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■県「時短41分」試算 反対派「見せかけ」
朝日新聞長崎版 2010年04月06日
◇長崎新幹線
県は、九州新幹線西九州(長崎)ルートの時間短縮効果を独自に試算した。
博多―長崎間の所要時間が現行の特急かもめより「41分」縮まるとし、
国の試算の「26分」を上回っている。ただ、県の試算通りの効果を出すには、
武雄温泉―長崎間はフル規格での整備を前提とし、諫早―長崎間はさらに1100億円かけて
新たな線路を建設する必要がある。建設反対派は「効果を強調するための
見せかけの数字だ」と批判している。(安倍龍太郎)
県新幹線・総合交通対策課によると、博多―長崎間の時短について、
2004年の国の試算は「最速」同士で比較し、かもめは「1時間45分」、
新幹線は「1時間19分」としていた。県の試算は「平均」で比較し、かもめ「1時間57分」、
新幹線「1時間16分」としている。
また、国の試算では武雄温泉―諫早間は在来線と同じ幅の軌道、諫早―長崎間は
在来線を使うため速度が130~200キロに制限される。一方、県の試算では
武雄―長崎間をフル規格とするため、260キロで走行できると想定している。
県は新幹線の需要も予測。年間利用客数は1730万人と、現在の特急かもめの利用客の
2.8倍に増えるとする。さらに経済効果は年間130億円としている。その根拠として、
時短による利用客増加▽新駅誕生による乗降客の増加▽11年春に全線開業する
鹿児島ルートとの相乗効果、などを挙げている。
「長崎新幹線建設中止の会」の深町孝郎事務局次長は「新たに巨額の建設費を投入して
数分の時短をめざす意味が分からない。需要予測の根拠もあいまい」と批判している。
中村法道知事は、6日に開かれる政府の整備新幹線問題調整会議のヒアリングで報告する予定だ。
URLリンク(mytown.asahi.com)
※「長崎新幹線建設中止の会」 URLリンク(www1.cncm.ne.jp)