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(つづき)
しかし、「横浜経由の乗客が減って、(相鉄横浜駅のある)西口が空洞化しないか」と指摘する声は根強い。
相鉄側も「一時的に減少することは否めない」(沼野恵一社長)と認める。特に横浜からJRを利用していた客の減少が見込まれ、その数は1日当たり35,000人を超えるという。
沼野社長は「本線は当社の基幹線であり、西口一帯は最重要拠点」と位置付ける。“空洞化”対策として、本線に現在はない「特急」を創設し、海老名~横浜間の所要時間を5分程度短縮する。
さらに往路は東急、JRルートで都心に向かっても、帰路は東横線やJR線で横浜駅に戻り、買い物などをし、横浜から相鉄線を利用できる“三角定期”の発行を検討。
西口の商業施設「相鉄ジョイナス」と地下街「ザ・ダイヤモンド」を2012、13年に全面改修するなど、相鉄グループを挙げて西口周辺の再開発を進める。
都心回帰などを背景に、相鉄の乗降客数は1995年をピークに9年間減少。下降は止まったが、ピークに比べれば1割減った。
現状を打破するために浮上したのが、相互直通運転による都心への乗り入れだった。
沼野社長は「県央と都心が結ばれれば、相鉄沿線が活性化し、住民も増加するだろう。相鉄グループ全体にいい効果が出る」と期待する。
引用:東京新聞(11月1日)