09/02/08 13:42:40 ixFlwqEC0
ロン「・・・ふう」
リオ「何を黄昏ているんだ、ロン。お前らしくも無い。」
ロン「いえ、ちょっと思い出してたんですよ。昔、リオ様程ではありませんがなかなかの逸材がいましてね。」
リオ「ほう。」
ロン「自信が無くて落ち込んでいたところを『あなたこそ生まれながらの王。王の中の王です』と色々世話してやったのが昨日の事のようです。」
リオ「成る程、人を幻気づけるが上手いな。。」
ロン「『いつもなら十万両の身に付ければ最強になれる王に相応しいこの鎧を今ならたったの百両で。
その必殺技は三段階で設定可能です。最強モードでは世界もぶっ飛ぶ超仕様。しかも今だけサービスにもう一着同じ金色の鎧が付いて来ます!』とか
『王に相応しい世界最強の剣。高品質のクリスタルで出来たその刀身は見る物が心奪われる程美しい。研げば研ぐほど強くなる最後の一本です!』とか
『王たるものいつ何時も愛をもってないクールな仕草をしなければなりません。今流行りのツンデレという奴です。冷たくされればされるほどに燃え上がる愛!』とか
『人間と恋に落ちるなど一族の恥。抹殺しなければいけません!』とか
『王に相応しい最強の城。空を飛ぶ機能付き。貫禄のある丸々太ったドラゴンを丸ごと一匹使ったそのレシピは特許出願中。百両のところをおまけして千両に。
今ならもれなくいつか必ず必要になる犬小屋付き』とか
『付ければどんな武器の威力でも三倍になるお喋りバ・・もといタツ』とか」
リオ「そうか、お前がそんなにも目にかける男。さぞ強かったに違いない。一度お手合わせ願いたかったな。」
ロン「そうですねえ・・・はあ。」