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奈良行き乗客休日に大幅増 阪神なんば線
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阪神電鉄といえば、通勤・通学や甲子園球場の観客輸送が主力だが、昨年3月の阪神なんば線(尼崎‐大阪難波)開通以降、観光・行楽利用が大幅に伸び、イメージを変えつつある。
奈良で開催中の「平城遷都1300年祭」を商機ととらえ、相互直通運転する近鉄とも協力し、電車利用のPRに力を入れる。
阪神によると、なんば線の1日平均乗客数は約5万8千人(1月末時点)。人数こそ初年度目標に届かなかったが、観光・行楽など長距離の定期外利用が伸び、増収効果は約28億4400万円(同)と当初予想を12%上回った。
阪神など私鉄各社が4月から発売する奈良への割安チケット「せんとくん平城京1日電車乗車券」。
阪神では休日は約200枚売れていたが、ゴールデンウイーク中は1日最大約1700枚と大幅に増えた。
うち半数以上の約860枚は奈良方面への快速急行の始発駅・三宮で売れたという。
同駅では、なんば線開通後、休日の降車客の動きに変化がみられる。
開通前は時間帯ごとの大きな変化はみられなかったが、開通後は午前中に最初のピークを迎え、続いて午後4時半~7時半ごろ、再び波が来る。
昨年10~11月の阪神の調査では、午前、午後とも前年比約15%増に。
午前は神戸へ観光に来る人が多く、午後は奈良で1日楽しんだ後、夕方に神戸へ戻ってくる人の波が来るとみられる。
三宮駅の窓口にも「神戸の観光情報を知りたい」「奈良への格安切符を教えて」といった問い合わせが相次いでいるという。
阪神は全駅員に「1300年祭」の公式ガイドを配ったほか、助役以上の駅員に奈良への1日乗車券を渡して現地を体験させるなど、情報発信力の強化に努める。
阪神は「開通2年目からが正念場。他社とも協力し、観光・行楽利用の定着を図りたい」としている。