09/12/15 23:29:09 cUp9sRCi0
>>610
それを言うなら「離線アーク」
概念としてはこのようになる。
(1)BTセクションにおける離線アークを減らすにはATき電化が必要。
(2)ATき電でも発生する離線アークを減らすにはパンタ数削減が必要。
(3)パンタ数を削減するにはブス引き通しが必要。
(4)ブス引き通しをやるには、上下別異相き電→方面別異相き電が必要。
(5)方面別異相き電をするには、変電所の回路構成の変更が必要。
そこで、BTき電をATき電に変更する際に、変電所の回路構成も
方面別異相き電に変更した。
だから「ブス引き通しをするにはBTき電をATき電にしなければならない」
という誤解が生まれたのだが…(1)のブースターセクションでの離線アークを
許容して(2)~(5)だけを処置すればBTき電方式のままブス引き通しはできるんだよ。
ただし、東海道新幹線ではブースターセクションが撲滅すべき最優先設備とされたから、
(1)から根本的に改良したわけだ。
ただし、交流き電区間でブス引き通し(=複数のパンタグラフを電気的に接続する)を
可能にするには、変電所およびき電区分所に切換セクション方式か無加圧セクション
方式を採用して、位相の異なる交流電流が混触しないようにしなければならない。
東海道新幹線は開業当初から切換セクション方式にしていたからブス引き通しができた。