10/05/22 03:18:24 keMJfSCE0
>>179
>どちらかの投資の選択を迫られるような状況ではない
いえ、同じ空港アクセス改善でも、より安い費用で時短ができるなら、
田舎の投資には意味があり、都市部の投資には意味がありません。
>どうしても比較対象を作りたいなら他の都市鉄道の建設費と効果
はい、だから他の新線計画との重複投資が問題だと言ってるわけです。
>最近20年間の新線整備のほぼ全ては混雑緩和を第一の目的としたものではない。
はい、最近かどうかにかかわらず、都市部の新線整備はまず、
1.線路が無いところに線路をひく。
2.線路容量が超えた路線を複々線化するか、短絡線をひく。
3.利便性向上としてさらなる混雑緩和ないし到達時間短縮を目指す。
となる。従来の新線整備とは、1や2を主たる理由とするもので、
大阪のなんば・中之島線にしても、東京地下鉄の副都心線もそう。
新幹線は時間短縮効果による新規需要創出や地域発展効果が大きいので、
都市部の鉄道整備とごっちゃにしてはいけない。
ただし、容量が超えそうな大宮-都心は線増の話もちらほら出てますな。
さて、問題の3.を理由にした新線整備。これは都市鉄道等利便増進法ができた平成17年以降、
本格的に鉄道投資を正当化する理由になろうとしているが、適用に問題がある。
東京はほとんどのところに鉄道が既にある。
そりゃ、どっかとどっかを直線で結べば時短効果くらいはどこでも出る。
それがなぜ、浅草線短絡新線だけ優先してやらないといけないかの理由付けがはっきりしないし、
これをやることによって、既存計画ができなくなる可能性だってある。
それを、空港アクセス改善の名の下で誤魔化そうとしているのがミエミエだから、おちょくってるわけ。
何かもっともな理由って考えられない?