09/12/09 15:46:17 cgbFzPhM0
僕は、毎日京阪電車でウンコを漏らすという少女、
楠葉けい子を連れて忍野のところへ来ていた。
忍野 「ところでおじょうちゃん、家はどこかな?」
けい子「くずはです。大阪府ひ・・・」
忍野 「おっとわかった、それ以上言わなくていい。
アララギ君、おじょうちゃんは敗方塵だよ。
怪異がおじょうちゃんに憑いてるんじゃなくて、
おじょうちゃんそのものが怪異なんだ。」
忍野 「敗方塵とはね、大阪の鬼門・京都の裏鬼門にあたる災厄地帯、
敗方に住んでると人が敗方塵という怪異に変わって変わってしまうんだ。
その敗方塵にもいろんなタイプがあって、線路に置石するのやら、
官製談合やるのやら、他所で強盗やるのやら、学力テストで不正やるのやら、
本当にいろんなのが居るが、基本的におよそ人間のやることとは
思えないことを平気でやる。」
忍野 「おじょうちゃんは樟葉に住んでると言ってたね。
樟葉といえば、地名の語源は『糞袴』で、昔、戦に負けた武士が
死の恐怖に怯えてウンコを漏らした地と言われている。
それで、おじょうちゃんの場合、ウンコを漏らす敗方塵になったんだろうね。」
けい子「わたしは、もう人に戻れないんですか?」
忍野 「いや、簡単だよ。敗方から引っ越せばいいだけだ。
毎月20日のノーマイカタデーだとより早く怪異が解ける。」
けい子「わかりました。次のノーマイカタデーに引っ越します!!」