10/03/15 22:35:22 E3HDsseX0
>>172
電波というのは、例えば所長が大真面目に「人形の声を聞いて!」と叫んじゃう所とか、
作家が人形を前にして泣いちゃう所とか?
まあ、人形云々以前に「娘の形見を復讐の道具にする」というのも
充分に気持ちの悪い犯人として成立しちゃってるし、
そう考えると超常現象を是とするか非とするかで受け取り方が違う話ではある。
ただ、「人形の声を聞いて」と再三言っていたのが結局人形自身であったこと、
所長が娘と初めて会った時、人形とも会っていたこと、この二点がポイントになる。
まず今回のミスリード部分と重なる部分でもあるが、ガイアメモリが絡んだ一連の事件と
作家の娘自体は、「動機である」という以外全く関係がない。
バイラスのように生き霊になっていたわけでもなく、事件前に完全に死んでるから、
犯人サイドの登場人物は実質作家と、要所要所で娘の姿を借りた件の人形しかいない。
だから依頼したのは、所長に「困ったことがあったら来てね」と言われて、
実際にやってきた人形自身(住所が書けるんだから名刺を読む位できる筈)。
そして依頼人を大切にする所長にとっては、家族を全て失ったと嘆く作家に、
人形が彼を父親と呼んで案じていたことをきちんと言い聞かせるまでが仕事なんだ、と。
そういうことなんでないかな。
なんだこの空気読めない長文 ごめんね