09/03/21 12:16:20 7XXHMtWy0
最近、貧困者自身が生活保護をいやがるということも話題にのぼりますが、これは上記のような個人主義の浸透と同時に、
80年代後半にはやった『金魂巻』で、生活保護の受給者がバカにされていたということが原因としてあるとおもいます。
『金魂巻』で書かれていた生活保護の受給者をバカにした記述の例としては、マルビのテレビディレクターとして、
テレビ映画の監督がバカにされながら紹介されていたことがあげられます。
このなかに「テレビ映画の監督はギャラが安いので生活保護をうけている」ということがバカにされながら紹介されていたと記憶しています。
要するに生活保護を受けたがらない人というのは「生活保護をうけたら、自分はマルビの人間になってしまう」と考え、
それをいやがって見栄をはって生活保護をうけないでいるのだとおもえます。
また、90年代には、自由競争の勝利者に逆らうことは妬みにすぎない、という価値観が浸透していたとおもいます。
なので、みんな社会で成功したというような有名人のいうことには、
だれも逆らわず、「そういう人には他の人とちがうオーラがある」などと、まるで生き神様をあがめるようなことまで言い出しました。
このオーラというのは、このサイトでなんどかふれているハロー効果によるものでしかないでしょう。
ハロー効果によって、有名人(文化人)が大衆を操って支配していたというのが、90年代の社会の実態ではないかと、筆者はつくづく思います。
今の日本の格差社会というのは、実行犯は政府であり、そういう意味では政治災害ですが、
じつは主犯はマスコミに登場したポストモダニズムの文化人であり、そういう意味では哲学災害ともいえるとおもいます。
ヤマダ先生健在!
三行突っ込みなら、こっちに突っ込んだ方が面白いぞw
問題はどこから突っ込むかだがw