10/05/11 00:15:31 IPeVL6yi0
京阪のジリ貧は、もはや京阪だけの問題ではないやろ
関東と比較するなら、まず地下鉄のあり方が関東と関西では全然違う。
関東(東京)の場合、基本的に山手線内への私鉄の乗り入れは禁止する一方、
旧営団(現東京メトロ)や都営地下鉄が、周辺の私鉄に配慮して相互乗り入れを大々的に進めた。
片方でなく、両方向や分岐も含め実に多様で、しかも乗り換えの利便性をかなり考慮している。
これによって、各私鉄は都心への延伸が出来ないが、過渡な競争を割け、各私鉄は
郊外の沿線整備や車両整備に力を注ぐことができた。
一方の大阪はどうだ?
決定的に違うのは、大阪市営地下鉄という点だ。
つまり、大阪市民のための私鉄であり、市外の客はほぼ考慮していない。
もちろん、私鉄の乗り入れも原則的にしていない。
税金で私鉄の利益を生むのか?という反対意見が幅を利かせ、千日前線や谷町線など、
阪神なんば線・近鉄難波線や京阪本線のライバルにすらなっている。
これが、東京のように、相互乗り入れをしていたら、大阪府だけでなく、関西地域全体
の活性化に繋がっただろう。
関西ではようやく阪神なんば線が開業したが、このように都心を隔てた2社路線
1本のレールで結ばれるのは、東京ではもうとっくの昔に実現され、今や当たり前と化している。
関西では、神戸高速鉄道という画期的な事業がありながら、その発想を大阪で生かすことは出来なかった。