10/03/08 13:37:40 PdKu+12r0
ヒョイと見ると、電車がとまってる。
あれぇ? こんな所にドアなんかあったかなァ? なんて考えながらも足が勝手に車内に向かってる。
ところが乗ってみると車内はガラーンとしてて誰も居ない。
な~んか違和感を感じる。 な~んでこの車輌は誰も乗ってないのかな~?
変だな~、怖いな~、こう心の奥のほうからゾっとするような感覚がするわけ。
そうしたらね、感じたんですよ……人の気配。 それで恐る恐る横を見ましたらねぇ……
居たんですよ。
髪のながーい、スラーッとした女性が。 そして音もなくスッと立ちあがるとこちらにスーッと近づいてくるんですよ。
うわ~。なンかやだなァ~。怖いな~、怖いなぁ。
そんなことを考えてるうちにその髪のながーい、スラーッとした女性は何かを訴えるような目でソ~っと窓に指を差すんです。
気持ち悪いな~、やばいな~。 考えながら恐る恐る指差した方に目をやったんです。
その先を見て私はピーンときたね。
女性の指差す先に……窓の外側にベッタリとはり付くモノが……見えたんです……
「女性専用車両」
と明記されたシールが……