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広島―首都圏間の新幹線と航空機のシェアで、新幹線が2008年度、11年ぶりに50%に戻したことが
JR西日本の調べで分かった。
新幹線のシェアは、1993年度には57%もあった。しかし、93年10月、広島空港(三原市)が開港。
旧広島空港(現広島西飛行場、広島市西区)より機材が大型化して増便。さらに95年の阪神・淡路大震災で
山陽新幹線が不通になった間、飛行機を利用した人たちが開通後も新幹線に戻らず、02年度には
38%にまで落ち込んでいた。
危機感を強くしたJR西日本は03年、のぞみの特急料金を値下げして自由席を設ける大胆な
ダイヤ改正を実施。この効果で徐々に回復し、佐々木隆之社長が「悲願だった」という50%に戻した。
佐々木社長は「新型N700系車両やICカードの導入などサービス向上の結果。広島―羽田線は
航空会社にとってもドル箱路線で安心はできない。今後も精いっぱい競争したい」と話している。