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「キタは上々、ミナミは…」 10年後のにぎわい予測: 2010年3月31日
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百貨店の増床が続く大阪市で、将来の買い物客数、販売額などを三つの拠点地区に分けて予測した調査結果を、
大阪商工会議所が30日に公表した。2004年と20年時点との比較では、
「キタ」(梅田)、「天王寺・あべの」両地区が、客数、販売額ともに増加するが、
「ミナミ」(心斎橋・難波)はともに減少するという予測となった。
大商の「大阪流通業界の近未来予測調査研究会」(座長=石原武政・関西学院大教授)が、
住まいから商業地までの距離、売り場面積などのデータから、消費者が買い物に出向く確率を求めて算出した。
百貨店経営者らから商圏動向などの聞き取りもした。
予測では、3地区合計の買い物客数は、04年の870万人から20年には9%増の951万人に増加。
キタが19%増の507万人、天王寺・あべのは24%増の156万人に伸びる一方、ミナミは9%減の287万人に落ち込む。
20年時点の「衣服・身の回り品」の3地区合計の販売額は、04年比8%増の6748億円に拡大する。
客数同様にキタと天王寺・あべのは、それぞれ17%、22%の伸びだが、ミナミは10%減少する。
背景には、キタ、天王寺・あべの地区では、売り場面積の大幅増加がある。
キタでは、百貨店の売り場面積が12年春までに1.6倍になるほか、JR大阪駅にショッピングセンター、
北ヤードにも商業施設が計画されている。天王寺・あべのでは、近鉄百貨店阿倍野本店の増床、再開発事業などが控えている。
一方、ミナミでは高島屋大阪店の増床(5.6万平方メートルから7.8万平方メートル)程度にとどまるため、
厳しい結果となったようだ。
全体では増床を背景に商業施設の充実が期待されており、研究会は「大阪をショッピングシティーとして国内外へPRする好機」と提言。
大規模店と中小企業、商店街などの連携の必要性も強調した。