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北海道新幹線開業後も津軽線継続
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JR東日本の冨田哲郎副社長は9日、2015年度末予定の北海道新幹線新函館駅開業後も、
津軽線(青森-三厩)を従来通りJR線として存続させる意向を示した。
一方、JR貨物の小林正明社長は青函トンネルで貨物列車と新幹線が共用走行するには、
車両に供給する電圧が変わるため新型機関車の開発・導入が必要となり、
投資総額が170億~190億円に上ることを明らかにした。
国土交通省で開かれた国交、総務、財務3省政務官による
整備新幹線問題調整会議での意見聴取で、それぞれ考えを示した。
冨田副社長は、新幹線青森以北の延伸によるJR東日本としてのリスクに
津軽線経営を挙げて「経営をどうするかは地元にとって大きな問題になるが、
われわれとして引き続き何らかの形で経営を続けることになるのではないかと思う」と述べた。
整備新幹線開業時には「並行在来線の経営をJRから分離する」というルールがある。
津軽線は北海道新幹線と並行するが、運営は北海道新幹線が
JR北海道、津軽線はJR東日本と会社が異なるため、このルールを適用しない形になる。
国交省も04年、「津軽線は並行在来線には該当しない」との見解を県に伝えていた。
冨田副社長はまた、並行在来線に関連して
「並行在来線経営分離後も赤字相当分を貸付料として負担し続けている」と強調し、
新たな支援に否定的見解を示した。
ただ、観光キャンペーンなど営業上の協力はしていく姿勢を見せた。
一方、JR貨物の小林社長は、本県などが求めている並行在来線の
貨物線路使用料引き上げに対し「使用料は国や自治体などと合意した基準に基づき、
適正に負担している」と難色を示した。