09/09/17 01:19:27 Y12XunLS0
北海道リニア論は荒唐無稽だと思っていたが、
航空代替として釧路方面へ延伸するなら、話が変わってくるな。
わずかな距離だけリニアにしたところで、当然、時短効果はわずかだし、
乗り換えは発生するわ、建設費は高くなるわで、良いことはない。
札幌止まりなら、リニア化は無意味であり、普通の新幹線で建設しなければならない。
しかし、東京~釧路間ともなると、普通の新幹線では時間がかかりすぎとなる。
その区間で航空の代替を狙うなら、リニアのスピードが必要になるだろう。
新函館から先の区間を建設するにあたっては、
札幌で止める(あるいは、将来延伸するにしても長期間札幌止めとなる)のか、
早期に釧路まで延伸するのか、はっきり決める必要があるだろう。
それによって、新函館から先を、普通の新幹線にすべきか、リニアにすべきか、
結論が変わってくると思う。
リニアの建設費は高い。軌道(=駆動装置)の値段は普通の鉄軌道の倍以上とされる。
北海道の場合、大深度地下やアルプスぶち抜きみたいな過去例のないトンネルを掘るわけでもないから、
軌道の価格差が建設費自体に大きく反映される。
だから、リニアで建設する場合、対札幌だけでなく、対旭川、帯広、釧路の需要も取り込まないと、
費用対効果が著しく低下してしまう。
札幌以遠への延伸を決定し、リニアでの建設をはじめるのなら、
長期間札幌止めにするような事があってはならず、
必ず、早期に釧路まで建設しなければならない。
札幌以遠への延伸について、早期に結論が出せないなら、
とりあえず新函館から先の着工は、急がない方がいいかもしれない。
しかし間違いなく言えるのは、札幌以遠についての話と関係なく、
新函館までの延伸は、早期に実現すべきだということだ。