10/06/25 20:03:13 gvcG//KS0
で、初めてかつ最後の253乗車の感想です。
JR東日本設立時の志、良心を失う前の情熱を思い出させてくれるような車両でした。
幅の狭いスモークガラスにハットラック式荷物棚、読書灯、落ち着きのある照明、空間を引き締める黒と赤でく統一された座席、
と空港輸送専用特急として非日常を演出するための様々な工夫がなされた意欲作なのでしょう。
ちょうど同時期に製作された651系と似たような印象を受けます。(こちらは縁あって何度も乗りました)
リクライニング不可だとか集団見合い式だとか致命的な欠陥はありましたが、
それでもA特急料金を取り続けてきただけのことはあると感じました。非日常の演出と言う面ではかなり成功していると思います。
下車した時は夢の世界から降り立ったような気がしました。
色々な意味で、今のJR東日本からは絶対に生まれることのない特急でしょう。さようなら、253NEX。