10/05/02 14:37:31 GNDFnPKJ0
>>47
中之島線の乗客が伸びない理由は大きく分けると2つある。
●1つは、中之島へのアクセスに、京阪中之島線以外を使う人が圧倒的に多いこと。
これは当たり前と言えばそれまでだが、中之島線が出きる前から中之島の需要はあり、
それらの人達はJR大阪・北新地・梅田・地下鉄、タクシーやバスなどの交通機関を使っていた。
特に、キタ(梅田方面)から入る場合には京阪中ノ島線を使うのは不便だし、
まして、ミナミ(なんば方面)からは地下鉄で行くだろう。
つまり、中之島線を京橋方面から作る必要性が非常に薄いのである。
●2つ目は、路線として中途半端であることだ。
1で見たように、中之島線は既存の中之島の需要を他社線から奪い取らなくては
ならない状況である。
しかし、どの線を見ても京阪の優位性は感じられない。
結局、京阪沿線民がそのまま利用すること位しかメリットは無いが、特急の始発駅が
淀屋橋ということもあり、淀屋橋から歩く人も多い。
他社線からなら、JR東西線を使う人が多いだろう・・
実際、京阪の計画では中之島経由して桜島方面に至るという計画が随分前からあった。
この計画を一回で遂行するのは経費的に難しいが、せめて西への接点が必要であろう。
阪神なんば線で一際脚光を浴びるようになった西九条や九条、あるいは福島など
阪神線・JR線との接続を大事にすべきであった。
もし、京阪淀屋橋駅が御堂筋線の下にあり、そのままの状態で西側に延伸できたなら、
中之島線を作ったであろうか?
結局は延伸が目的なのだから、それをしっかりと達成しなけば、意味をなさない。
国鉄末期に、未完の盲腸線が次々と廃止されたのを思い起こさせる。