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大雪 列車に7時間 鹿児島県内
2010年1月14日 13:45
強い寒気の影響が続く九州地方は14日、各地で断続的に雪が降り、積雪を観測。高速道路が一部通行止めになるなど、市民の足が引き続き乱れた。
福岡管区気象台によると、14日夜までは山間部を中心に積雪の恐れがあるが、寒気は徐々に弱まるという。
同気象台によると、この日朝の積雪は、福岡県飯塚市10センチ▽同県久留米市2センチ▽佐賀市3センチ▽長崎市6センチ▽鹿児島市6センチ。
最低気温は、福岡市1.5度▽飯塚市氷点下1.6度▽久留米市同1.8度▽佐賀市同0.9度▽宮崎市同1.8度‐などと冷え込んだ。
また、冬型の気圧配置の影響で13日夜から風も強く、26棟を焼く火災があった大分県別府市近くの大分市では、同日午後8時13分に
最大瞬間風速13.9メートルを観測した。
交通各社によると、高速道路は14日午前11時時点で、九州道の栗野‐鹿児島間、大分道の朝倉‐別府間などが通行止め。
西鉄高速バスは、福岡県内と佐賀、長崎、大分、鹿児島を結ぶ7路線で運行を見合わせた。
JR九州によると、JR鹿児島線の川内‐上伊集院間で13日午後8時ごろから14日午前8時にかけて、
雪の重みで曲がった樹木が架線に接触して停電が発生。普通列車5本が立ち往生し、
乗客計約230人が最大7時間、列車内に閉じ込められた。
同社がバスやタクシーを手配したが、最後の乗客を運んだのは14日午前3時すぎだった。
女性客(24)が体調不良を訴えて救急車で運ばれたという。
同区間で上下50本が運休し、約4000人に影響した。
空の便では、長崎県大村市の長崎空港が、前日に続き午前8時ごろまで滑走路を閉鎖。
東京方面や離島便など、少なくとも6便が欠航となった。
=2010/01/14付 西日本新聞夕刊=
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