10/07/24 21:32:03 FJP/FI+s0
もちろん、逆の立場を主張される方もいらっしゃいます。
URLリンク(www.catv296.ne.jp)
水野けんいちの主張
『速達性の向上について』
~ダイヤ改正~
(2001年8月18日)
(前略)
◆特急運転への抵抗勢力
しかしダイヤ改正も簡単なことではありませんでした。通過される駅周辺の人々は強く反対
するからです。とりわけ問題になったのが新柴又駅です。鉄道開業前の昭和62年に北総開
発鉄道(株)、京成電鉄(株)、東京都葛飾区の三者で「全列車を新柴又駅に停車させる」と
いう協定を結んでいたのです。協定を結ばなければ鉄道建設を認めないという地元の強い
姿勢を前に、結ばざるをえなかったともいえます。そのため乗降客が少ない新柴又駅にもこ
れまですべての列車は停車していました。逆にいえば、都心に向かう千葉ニュータウン住民
はそれだけ余計な所要時間を強いられていたともいえます。
今回、初めてこの協定に縛られないダイヤを組んだわけですが、これは今後に向けても大
きな意味を持ちます。いずれ北総・公団線は東に延長され、成田空港にもつながります。そ
して都心と空港を高速で結ぶスカイライナータイプの特急も走行する予定です。もし未来永
劫この協定に縛られることになれば、こうした列車さえ新柴又だけは停車しなければならな
いということになってしまいます。これは誰がどう考えてもおかしなことです。こんな妙なこと
にならないためにも、協定にとらわれないダイヤが組まれたことは歓迎すべきでしょう。
ちなみに平成3年の鉄道開業時には新柴又に停車する電車は上りが一日60本でした。
その後、ダイヤ改正の度に便数が増え、それがすべて同駅には停車しているので76本に
まで増えました。今回の改正で特急は通過することになりましたが、その分、各駅停車が
増えるので同駅に停車する電車の数は76本のままです。まして下りは5本も増えることに
なりました。新柴又周辺の住民にとっても悪い話ばかりではないのです。
(後略)