10/05/26 12:29:10 cdhARWUG0
>>288
113系の限流値は応荷重を使わず350A固定だった。総武地下は>>276で書いた通り応荷重を使って280~350A
117系の方が空車時以外は引張力が大きくなるから、当然加速力も大きくなる。そんな事で差がついたんだと思う。
特に113系はMT比から言うとサロの入ったのとかサハの入ったのは別にして117系より不利だったから余計に
加速度の差は感じたんじゃないかなぁ。
ちなみに117系の資料は出たときの車両設計事務所の説明書と昭和60年の関西鉄道学園の説明書を参考にしてる。
ところで90年に117系の限流値って上がったの?若干加減速は良くなるだろうけど
113系は平坦線用だったから、限流値は115系みたいに上げる必要は無かったのよね。だから加速は良くなかったけど
同じスペックだから(抑速は無いけど)限流値を上げて、起動時だけ見かけの出力アップをすれば当然速くなる。
特性領域は限流値を上げても変わらないけど。
結局、加速度スレッドなんかでも話になる時があるんだけど、我々ファンは車両の性能を見る上で大事な実際の限流値
などの調整値を知らされてないのよね。だから「定格電流」での比較になってしまう場合が多いけど、定格電流で起動してる
ケースなんてマレで、多くは定格以上の電流で起動してる。この辺がもっと多くの文献に出回れば面白いんだけど。
ちなみに165系は420Aで115系も420A(非冷房)・440A(冷房)、特急形は軒並み420~440Aだったかな。
ギア比の問題があるから、起動時の引張力をどの程度取りたいかで起動電流の調整はしてるんだと思う。