10/06/02 20:03:46 aCB+Mq+w0
名古屋市の2012年までの計画「中期戦略ビジョン」を読むと、今後の市内の公共交通について市の本音が出てる。
現状の市営交通は維持するが、これ以上交通局の業容を肥大化させたくない。
既に地下鉄をひいた地域は面倒を見るけど、それ以外は既存の交通機関(JRや名鉄等)を使ってくださいということ。
「中期戦略ビジョン」にこういう記述がある。
>2 公共交通の利便性向上(中略)
>IC カード乗車券の導入を契機に、公共交通間における利用しやすい料金体系制度の実現に向けた取り組みをすすめます。
>主な事業
>IC カード乗車券の導入、地下鉄桜通線の野並・徳重間の開業、バス学生全線定期券料金の引下げ、
>交通バウチャーの検討、共通運賃制度の検討
共通運賃制度は非現実的だが、IC利用者限定で乗り継ぎ割引は実施するだろう。
ここで割引しても、余計な路線を(地下鉄もバスも)今後作らなくて済むなら長期的に見ればプラスだという考え方だ。
これまでの必要以上の業容拡大を強いられてきたのを見直し、今使える資源は市営だろうが民営だろうが使ってしまおうという方針。
manacaとTOICAの相互利用も、そのために名古屋市として必要な要素。
春田や南大高を名古屋市の全額出資でつくったのに、manaca使えませんじゃシャレにならんし。