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仮面ライダーINVOKE
「ダメだよアイツ」
放課後の道端で、木馬愛花が陰口をたたく。高取はるいちの特訓の成果が全く現れないこと。いい加減練習相手は飽きたこと。不満をラブさんにぶつけていく。
「愛してるとか、アイツにはまだ早いよ」
「確かに、あれはまだまだだな」
ラブさんも同意するが、木馬的にはそれだけじゃない。
「はるいちくんには、もっと別の言葉があると思うんだけど…」
「愛してるじゃなくてか…?」
「うん」
ラブさんにとっては、まったくの盲点。
「確かに、愛を伝える言葉は他にもあるか…」
ラブさんは多少「愛してる」という言葉にムキになっていたのかもしれない。
「そんなことによく気がついたな…やはり愛花は愛の花だな」
「そうだね。そういう名前だね。ラブさんだってラブじゃん」
名前を褒められ少し得意げな顔をした後、ラブさんは悩む。
「じゃああれにはどんな愛の言葉が合うのか…」
「そもそもさ、愛してないかも」
ラブさんは意外そうな顔をする。