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名鉄 ４年連続減益 乗客減 新型インフルも影響
３月期連結
名古屋鉄道が１２日発表した２０１０年３月期連結決算は、売上高が前期比６・８％減の６２００億円と２年連
続の減収となり、税引き後利益は５０・８％減の５６億円と４年連続で減益だった。景気低迷や新型インフルエ
ンザの影響で鉄道の乗客数が落ち込むなどした。
売上高の減少率は、連結決算を本格導入した２０００年３月期以降で最大となった。事業別では、鉄道やバ
スなどの運輸事業や、レジャー・サービス事業、名鉄百貨店など流通事業で売り上げが振るわなかった。特に
流通事業は２年ぶりに、レジャー事業は２年連続して営業赤字となった。連結子会社１４１社のうち税引き後
赤字は３６社だった。
１１年３月期は売上高が６１３０億円、税引き後利益は７０億円と減収増益を見込む。鉄道事業は「輸送人員
が増加に転じるまでには至らない」（山本亜土社長）との見方で、運賃収入は０・８％減を予想している。ワンマ
ン運転の区間拡大などで効率化を進める方針だ。昨年１２月から実施している役員報酬減額も当面続ける。
（2010年5月13日 読売新聞）
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