向へ向いている。
どうも、他のバンドに声をかけられているようだ。
(注:郁恵さんの写真があったので見せて貰ったところ、すごいす
ごい、なかなかの因縁持ちでした。その内の不要な1枚をもら
い受け、持ち帰って、榎本君に見せたところ、、、、
「この人の目、、、人間ではない、、、操られてますね」
という感想が返ってきました。
あとで判ったことですが、馬場君宅を仲介したのは、郁恵さ
んに紹介された不動産屋でした。
入れ替わりの速い物件は、礼金で稼げるのかな?! )
67:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:07:23 発信元:59.128.89.159
3: 1階では寝ないので例の夢は見なくなったが、2階で寝ていると、
胸の上に重みがかかってくるようになった。
それほどの重みではなく、目を開けると消える。
あの子供ではないか? (注:当たり!)
4: 蒲団を敷いた後、しばらく1階に行き、用を済ませてもどったと
ころ、蒲団の中に誰かが居たように感じた。シーツを触ってみると、
寝汗をかいた後のように、ほのかな湿り気が残っていた。
5: 階段を上ったり下ったりする音が2度聞こえた。2回とも深夜2
時ごろだった。
6: 家の周囲を歩き回ると、足を掴まれるような感触がして、歩みが
遅くなる。
ぼうっとしていると、いつの間にか足が釘付けなってしまい、はっ
と我に返るとその場に立ち尽くしていた、、ということが、バンドの
メンバーのそれぞれに数度ずつあった。
68:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:07:46 発信元:59.128.89.159
私は、馬場君に、、
-- とにかく命にかかわることだから、引っ越しを第一優先しろ。
死んでからでは、音楽活動もできないぞ。
ここにいる内は、全てが裏目裏目にまわるから何も成功しない。
おれも、もうここには来ないぞ。来たら最後かもしれん。
今度会うのは、お祓いに行く時だからな。
と釘を刺しました。
そしてさらに30分ほど引っ越しの際の諸注意をし、帰途につきました。
立ち去る際、家から10mほど離れたところで、九字を切りました。振返
ると、例の立ち枯れの木が妙にゆらゆら揺れていました。
この後、2ヵ月を待たずに彼等は転居、つまり脱走に漕ぎ着けました。
幾らかは借金が残ったそうですが、大事に至らずに何よりでした。
しかし、バンドは解散しました。葉山君は別のバンドへ参加し、馬場君
とベーシストの後藤君は新たなバンド結成へと動きだしました。
ここで、気になることがあります、、、、。
葉山君と郁恵さんを除いた関係者全員が、わたしの目の前でお祓いを受
けました。
しかしその2人だけは、別の所(神社らしい)に行って祓ったそうです。
その後、彼等とは縁がないので、きちっと切れたのかどうかはわかりませ
ん。まあ、悪い噂も聞こえては来ないので、死んだりはしていないでしょ
う。
問題は、、葉山君がどれほど郁恵さんに食われるか、、、、です。
ナンマンダブ、、、。
完!
69:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:08:38 発信元:59.128.89.159
この話の読後、よく周囲で「浮遊霊」が動くことがります。
ですが、それは大方この話とは関連がないものです。
意識を「相手」ではなく自分自身に向ければ、簡単に切れます。
言い方を変えれば「気にしなければ消える」ということです。
しかしながら、一応気の弱い方のために、、、オマジナイを、、。
自分の気力を強める効果があります。
次の言葉を3回唱えるか、心の中で強く念じてください。
「ギャーテイ、ギャーテイ、ハーラーギャーテイ、
ハラソーギャーテイ、ボージーソワカー」
70:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:10:49 発信元:59.128.89.159
コピペミスが在りました、申し訳ない。
>65と>66の間に下記の文章が入ります。
(残念ながら? この場所の真相はわかりません。この後、確かめる機会
がなかったからです。また、そうしようとも思いませんでした。馬場君宅
と関係があるのは、間違いなさそうです、、、。)
霊障を受けないように、気持ちをしっかりさせていたつもりですが、
土地の邪気は強く、捕まりかけたようです。
71:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/22 19:12:25 発信元:59.128.89.159
怖いと評判の「おじゃま道草」でした。
何かリクエストがあれば探してみます。
72:牛の首キボン
05/06/24 01:00:49 発信元:59.128.89.26
連れのマンション(28階建て)で遊んでて深夜にコンビニへ行くのにエレベーターで下に降りた。
1階へ着くと俺が降りてないのに女が乗り込んできた。
変な奴やな~と思って舌打ちしてエレベーターを降りようとすると女がガッと俺の腕をつかんだ。
一瞬、何が起こったかわからんかったが女の腕を振りほどいて『なんやねん!!』と怒鳴った。
女は一言『楽しい?』 って・・。マジマジと女を見るとパサパサの長い髪の毛で顔は蒼白。正常な人間ではなかった。
俺は貞子が頭に浮かんで、早足で逃げた。(猛ダッシュするとダサいとなぜか思った。)
自転車でコンビニに行き、恐る恐るマンションへ戻ると女はいなかった。
友人の部屋に戻りゲームをしてるとパトカーと救急車のサイレンの音がマンションの側で止まった。
そうなんです。さっきの女が飛び降りよったんです。女を思い出すと今でもゾッとします。
女は最上階から飛び降りたみたいで
柵のところにバッグとか置いてあったとの事。
近隣住民の話では飛び降りる直前に大声で奇声を発してたみたい。
女はマンション住民ではなく、なぜかわざわざ隣の区から来たとの事でした。
自分はかなり至近距離で女と対峙したんですが、まさに座敷女(ご存知かな??)
真っ白い顔で薄ら笑いを浮かべた女の表情は数年経った今もトラウマです。
自殺する直前の人間って、すでに半分死んでるんですね。
うわっまた思い出した。。。。
73:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/06/28 17:51:41 発信元:59.128.88.208
しばらく来れなくてすいませんでした、週末辺りに牛の首載せます。
74:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/06/28 19:23:04 発信元:60.36.144.141
おじゃま道草、牛の首・・・
破壊力凄いのばっかり持ってこんでもw
75:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/02 23:46:50 発信元:59.128.89.145
牛の首の怪談とは、この世の中で一番怖く、また有名な怪談であるが、
あまりの怖 さ 故に、語った者、聞いた者には死が訪れる。
よってその話がどんなものかは誰も知 ら ない、という話 。
私も長い間はこんなのは嘘だ出鱈目だ一人歩きした怪談話さと、
鷹を括っていたんですが・・・ まあお聞きください。
明治初期、廃藩置県に伴って、全国の検地と人口調査が行われた。
これは地価に基づく定額金納制度と、徴兵による常備軍を確立するためであった。
東北地方において、廃墟となった村を調査した役人は、
大木の根本に埋められた大量の人骨と牛の頭らしき動物の骨を発見した。
調査台帳には特記事項としてその数を記し、検地を終えると、
そこから一番近い南村へと調査を移した。
その南村での調査を終え、村はずれにある宿に泊まった役人は、
この村に来る前に出くわした、不可解な骨のことを夕食の席で、
宿の主人に尋ねた。宿の主人は、関係あるかどうかは分からないが・・・
と前置きをして次の話を語っ た。
76:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/02 23:47:35 発信元:59.128.89.145
以下はその言葉を書き取ったものであります。
天保3年より数年にわたり大飢饉が襲った。俗に言われる天保の大飢饉である。
当時の農書によると「倒れた馬にかぶりついて生肉を食い、
行き倒れとなった死体を野犬や鳥が食いちぎる。親子兄弟においては、
情けもなく、食物を奪い合い、畜生道 にも劣る」といった悲惨な状況であった。
天保4年の晩秋、夜も更けた頃、この南村に異形の者が迷い込んできた。
ふらふらとさまよい歩くその躰は人であるが、頭部はまさしく牛のそれであった。
数人の村人がつかまえようとしたその時、
松明を手にした隣村のものが十数人現れ、鬼気迫る形相にて、
「牛追いの祭りじゃ、他言は無用」
口々に叫びながら、その異形の者を捕らえ、闇に消えていった。
翌日には村中でその話がひそひそと広がったが、
誰も隣村まで確認しにいく者はいなかった。
た、その日食うものもない飢饉の有様では、実際にそれどころではなかた。
翌年には、秋田藩より徳政令が出され、年貢の軽減が行われた。
その折に隣村まで行った者の話によると、すでにその村に人や家畜の気配は
なかったとのことだった。それ以後、「牛の村」とその村は呼ばれたが、
近づく者もおらず、今は久しく、その名を呼ぶ者もいない。
重苦しい雰囲気の中で宿の主人は話し終え、そそくさと後片づけのために席を
立った。役人はその場での解釈は避け、役所に戻り、
調査台帳をまとめ終えた頃、懇意にしていた職場の先輩に意見を求めた。
先輩は天保年間の村民台帳を調べながら考えを述べた。
77:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/02 23:48:32 発信元:59.128.89.145
大飢饉の時には、餓死した者を家族が食した例は聞いたことがある。
しかし、その大木のあった村では、遺骸だけではなく、
弱った者から食らったのであろう。
そして生き人を食らう罪悪感を少しでも減らすため、
牛追いの祭りと称し、牛の頭皮をかぶせた者を狩ったのではなかろうか。
おまえの見た人骨の数を考えるとほぼその村全員に相当する。
牛骨も家畜の数と一致する。
飢饉の悲惨さは筆舌に尽くしがたい。
村民はもちろん親兄弟も、凄まじき修羅と化し、
その様はもはや人の営みとは呼べぬものであったろう。
このことは誰にも語らず、その村の記録は破棄し、廃村として届けよ。
また南村に咎を求めることもできまい。
人が食い合う悲惨さは繰り返されてはならないが、
この事が話されるのもはばかりあることであろう。
この言葉を深く胸に受け止めた役人は、それ以後、誰にもこの話は語らず、
心の奥底にしまい込んだ。
日露戦争が激化する頃、病の床についたこの男は、戦乱の世を憂い、
枕元に孫たちを呼び寄せ、切々とこの話を語ったという。
この孫の中の一人が、自分である。
当時は気づかなかったが、祖父が亡くなった後に分かったことがあった。
何の関係もないと思われた南村の者が、隣村の民全員を牛追いの祭りと称して狩り、
食らったのが真実である。そうでなければ全員の骨を誰が埋められるものか・・・
それゆえ、牛の首の話は、繰り返されてはならない事だが、
話されてもならない話であり、呪いの言葉が付くようになった。
誰の口にも上らず、内容も分からぬはずであるが、
多くの人々が「牛の首」の話を知っている。物事の本質をついた話は、
それ自体に魂が宿り、広く人の間に広まっていくものである。
78:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/02 23:54:51 発信元:59.128.89.145
もうひとつの、牛の首もどうぞ。
牛の首(牛ノ首衆)
私は、今も誰かの視線を感じています。
しかも大勢の視線を…私は、あの時、あんな話さえ聞いていなければと後悔しています。
私が大学生の頃、親しくしていたボーイフレンドがいました。
その人とは、「付き合ってもいいかな」と思っていたのですが、なかなかアプローチもしてくれません。
彼とは、ずっと友人関係のままでした。ある日、彼の家で、友人達と宅飲みをしていた時のことです。
彼が「今日泊が、お前に片想いなんだって」と私に告げました。
今日泊君のことは、「変わった名字の人だな」と思っていましたが、私は、今日泊君に好意を持っていません。
それどころか「暗くて気持ちの悪い人」と感じています。
彼は、「今日泊の誕生日に、あいつの部屋で宅飲みして祝ってやるんだけど、お前も来てくれないか?」と私に頼み込んできました。
私は、はっきり言って物凄く嫌でしたが、「一度でいいから頼むよ」という彼の言葉に圧され、ついつい承諾してしまったのです。
その場に居た女友達も「どんな奴か見てみたい」と言い、私と一緒に今日泊君の誕生日パーティに行くことになりました。
今日泊君の誕生日パーティーで私は、「もしかして今日泊君は、いい人なのかも…」と感じました。
今日泊君の部屋に入った時の事です。
部屋に入り、上着を脱ごうとした私に今日泊君は、ハンガーを持ってきて、私の上着を掛けてくれました。
その時、私は、「今日泊君って、やっぱり私のことが好きなのかな」と考えてしまい、凄く恥ずかしくなりましたが、
「今日泊君は、みんなに気を遣いすぎてる」とも思えてしまいます。
一応、今日泊君専用の小さなケーキに蝋燭を立て、今日泊君に蝋燭の火を吹き消してもらいました。
今日泊君は、人差し指でホッペタを擦りながら、恥ずかしそうな顔をしています。
私は、みんなと、ほんのチョットだけ「Happy Birthday To You」を歌い、すぐにビールを飲みながら、お摘みを食べ始めました。
みんな口数も少なく、白けた雰囲気になってきています。
「
79:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/02 23:58:27 発信元:59.128.89.145
「何となく気まずい空気…」と思っていたら、突然、今日泊君が寒いダジャレやパフォーマンスを一生懸命にやり始めました。
場を盛り上げようと頑張っている今日泊君を見ていると私は、「何か今日泊君の力になってあげられないだろうか」という思いが込み上げてきます。
--------------------------------------------------------------------------------
そして私は、「みんなで恐い話をしない?」と何となく言ってしまいました。
今日泊君は、あの時、あんな恐ろしい話をしたくなかったんだと思います。
でも今日泊君は、私のせいで話してしまった…私は、今も自分の軽はずみな行いを、後悔せずにいられません。
私は、恐い雰囲気を演出するために、蝋燭に火を付け、部屋の電気を消しました。
そして、私が聞いたことのある話の中で、最も恐いと思った話を、みんなに聞かせたのです。
みんなは私の話を聞き、「恐い、恐い」と喜んでくれました。
場が盛り上がったことに私は、調子に乗り過ぎていたようです。
私は、今日泊君に「次は、今日泊君の恐い話を聞きたいな」と言ってしまいました。
何となく私は、「今日泊君と、それなりに会話しておきたい」と考えていたからだと思います。
今日泊君は、「とてつもなく恐ろしい話を知ってるけど、人に聞かせていいような話じゃないし…」と言って、俯いてしまいました。
みんなは、今日泊君に「その恐ろしい話をしろ」と騒ぎ始めますが、今日泊君は、困った顔をしています。
私は、今日泊君の恐ろしい話に興味を持ちましたし、「今日泊君の、私に対する気持ちを確かめたい」という気持も強くなりました。
それに今日泊君の言葉で、私が恐い話をした時より、みんな盛り上がっているみたいです。
私は、今日泊君に、もっと人気が集まって欲しいとも思っていました。
それで私は、今日泊君の顔を見ながら、「私も今日泊君の、とっても恐い話を聞きたいな!」と言ってしまいます。
今日泊君は、私の顔を一瞥するとコクリと頷き、話し始めました。
今日泊君の言ったように、あの話は、人に聞かせるべき話では、ありませんでした。
でも最初は、こんな恐ろしい話だとは、思いもしなかったのです、
80:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:02:00 発信元:59.128.89.145
…「俺の実家は、北陸にある小さなお寺なんだ」
「俺は、高校の時、ドラムを叩くのが好きで、いつもバンドの練習をしてたんだよ」
「そのうちバンド仲間に誘われて、族に入ってからは、バイクも好きになった」
「寺の息子らしからぬ俺を、いつも親父は、咎めてたよ」
「そんな親父が、ある時、とてつもなく恐ろしい話を俺に聞かせたんだ」
「あの話を聞いて以来、今でも誰かに見られてるような感じがする」
「本当に、俺が親父から聞いたことを話していいのか?」今日泊君は、そう言うと、複雑そうな顔をして黙り込みます。
私は、今日泊君の話を盛り上げるために、「どんな時に、どういうリアクションをすればいいのかな」と考えながら、今日泊君の話を聞いていました。
そして今日泊君が黙り込んだ時、私は、オーバーに脅えたフリをしながら「今日泊君、頑張って」と心の中で呟いていたのです。
今日泊君は、嘘やハッタリをするような人に見えませんでした。
それなのに私は、今日泊君の忠告を重大なこととして認識していませんでした。
そして私は、あの恐ろしい話を聞いてしまったのです…みんなの「早く、その話を聞かせろ」という声に今日泊君は、軽く頷き、再び話し始めました。
「水晶で作った頭蓋骨や、加工された人間の頭蓋骨のこと知ってるかな…。
日本にも昔、人間の頭蓋骨を加工する人たちが居たんだ。
牛ノ首衆と呼ばれる人たちで、最初は、牛の首を切り取り、神様に、お供えしてたらしい。
けど、いつからか人間の首を切り、肉を取り去ってから漆を塗り、金箔を貼り付けるようになったんだ」
81:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:06:10 発信元:59.128.89.145
「牛ノ首衆は、自分達の加工した頭蓋骨を使い、色々な儀式を行うようになったみたいで、
自分達の行う儀式によって、色々と不思議なことが出来ると信じていたみたいなんだ。
例えば病気を治したり、天気を操ったり…。また、人を呪い殺したり、病気にしたりといった、人に害を与える儀式もあったようだけど、そういった儀式を無闇に行わない掟があったらしい」
今日泊君の話を聞いていた私は、全く恐いと思いませんでした。しかし後から、それが大きな間違いだったと、思い知らされたのです…「牛ノ首衆は、仏教に対して好意的だったらしい。
特に座禅は、人々の心を清くすると言って、永平寺に協力的だったんだ。しだいに、念仏や仏教の儀式を行う、本願寺の真宗門徒達が勢力を強めてきて、永平寺は、段々と寂れていったらしい。
真宗門徒達も、牛ノ首衆の儀式に興味を持っていて、本願寺の高層が牛ノ首衆と親睦を深める活動をしていたんだ」
「本願寺の儀式には、牛ノ首衆の影響を受けた儀式が、今でも残っているそうだよ。
でも、外国からキリスト教が伝えられ、キリスト教が次第に力を付けてきたんだ。
本願寺は、キリスト教徒を皆殺しにするため、キリスタン大名達に宣戦布告をしたんだよ。
この戦争は、一向一揆と呼ばれる壮絶な戦いだったらしい。
殺生を嫌う牛ノ首衆は、本願寺に反対し、一向一揆を終わらせようと、何度も真宗門徒達に交渉を持ちかけたそうだ。
でも本願寺は、牛ノ首衆を煙たがり、一向一揆のさなか、牛ノ首衆を皆殺しにしてしまったんだ。」
私は、今日泊君の話を聞いていて、段々と寒気を感じていました。
すぐに今日泊君の話を止めさせるべきでした…「何とか生き延びた牛ノ首衆は、織田信長に身を寄せたんだ。
信長は、牛ノ首衆の力を利用するため、本願寺に復讐するための協力を惜しまないと、生き残った牛ノ首衆達に約束したらしい」
「そして信長は、牛ノ首衆のため、大勢の生け贄や死体を用意してあげたそうだ。
それからというもの牛ノ首衆達は、毎日、恐ろしい儀式を続けたんだ…。
その悲惨な光景を見た人達は、道徳的な話をし、牛ノ首衆達に儀式を中断するように説得したらしい。
82:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:07:27 発信元:59.128.89.145
でも牛ノ首衆達は、仏法めいたことなど聞きたくもない。
どうしても、そんな話を俺たちに聞かせたければ、俺達が死んでから御経でも唱えやがれ、と言い捨て、儀式を中断しなかったそうだ。
そして牛ノ首衆達は、信長に沢山の加工した頭蓋骨を献上したらしい。
その頭蓋骨に宿る怨念は、凄まじく、信長に敵対する人々を次々に病気にさせたり呪い殺したそうだ。
頭蓋骨の怨念は、使えば薄れていくため、牛ノ首衆達は、信長のために、たびたび呪いの頭蓋骨を作るようになったんだ」私は、今日泊君の話を聞いているうちに、後ろから誰かの視線を感じていました。
あの時は、「気のせいだ」と自分にいいきかせていましたが、今は、あの時に感じた視線は、決して気のせいなんかじゃないことを知っています。
「呪いの頭蓋骨を持つ信長には、村正の怨念すら通用しなかったそうだ。
村正っていうのは、凄まじい怨念が宿っていて妖刀と恐れられた日本刀なんだけど…村正に興味を無くした信長は、家臣の秀吉に褒美として村正をくれてしまったそうだ。
秀吉は、村正のせいで色々な怪奇現象に遭遇し、ビビった秀吉は、すぐに村正を手放したらしい。
武田信玄や上杉謙信も、信長が呪いの頭蓋骨を使って呪い殺したのかもしれないな。
信長は、茶会の時に、朝倉義景や浅井長政の首で作った呪いの頭蓋骨を客人に見せびらかして自慢することもあったんだ。
それだけ信長は、呪いの頭蓋骨に絶対の自信を持っていたんだな。
でも信長は、天下統一を果たそうとしていた矢先、牛ノ首衆の力を自分以外の人間に利用されることを恐れ、牛ノ首衆を一人残らず殺してしまったそうだ。
しかし、それから間もなく信長は、家臣の明智光秀が謀反を起こし、殺されてしまったんだ」
83:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:09:56 発信元:59.128.89.145
私は、牛の首の呪いを受けています。
今でも、この呪いを取り去る方法を考えているのです…「俺が、この話を聞き終わった時に、誰かが俺を見ている気がしてきたんだ。
俺は、何となく誰かの視線を感じる、と親父に言ったら、親父が言ったんだよ…。
それは、牛ノ首衆の悲劇に関わった人達の、怨念だろう。
この話を聞いた者は、多かれ少なかれ、あの人達の怨念に付きまとわれるんだ。
だが、人々を慈しみ、仏法を心がければ、必ず御仏が怨念から守って下さる。」俺には、その親父の言葉が、心に食い込んでしまったんだよ。
それ以来、俺は、仏教関係の本を読むようになったし、なるべく人が喜んでくれるようなことをしようと、心がけるようになったんだ」今日泊君が、そう言い終わった途端に、蝋燭の炎が消えたのです。
私を含め、その場に居た人は、みんな驚き声を上げました。そして「ビックリしたぁー」と言いながら、私は、手探りで蛍光灯の明かりを付けました。
ところが、私が床に座った途端に、蛍光灯の明かりが独りでに消えたのです。
私達は、声にならない叫び声を上げていました。
首や手、足や胴体など、バラバラになった人間の体が…しかも、沢山のバラバラになっている人間の体が、私達の体に、まとわり付いてくるのです。
私は、そのまま気を失ってしまいました。
私は、牛の首の怨念に、付きまとわれています。
今の所、生きていく上では、それほど支障にならないかもしれませんが…私は、今日泊君に揺り起こされ、目を覚ましました。
今日泊君に私は、自分の見たバラバラの体について話したのですが、今日泊君は、「何も見なかった」と言います。
でも今日泊君は、私の話を信じてくれました。
今日泊君も、今まで何度も誰かの視線を感じたことがあったそうです。
それに、私達が気絶した時、「物凄い寒気がした」と言いました。
今日泊君は、他のみんなも揺り起こしていきましたが、みんな私と同じことを今日泊君に訴えます。
84:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:12:04 発信元:59.128.89.145
あの時から私は、常に誰かの視線を感じるようになりました。
また眠る時など、目を閉じた状態の時に、あのバラバラの体について思い浮かべてしまうと、すぐにバラバラの体が私の体に、まとわりつくようになったのです。
今日泊君を除く、あの場に居たみんなは、私と同じ現象に悩まされるようになりました。
そして、みんな今日泊君を避けるようになったのです。
私も今日泊君を意識的に避けていたのですが、ある日、今日泊君から電話が…会話の中で今日泊君は、私に「もし、よかったら、俺と付き合ってくれないか?」と告白してきました。
私は、とても今日泊君と付き合う気分になれず、言葉を選び、丁寧に断りましたが、恐らく、それが今日泊君との最後の会話になるのだろうと思います。
もう二度と、今日泊君と会うことは、ないでしょう。
私は、この体験談を多くの人に知ってもらいたいと、昔から考えていました。
しかし、それは、絶対的なタブーのように思えます。
今も、その気持ちが、この書き込みにブレーキをかけ、私を躊躇わせているのでしょう。
私は、霊能者に除霊を頼んだことがあります。
霊能者の人は、私を見るなり「絶対に除霊をしたくない」と言って断りましたが、私は、無理に頼み込んで除霊してもらうことになりました。
霊能者の人は、しばらく除霊をしていたのですが、突然「早く、ここから立ち去れ」と叫び、私を突き飛ばすのです。
私は、恐ろしくなり、すぐに逃げ出しました。その後、その霊能者は、発狂し、今も精神病院に入院しています。
半年ほどしてから私は、再び除霊をしてもらいたいと思いました。
今度は、有名な退魔師に、お願いしましたが、退魔師は、険しい表情をしながら私を見つめています。
しばらくしてから退魔師は、「何とか、やってみます」と言って、除霊を引き受けてくれました。
退魔師の除霊は、何時間もかかり、退魔師の疲労が私にも伝わってきます。
そして突然、退魔師が倒れ込んでしまいました。
85:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/03 00:15:19 発信元:59.128.89.145
退魔師は、苦しそうにしながら「早く、ここから立ち去れ」と私に向かって叫ぶのです。
私は、恐ろしくなり、その場から逃げ出しました。その後、その退魔師は、包丁で首を切り、自殺したそうです。
私は、今、この書き込みにより、牛の首の怨念が薄れることを期待しています。
「何故、私を除霊してくれた霊能者は、発狂し、退魔師は、亡くなってしまったんだろう…」
「私に牛の首の怨念が憑いているのは、間違いないけど、私は、それなりに普通の生活をしているし、まだ、ちゃんと生きているのに…」私は、時々そんなことを考えてしまうことが、多くなりました。
もしかしたら、私の除霊をしてくれた霊能者と退魔師は、牛の首について、全ての真実を知ってしまったのでは、ないでしょうか?
今日泊君が話した牛の首の内容は、ほんの少しだけ、牛の首の秘密について、伝えているだけなのかもしれません。
だから、私は、まだ生きているのに、私の除霊をしてくれた霊能者は、発狂し、退魔師は、亡くなったのかも…
それでは、牛の首の怨念を消し去ることは、絶対に不可能なのでしょうか?
確か、今日泊君の話では、呪いの頭蓋骨を利用し続けると、頭蓋骨の怨念が薄れていくはずでした。
もし、それが本当だとしたら、多くの人が牛の首の話を知り、牛の首の怨念を多かれ少なかれ引き受けてくれると、しだいに牛の首の怨念が消えていくのでは、ないでしょうか?
そう考えた私は、牛の首について、私の知っている全てを、ここに書き込みしました。早く牛の首の怨念が、消え去りますように…
86:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/04 14:33:30 発信元:61.121.85.178
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
87:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/07 01:04:57 発信元:59.128.89.221
何かご要望があれば
88:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/08 15:15:58 発信元:219.50.82.40
(((( ;゚д゚)))アワワワワ
89:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/09 01:25:01 発信元:218.137.224.127
古典的なものほど破壊力あんな……
90:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/11 02:37:15 発信元:60.36.144.141
行動時間帯が夜だから、リクエストするのも怖い
91:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/13 18:44:45 発信元:210.136.161.132
自宅のトイレに籠もってたらノックされた
おもわず「入ってます」って言ったんだけどさ、
俺、一人暮らしよ?
92:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/14 19:01:14 発信元:220.209.95.102
>>91
あぁ良くある話だ…
って、あったら怖いか(w
93:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/14 22:57:02 発信元:219.11.32.187
>>92
ないって
あああ こんなときに尿意がッ
丁度いいからトイレ系の怖い話希望。
94:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/14 23:04:12 発信元:221.113.126.180
>>91
マジレスすると・・・
俺も一人住まいなんだけどTVつけっぱなしにして風呂に入った時なんだけど
確実につけてたはずのTVが消えている事がある(過去2回)。
普通に見てる時に突然消えるなんて事は無いのに・・・
95:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/17 06:45:01 発信元:59.128.88.24
>>93
うけたまわりました、
96:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/17 07:16:58 発信元:59.139.104.167
>>94
マジレスすると・・・
リモコンを長時間操作しないとTVの電源が落ちる仕様なのでは
97:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/17 17:48:47 発信元:59.128.88.71
これは7年ほど前、私が熊本に住んでいたときに先輩のAさんから聞いた話です。
ある日の昼間、Aさんは友達数人と一緒に車で田原坂までドライブに行きました。
その日の田原坂は、日曜日の昼間だったこともあって、結構人が多かったそうです。
Aさんたちは車を駐車場に止め、駐車場脇にあるトイレに入りました。
Aさんが用を足しながらふと斜め上を見上げると、窓から女の人がAさんの方を
じっと見ていたそうです。こちらを見られていることに気づいたAさんは、
「男が小便しているところを窓から覗くなんて、変な女だな」と思い、
窓から目をそらしました。Aさんが用を足し終わったときには、
その女の人はすでにいなかったらしいのですが、トイレから出たAさんは、
さっき女が覗いていた窓の前に立ってみて驚いたそうです。
Aさんは身長185㎝と長身でしたが、その窓から顔を出すことができなかったのです。
身長2メートル弱の女性・・・、
そんな人は周りを見渡しても、どこにも見あたらなかったそうです。
98:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/17 18:06:34 発信元:59.128.88.71
ども。今回も私のもとの勤務先の事務所での話です。
事務所が入っているのはとある雑居ビルで、同じ階には建設会社、モデル事務所がありました。
こういった女性の多いところが入っているのに、女性トイレは1つだけ。
今回は、そこの話です。
その日も私は、来客用の湯のみ等を洗っていました。
そこへ同僚のAちゃんがトイレのついでに残りも持ってきてくれたのですが、あいにくトイレは使用中。
で、二人でしばらく雑談をしていました。
しばらくして、トイレの中の人は出てきましたが、すぐにはいるのも何となくいやで、もうしばらく雑談をしていました。
と、モデル事務所の方から白いワンピースをきた女性がこちらに向かってきて、けっこう早足でトイレのドアを開けて入っていきました。
ちょっとうつむき加減で、帽子をかぶって…。
「ちょっとぉ、待ってる人がいるのに、普通だまって入ったりするゥ?」
Aちゃんは腹を立てましたが、かなりの早足だったので、切羽詰っていたんだ、ということに落ち着きました(汚い話ですみません!)。
それから15分くらい経ったでしょうか。
私は洗い物を済ませました。
Aちゃんはトイレからさっきの人が出てこないので、ちょっと心配になったらしく、
「ねえ。さっきの人、もしかして貧血とか起こしたりしてないかな。ずいぶん長いし、何より全く物音しないよ!私、見てくる!」
洗い物を持って事務所に戻ろうとした私に、Aちゃんが叫びました。
「だ、だれもいないよ!!で…でもさ、さっき確かに女の人が入っていったよね!?」
私もトイレをのぞきました。
確かに、ドアは開きっぱなしで誰もいません。
どこからか出たんだろうって?
ここは3階で、上の方に小さな空気抜きの窓があるだけのつくりです。
一体どこから出ていけるんです?
ただ、その人が『人』であれば、ですが…。
99:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/07/17 18:18:58 発信元:59.128.88.71
今年の9月上旬の日曜日に仕事の関係で休日出勤しました。いつもは同じフロアの経理の人たちが休日出勤しているのですが、たまたまその日は誰もいませんでした。
昼過ぎに、トイレに行き、用(大きい方)を済ませて個室の中でズボンをはいていると、このフロアには誰もいないはずなのに足音が聞こえてきました。
このトイレは小便用のあさがおと個室が向かい合うように並んでいるのですが、その間を歩いているように聞こえてきました。
また、床は絨毯のようになっているのであまり大きな音はしないのですが、でもしゅっ、しゅっ、と独特の音がするので誰かが来れば分かります。
その時もいつものその音がしたので、警備員の人かな、と思い、その音がする方に何気なく目をやりました。
すると、プ-スの壁の向こうに人の頭の最上部(髪の毛だけ)が見えました。しかし、どんなにブ-スのそばを歩いているにしても背が高すぎます。
私(180㎝)より30㎝は高かったと思います。ブ-スの高さは2m位ありますから。
見えた時間は2秒くらいで、動くスピ-ドも普通に歩く程度だったのですが、突然見えなくなり、気配も消えたので、ひょっとしたら・・・、と思い突然恐怖に襲われました。
しかし、このままずっと個室の中に居るわけにもいかないと思い、水を流してから、思い切ってドアを開けました。もちろん誰もいませんでした。
私の見間違いたったのでしょうか?ただの背の高い警備員だったとしたら、帰る足音がするはずです。帽子も被っているはずですし・・・・。
ちなみに私の会社は新興のオフィス街にあり、幽霊とはまるで縁のなさそうな洒落たところに建っています。ビル自体も築3年の新しい建物です。"
100:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/18 02:58:31 発信元:219.11.32.187
と といれこわっ
酒飲んじゃったのにっ
いけねえっ
101:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/23 15:55:51 発信元:61.26.187.22
今から1年ほど前のある晩。夜中ごく普通に自室で眠ってたら金縛りにかかった。
金縛り自体は昔からよくあるほうで、せいぜい「うへ、また来たよ」くらいにしか思ってなかったんだが、
その日はいつものパターンとは違ったわけで。
慣れてるとはいえ、まーちょっとは焦りつつ、身体の動かせる部位確認。
手の先のほうとまぶた、眼球は何とか動く。ついリキむ癖があるので、
動く右手でパイプベッドの柵をガッツリ握り締めてみたりしつつ悶えていたら、
いきなり足首を掴まれる感覚。
「!!?!?」
ぶっちゃけ怖い話は好きだがそこまで信じてはいない方で、マジモンで掴まれるとか初めてだったので超焦り。
その上今度はなんかぼそぼそ声まで聞こえてくる始末。
ヤバス!テラヤバス!!てか掴むんじゃねえええええせdrtfyぐひjこ
などと恐怖を感じつつ、開けちゃいけない、目を開けちゃいけないと思ってたのに、
馬鹿な俺はついついまぶたを開いてしまった。
掴まれた足首方向を凝視─なんもない。強張ってプルプルしてるてめーの足が見えるだけ。
とたんなんかホッとして、気付いたら声も足掴まれる感覚ももうなくて。
あー、夢か。すぐ身体も動くだろ…とか気合を抜いて視線を天井に戻した。
…父さん。知らないオネーチャンの顔がボクを見下ろしてるよ、父さん。
俺超パニック。目をギュッと閉じて声にならない叫びを咽からヒューヒューもらしつつ、
いねバカ、帰れバカと脳内で絶叫。
しばらく悶えてたら拘束感がすぅっと消滅、金縛りが解けた。
恐る恐る目を開けると、もうそこにはオネーチャンの姿はなく。もはや眠れず、夜明けまでドキバクしながら待った。
さて、ここからがある意味本題。
…どうして、目ー開けちゃいけないと思いつつついつい見ちまうんでしょうね、みんな。
俺らテラバカス…
102:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/23 18:08:21 発信元:59.128.89.109
じゃあ、お前の目玉を頂くよ。
103:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/24 10:56:54 発信元:61.126.228.197
それじゃ、僕はその耳をもらおうか。
104:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/24 23:08:36 発信元:59.128.89.114
いいかおめーら、コエー話するぞ、めちゃくちゃコエーから。
俺はやられると心底思った事がある。それは高校の時の話だ。
親父は登山が好きで、休みをとっては山に登っていた。
それからなんか年の割りにすげー鍛えててな。
逆に俺は出不精で、女みたいにナヨナヨしてた。
肌も白いし、顔もカーチャン似のせいもあってか、からかわれる事もしばしばあった。
高校に入ってから何日か後、カーチャンが癌で死んだ。
親父も俺もメチャクチャ泣いた。
んである時から、お前山に登らんか?と執拗に俺に迫ってきてな。
まぁ余りにしつこいので登ることにしたんだ、登山用具一式揃えて。
で、俺がひーこらいいながら何とか頂上まで登ると、日が沈む直前だった。
景色が綺麗だろ、といいながらの親父が俺の手を握ってきた。
親父がニコニコしながら、口を開いた。
「やっとだ、またお前を一緒になれる」
掴まれた俺の手は、親父の手に凄まじい力で誘導され、押し付けられた。
熱く硬い感触が伝わってきた。
105:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/07/31 01:13:53 発信元:60.36.144.141
ウホッ!
106:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/08/07 19:11:04 発信元:59.128.90.112
久しぶりです、怖い話如何ですか?
107:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/08/08 00:58:49 発信元:218.223.130.137
>>106 お願いします。
108:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/08/08 02:20:57 発信元:59.128.90.112
2つの眼球
これは私が学生の頃、部活の合宿で先輩に聞いたものです。
「あたしさぁ、すごい怖い夢見たんだぁ」と前置きをし、話し始めました。
Sさんがどこかの川辺を歩いていると、一人のおばあさんがうずくまっていました。
話しかけると、おばあさんはゆっくりと振り向きました。
その顔を見て、Sさんは驚きました。
おばあさんは、何と眼球(目)が無いのです。「私の目玉が無いんだよ…」と呟きました。
Sさんは驚いて上手く言葉が発せられませんでした。するとおばあさんはまたゆっくりと言いました。
「一緒に探してくれるかい?」Sさんは懸命に探しました。見つけられなかったら…と考えると怖くなったからです。
すると…おばあさんはこんな事を言いました。
「もし、私の目玉が見つからなかったら…お前さんの両足を売ってもいいかい?」と。
Sさんは怖くて怖くて仕方無かったそうです。震える手が何かに触れました。
二つの…眼球でした。「そこで目が覚めてさぁ」私は背筋がぞくりとするのが分かりました。
私達はその話を聞き終わると、ホッと息をつきました。
すると先輩は言いました。 「この話ね、覚えてない方がいいよ…」と。
そう言われると余計頭にこびりついてしまうようで、私は眠れませんでした。
何とか頭からあの話を消し、眠りました。
ところが、私もあの夢を見てしまったのです!夢から抜け出したいと思っても無駄でした。
ですが、何とか同じように眼球を見つけ、目が覚めました。話はこれで終わりじゃなかったんです。
私の友人のD君が、足を引き千切られたようにして眠っていたのが発見されたんです。
D君は、五体不満足になってしまいましたが、元気です。
そのD君からはこう聞きました。「あの夢を見たんだけど…眼球を探してる途中でR(友人)に起こされたんだ。
だから足をちぎられたのかな…」と。この話は当時新聞にも載りました。
地方の方は知ってるかも知れませんね。この話は、早く忘れてくださいね。
109:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/08/08 02:23:16 発信元:59.128.90.112
次は「自己責任」でも貼りましょうか?
要望があれば夜にでも。
110:いやあ名無しってほんとにいいもんですね
05/08/08 17:23:27 発信元:60.44.229.102
もっと恐怖を!もっと刺激を!
111:猫大作 ◆ZPM9124utk
05/08/08 21:20:08 発信元:59.128.89.43
これから貼らせて貰います、これはオカ板では有名な「自己責任」と呼ばれる話です。
この話の数々を読んだために、貴方に何が起ころうと当方は一切関知いたしませんのでそのおつもりで。
第0章 連鎖の始まり
久々、旧友に会って思い出したことを書きます。
ここで、文章にすることで少し客観的になり
恐怖を忘れられると思い綴ります。
*自己責任の下で読んで下さい、保証、責任は一切持ちません。
5年前、中学だった頃、一人のクラスメイトが自殺しました。
表向きの原因は精神病でしたが、実際はある奴等に憑依されたからです。
我々、とび職5人組みは高校受験生を横目に暇を持て余していました。
ある日、友人A&Bがあるボロマンションの屋上に物置風の開かずの間を
発見しましてきました。どうにかこじ開けて、
タバコ&酒を思う存分やれる秘密の部屋にしようと言うことになり、
みんなでその場所に行きました。
扉は完全に溶接され開けることはできませんでしたが、
部屋の横側の上の方に1つだけ小さな窓があり
開いた状態でした。
今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることに
疑問を持つべきだった。。。。。。。。。。